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『第二十六話・3 : 春光の凱旋──そして王都は騒がしい。』
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笑い声がようやく落ち着いた頃、谷の上空には春の兆しが漂いはじめていた。
長く覆っていた氷霧は薄れ、黄金の光が雪面をやさしく照らしている。
戦いの余韻がまだ空気の奥に残るのに、それでも世界は、何事もなかったかのように新しい朝を迎えようとしていた。
リリアは深呼吸し、肩の力を抜いた。
「……はぁ。なんか、やっと終わったって感じだね」
セラフィーが頷いて微笑んだ。
「ええ。……本当なら、“あなたを助けるための薬草”を採りに来ただけだったのにね」
その瞳には、安堵と、少しの信じられなさが混じっていた。
「まさか病を癒やすどころか……あなた自身が、奇跡みたいに蘇るなんて」
ブッくんがぺらりと頁をめくり、ドヤ顔で言う。
「せやな。薬草採りに来たら勇者復活して、ついでに魔王軍の第三将まで討伐してもうた。
遠足どころか、これ国家行事クラスやで」
リリアは思わず転びそうになり、雪に手をついた。
「遠足で第三将討伐って……修学旅行のノリじゃないんだよ!!」
ブッくんが翼をぱたぱたさせながらすかさず突っ込む。
「ほな、土産は“魔王軍の角”やな!」
「そんなもん税関で止められるわ!!」
肩の上のワン太が、ふわりと動いた。
柔らかい耳が風に揺れ、くりっとした瞳でリリアを見上げる。
その表情には、言葉よりも温かい安心が宿っていた。
リリアは微笑み、指先でその頭をそっと撫でる。
「……うん。もう大丈夫。みんなのおかげだね」
ネイルはまだ緊張が抜けない様子で、両手を胸の前に組みながら小さく頭を下げた。
「……リリアさま。本当に……お疲れさまでした。
このまま王都へ戻られるのですね」
リリアは空を見上げ、ゆっくりと頷いた。
「うん。……王都に報告もしないとだし。
あと、たぶん──向こうではまだ、私のこと“寝たきり”扱いなんだよね」
セラフィーがくすりと笑う。
「……ええ。寝たきりどころか、“意識が戻るのは数週間後”って言われてたくらいよ」
「ふふっ、じゃあビックリだね。“奇跡どころか本人が歩いて帰ってきた”って」
(というか……いなくなってる時点で、医療塔たぶん今パニックだろ!?)
(“勇者リリア、病室から消失”とか速報出て、王国中で大捜索とか始まってんじゃね!?)
(たぶん今ごろ、「病室のベッドに残された髪一本」とか、ニュースで延々流れてるやつ!!)
ブッくんがまたぺらっと一枚めくり、得意げに言った。
「そりゃあ報告タイトルは──『勇者リリア、療養中に世界救う』やな!」
リリアは反射的に立ち上がった。
「ちょっ、世界救ってないから!! 第三将だけだから!!」
両手をぶんぶん振りながら、声を裏返す。
「そんな見出し出たら、炎上どころか“再発防止委員会”立ち上がるわ!!」
(あと絶対トレンド入りする。“#勇者寝たきりなのに元気”とか!)
セラフィーが吹き出し、ネイルが困ったように頬を染めた。
その隣で、ワン太がリリアの首もとに身体を寄せる。
綿の詰まった腕を小さく動かし、ぎゅっと抱きしめる仕草をした。
それだけで、張り詰めていた空気がまた少し、やわらかくほどけていく。
リリアは目を細めてその頭を撫でた。
「……ま、でも悪くないか。
戦いも終わって、みんな無事で……久しぶりに青空も見れたし」
セラフィーが肩をすくめる。
「まったく、あなたって本当に能天気ね。でも……それが一番、リリアらしいわ」
「ふふ……おかえり、リリア」
その一言に、風がやさしく揺れた。
ブッくんが誇らしげに頁を閉じる。
「ええ話や……“勇者、寝たきりからの復活劇”。朝ドラ化決定やな」
リリアが目をむく。
「やめて!! 放送初回で視聴者ドン引きするやつ!!」
「主題歌は『退院ウォーズ~命より早く~』でしょ!? 絶対嫌!!」
「せやけど視聴率20%超えるで?」
「そんな朝ドラないわ!!!」
リリアは笑いながら、軽く雪を払って立ち上がった。
白い息が春風に混じり、霧氷の谷を後にする足音が響く。
陽光が雲の隙間からこぼれ、黄金の羽根の残光を照らし出した。
「さ、行こっか。
……王都が、きっとびっくりして待ってる」
セラフィーが「了解」と頷き、ネイルも小さく拳を握る。
ブッくんは羽音を立てて「出発進行や!」と叫び、
ワン太はリリアの肩の上で静かに頬を寄せた。
吹き抜ける風が、笑いと共に谷を越えていく。
蒼い雪原に残された足跡が、朝の光の中へと伸びていった。
