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第7章 ハッピーピープル
第35話:ハッピーピープル・6
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「おかえり~」
「おかえり~」
家に帰ると立夏とリツカが床から顔を上げる。
この二人はいつも床の上で身を寄せ合って花を突いたり眺めたりしている。たまに細々とした会話が交わされることはあるが、雑談にワイワイと興じている感じでもない。二人が花を眺めているのを眺めている彼方というのが、家に三人が揃っているときの基本的な構図である。
寝っ転がったままの二人は猫っぽく、差し詰め彼方は二人の飼い主ということになるか。実際、太陽が昇ってきたら二人を起こして顔を洗ってやって花の前まで運んでくるところから彼方の一日が始まり、洗濯や掃除や食事をこなしながら終わっていく。
元現実世界では機械に任せっきりだったので知らなかったが、家事は意外と彼方の性に合っていることもわかってきた。要するに情報を集めて最適化していく過程と思えば、ゲームの一種と思えなくもない。
この家も彼方の労働によって巨大化の一途を辿っていた。暇を持て余した彼方は何かをアップグレードせずにはいられないのだ。
建築もやってしまえばそう難しくはなく、柱の基礎をしっかり立てればあとはどうとでもなる。まずは雑草を刈り取って床を広げ、続いて縦方向にも木材を積み立てていく。今は試作段階のロフトのような上階が伸びていた。
ただし生活基盤の向上に対しても村のエルフの反応は極めて鈍い。全く関心がないならまだしも一応はその素振りを見せるのがなおさらタチが悪く、「ああ、すごいですね」と言った次の瞬間には昼寝を再開するような有様だ。目の前のちょっとすごいことに軽く感心するくらいの反応はあるのに、自分も生活を豊かにしようとか、住処を豪華にしようとか、その手の長期的な発展への意欲は相変わらず欠落している。
「この鉢はロフトに置いた方がいいんじゃないか。どうせ一つ上のやつと比較するならこの前の記録との違いが見えやすい」
彼方は手近な鉢を指さした。
広がった家のほとんどを占めるのは例の花の栽培スペースだ。栽培スペースは様々な装置に分割され、それぞれの間を繋ぐ配管がかつての立夏の研究所のように巨大な体系性を伺わせる。定刻ごとに一定量の水を垂らす装置、種をサイズに応じて振り分ける装置、光の遮り方に様々なバリエーションを持たせる装置。これらは木や石を削って組み合わせたもので、立夏とリツカの求めに応じて彼方が作ることも少なくない。
毎日二人の希望を聞いて色々装置を作ったり家を広げたりしているうちに彼方にも花の栽培が何となくわかってきていた。
栽培の基本は地道に対照実験だ。様々な条件の組み合わせを色々と変え続けて記録する、その繰り返し。
「上から三段目と何分違いだっけ~?」
「日照はアベレージより一日あたり十二分長い。角度が緩いから」
「う~ん、一応元の位置で相互作用があるかは気になるけど、確かに重力の影響はだいたい見てるからな~。一旦そうしようか。排水条件だけ変わらないように合わせといて~」
「了解」
彼方は指示された通りに手元の鉢を持ち上げた。床を這い回る二人に代わってロフトに持っていくためだ。
木材で作られた鉢は高度にモジュール化されている。つまり、様々な実験条件を切り離してパーツとして組み込めるように小分けされている。
例えば、どの鉢も底には同じ規格の木製カバーが取り付けられており、そこに排水に用いる素材を収納する。石を詰めると水はけがよく、草を詰めると悪いといった具合に条件を調整できる。大抵は森や川で入手できる植物や鉱物が入っているが、今彼方が持ち上げている鉢の手元には見慣れないものが入っていた。
そこには黄ばんだ紙がくしゃくしゃに丸められていた。既に水を少し吸って滲んでいるが、紙の上にはぎっしりと文字が書き込まれている。
それも手書きではなく、一定の間隔とサイズで規格化された明らかな印刷字体。この村に紙を作るエルフなど、ましてやグーテンベルクなどいるわけもない。
彼方は湿った紙面を広げて目を通した。
『彼女の旅は始まったばかりである。少女はなんとか隣人を撃退したが、彼らとて無限に増え続けるクローン兵のほんの一部に過ぎない。未だ生き残っている人類はこの荒野のどこかにいるのだろうか。博士と軍人は消えてしまった。二人が遺した薬は少女の身体を生き長らえさせた。しかし彼女がどこに向かうのかを示すことはない……』
