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終わりの始まり
終わりの始まり(前)
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あの日から1週間たった。勿論、あの日とは亮が空深に本当の事を伝えたあの日のことだ。僕は翌日に、1人で王の所に行き真実を話した。
当然、真実より少し話を盛ったことをだけど。するとどうだろう、王は僕の言った事を信じてくれた。もう少し時間を掛けないと信じないと思ったんだけどな......。
それから1日経ってから、僕は王に呼ばれた。王の居る部屋に行き、話を聞いてびっくりした。それは魔王を殺す作戦。それも勇者を使ったものだった。その作戦に、王の僕の力が必要だからと話してくれた。
そして今日がその決行日である日でもある。僕は1人で物陰からで魔法の練習をしている亮や空深達を見てほくそ笑んでいた。その時、突然背後から声を掛けられる。
「すみません、東様ですよね?」
「あ、あぁ!......って、兵士か。僕に何か用かい?」
思わず驚いてしまった事に対しての苛立ちを込めて目の前の兵士にそう尋ねる。すると、その苛立ちを真正面に受けた兵士は若干顔を青くしながら答える。それをみて僕は苛立ちが引いていくのを実感する。
「は!国王様が至急くるようにと言っておられました!」
「ふーん、そっか。なら行かないとね」
口元が無意識に緩む。まぁ、それも仕方ないよね。やっと空深が僕のモノになる為の準備が整ったんだがら。僕は緩んだ口元を隠すことなくそう言った。さて、それじゃあ王様の所に向かいますか。
「おぉ、良くきてくれたな。東よ」
「いえ、陛下との話が私の中では一番の優先事項ですので」
若干媚びるような感じになってしまうが、一応一国の王への対応ならばこれくらいでいいだろう。実際、やろうと思ったらこの国は僕が掌握できるんだしね。
「うむ、勇者一行である東にそう言われて余も嬉しく思うぞ。で、どうだ?この作戦はお主のスキルがメインになる。目当てのスキルは手に入ったのか?」
「はい、もちろんでございます。催眠のスキルは基本精神力の高い者や状態異常への耐性持ちには効果が薄くなりますが、このスキルなら行けるかと」
ただ、リスクも付きますが。と心の中でだけ僕は呟く。そんか僕の内心など知る由もない王や側近などは嬉しそうな声を上げている。
にしても、まさか魔法を使えば使うほど精神力がすり減っていくとは。本当に良いことを聞いたな。僕は王たちにバレないように頬を緩ませた。
ーー同時刻頃練習場ーー
「これをこうして......こうかな?」
俺はそう確認するように呟きながら突き出した右手から魔法を出す。その魔法は想像より早く飛んでゆき、地面に着弾すると同時に黒く小さな爆発を起こした。
「ねぇ、亮。今のどうやったの?」
俺の使った魔法を見ていた空深がそう聞いてくる。空深の方を向くと他のクラスメイトの何人かも俺の方を見ていた。簡単な説明ならしてもいいか
「俺の使える魔法は闇魔法と火魔法だけど、技能の魔力操作を使えば融合出来るんじゃないかなってやってみたら出来たんだよ。さっきのはダークバレットとフレアボムの融合だよ」
そう説明するとみんなはへぇーっと納得しか感じになっていた。複数の魔法が使える数人は実践しようとしてるけど、魔力操作持ってないから失敗してるみたいだな。
そんな感じで魔法の練習をしている最中、練習場の入り口に誰かの気配を感じて、俺はその方向に顔を向ける。そこには、ここに呼ばれてないはずの3人がこちらに向かって歩いてきていた。
「なあなあ、俺たちにもここ使わしてくれよ」
「練習でもするのか?俺にはお前たちが真面目に練習するとは思えないんだが。なぁ、睦井?」
どうもコイツらと話すと口が悪くなる。まぁ、俺がコイツらを毛嫌いしてるのにもちゃんと理由がある。
コイツらは、元の世界でもかなり問題児として教師も手を焼いていた。なぜ高校に入れたのかほんと疑問でしかない。
まぁ、そんな元の世界でもヤバかった奴がこの世界に来て何もしないわけ無いだろう。王に頼んで奴隷を貰い、その奴隷を惨殺した。とかいう噂はこっちに来て3日目の時点で流れ始めていたしな。
......多分、その噂は本当なんだろうけど。
まぁ、ヤバイのは睦井くらいであとの2人は取り巻きみたいな感じだろうな。
「おぉ、怖い怖い。そんな目で見てくんなや。思わず手が出そうになるからよ」
半笑いで睦井がそう言いながら俺の左肩に右手を置いてくる。
「......それで本当は何しに来たんだ?」
「いやーね、クラス一人気ある空深ちゃんは今どうしてるかなって」
そう言って空深の方を見るが、空深は嫌そうな顔をして、隣にいた俺の若干後ろに移動した。
そういえば、空深はコイツら苦手だったっけ。
「それで他に用は?」
