悪役令息な兄に転生しました。

オッドアイ

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17話

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 ニヴェンを囲ってくれているボスも荒々しい見た目とは裏腹に細かいところまで目端が行き届き、王宮の者たちの包囲網を何度となく潜り抜け、結束を固めていっている。裏社会でのトップに一番近い人物だ。
 ガタイが良く、剛毛で髭も顔の半分を塞いで、鋭い目ばかりが目立つが、顔の作り自体は悪くない。
 カインを知る前だったらきっと惚れてしまっていただろうというぐらい、私の好みにドンピシャだ。

「おい、あんまりふざけた事言ってっと、豚と一緒に放り出すぞ。お前だけだぞ、俺にそんな戯言を吐いてくるやつは。お前の頭はどうなってるんだニール。」

 ここでも豚子爵の時と同じ偽名を使わせてもらっている。
 ボスは照れ隠しに乱暴な事を言ってくるが正直今のボスの為人を知った後じゃ怖くも何ともない。ぶっちゃけ、精神年齢はボスより上ですしね。
 ボスもニヴェンとの軽いやり取りを気に入ってくれている節もある。自分の分が悪くなると脅してくるが、慣れたものである。

「この通り、軽くてポンコツな頭ですよ。ボスが一番知っているくせに、意地悪なんだからー。」

 ボスに良く見せようと頭を向けて腹に突進をかます。ボスもカインと同じくらい身長が高い。しかしカインと違いガタイがいいため、横に並ぶと大人と子供である。多分体重はニヴェンの二倍は確実にあるだろうな。
 ニヴェンがボスに頭から突進していっても揺らぎもしない。むしろ、ボスの硬い腹筋に弾かれて吹き飛びそうになるニヴェンの体を支えくれる優しさだ。惚れてしまいそう。
 そのまま頭を抱え込みニヴェンのツヤサラな髪をくしゃくしゃにするように撫で回す。正直力が強すぎて目が回ってしまうが。

「ぼ、ボス~、ごめん、なさーい。目が、まわ、るー!」

 舌を噛まないように言うと途切れ途切れになってしまったが、ボスには伝わったようだ。腹筋が振動で揺れているからどうやら笑っておられる様子。ご機嫌そうでよろしい事です。
 そのまま拘束は解かれる事なく、今度は慎重とも思えるようなゆっくりとした所作で頭を撫でられる。あぁこれが世に言うナデポですか。至極の極みですなー。

 思わず気持ちよくてトロンとしてしまう。もっと撫でて欲しくなってボスの手に自分からも擦り付けてしまう。
 ニヴェンの力が強すぎてボスの手が狂ってしまう。頭を撫でていた手は横にずれて、ニヴェンの耳を掠めてしまった。

「…あんっ………!」

 予期せぬ敏感な場所への刺激に喘ぎ声のように甘い声が漏れてしまう。
 そんなつもりは双方とも全くなかったため、突然の甘やかな空気に戸惑い、動作が止まってしまう。
 ニヴェンも羞恥で目元にさっと朱を刷いたように色づく。この空気をどう打開すればいいか全く見当付かないため、ふよふよと定まらない視線をあちこちに飛ばし、顔を俯かせる。それでもボスの反応も気になり、ちらっとはるかに上にあるボスの顔を見上げる。
 するとどうだろう。ボスと一瞬目があったかと思うとボスがぱっと視線を彼方に飛ばし目線をずらす。一瞬の出来事に思わずそのまま凝視してしまうと、ボスの煤けた顔が見る見る赤く染まっていく。
 思いもしないボスの初心な反応に、つられてニヴェンの顔も真っ赤に染まっていく。

 百戦錬磨の、百人斬りだか千人斬りだか、抱いた人間の数は星の数なんて浮いた話というよりも、もはや宙を駆け巡っているボスの色恋の話とは真逆な反応に混乱する。
 思考は意味のない方向に転がっていき、そのまま凝視し続けていたボスの顔。突き刺さる視線に我慢ができなくなったボスはニヴェンの小さな顔を、あまりある大きな手のひらで覆い隠す。
 ボスの大きく広い手にかかればニヴェンの顔は簡単に覆うことが出来る。目元だけではなく、口元から米神を通り過ぎ耳の近く、可愛らしくつるんとしたおでこまで覆う事ができる。