「これはKSDのエピローグじゃないか!」
「トゥービーコンティニュード感を出してるあたりがいじらしいよね~、次回作が作れるように。って、そんなことが聞きたいんじゃないのはわかってるよ。別に隠してたわけじゃないし、原本を見せてあげてもいいけど」
立夏は木目の床に手を付くと、継ぎ目をこじ開けて板を外し、その裏側から一冊の本を取り出した。この収納は家をリフォームした彼方も知らないギミックだ。
立夏が掲げた本は小さめの映画パンフレットのようで、表紙には戦う少女のイラストが描いてある。
「村の外を走り回ってる彼方ちゃんは知らないだろうけど、家の床下とか大きい石の裏とか、いかにも隠しアイテムがありそうな場所にはけっこう色々なものが落ちてるんだよね。この本とか」
「エルフのために書かれたものではないだろう。製紙技術がないし、そもそもエルフには識字能力がない」
「別の文化レベルが高い村から持ち込まれたとか、そういう話でもないだろうね」
「そう、これは一つ上のレイヤーから持ち込まれたルール。私たちの旅路を導く創造の指標だ」
突然現れたキーアイテムを前に思考の閃光が迸る。推理ゲームの終盤に差し掛かったときのように、今までうっすらと推測していたことが明確な確信を伴って完全に符合していく。
「これはKSD世界がエルフ世界における創作物だったという決定的な証拠じゃないか? 元現実世界がKSD世界からシミュレートされていたように」
「そだね~」
「やはり私たちはフィクションの階層を一つずつ上がっているんだ。最初にいたファンタジスタ世界は、元現実世界におけるバーチャルリアリティによる創造物だった。その元現実世界も、KSD世界のシミュレーション技術による創造物だった。そしてそのKSD世界も、このエルフ世界の伝承による創造物なんだ。そして恐らくこのエルフ世界もどこか別の世界の小説か何かだ。創造の連鎖が世界群を作り出している」
「そだね~」
「登場人物や流通言語が共通していることにも一般的な説明が付く。世界の創造に使う構成要素は、結局は元の世界にあったものを使い回すしかない。ローチカ博士のシミュレーターが既存の人類のリストからNPCを作り出していたように、新たな世界を作り出す想像力は元の世界に依存する」
「そだね~」
「だから逆だ。エルフが日本語を使っているのは私たちがKSD世界で日本語を使っていたからではない。エルフが日本語を使っていたから、そこで創造されたKSD世界でも日本語が流通していた。そしてKSD世界で日本語が使われたから、そこでシミュレートされていた元現実世界でも日本語が使われた。創造の制約は逆向きに連鎖している」
「そだね~」
「大抵の事物は複数の世界にコピーされて遍在するし、登場人物も例外ではない。ローチカ博士と桜井さんが元現実世界とKSD世界にいたり、樹さんが元現実世界とエルフ世界にいたりするのも同じことだ。新しく創造された世界の事物は創造主のいた世界の事物パッケージを緩やかに引き継ぐから」
「そだね~」
「私でもこのくらい思い付くんだ。立夏はもっと先までわかっているんじゃないか」
「そだね~。そういう基本設定くらい、この世界に来る前からもうだいたいわかってたよ。彼方ちゃんは気付いてない物証だってまだいくつかあるし、その上で誰が例外で何がルールチェンジャーなのかも検討が付いてるけど、私にはそんなのどうでもいいんだ。いまさら他の世界との関係を解き明かして何になるって言うのさ? この世界に定住するって私言ったよね。だったらもう、そんな世界の真相なんてどうでもいいよ」
立夏は開いた本を思い切り破いた。ページをビリビリと細かく裁断し、白い紙吹雪が狭い室内に舞い散る。
「この本は世界の真実を解き明かすキーアイテムじゃないよ。栽培のために手頃な材料。ここに書かれてる情報だって明日の天気よりどうでもいいことで、重要なのはこういう素材の紙が上手く水を吸ってくれるってことだけ」
立夏が彼方に向かい合う。
立夏の目に刺さる花は最初に見たときよりも明らかに精彩を増していた。元から美しい花ではあったが、改良を重ねた今はその比ではない。
照明などない部屋の中だと言うのに、僅かに差し込む光を反射して電灯のようにぼんやり輝いているように見える。僅かな花弁の重なりすらも柔らかい光の中に調和し、花はどんどん真円に近付いているようだった。
「立夏はこうなることを見越していて、私が次の世界を目指して動かないように結婚という布石を打っていたのか」
