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第一章:穢れの森編
噂のエルフと薬師
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カラムの崖から戻った翌日の昼下がり。私は採取した『月光草』を丁寧に包み、冒険者ギルドのカウンターに置いていた。
「はい、依頼完了。これが月光草だよ」
「お疲れ様です、先生。……あの、昨日カラムの崖で、本当に何もありませんでしたか?」
受付嬢のハンナさんが、どこか探るような目で私を見てくる。昨日、息巻いていたという例の冒険者たちのことだろう。
「何もって言われてもなあ。月は綺麗だったし、薬草も採れたし。ああ、そういえばゴブリンが少し騒がしかったから、静かにしてもらったくらいかな」
「静かに……ですか」
「うん。それだけだよ。あ、そうだ。例の冒険者の人たち、ちゃんと無事に帰ってこられたんだね。よかったよかった」
私が心からそう言うと、ハンナさんは「はあ……」と気の抜けたような返事をして、それ以上は何も聞いてこなかった。きっと人違いか、何かだろう。私は報酬の銀貨をいくつか受け取ると、さっさとギルドを後にした。
ギルドの中では、何人かの冒険者が私にちらちらと視線を向けて、ひそひそと何かを話している気がする。昨日の冒険者たちの仲間だろうか。まあ、私には関係ない。
一歩ギルドの外へ出れば、そこはいつもの活気あふれるグリーンフェルの街だ。
「あら、リリエル先生! この間の痛み止めの薬、すごく効いたよ! ありがとうね!」
「先生、こんにちはー!」
「おお、先生。今度、うちの店の新しいエール、飲みに来てくれよな!」
すれ違う人たちが、次々に親しげな声をかけてくれる。八百屋のおかみさん、肉屋の親父さん、そして元気いっぱいの子供たち。ここは、私の大切な居場所だ。薬師としての私を、誰もが信頼してくれている。
「やっぱり、街はこうでなくっちゃね」
心地よい喧騒に目を細めながら、私は石畳の道を進み、一軒の店の前で足を止めた。
ごう、と唸る炉の音と、カーン、カーン、と響く金属音が聞こえてくる。鍛冶屋『ギムリの金床亭』。私の数少ない友人の一人、ドワーフのギムリが営む店だ。
「ギムリ、いるー?」
「おう、リリエルか。ちょうどいいところに来た。お前の頼んでた『趣味の薬草ナイフ』、新しいのができたぞ」
店の奥から、屈強な体つきのギムリが顔を出した。その厳つい見た目とは裏腹に、彼の目はいつも優しい。
「わあ、ありがとう! ……というか、ギムリ。もしかして、何か変な噂、聞いた?」
「ああ、聞いた聞いた」
ギムリはニヤリと笑い、火照った顔を拭いながら言った。
「なんでも、ギルド期待の若手パーティが、正体不明のエルフの魔法使いにケンカを売られて、こてんぱんにされたんだってな。お前、また何かやらかしたのか?」
「やらかしてないし、ケンカも売ってないよ! 私はただ、ゴブリンに静かにしてもらっただけだってば!」
「はっはっは! お前が『何もしてない』って時が、一番何かやらかしてる時なんだよ。もう長い付き合いだからな、分かるんだ」
むくれる私を見て、ギムリは心底おかしそうに笑う。彼には、私の性格も、冒険がただの趣味であることも、すべてお見通しなのだ。
「まあ、何があったか知らんが、何かあったらいつでも言え。とっておきの『趣味の防具』でも作ってやる。お前の薬には、いつも世話になってるからな」
そう言って、彼は分厚い手で私の頭をわしわしと撫でた。こういう友人がいるから、私は私のままでいられる。心の中に、温かいものがじんわりと広がっていくのを感じた。
◇
その頃。冒険者ギルドの二階、ギルドマスターの執務室では、一人の壮年の男が二枚の報告書を前に、深く腕を組んでいた。元Aランク冒険者にして、グリーンフェル支部のギルドマスター、バルガスである。
「ハンナ。確認だが、この二つの依頼は、間違いなく同じ日の、ほぼ同じ場所での出来事なんだな?」
「はい、間違いありません」
バルガスの目の前には、昨日提出されたばかりの二枚の羊皮紙が並べられている。
一枚は、Cランクパーティ『ブレイズホーク』からのものだ。そこには、詳細かつ、彼らの興奮と混乱が生々しく伝わってくるような文章が綴られていた。
『……十数体のロックゴブリンに包囲され、撤退も困難な状況に陥った際、正体不明のエルフが出現。我々の制止を無視し、単身でゴブリンの群れと対峙。古代魔法か、あるいは高位の精霊魔法と思われる未知の術を行使し、一瞬にしてゴブリンの群れを無力化。対象は自らを『薬師』と名乗り、冒険を『趣味』と嘯いていた。敵意は不明だが、その実力は少なくともBランク以上に相当すると推測。ギルドとして、その素性を早急に調査されたし』
そして、もう一枚。それは、リリエルから提出された、あまりにも簡素な報告書。
『依頼品:月光草。数量:規定通り。状態:極上。無事採取完了』
そして、備考欄に、たった一行。
『備考:ゴブリンが少し騒がしかったので、静かにしてもらいました』
「……静かに、してもらった、か」
バルガスは唸った。彼の長年の勘が、ありえない可能性を告げている。この二枚の報告書に書かれている『正体不明のエルフ』と、『薬師のリリエル先生』は、同一人物なのではないか、と。
だが、常識がそれを真っ向から否定する。あの温和で、少し天然な薬師の先生が? あの、街の子供たちからも慕われ、Cランクの採取依頼ばかりをのんびりこなしている彼女が、ブレイズホークを圧倒するほどの魔法の使い手?
