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47 山あり谷あり
しおりを挟む昨日宮田くんに告白され…どんな顔をして学校に行っていいのか……ちょっと恥ずかしいかも……なんてそんなことを考え、ウキウキしながら学校に行った。
「おはよう」
学校近くの駅の前で誰かを待つ宮田くんに会った。自然に顔が熱くなってしまい、きっと宮田くんにも、真っ赤な顔の私が見えてるはずなのに、ドキドキが止まらない。
「誰かと待ち合わせ?」
照れ隠しもあっての質問だったのに、どうも墓穴を掘ったらしく、私のことを待っていたのだと言われた。すごい恥ずかし……それに、まだ返事してないんだけど……一緒にいていいのかな?
そんな風に、二人で顔を赤くして学校に行ったら、思いっきり里奈にからかわれた。
「いや~見てるこっちが恥ずかしかったよ。小学生だってもう少し#それっぽく見えるよ。初々し過ぎ」
なんて言われた。
ちなみに、この日一日で私達が付き合っているということが広がったのは言うまでもなく……一気に公認カップル扱いになってしまった。
もちろん、私から宮田くんに返事はちゃんとしたよ。お昼ご飯食べる時に。いつも購買でパンを買う宮田くんのお弁当を作って来たからね。
「宮田くん…私…初めてだから、お手柔らかにね?」
ちなみに…部活の時に、里奈にこんなふうに返事したよ~って言ったら、『何故か返事が違うー!』とか『宮田かわいそう』とかって言われたんだけど…何が違った?
え?なんで怜くんまで赤い顔をしてるの?
⚫〇⚫〇
「ねえ、あなた宮田くんと付き合ってるの?」
そう声を掛けられたのは、宮田くんにきちんと返事をして十日くらいたった頃。校章の色がえんじ色だから、三年生の先輩だ。
「別れて」
そう言ったかと思ったら、怒涛の如くいちゃもんをつけられた。
(怜くんが言ってたのってこれか……)
次々言われる罵倒は気にせず、とりあえず聞き流す事にした。だって、宮田くんがやらせてる訳じゃないしね……。
「あなた!いい加減にしなさいよっ!好きになったのは私が先なのよっ!横から来てちゃっかり付き合ってんじゃないわよっ!」
いくら罵倒しても一向に気にしてなさそうな私に焦れたのか、半ば叫ぶように怒鳴りつけた先輩は、いきなり私の肩を強く押した。
「え?あ?きゃっ…」
何が起こったのか…私の視界も記憶もそこで途切れた。
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