その足跡の先には、
英雄たちの凱旋と──またしても“王国規模の大騒動”の予感が、静かに待っていた。
長く覆っていた氷霧は薄れ、黄金の光が雪面をやさしく照らしている。
戦いの余韻がまだ空気の奥に残るのに、それでも世界は、何事もなかったかのように新しい朝を迎えようとしていた。
リリアは深呼吸し、肩の力を抜いた。
「……はぁ。なんか、やっと終わったって感じだね」
セラフィーが頷いて微笑んだ。
「ええ。……本当なら、“あなたを助けるための薬草”を採りに来ただけだったのにね」
その瞳には、安堵と、少しの信じられなさが混じっていた。
「まさか病を癒やすどころか……あなた自身が、奇跡みたいに蘇るなんて」
ブッくんがぺらりと頁をめくり、ドヤ顔で言う。
「せやな。薬草採りに来たら勇者復活して、ついでに魔王軍の第三将まで討伐してもうた。
遠足どころか、これ国家行事クラスやで」
リリアは思わず転びそうになり、雪に手をついた。
「遠足で第三将討伐って……修学旅行のノリじゃないんだよ!!」
ブッくんが翼をぱたぱたさせながらすかさず突っ込む。
「ほな、土産は“魔王軍の角”やな!」
「そんなもん税関で止められるわ!!」
肩の上のワン太が、ふわりと動いた。
柔らかい耳が風に揺れ、くりっとした瞳でリリアを見上げる。
その表情には、言葉よりも温かい安心が宿っていた。
リリアは微笑み、指先でその頭をそっと撫でる。
「……うん。もう大丈夫。みんなのおかげだね」
ネイルはまだ緊張が抜けない様子で、両手を胸の前に組みながら小さく頭を下げた。
「……リリアさま。本当に……お疲れさまでした。
このまま王都へ戻られるのですね」
リリアは空を見上げ、ゆっくりと頷いた。
「うん。……王都に報告もしないとだし。
あと、たぶん──向こうではまだ、私のこと“寝たきり”扱いなんだよね」
セラフィーがくすりと笑う。
「……ええ。寝たきりどころか、“意識が戻るのは数週間後”って言われてたくらいよ」
「ふふっ、じゃあビックリだね。“奇跡どころか本人が歩いて帰ってきた”って」
(というか……いなくなってる時点で、医療塔たぶん今パニックだろ!?)
(“勇者リリア、病室から消失”とか速報出て、王国中で大捜索とか始まってんじゃね!?)
(たぶん今ごろ、「病室のベッドに残された髪一本」とか、ニュースで延々流れてるやつ!!)
ブッくんがまたぺらっと一枚めくり、得意げに言った。
「そりゃあ報告タイトルは──『勇者リリア、療養中に世界救う』やな!」
リリアは反射的に立ち上がった。
「ちょっ、世界救ってないから!! 第三将だけだから!!」
両手をぶんぶん振りながら、声を裏返す。
「そんな見出し出たら、炎上どころか“再発防止委員会”立ち上がるわ!!」
(あと絶対トレンド入りする。“#勇者寝たきりなのに元気”とか!)
セラフィーが吹き出し、ネイルが困ったように頬を染めた。
その隣で、ワン太がリリアの首もとに身体を寄せる。
綿の詰まった腕を小さく動かし、ぎゅっと抱きしめる仕草をした。
それだけで、張り詰めていた空気がまた少し、やわらかくほどけていく。
リリアは目を細めてその頭を撫でた。
「……ま、でも悪くないか。
戦いも終わって、みんな無事で……久しぶりに青空も見れたし」
セラフィーが肩をすくめる。
「まったく、あなたって本当に能天気ね。でも……それが一番、リリアらしいわ」
「ふふ……おかえり、リリア」
その一言に、風がやさしく揺れた。
ブッくんが誇らしげに頁を閉じる。
「ええ話や……“勇者、寝たきりからの復活劇”。朝ドラ化決定やな」
リリアが目をむく。
「やめて!! 放送初回で視聴者ドン引きするやつ!!」
「主題歌は『退院ウォーズ~命より早く~』でしょ!? 絶対嫌!!」
「せやけど視聴率20%超えるで?」
「そんな朝ドラないわ!!!」
リリアは笑いながら、軽く雪を払って立ち上がった。
白い息が春風に混じり、霧氷の谷を後にする足音が響く。
陽光が雲の隙間からこぼれ、黄金の羽根の残光を照らし出した。
「さ、行こっか。
……王都が、きっとびっくりして待ってる」
セラフィーが「了解」と頷き、ネイルも小さく拳を握る。
ブッくんは羽音を立てて「出発進行や!」と叫び、
ワン太はリリアの肩の上で静かに頬を寄せた。
吹き抜ける風が、笑いと共に谷を越えていく。
蒼い雪原に残された足跡が、朝の光の中へと伸びていった。
その足跡の先には、
英雄たちの凱旋と──またしても“王国規模の大騒動”の予感が、静かに待っていた。
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