ありえない。だが、もし。もし、そうだとしたら……。
「ハンナ」
「はい、マスター」
「このリリエル先生の、過去の依頼記録を全てだ。今すぐここに持ってきてくれ」
バルガスの目に、かつて高ランクの魔物を追い詰めた頃と同じ、鋭い光が宿った。水面下で、一つの大きな「勘違い」が、確信へと変わろうとしていた。
そして、ギルドマスターに調査を依頼されたハンナは内心焦っていた。
(先生、何やらかしてくれてるんですか!)
◇
もちろん、そんな騒ぎがギルドで巻き起こっていることなど、私は知る由もない。
自分の薬屋に戻った私は、手に入れたばかりの月光草を、愛用のすり鉢で丁寧に潰していた。月の光をたっぷりと浴びた薬草は、それ自体が淡い光を放ち、銀色の粉雪のようにきらきらと輝いている。なんて美しいんだろう。
私の興味関心は、ギルドでの噂話や、冒険者たちのことには、もはや欠片も向いていなかった。
「この月光草の粉末に、朝露を集めた『星見草』の雫を混ぜたら、きっとすごく綺麗な不眠症の薬が作れるはず……。安眠効果も高まるかもしれないな」
新しい薬のレシピに思いを馳せ、私の心はうきうきと弾んでいた。窓の外の平和な森を眺め、ふと、次に見てみたい景色が心に浮かぶ。
「今度は、南のほうにあるっていう『虹色の滝』を見に行ってみたいなあ」
私の尽きることのない好奇心は、もう次の冒険へと向かっている。
外の世界で、自分にとんでもない疑惑と評価が向けられていることなど、露ほども知らずに。私はただ、自分の「面白い」と「楽しい」を追い求めて、明日への期待に胸を膨らませるのだった。
「はい、依頼完了。これが月光草だよ」
「お疲れ様です、先生。……あの、昨日カラムの崖で、本当に何もありませんでしたか?」
受付嬢のハンナさんが、どこか探るような目で私を見てくる。昨日、息巻いていたという例の冒険者たちのことだろう。
「何もって言われてもなあ。月は綺麗だったし、薬草も採れたし。ああ、そういえばゴブリンが少し騒がしかったから、静かにしてもらったくらいかな」
「静かに……ですか」
「うん。それだけだよ。あ、そうだ。例の冒険者の人たち、ちゃんと無事に帰ってこられたんだね。よかったよかった」
私が心からそう言うと、ハンナさんは「はあ……」と気の抜けたような返事をして、それ以上は何も聞いてこなかった。きっと人違いか、何かだろう。私は報酬の銀貨をいくつか受け取ると、さっさとギルドを後にした。
ギルドの中では、何人かの冒険者が私にちらちらと視線を向けて、ひそひそと何かを話している気がする。昨日の冒険者たちの仲間だろうか。まあ、私には関係ない。
一歩ギルドの外へ出れば、そこはいつもの活気あふれるグリーンフェルの街だ。
「あら、リリエル先生! この間の痛み止めの薬、すごく効いたよ! ありがとうね!」
「先生、こんにちはー!」
「おお、先生。今度、うちの店の新しいエール、飲みに来てくれよな!」
すれ違う人たちが、次々に親しげな声をかけてくれる。八百屋のおかみさん、肉屋の親父さん、そして元気いっぱいの子供たち。ここは、私の大切な居場所だ。薬師としての私を、誰もが信頼してくれている。
「やっぱり、街はこうでなくっちゃね」
心地よい喧騒に目を細めながら、私は石畳の道を進み、一軒の店の前で足を止めた。
ごう、と唸る炉の音と、カーン、カーン、と響く金属音が聞こえてくる。鍛冶屋『ギムリの金床亭』。私の数少ない友人の一人、ドワーフのギムリが営む店だ。
「ギムリ、いるー?」
「おう、リリエルか。ちょうどいいところに来た。お前の頼んでた『趣味の薬草ナイフ』、新しいのができたぞ」
店の奥から、屈強な体つきのギムリが顔を出した。その厳つい見た目とは裏腹に、彼の目はいつも優しい。
「わあ、ありがとう! ……というか、ギムリ。もしかして、何か変な噂、聞いた?」
「ああ、聞いた聞いた」
ギムリはニヤリと笑い、火照った顔を拭いながら言った。
「なんでも、ギルド期待の若手パーティが、正体不明のエルフの魔法使いにケンカを売られて、こてんぱんにされたんだってな。お前、また何かやらかしたのか?」