「あは、そういう言い方はあんまりよくないね~。自分でもあんまり説得力ないと思うけど、利害のためにいやいや結婚したとかいうわけじゃないんだよ。少なくとも私はこの世界で彼方ちゃんと住んでる方が幸せになれる確率は高いし、彼方ちゃんも幸せになった方がいいとは思ってるんだ。ただしキルマシーン以外の方向で」
そのときズシンという音が響いた。耳から聞こえてきたのではない。地面を通じて、身体に衝撃が直接伝わってきたのだ。
この村の平穏を破壊する明確な脅威が訪れる。
「また来たか」
「そだね~」
「おかえり~」
家に帰ると立夏とリツカが床から顔を上げる。
この二人はいつも床の上で身を寄せ合って花を突いたり眺めたりしている。たまに細々とした会話が交わされることはあるが、雑談にワイワイと興じている感じでもない。二人が花を眺めているのを眺めている彼方というのが、家に三人が揃っているときの基本的な構図である。
寝っ転がったままの二人は猫っぽく、差し詰め彼方は二人の飼い主ということになるか。実際、太陽が昇ってきたら二人を起こして顔を洗ってやって花の前まで運んでくるところから彼方の一日が始まり、洗濯や掃除や食事をこなしながら終わっていく。
元現実世界では機械に任せっきりだったので知らなかったが、家事は意外と彼方の性に合っていることもわかってきた。要するに情報を集めて最適化していく過程と思えば、ゲームの一種と思えなくもない。
この家も彼方の労働によって巨大化の一途を辿っていた。暇を持て余した彼方は何かをアップグレードせずにはいられないのだ。
建築もやってしまえばそう難しくはなく、柱の基礎をしっかり立てればあとはどうとでもなる。まずは雑草を刈り取って床を広げ、続いて縦方向にも木材を積み立てていく。今は試作段階のロフトのような上階が伸びていた。
ただし生活基盤の向上に対しても村のエルフの反応は極めて鈍い。全く関心がないならまだしも一応はその素振りを見せるのがなおさらタチが悪く、「ああ、すごいですね」と言った次の瞬間には昼寝を再開するような有様だ。目の前のちょっとすごいことに軽く感心するくらいの反応はあるのに、自分も生活を豊かにしようとか、住処を豪華にしようとか、その手の長期的な発展への意欲は相変わらず欠落している。
「この鉢はロフトに置いた方がいいんじゃないか。どうせ一つ上のやつと比較するならこの前の記録との違いが見えやすい」
彼方は手近な鉢を指さした。
広がった家のほとんどを占めるのは例の花の栽培スペースだ。栽培スペースは様々な装置に分割され、それぞれの間を繋ぐ配管がかつての立夏の研究所のように巨大な体系性を伺わせる。定刻ごとに一定量の水を垂らす装置、種をサイズに応じて振り分ける装置、光の遮り方に様々なバリエーションを持たせる装置。これらは木や石を削って組み合わせたもので、立夏とリツカの求めに応じて彼方が作ることも少なくない。
毎日二人の希望を聞いて色々装置を作ったり家を広げたりしているうちに彼方にも花の栽培が何となくわかってきていた。
栽培の基本は地道に対照実験だ。様々な条件の組み合わせを色々と変え続けて記録する、その繰り返し。
「上から三段目と何分違いだっけ~?」
「日照はアベレージより一日あたり十二分長い。角度が緩いから」
「う~ん、一応元の位置で相互作用があるかは気になるけど、確かに重力の影響はだいたい見てるからな~。一旦そうしようか。排水条件だけ変わらないように合わせといて~」
「了解」
彼方は指示された通りに手元の鉢を持ち上げた。床を這い回る二人に代わってロフトに持っていくためだ。
木材で作られた鉢は高度にモジュール化されている。つまり、様々な実験条件を切り離してパーツとして組み込めるように小分けされている。
例えば、どの鉢も底には同じ規格の木製カバーが取り付けられており、そこに排水に用いる素材を収納する。石を詰めると水はけがよく、草を詰めると悪いといった具合に条件を調整できる。大抵は森や川で入手できる植物や鉱物が入っているが、今彼方が持ち上げている鉢の手元には見慣れないものが入っていた。
そこには黄ばんだ紙がくしゃくしゃに丸められていた。既に水を少し吸って滲んでいるが、紙の上にはぎっしりと文字が書き込まれている。
それも手書きではなく、一定の間隔とサイズで規格化された明らかな印刷字体。この村に紙を作るエルフなど、ましてやグーテンベルクなどいるわけもない。
彼方は湿った紙面を広げて目を通した。
『彼女の旅は始まったばかりである。少女はなんとか隣人を撃退したが、彼らとて無限に増え続けるクローン兵のほんの一部に過ぎない。未だ生き残っている人類はこの荒野のどこかにいるのだろうか。博士と軍人は消えてしまった。二人が遺した薬は少女の身体を生き長らえさせた。しかし彼女がどこに向かうのかを示すことはない……』