「わぷっ!んんっ!~~~っ!」

 ニヴェンが口まで塞がれて、思わず抗議の声をあげるも声は言葉にならず、音となって溶けてしまう。
 ボスの滅多とない可愛らしい反応をもっと堪能したいと拘束を振りほどこうとするが全く敵わず。そのまま誤魔化すように掴まれた頭をシェイクされてしまう。
 本格的に目を回し、ダウンしたニヴェンをボスは何の苦労もなく小脇に抱えて部屋を移動する。
 世界が回ってニヴェンを翻弄している視界に唸り声をあげて不満を示すが改善せず。不快の奈落に突き落としてくれた張本人に復讐の拳をぶつけるが、ボスには仔猫が可愛らしい猫パンチをしているぐらい、いや爪が無い分仔猫よりも攻撃力のない可愛らしい攻撃にさっきの醜態を忘れて声を上げて笑ってしまった。
 笑うと増す振動にますます気持ち悪くなり、唸り声も元気が無くなっていくニヴェンに、さらに笑いを誘われ、いつまでも笑いは止まらなかった。



++++++++++



 ボスとの意味不明な触れ合いに、自分だけが損をしたような気分になったニヴェンは、その後ボスのご機嫌取りに単純に引っかかりころっと機嫌を直してしまう。
 その内容は蛇公爵が出てくると噂されている夜会への参加権。
 とあるいかがわしいお店の地下で夜会パーティーが開かれる。その店はいわゆる奴隷商で、蛇公爵のお気に入りの店の一つである。なかなか上物の奴隷を取り扱っている事で有名で、蛇公爵の趣味に合うような綺麗系の奴隷を主として取り揃えている。その店で近々商品のお披露目会と称して賭けが行われる予定である。なんでも目玉となる商品を入荷したとかなんとかで。

「しっかし、物好きだと最初っからわかってはいたが、何が楽しくて奴隷商まで行きたがるんだ?ニール、てめぇは自分の顔の事、ちゃんと自覚して言ってやがるのか?お前がそんなところにホイホイ潜り込めばニールが商品として捕まっちまうかもしれねぇんだぞ?しかもあの気味悪りぃ公爵さまのいる日に限って。何考えてやがるんだ?」

「ふふっボス、心配してくれてありがとう。でも大丈夫だよ。僕は単純に今回の目玉となる商品に興味があるんだ。嫌な予感がする。商品にされた人を見に行く、できれば助けだしたいんだ。誰かはわからないけど、その公爵様に渡しちゃいけない気がする。
 ………それに僕が攫われないように、ボスがちゃんと僕を守ってくれるんでしょ?ボスのこと信頼してるから僕はちっとも怖く無いよ。」

「ぐぅっ………」

 ボスの喉から獣のような声が上がるが気にせず、満面の笑顔でピュアさを全面に出してボスを誑かすように言う。
 意外に可愛いもの好きのボスだ。精神年齢はともかく、小さなニヴェンが全幅の信頼を置いていると言えば反論出来まい。現に顔を苦渋に顰めていても何も言わない。
 結局何も言い返すことができなくて、大きく舌打ちをしてそっぽを向く。大きな形してやることは子供のそれ。さっきのやり返しとばかりに今度はニヴェンが大きな声で笑う。

「ニール、てめぇ笑うんじゃねぇ!さっきの話なかったことにするぞ!」

「あははっ!ごめんなさいっ!でもでも、おかしくって………っあぁ~!ダメだ、止まんないよぉ!」

 笑いの発作にボスがお怒りになるが、いくらボスが凄んでも発作は止まるどころか、酷くなっていく一方。
 小さな男の子に爆笑されている強面のボスが、裏社会でも悪鬼の再来と恐れられた人と同一人物とは思えない場面に、第三者がいれば口を大きく開けて呆然としていた事だろう。
 これ以上は本格的にボスのヘソが曲がってしまうと、必死の思いで発作を止めるニヴェン。それでも顔はむくれたままのボスに再度笑いがこみ上げてくるが、ここでまた爆笑してしまったら本当に夜会への参加を取り上げられてしまうだろう。
 腹筋が引き攣れて痛みを訴えるが、ボスを笑いものしてしまった代償として重んじて痛みを受け止める。正直、痛みでも無いとふとした拍子にまた笑いの発作が出てしまいそうになるのだ。

「ところでボス、その夜会はいつあるの?」

 空気を変えるためにと話題転換に夜会のことを持ち出す。
 さっきまでむくれ顔のボスはこちらを振り向くとニヤリと口角を上げたかと思うと、もったいぶって楽しげに告げる。

「………今夜だ。」

「はぁ?!」

 思わずついて出た声に、ニヴェンは悪く無いと思った。



++++++++++



 ボスから衝撃的な事実を告げられ、超特急で支度を済ませるニヴェン。意味がわからないことに、もともと参加予定のボスですら夜会の準備をしていなかった。
 なぜ、なにも準備していないのか問うと、