「やらかしてないし、ケンカも売ってないよ! 私はただ、ゴブリンに静かにしてもらっただけだってば!」
「はっはっは! お前が『何もしてない』って時が、一番何かやらかしてる時なんだよ。もう長い付き合いだからな、分かるんだ」
むくれる私を見て、ギムリは心底おかしそうに笑う。彼には、私の性格も、冒険がただの趣味であることも、すべてお見通しなのだ。
「まあ、何があったか知らんが、何かあったらいつでも言え。とっておきの『趣味の防具』でも作ってやる。お前の薬には、いつも世話になってるからな」
そう言って、彼は分厚い手で私の頭をわしわしと撫でた。こういう友人がいるから、私は私のままでいられる。心の中に、温かいものがじんわりと広がっていくのを感じた。
◇
その頃。冒険者ギルドの二階、ギルドマスターの執務室では、一人の壮年の男が二枚の報告書を前に、深く腕を組んでいた。元Aランク冒険者にして、グリーンフェル支部のギルドマスター、バルガスである。
「ハンナ。確認だが、この二つの依頼は、間違いなく同じ日の、ほぼ同じ場所での出来事なんだな?」
「はい、間違いありません」
バルガスの目の前には、昨日提出されたばかりの二枚の羊皮紙が並べられている。
一枚は、Cランクパーティ『ブレイズホーク』からのものだ。そこには、詳細かつ、彼らの興奮と混乱が生々しく伝わってくるような文章が綴られていた。
『……十数体のロックゴブリンに包囲され、撤退も困難な状況に陥った際、正体不明のエルフが出現。我々の制止を無視し、単身でゴブリンの群れと対峙。古代魔法か、あるいは高位の精霊魔法と思われる未知の術を行使し、一瞬にしてゴブリンの群れを無力化。対象は自らを『薬師』と名乗り、冒険を『趣味』と嘯いていた。敵意は不明だが、その実力は少なくともBランク以上に相当すると推測。ギルドとして、その素性を早急に調査されたし』
そして、もう一枚。それは、リリエルから提出された、あまりにも簡素な報告書。
『依頼品:月光草。数量:規定通り。状態:極上。無事採取完了』
そして、備考欄に、たった一行。
『備考:ゴブリンが少し騒がしかったので、静かにしてもらいました』
「……静かに、してもらった、か」
バルガスは唸った。彼の長年の勘が、ありえない可能性を告げている。この二枚の報告書に書かれている『正体不明のエルフ』と、『薬師のリリエル先生』は、同一人物なのではないか、と。
だが、常識がそれを真っ向から否定する。あの温和で、少し天然な薬師の先生が? あの、街の子供たちからも慕われ、Cランクの採取依頼ばかりをのんびりこなしている彼女が、ブレイズホークを圧倒するほどの魔法の使い手?
ありえない。だが、もし。もし、そうだとしたら……。
「ハンナ」
「はい、マスター」
「このリリエル先生の、過去の依頼記録を全てだ。今すぐここに持ってきてくれ」
バルガスの目に、かつて高ランクの魔物を追い詰めた頃と同じ、鋭い光が宿った。水面下で、一つの大きな「勘違い」が、確信へと変わろうとしていた。
そして、ギルドマスターに調査を依頼されたハンナは内心焦っていた。
(先生、何やらかしてくれてるんですか!)
◇
もちろん、そんな騒ぎがギルドで巻き起こっていることなど、私は知る由もない。
自分の薬屋に戻った私は、手に入れたばかりの月光草を、愛用のすり鉢で丁寧に潰していた。月の光をたっぷりと浴びた薬草は、それ自体が淡い光を放ち、銀色の粉雪のようにきらきらと輝いている。なんて美しいんだろう。
私の興味関心は、ギルドでの噂話や、冒険者たちのことには、もはや欠片も向いていなかった。
「この月光草の粉末に、朝露を集めた『星見草』の雫を混ぜたら、きっとすごく綺麗な不眠症の薬が作れるはず……。安眠効果も高まるかもしれないな」
新しい薬のレシピに思いを馳せ、私の心はうきうきと弾んでいた。窓の外の平和な森を眺め、ふと、次に見てみたい景色が心に浮かぶ。
「今度は、南のほうにあるっていう『虹色の滝』を見に行ってみたいなあ」
私の尽きることのない好奇心は、もう次の冒険へと向かっている。
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