「......ちぃ、帰るぞ」
ただ暇になったから冷やかしに来ただけだったみたいだな。俺は睦井たちが訓練所から出るまでずっと三人を見ていた。
当然、真実より少し話を盛ったことをだけど。するとどうだろう、王は僕の言った事を信じてくれた。もう少し時間を掛けないと信じないと思ったんだけどな......。
それから1日経ってから、僕は王に呼ばれた。王の居る部屋に行き、話を聞いてびっくりした。それは魔王を殺す作戦。それも勇者を使ったものだった。その作戦に、王の僕の力が必要だからと話してくれた。
そして今日がその決行日である日でもある。僕は1人で物陰からで魔法の練習をしている亮や空深達を見てほくそ笑んでいた。その時、突然背後から声を掛けられる。
「すみません、東様ですよね?」
「あ、あぁ!......って、兵士か。僕に何か用かい?」
思わず驚いてしまった事に対しての苛立ちを込めて目の前の兵士にそう尋ねる。すると、その苛立ちを真正面に受けた兵士は若干顔を青くしながら答える。それをみて僕は苛立ちが引いていくのを実感する。
「は!国王様が至急くるようにと言っておられました!」
「ふーん、そっか。なら行かないとね」
口元が無意識に緩む。まぁ、それも仕方ないよね。やっと空深が僕のモノになる為の準備が整ったんだがら。僕は緩んだ口元を隠すことなくそう言った。さて、それじゃあ王様の所に向かいますか。
「おぉ、良くきてくれたな。東よ」
「いえ、陛下との話が私の中では一番の優先事項ですので」
若干媚びるような感じになってしまうが、一応一国の王への対応ならばこれくらいでいいだろう。実際、やろうと思ったらこの国は僕が掌握できるんだしね。
「うむ、勇者一行である東にそう言われて余も嬉しく思うぞ。で、どうだ?この作戦はお主のスキルがメインになる。目当てのスキルは手に入ったのか?」
「はい、もちろんでございます。催眠のスキルは基本精神力の高い者や状態異常への耐性持ちには効果が薄くなりますが、このスキルなら行けるかと」
ただ、リスクも付きますが。と心の中でだけ僕は呟く。そんか僕の内心など知る由もない王や側近などは嬉しそうな声を上げている。
にしても、まさか魔法を使えば使うほど精神力がすり減っていくとは。本当に良いことを聞いたな。僕は王たちにバレないように頬を緩ませた。
ーー同時刻頃練習場ーー
「これをこうして......こうかな?」
俺はそう確認するように呟きながら突き出した右手から魔法を出す。その魔法は想像より早く飛んでゆき、地面に着弾すると同時に黒く小さな爆発を起こした。
「ねぇ、亮。今のどうやったの?」
俺の使った魔法を見ていた空深がそう聞いてくる。空深の方を向くと他のクラスメイトの何人かも俺の方を見ていた。簡単な説明ならしてもいいか
「俺の使える魔法は闇魔法と火魔法だけど、技能の魔力操作を使えば融合出来るんじゃないかなってやってみたら出来たんだよ。さっきのはダークバレットとフレアボムの融合だよ」
そう説明するとみんなはへぇーっと納得しか感じになっていた。複数の魔法が使える数人は実践しようとしてるけど、魔力操作持ってないから失敗してるみたいだな。
そんな感じで魔法の練習をしている最中、練習場の入り口に誰かの気配を感じて、俺はその方向に顔を向ける。そこには、ここに呼ばれてないはずの3人がこちらに向かって歩いてきていた。
「なあなあ、俺たちにもここ使わしてくれよ」
「練習でもするのか?俺にはお前たちが真面目に練習するとは思えないんだが。なぁ、睦井?」
どうもコイツらと話すと口が悪くなる。まぁ、俺がコイツらを毛嫌いしてるのにもちゃんと理由がある。
コイツらは、元の世界でもかなり問題児として教師も手を焼いていた。なぜ高校に入れたのかほんと疑問でしかない。
まぁ、そんな元の世界でもヤバかった奴がこの世界に来て何もしないわけ無いだろう。王に頼んで奴隷を貰い、その奴隷を惨殺した。とかいう噂はこっちに来て3日目の時点で流れ始めていたしな。
......多分、その噂は本当なんだろうけど。
まぁ、ヤバイのは睦井くらいであとの2人は取り巻きみたいな感じだろうな。
「おぉ、怖い怖い。そんな目で見てくんなや。思わず手が出そうになるからよ」
半笑いで睦井がそう言いながら俺の左肩に右手を置いてくる。
「......それで本当は何しに来たんだ?」
「いやーね、クラス一人気ある空深ちゃんは今どうしてるかなって」
そう言って空深の方を見るが、空深は嫌そうな顔をして、隣にいた俺の若干後ろに移動した。
そういえば、空深はコイツら苦手だったっけ。
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「......ちぃ、帰るぞ」
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