悪役令息な兄に転生しました。

オッドアイ

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22話

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 馬車を取り巻く戦闘は突然始まった。
 敵を引き連れてボスたちのいる拠点には戻れないから迂回しながら敵の出方を伺っていた。
 人の目のあるところではあちらも手を出しにくいだろうと言うことで、スラムの人たちですら立ち入らないほどの廃墟街で迎え撃つことにした。
 御者に伝えて廃墟街に向かってもらっている最中に突然敵が魔法を打ってきた。威嚇か、馬車の動きを止めることが目的だったのかは分からないが、魔法は馬車の車輪に当たり、軸から外れてしまった。
 幸い、大した速度を出していなかったため、大きくバランスを崩したが横転まではすることなく、何とか止まることが出来た。

 馬車の中では突然の大きな音と振動にヴィルヘルムも起きてしまう。ニヴェンもとっさにヴィルヘルムを庇うように上から抱きしめ、クラウディスはニヴェンとヴィルヘルムを一緒に支えて、吹き飛ばされて壁に激突しないようにしてくれた。

 外からは多くの蹄の音が聞こえてきた。敵からの先制攻撃を受けたらしい。馬車を壊すつもりなのか、二撃目、三撃目と続けざまに攻撃を受ける。
 総攻撃の中馬車の外へ出ることは自殺行為だろう。ニヴェンもクラウディスたちには生活魔法を少ししか使えない事を伝えているから、何もすることができない。ニヴェンが一人で焦る。
 するとニヴェンたちをかばって支えてくれていたクラウディスが攻撃を受けて揺れ動いている馬車の中で、不安定さを感じさせない確かな動きで立ち上がる。
 馬車の中で立ち上がると攻撃を受けてしまうかもしれないのに、そんなことは微塵も感じさせず、すらりと立ち上がり敵を見据えている。
 その表情は冷酷無比で、近づくだけで凍ってしまいそうなほど冷ややかだ。
 それは単なる揶揄ではなく、現実にそうなのである。クラウディスの得意とする魔法は氷系統。足元は霜が立っている。

 このままだと同じ馬車の中にいるニヴェンだけでなく体力の落ちているヴィルヘルムまで凍えてしまいそうなので、ヴィルヘルムを抱え直しお互いで暖を取る。抱え直すと言ってもヴィルヘルムの方がニヴェンより大きいため、ニヴェンがヴィルヘルムにくっついているようにしか見えないのだが。
 それはさておき、こっそりとヴィルヘルムを暖めるために、温度調整の出来る刺繍を施しているハンカチをヴィルヘルムに手渡す。ほんのりと温もりを放っている不思議に刺繍入りのハンカチを目を丸くして見つめている姿が、無邪気に見えて少し可愛らしい。
 ニヴェンの服にも温度調整の刺繍を入れているから暖かいはずである。ヴィルヘルムを自分のローブの内側に入れるだけ入ってもらい、なるべく肌が露出している腕や顔を胸の内に抱き込む。

 コソコソとニヴェンたちが動いていてもクラウディスは敵陣から目を離さない。
 雰囲気から察するしかないが大きな魔法で敵を一網打尽にする様子である。敵を温度の感じられない冷めた瞳で睨みつけ、集中している様子が伝わってくる。
 ぶつぶつと呪文のようなものを唱えているのが微かに聞こえてくる。クラウディスが呪文を唱えている間にも馬車が破壊されそうな勢いで攻撃を受け続けている。
 振動がすごく、クラウディスは支えもなく立ち続けていられるのが素直にすごいと思う。ニヴェンたちはそんな芸当はできないのでお互いに抱き合ったまま身を縮めてクラウディスを見つめているしかできなかった。

 クラウディスが呪文を唱えている間はとても長く感じた。早く早くと焦る心を隠すように抱きしめているヴィルヘルムに強く力を入れてしまっていた。ヴィルヘルムも不安からか強く抱きしめ返されてから、ニヴェンがどれだけ力を入れていたか自覚した。
 ヴィルヘルムを安心させるように微笑みかけ、背中をポンポンとリズムをつけて叩いてやると少ししてからヴィルヘルムから少しだけ力が抜けたようである。
 安心して背中を摩る動作に移すとクラウディスから大きなため息が聞こえた。

「ふぅ。お待たせしました。もう大丈夫ですよ、これからゴミどもを一掃しますので、少し寒いとは思いますが、しばらく辛抱していてくださいね。」

 クラウディスはやっぱりこちらを見ずに敵だけを見つめて嗤って教えてくれた。
 これは、アレだ。静かにブチ切れている時の嗤い方だ。さりげなく敵をゴミ扱いにしているし。まだ攻撃も受けている最中なのに、安心しろなんて言っているし。すごい自信だ。
 でもそんな堂々とした姿が頼り甲斐があり、クラウディスに任せていても大丈夫なのだと、証明してくれているような気がした。

