人外さんはお友達 ~私だって仲良くなりたい!~

こひな

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21 ドキドキが止まらない

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「お疲れさまでした。お二人ともお部屋は準備してあります。私の息子が屋敷の家令をしておりますので、何かございましたら、ナヅナにお申し付けください」


そう言ってロマンスグレーな都築川さんは颯爽と去って行ってしまった。
高校生の私から見ても素敵だなぁ~って思うんだけどいくつくらいかなぁ~なんて思いながら、ぽやぽや飛び回る妖精さんやコロコロ転がる毛玉みたいなモノを見つつ、都築川さんに紹介されたナヅナさんについて行った。


「もうじき旦那様も帰ってまいります。お食事は旦那様もご一緒したいとの事でしたので、帰宅しましたらお知らせいたしますので、それまでお部屋でごゆっくりお寛ぎください」


そう言われ、怜くんとは向かい同士の部屋に案内された。
どんちゃんのベッドを出して…と、お泊り準備をしていたら、ひらひらと飛んでいたぼんちゃんが、今日は久々に帰って来たから、自分のところに寝るから…と行ってしまった。
しばらくずっと一緒にいたから、何となく右肩が寂しいけど、時々はしょうがないか…なんて思いつつ、ぼんちゃんのベッドをバッグの中に戻す。


「いつも見ているより妖精さんが多いのは、やっぱり崇ちゃんが関係あるんだよね?でも……それは聞いても大丈夫な事なのかな?……怜くんは…知っているのかな……」


あまり深く物事を考えていないように見えるらしい自分でもそのくらいは理解している。
多分、私と怜くんとでは持っている情報は違うし、恐らくだけど誰かを間に置かないと情報交換はできない…はず。
この際だから、崇ちゃんに聞いてしまえばいいのか……。


なんて考えながら、この時間に春休み用に出されたプリントを備え付けのテーブルに広げた。
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