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第8章 明治14年の政変
4 漁火
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6時24分発の横浜行最終便に飛び乗り、川崎駅に着いたのは7時近くだった。
駅舎前で客待ちしていた人力車に乗った。
車夫によると、六郷神社は多摩川にかかる橋を渡って、そう遠くない所にあるという。
駅周辺こそ食事処や木賃宿の灯りがあったが、橋を過ぎると一面田んぼだった。
膝たけほどの稲が、さやさやと風になびいている。
石や凹みの多いでこぼこ道を、車夫は器用に梶をきって避けながら進んだ。
車輪が軋む規則正しい音と、湧き上がるような蛙の鳴き声だけが辺りに響いた。
僅かに残った藍色の陽の光で、車夫の背が汗でびっしょり濡れているのがわかる。
汗の筋の両側で、肩甲骨が交互に躍動した。
後先を考えないで、来てしまった。
徒労に終わるかもしれない。
でも私は夏の夕暮れの風を受けながら、実に清々した気分だった。
「まるで、世話焼きババアだっちゃ」
笑いが込み上げて来た。
そして泣けてきた。
あいつはなぜ、一人で耐える道を選んだんだろう。
「あすこが、六郷神社でげす」
階段を上って真正面に拝殿が見えた。
笛に太鼓、それに檄を入れる男の声が聞こえる。
車から降りて境内へと足を踏み入れた。
開け放たれた拝殿で、三人の舞手が踊っている。
松明に照らされた面、腹に結わえた小太鼓、踊り方、ともに五日市のとよく似ていた。
若干の期待を胸に、世話役らしい年配の男に近づいた。
丁寧に会釈して、速水辰蔵という男を知らないか尋ねた。
世話役の男は首を横に振った。
気負い過ぎたためか、胡散臭そうな目で見られた。
「旦那。なんなら、駅近くの木賃宿までお連れいたしやしょう。明日また、出直されては?」
運んで来てくれた車夫が、背後から言い寄って来た。
一面蛙の鳴き声の中に車両の軋む音だけが、また規則正しく響いた。
車夫はこの辺りに詳しいようで、暗がりながら来た時とは別の道を行っているようだ。
蛙と車輪以外の音が、遠くから聞こえる。
段々大きくなっていき、太鼓の音だとわかった。
どこかで聞いた打ち方だった。
……同心太鼓だ!
「すまん! あの太鼓の音がする方へ走ってくれねが!」
車夫は「へいっ!」と言うと梶棒を左へきった。
足元を照らしていたランプが大きく揺れた。
波打ち際の松林で車を降りた。
男がひとり、長胴太鼓を叩いている。
傍らに灯りとりのための焚火があった。
私は、ゆっくりと男に近づいた。
「辰蔵……」
辰蔵は太鼓を打つ手を止めて、上腕で汗を拭った。
あっけにとられたようにこちらを見ている。
以前の髭は綺麗に剃られ、髪も短く刈ってあった。
肩や腕はそれほどでもないが、頬の肉はさらに落ち、眼光に一層の精悍さを加えていた。
「なんでこんなとこにおるちゃ?」
「お前こそ、なんで来た?」
「た、たまたま通りがかっただけだ。なんか、同心太鼓を叩くもんがおるなって」
辰蔵はストンと両腕を落とすと天を仰いで、「ハハハハハ」と可笑しそうに笑った。
「何が可笑しい! お前は、人の気も知らねで!」
手が動いて辰蔵の胸倉を掴み、右拳を振り上げて睨み付けた。
辰蔵は目を閉じていた。
唇の左端だけは少し上げて薄笑いしながら……。
右手がブルブル震えて、そのまま両手で辰蔵を突き飛ばした。
ドサッという砂地がへこむ音がした。
辰蔵は上体を起こして太い流木の上に坐ると、腰に提げていた竹筒の水を口に含んだ。
「早く帰るんだな。演説会に出るんだろ? こんな所で油売ってどうする?」
「広告を見たのが?」
「ああ。月の弦と金星の矢……」
咳が込み上げて、辰蔵は次の言葉を続けられなかった。
「大丈夫か……お前、労咳なんじゃ……」
「いや、だいぶ良くなった。理久が作った薬のおかげでな」
「軽いうちは効ぐかもしんねが、もう、その段階じゃねえべ!」
大声になった。打ち寄せてくる波の音だけが響いた。
「旦那……」
振り向くと車夫が、もみ手しながら後ろに立っていた。
「悪いな。ここまででええ」
私は袂から財布を取り出して銭を渡すと、辰蔵の横に座った。
「帰らないのか?」
「お前を医者に診せるまではな」
「安心しろ。近々、医者のところへ行く」
「いつだ?」
「そうだな、演芸会が済めば……。なんでここがわかったんだ?」