「だって、このままでもいいかと思ったんだもん。」

 いい年した大人、しかも泣く子も失神してしまうというような強面の髭まみれのおっさんが、だって、だもん。
 見た目好みなだけあって、鼻血吹くかと思うほどギャップ萌えに苦しんだ。ニヴェンには素直に子供な性格の素顔も見せてくれ、心を許されている気はしていたが、ここに来てさらなるご褒美とかっ!
 生きててよかったと心から思った瞬間でした。ごちそうさまです。

 ボスのギャップ萌えな一面を活力に鼻を抑えながら、今までで最高最速の準備を整える。蛇公爵に会うことを前提にしっかりかっちりとしたドレスコードを仕上げる。
 ニヴェンのちょこまかとした動きを肴に呑気にティータイムを送って椅子に踏ん反り返っているボスを横目に先にニヴェンの支度を整えていく。

 さぁ最後はボスの番………。
 この時を待っていました。ここまでこき使ってくれたお礼に頭のてっぺんからつま先まで仕上げて差し上げましょう。
 意味深な笑みが口元を歪めていることを自覚しながらも美味しそうな獲物を前に止められるはずもなく、逃げれるはずのボスはニヴェンの剣呑な視線に縫いとめられたかのように身動きをしない。
 これ幸いとばかりにボスとの距離を詰めて、椅子に座っているボスとは若干の身長差ができる。この差を利用して、普段はできないボスを見下ろすことのできる状況に人知れず愉悦感を感じてしまう。これからの楽しみに頬が染まる。
 ボスの角ばったがっしりとした顎に手をかけ、くいっと上にあるニヴェンの目線に合わせるように誘導する。愉しげに目が細まるが、舌なめずりをしていないだけ上等だと思って欲しい。

「さぁ、今度はボスの番ですよ?安心してください、………優しくしますから。」

 準備していた水を張った器に、短剣、石鹸、タオル。ここまでくればお分かりだろうか。これからボスの化けの皮剥がしてやりますよ~!



 ボスが我に返り、髭を剃られることを察知して逃げ出そうとするが、そんなことはさせず、ボスの体を前もって縛って固定していた。ボスにはニヴェンが魔法が使えることは伝えていない。縄はフェイクで本当は魔法を使って固定している。ニヴェンのような細腕でボスを縛り上げるなんて夢物語である。ボスの怪力の前では鉄の鎖でも役不足である。
 どれだけボスが暴れようとも逃げ出せない縄にパニックになったようだ。ニヴェンの妖しい目線にも晒され涙目になるボスが可愛らしい。

「あまり暴れると髭と一緒に頬肉まで削いでしまいそうですが、それがお好みで?」

 半ば脅しをかけて、本格的に泣きに入っているボスを無視して、動けなくなったことをいい事に、思わず出ていた鼻唄をいい気持ちで囀りながらサクサク髭を剃っていく。

 徐々に現れてくるボスの素顔に最初は呑気に出ていた鼻唄も何時の間にか止まっていた。
 手が震え出して、でもボスの肌を万が一にも傷つけないようにさらに慎重になって、ニヴェンのに頭の中は混乱し始める。

 髭を剃って現れたボスの素顔は、裏社会にいるはずのない人物であった。

「あ、あなたは、王宮の、国境警備騎士団、団長のっ………!」

 強面な顔はそのままにそれでも、精悍な男らしい顔つきをしていた。ボスはこの国の国境を守る騎士団の団長、そのまんま、国境警備騎士団団長。他者の追従を許さない大剣を自由自在に操る。その姿は過激とも取れるほど激しく、敵には恐怖絶望を、味方には希望勇気を。勇者というには烈しすぎると国境から王宮まで噂が舞い込む。彼の剣の錆になった敵の数は計り知れず、また武勇伝の多さも数知れず、生ける鬼神伝説と言われている人物である。

 そんな国の王様並みにすごい人物がなんでこんな寂れた裏社会のボスなんてっ!
 正体がバレて、気まずげに視線が泳ぎまくっている。否定も何もせず、動揺していることが丸わかりのその姿は、ニヴェンの誰何にに肯定を示していることと変わりなかった。
 ボスの額からは尋常でない汗が滴り落ちてきて、顔色も心なしか青い気がする。ニヴェン以上に焦っているボスの姿を見れば、自然とニヴェンの混乱も落ち着いてくる。

「…ボス…いえ、国境警備騎士団団長、ロックウェル・バルサカー辺境伯様。間違いありませんね?」

 


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