人外さんはお友達 ~私だって仲良くなりたい!~

こひな

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22 妖精の独り言

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私はある絵画にくっついてここ…怜のいる国に来た妖精。
名前は……まだ言えない。本当は誰かに名前を呼んで欲しいけれど、産まれた国からいつの間にか日本という国に来てしまい、当たり前だけれど周囲には知っている妖精がいるわけでもなく、誰にも名前を呼んでもらえずだいぶ経ったと思う。まぁ…だいぶ経った…とは言ったけれど、私達妖精は人間より長命だ。
私がいた国の人間とは髪の色も肌の色も違うけれど、寿命はたぶんそんなにかわらないはず。


だからきっとこの子も…あっという間に大きくなって、私をおいて天国へと旅立ってしまうんだろう…。



私は元々、古い屋敷に飾ってあった古い絵についていた妖精だ。
この国…日本で言われている八百万の神と同じだ。
いわく付きの物には質の悪いモノ…優しい波動を出す大事に愛された物には優しいモノがつく。
そんな中で私は、私が根城にしていた古い屋敷にある、古い絵画についていた。
古くてあまり大きい絵ではないけれど、とてもやさしい波動を出す…傍にいるととても温かい気持ちになる絵の傍にいるのがとても好きだった。そして、その日もお昼寝はいつもの定番、額縁の上にいつものように寝ていた。


屋敷の様子も別段変わった様子も無かったし、誰かが引っ越すとか引っ越してくる様子もなかった。
なのになぜか目を覚ました時、私がいたのは真っ暗な箱のような物の中だった。
何日も何日も真っ暗な中にいて、やっと明るくなったと思ったら色んな人間が絵をひっくり返したり光を当てたりしていたので、怖くなって箱の隅っこに丸まって隠れていた。そして気が付いたら、この家…怜がいるあの家にいた。
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