 クラウディスが大きく息を吸い込むと、決して大きな声ではないのに、よく通る声で最後の呪文を告げた。

絶対零度領域アブソリュート・ゼロ細氷ダイヤモンドダスト
 
 クラウディスが呪文を唱えると、ガヤガヤうるさかった外が、耳が痛いぐらいにキンッと静まり返る。生きとし生けるもの、全ての温度を奪い、生きていけない凍えた世界を作り出す。
 小窓から見えた景色は物音一つしない、凍てついた世界で、外からの冷気が馬車の中まで入り込んでくる。
 今は夜であるため敵陣も光の用意をしていただろう。それなのに光は一つもなく、全ては凍りついている闇の中だ。
 クラウディスの告げた最後の呪文で、凍りついていた敵が砕け散った。あたりから漏れる光と、空からわずかに光を届けてくれている月の光に細氷が反射して、ダイヤモンドダストを引き起こしている。
 月や星の光を浴びて、元は小汚いゴロツキどもだっただろうものが、今では清く浄化され粒子にまで小さく砕けて、キラキラと光を反射している。
 生き物の住めない世界が出来上がっているのに、そこには神聖で羨望を覚えてしまう世界があった。

「この魔法のいいところは一気に殲滅できることと、後片付けが楽なところですね。その分繊細なコントロールは効きませんし、敵陣に味方がいたらその人も一緒に氷漬けにしてしまう。
 犯人の手がかりが欲しい時も、なにもかも凍らせて砕いてしまうので、手がかりが残らない。使い時を選ぶ魔法なんですよねぇ。」

 いつもハキハキと話すクラウディスが最後は少し間伸びした声になっていた。これだけの大きな魔法だ。消耗も激しいのだろう。

「アウル、下にいることは分かっているんですよ。早く出てきて馬車を直してください。さっさとボスのところまで帰りますよ。」

 床に足を打ちつけながら、少し大きめの声で床に向かって話しかけている。すると床からノックが聞こえて、分かってるよ!と返事が返ってきた。
 御者を務めてくれていた彼はアウルという名前らしい。この凍てついた外で生きていたのがすごい。
 外の世界をちゃんと見たくて窓から覗き込んで見れば、馬車から数メートル先から絶対零度領域になっている様子だ。馬車の下にいたアウルはもちろん、馬車を引っ張ってくれていた馬たちも寒そうにはしているが無事だ。
 馬たちは敵の攻撃から身を守るため馬車と繋いであった紐をアウルが切って、馬車の陰に避難させていたらしい。馬たちも攻撃されている中、よく大人しく辛抱していたものだ。

 アウルが馬車下から出て来て壊れた車輪をゴソゴソといじっている気配がする。
 しばらくするとゆっくりと馬車が持ち上がり水平になった。
 壊れてしまった馬車をどのように直したのかすごく気になるが、ヴィルヘルムがニヴェンからくっついて離れないため、見学に行くことすらできなかった。
 この僅かな時間でここまで懐いてくれて嬉しい反面、怖い思いをさせてしまって心苦しく思う。
 ヴィルヘルムはカインと同い年なため、17歳なのだろう。ニヴェンにしてみたら17歳はまだ子供だ。体つきは大人に近いが、まだまだ精神も経験も未熟で愛おしい存在である。まだ親の庇護下にあってもいいような歳の子を、こんな辛い経験をさせてしまったと、申し訳なく思う。
 どうかヴィルヘルムの進む道が、少しでも幸あらんことを祈らずにはいられない。

 ゆっくりとヴィルヘルムの背中を摩っていると御者台の方からアウルの声が聞こえて来た。馬車の応急処置が整ったので出発するらしい。
 最後にこの神聖さを感じる外の景色を見つめながら、馬車に身を預けた。



 廃墟街からボスたちのいる拠点までの道中は誰かにつけられることも、攻撃されることもなく、帰ることができた。
 馬車からクラウディスが先に降りて、次に降りるヴィルヘルムの介添えをしてくれる。クラウディスは細身に見えて、実用的な筋肉はある。少年の一人ぐらいは余裕で支えることもできる。

 ヴィルヘルムは最初の警戒心はなく、ニヴェンやヴィルヘルムには素直に身を預けてくれる。しかし馬車から降りたその先に不安があるのか、介添えをしてくれていたクラウディスを掴んだまま手を離さなくなってしまった。
 ヴィルヘルムをくっつけたまま引きずって動くわけにもいかず、クラウディスは珍しく表情を表に出していた。もっとも表れている表情は困ったような、途方にくれているような表情だったが。普段は大人で余裕があり、頼り甲斐のあるクラウディスだが、傷心中の少年にくっつかれた時の対処法は分からなかったらしい。ニヴェンがクラウディスと出会ってから初めて助けを求める視線をもらった。
 クラウディスには悪いが珍しい状況に微笑みを禁じ得ない。ひとまず窮地を乗り越えられたことに気が抜けて、ほっこりとした気分になってしまう。