「権八と理久さんと一緒に銀座へ来て、あちこち手分けして探した。演芸会が能楽堂であるという情報は、お糸ちゃんが髪結いに来た客から偶然聞いたそうだ。それをお駒さんが宿まで来て知らせてくれた」
辰蔵は無言だった。汗を拭いて、浪間に揺れる漁火を眺めている。
「理久さんは、武原村の人に新富座の演説会参加を呼びかけるっつって一旦戻った。二十五日にゃ十一年前、御門訴事件の時に歩いた同じ道を、もう一度みんなで歩いて来ると言ってた。自分が変わったことを辰蔵にもよくわかってほしいって。理久さんは今でも、お前のことを待ってっぺ」
「卓三郎……理久を……頼む」
とくっと心臓が鳴った。
「辰蔵。お前まさか、井上に復讐するなんて考えてねえだろな。そうしたところで何も変わらねえで、かえってお偉方が警戒して頑なになるだけだ。責任を感じてんだろうが、お前は悪くね。菊池さんが死んだのは、お前のせいじゃねえべ」
辰蔵は残りの水を飲み干すと、膝に手を当てて前のめりに海を眺めた。
「雷神山で過ごした夜を覚えてるか? 良輔が即興で勝鬨の調べを打った、石に枝を打ちつけて。あの時は、手前に味方の陣地があって篝火がいくつも見えた」
今は、水平線の向こうに漁火が見える……そう言いたいのだろう。
ぼうっと浮かび上がる漁火は幻想的で、亡くなった者の魂が舞い降りて来ているかのようにも見える。
「俺は初めて八王子で同心太鼓を聴いた時、すぐにあの時の良輔を思い出したよ。六郷神社の氏子が獅子舞を能楽堂でやると聞いて、余興に同心太鼓を打たせてくれと頼み込んだ。獅子舞と同じで、江戸市中の者は知らないからな。俺は、自分が良輔になり代わったと思って打つ」
私とて味方の上官に切り殺された良輔を忘れたことはない。
だが辰蔵が、いまだ良輔の死をこんなに深く胸に刻みつけているとは思わなかった。
「そりゃ政府のお偉方に聴かせてやりでえもんだが、お前は面が割れてっぺ。どうする気だ?」
「天狗面を被る」
「……なら俺がバンパをやる」
三匹獅子舞には男獅子・女獅子・子獅子の他に、天狗とバンパと呼ばれる役がある。
地域によっては露払い、蠅追いと呼ばれるいわば脇役で、獅子たちに大団扇で風を送り、舞手を囃す。
この構成も、同様に関東周辺一帯に分布している。
両膝を叩いて立ち上がった。
辰蔵が、驚いた表情でこちらを見ている。
「同心太鼓なら、俺もやれる。天狗とバンパなら余興にうってつけだっちゃ」
「お前は演説をする側だろ? 何ふざけたこと言ってんだ! さっさと帰れ」
私は袖を肩までまくり上げ、辰蔵が流木に立てかけていたバチを握った。
駅舎前で客待ちしていた人力車に乗った。
車夫によると、六郷神社は多摩川にかかる橋を渡って、そう遠くない所にあるという。
駅周辺こそ食事処や木賃宿の灯りがあったが、橋を過ぎると一面田んぼだった。
膝たけほどの稲が、さやさやと風になびいている。
石や凹みの多いでこぼこ道を、車夫は器用に梶をきって避けながら進んだ。
車輪が軋む規則正しい音と、湧き上がるような蛙の鳴き声だけが辺りに響いた。
僅かに残った藍色の陽の光で、車夫の背が汗でびっしょり濡れているのがわかる。
汗の筋の両側で、肩甲骨が交互に躍動した。
後先を考えないで、来てしまった。
徒労に終わるかもしれない。
でも私は夏の夕暮れの風を受けながら、実に清々した気分だった。
「まるで、世話焼きババアだっちゃ」
笑いが込み上げて来た。
そして泣けてきた。
あいつはなぜ、一人で耐える道を選んだんだろう。
「あすこが、六郷神社でげす」
階段を上って真正面に拝殿が見えた。
笛に太鼓、それに檄を入れる男の声が聞こえる。
車から降りて境内へと足を踏み入れた。
開け放たれた拝殿で、三人の舞手が踊っている。
松明に照らされた面、腹に結わえた小太鼓、踊り方、ともに五日市のとよく似ていた。
若干の期待を胸に、世話役らしい年配の男に近づいた。
丁寧に会釈して、速水辰蔵という男を知らないか尋ねた。
世話役の男は首を横に振った。
気負い過ぎたためか、胡散臭そうな目で見られた。
「旦那。なんなら、駅近くの木賃宿までお連れいたしやしょう。明日また、出直されては?」
運んで来てくれた車夫が、背後から言い寄って来た。
一面蛙の鳴き声の中に車両の軋む音だけが、また規則正しく響いた。
車夫はこの辺りに詳しいようで、暗がりながら来た時とは別の道を行っているようだ。
蛙と車輪以外の音が、遠くから聞こえる。
段々大きくなっていき、太鼓の音だとわかった。
どこかで聞いた打ち方だった。
……同心太鼓だ!
