Dear my...

E.L.L

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47章

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思わず抱きしめてしまった
思ったよりも遥かに華奢な彼女は少しでも離したら消えてしまいそうな気がした
無意識に力を入れてしまった
言葉で表現するのが苦手なのは分かっている
だけど、人生の全ての言葉を使い切ってでも今は伝えなくちゃならないと思った

ポケットから出した写真を結子に見せる

「これ…日記読んで、思い出そうと思って…場所が分かるところ行ってみた…
でも…その…んー…違うんだ」

この写真の違和感

「何か…足りなくて…」

彼女の目からはさっきからずっと涙が流れ続けている
明日腫れちゃったりしないかな
俺はそっと涙を拭った

ちゃんと伝わるかな

「か、カメラを始める勇気なんて…俺、なかったはずなのに目が覚めたら…始めちゃってるし…氷野さんみたいな素敵な人…といれちゃってたり、3年で俺、何が起きたんだろって…
記憶、取り戻したくて…日記を読んでも…カメラで写真を撮ってみても…あんまり…ピンと来なくて…
何か…フィクションみたいで
照史さんとか小笠原先輩とか友達とか…たくさん話してくれたけど…でも…その…」

日記を読んだだけだけど、分かることだってあるよ
いつも俺の背中を押してくれたのは君だったんだよ
紙の中での君だけじゃ俺足りないんだよ
写真撮ってても何か欠けてる気がするんだよ

あの時ももう一度私とデートしませんか?って結子が言ってくれた時俺めちゃくちゃ嬉しかったんだって断言できるよ

「だから…もう一度…俺と、デートしてくれませんか?」

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