「ヴィルヘルム様、ここにいてはますます体力が奪われてしまいます。僕たちの拠点では手狭かと思いますが、どうか部屋でお寛ぎください。僕も、クリスもヴィルヘルム様を一人にはさせませんから。せめてクリスが歩けるだけの隙間を開けてはもらえませんでしょうか?」

 いつまでもこの状況のままではいられないから、ニヴェンがヴィルヘルムに先に行くように促す。あたりを警戒し、クラウディスにくっついたままのヴィルへムルだったが、ニヴェンの言葉で少し力を抜き、クラウディスがヴィルヘルムを支えて歩けるだけのスペースが空いた。
 そのままクラウディスにはヴィルヘルムを支えて部屋まで案内してもらう。ニヴェンはヴィルヘルムを安心させる狙いもあって先を歩き誘導する。
 来客用の部屋までヴィルヘルムを案内し、暖かな寝間着に着替えてもらい、胃に優しいスープを飲んでもらい、ベッドに誘導する。ベッドに横たわると今度こそ気絶するように眠りに落ちた。
 すぐに深い眠りに入ったヴィルヘルムを少し眺め、クラウディスと一緒に部屋から出る。ボスに報告しに行くためだ。今回の襲撃が誰の差し金か分からないが、この界隈では名のあるボスの部下であるニヴェンたちを襲ったのだ。それはボスへの宣戦布告とも捉えることができる。売られた喧嘩は高値で買うのがボスの流儀だ。


 ボスの執務室に入るとボスは机にはついていなかった。
 もちろん夜も更けて、こんな遅くまで仕事をしろとは言えない。しかし、だからといって部下たちが仕事をこなし、危険な目に合って来たというのに、このていたらくはない。
 執務机とはまた別のテーブルの上には空となった多くの酒瓶が転がっている。テーブルの上に乗り切らなかったものは床に転がっており、部屋はアルコール臭で充満している。匂いだけで悪酔いしそうな、さまざまな種類のアルコールの匂いが混ざり、もはや悪臭だ。

 その中でも一際大きな酒瓶を抱えて部屋の隅で丸くなっているだらしない鬼神がいた。酒瓶を抱えているのにまだ酒を探しているのか、近くにある空の酒瓶に口をつけては、これもねぇ、と文句を言いながら放り投げている。
 ブツブツと大きな花瓶だか、壺だかに話しかけている姿は完全に不審者である。しかも内容がクラウディスの悪口が大半である。

 あまりの惨状に言葉を無くしていると、隣から冷ややかな冷気を感じた。まるで寒冷地域に迷い込んでしまったかのように、急激に室温が下がっていく。
 危険な状況に思わず逃げ出したくなるが、怒気を含んだ冷気に体が硬直してしまい動けない。
 すぐに怒気は殺気に変わり、凍えてしまいそうなほど冷ややかな殺気を一身に受けているのに、肝心のボスは気付きもしない。ニヴェンたちが部屋に入っている事すら気が付いていないのだからしょうがない。ボスには心の中でお悔やみを申し上げます。
 クラウディスから漏れ出る殺気に冷や汗が止まらないのに、出る端から凍ってしまいそうになっている段階になってからようやくボスがニヴェンたちに気が付いた。

「おぉ~、クラウディス~、ようやく帰って来たなぁ!
 おめぇは、いつもずりぃんだよぉ!俺だってぇ~ニールと一緒に~、ック!一緒にぃパーチーに~行きたかったのにぃ~!ヒックっ!あほー!!」

 ボスがクラウディスに正面から悪口を言っている。これはもうボスは生きて帰れないだろう。
 現に部屋には霜が降り、天井からは氷柱が連なり始めた。

「ニール、今のボスの様子では報告どうのの話ではないようです。もう夜も遅いので明日改めて報告することにしましょう。ニールはヴィルヘルム様の傍にいてあげてください。私はもう少しだけ用事を済ませて休むことにします。」

 吐く息は真っ白で、その息すらも凍ってしまいそうなほどの冷気で、体の震えが先程から止まらない。正直この部屋で平気に過ごせているボスは正真正銘、鬼人なのだと実感した。
 クラウディスの言葉を素直に受け取り、さっさとこの惨状から退避することにする。
 クラウディスはボスから目を離さないため、こちらのことは見えていないとわかっているが脊髄反射のように一心不乱に頭を縦に振り、上手く動かない体を懸命に動かし部屋から出る。


 ヴィルヘルムのいる部屋で一緒に休もうと早足で帰っていると、背後から世にも恐ろしい悲鳴が上がる。
 今夜は悪夢だろう。聞こえてくる悲鳴はすぐにくぐもったものになり、後のことは考えないようにした。
 他の人から聞いた話では、朝方になってもくぐもったか細い悲鳴は絶え間なく聞こえ続けていたらしい。




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