「すまん! あの太鼓の音がする方へ走ってくれねが!」
車夫は「へいっ!」と言うと梶棒を左へきった。
足元を照らしていたランプが大きく揺れた。
波打ち際の松林で車を降りた。
男がひとり、長胴太鼓を叩いている。
傍らに灯りとりのための焚火があった。
私は、ゆっくりと男に近づいた。
「辰蔵……」
辰蔵は太鼓を打つ手を止めて、上腕で汗を拭った。
あっけにとられたようにこちらを見ている。
以前の髭は綺麗に剃られ、髪も短く刈ってあった。
肩や腕はそれほどでもないが、頬の肉はさらに落ち、眼光に一層の精悍さを加えていた。
「なんでこんなとこにおるちゃ?」
「お前こそ、なんで来た?」
「た、たまたま通りがかっただけだ。なんか、同心太鼓を叩くもんがおるなって」
辰蔵はストンと両腕を落とすと天を仰いで、「ハハハハハ」と可笑しそうに笑った。
「何が可笑しい! お前は、人の気も知らねで!」
手が動いて辰蔵の胸倉を掴み、右拳を振り上げて睨み付けた。
辰蔵は目を閉じていた。
唇の左端だけは少し上げて薄笑いしながら……。
右手がブルブル震えて、そのまま両手で辰蔵を突き飛ばした。
ドサッという砂地がへこむ音がした。
辰蔵は上体を起こして太い流木の上に坐ると、腰に提げていた竹筒の水を口に含んだ。
「早く帰るんだな。演説会に出るんだろ? こんな所で油売ってどうする?」
「広告を見たのが?」
「ああ。月の弦と金星の矢……」
咳が込み上げて、辰蔵は次の言葉を続けられなかった。
「大丈夫か……お前、労咳なんじゃ……」
「いや、だいぶ良くなった。理久が作った薬のおかげでな」
「軽いうちは効ぐかもしんねが、もう、その段階じゃねえべ!」
大声になった。打ち寄せてくる波の音だけが響いた。
「旦那……」
振り向くと車夫が、もみ手しながら後ろに立っていた。
「悪いな。ここまででええ」
私は袂から財布を取り出して銭を渡すと、辰蔵の横に座った。
「帰らないのか?」
「お前を医者に診せるまではな」
「安心しろ。近々、医者のところへ行く」
「いつだ?」
「そうだな、演芸会が済めば……。なんでここがわかったんだ?」
「権八と理久さんと一緒に銀座へ来て、あちこち手分けして探した。演芸会が能楽堂であるという情報は、お糸ちゃんが髪結いに来た客から偶然聞いたそうだ。それをお駒さんが宿まで来て知らせてくれた」
辰蔵は無言だった。汗を拭いて、浪間に揺れる漁火を眺めている。
「理久さんは、武原村の人に新富座の演説会参加を呼びかけるっつって一旦戻った。二十五日にゃ十一年前、御門訴事件の時に歩いた同じ道を、もう一度みんなで歩いて来ると言ってた。自分が変わったことを辰蔵にもよくわかってほしいって。理久さんは今でも、お前のことを待ってっぺ」
「卓三郎……理久を……頼む」
とくっと心臓が鳴った。
「辰蔵。お前まさか、井上に復讐するなんて考えてねえだろな。そうしたところで何も変わらねえで、かえってお偉方が警戒して頑なになるだけだ。責任を感じてんだろうが、お前は悪くね。菊池さんが死んだのは、お前のせいじゃねえべ」
辰蔵は残りの水を飲み干すと、膝に手を当てて前のめりに海を眺めた。
「雷神山で過ごした夜を覚えてるか? 良輔が即興で勝鬨の調べを打った、石に枝を打ちつけて。あの時は、手前に味方の陣地があって篝火がいくつも見えた」
今は、水平線の向こうに漁火が見える……そう言いたいのだろう。
ぼうっと浮かび上がる漁火は幻想的で、亡くなった者の魂が舞い降りて来ているかのようにも見える。
「俺は初めて八王子で同心太鼓を聴いた時、すぐにあの時の良輔を思い出したよ。六郷神社の氏子が獅子舞を能楽堂でやると聞いて、余興に同心太鼓を打たせてくれと頼み込んだ。獅子舞と同じで、江戸市中の者は知らないからな。俺は、自分が良輔になり代わったと思って打つ」
私とて味方の上官に切り殺された良輔を忘れたことはない。
だが辰蔵が、いまだ良輔の死をこんなに深く胸に刻みつけているとは思わなかった。
「そりゃ政府のお偉方に聴かせてやりでえもんだが、お前は面が割れてっぺ。どうする気だ?」
「天狗面を被る」
「……なら俺がバンパをやる」
三匹獅子舞には男獅子・女獅子・子獅子の他に、天狗とバンパと呼ばれる役がある。
地域によっては露払い、蠅追いと呼ばれるいわば脇役で、獅子たちに大団扇で風を送り、舞手を囃す。
この構成も、同様に関東周辺一帯に分布している。
両膝を叩いて立ち上がった。
辰蔵が、驚いた表情でこちらを見ている。
「同心太鼓なら、俺もやれる。天狗とバンパなら余興にうってつけだっちゃ」
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