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カルロの日常 ~夕飯はキムチ鍋でした
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今から2日前、休日に入り冬眠に入る熊の如く二階にある自室に直行しベッドの布団に篭る私。
夕飯の準備が整ったと扉越しから聴こえる母の声で、布団から出ては扉を開けて自室を後にし一階へと降りて行った。
一階に着くと既に父が仕事から帰っていた。
私が「おかえり」と言う前に「顔くらい出せ」と苛立ちを見せては此方を睨み付けるのが毎日の恒例であった。
正直、これがあるから一階という空間と物事に一々細かく指摘してくる父が嫌いなのである。
だがこの日は言われなかった。
初めてプレイするRPGで、最終フロアに辿り着いた時と同じ様な安心感…というより達成感を覚えた。
何を達成したのかは自分でもよく分からない。
というか、達成どころか挑戦すらしていない。
夕飯が食卓に並び私は席に着く。
この日はキムチ鍋だった。私はキムチ鍋を食べると、決まってお腹を壊しトイレに長時間篭る羽目になる。
正直嫌だった。
其れを顔に表すと父にまた指摘されるので、ポーカーフェイスを保ち乍聞こえるか聞こえないかの小さな声量でお馴染み「頂きます」を呟く。
余談だが、私はどんなに不機嫌であってもどんなに急いでても「頂きます」「ご馳走様でした」を欠かさず言う。
何気なく食事していた時、祖母に褒められて以来嬉しくて続けている。
ある意味自慢だ。
個人的にあまり好きでは無いキムチ鍋ではあるが、母が作る料理はどんな物であろうと味も見栄えも格別だった。
別にお腹が空いている訳でも無いのに自然と箸が進む。此れも母の料理の凄い所だ。
夕飯の準備が整ったと扉越しから聴こえる母の声で、布団から出ては扉を開けて自室を後にし一階へと降りて行った。
一階に着くと既に父が仕事から帰っていた。
私が「おかえり」と言う前に「顔くらい出せ」と苛立ちを見せては此方を睨み付けるのが毎日の恒例であった。
正直、これがあるから一階という空間と物事に一々細かく指摘してくる父が嫌いなのである。
だがこの日は言われなかった。
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何を達成したのかは自分でもよく分からない。
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其れを顔に表すと父にまた指摘されるので、ポーカーフェイスを保ち乍聞こえるか聞こえないかの小さな声量でお馴染み「頂きます」を呟く。
余談だが、私はどんなに不機嫌であってもどんなに急いでても「頂きます」「ご馳走様でした」を欠かさず言う。
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ある意味自慢だ。
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