「これはKSDのエピローグじゃないか!」
「トゥービーコンティニュード感を出してるあたりがいじらしいよね~、次回作が作れるように。って、そんなことが聞きたいんじゃないのはわかってるよ。別に隠してたわけじゃないし、原本を見せてあげてもいいけど」
立夏は木目の床に手を付くと、継ぎ目をこじ開けて板を外し、その裏側から一冊の本を取り出した。この収納は家をリフォームした彼方も知らないギミックだ。
立夏が掲げた本は小さめの映画パンフレットのようで、表紙には戦う少女のイラストが描いてある。
「村の外を走り回ってる彼方ちゃんは知らないだろうけど、家の床下とか大きい石の裏とか、いかにも隠しアイテムがありそうな場所にはけっこう色々なものが落ちてるんだよね。この本とか」
「エルフのために書かれたものではないだろう。製紙技術がないし、そもそもエルフには識字能力がない」
「別の文化レベルが高い村から持ち込まれたとか、そういう話でもないだろうね」
「そう、これは一つ上のレイヤーから持ち込まれたルール。私たちの旅路を導く創造の指標だ」
突然現れたキーアイテムを前に思考の閃光が迸る。推理ゲームの終盤に差し掛かったときのように、今までうっすらと推測していたことが明確な確信を伴って完全に符合していく。
「これはKSD世界がエルフ世界における創作物だったという決定的な証拠じゃないか? 元現実世界がKSD世界からシミュレートされていたように」
「そだね~」
「やはり私たちはフィクションの階層を一つずつ上がっているんだ。最初にいたファンタジスタ世界は、元現実世界におけるバーチャルリアリティによる創造物だった。その元現実世界も、KSD世界のシミュレーション技術による創造物だった。そしてそのKSD世界も、このエルフ世界の伝承による創造物なんだ。そして恐らくこのエルフ世界もどこか別の世界の小説か何かだ。創造の連鎖が世界群を作り出している」
「そだね~」
「登場人物や流通言語が共通していることにも一般的な説明が付く。世界の創造に使う構成要素は、結局は元の世界にあったものを使い回すしかない。ローチカ博士のシミュレーターが既存の人類のリストからNPCを作り出していたように、新たな世界を作り出す想像力は元の世界に依存する」
「そだね~」
「だから逆だ。エルフが日本語を使っているのは私たちがKSD世界で日本語を使っていたからではない。エルフが日本語を使っていたから、そこで創造されたKSD世界でも日本語が流通していた。そしてKSD世界で日本語が使われたから、そこでシミュレートされていた元現実世界でも日本語が使われた。創造の制約は逆向きに連鎖している」
「そだね~」
「大抵の事物は複数の世界にコピーされて遍在するし、登場人物も例外ではない。ローチカ博士と桜井さんが元現実世界とKSD世界にいたり、樹さんが元現実世界とエルフ世界にいたりするのも同じことだ。新しく創造された世界の事物は創造主のいた世界の事物パッケージを緩やかに引き継ぐから」
「そだね~」
「私でもこのくらい思い付くんだ。立夏はもっと先までわかっているんじゃないか」
「そだね~。そういう基本設定くらい、この世界に来る前からもうだいたいわかってたよ。彼方ちゃんは気付いてない物証だってまだいくつかあるし、その上で誰が例外で何がルールチェンジャーなのかも検討が付いてるけど、私にはそんなのどうでもいいんだ。いまさら他の世界との関係を解き明かして何になるって言うのさ? この世界に定住するって私言ったよね。だったらもう、そんな世界の真相なんてどうでもいいよ」
立夏は開いた本を思い切り破いた。ページをビリビリと細かく裁断し、白い紙吹雪が狭い室内に舞い散る。
「この本は世界の真実を解き明かすキーアイテムじゃないよ。栽培のために手頃な材料。ここに書かれてる情報だって明日の天気よりどうでもいいことで、重要なのはこういう素材の紙が上手く水を吸ってくれるってことだけ」
立夏が彼方に向かい合う。
立夏の目に刺さる花は最初に見たときよりも明らかに精彩を増していた。元から美しい花ではあったが、改良を重ねた今はその比ではない。
照明などない部屋の中だと言うのに、僅かに差し込む光を反射して電灯のようにぼんやり輝いているように見える。僅かな花弁の重なりすらも柔らかい光の中に調和し、花はどんどん真円に近付いているようだった。
「立夏はこうなることを見越していて、私が次の世界を目指して動かないように結婚という布石を打っていたのか」
「あは、そういう言い方はあんまりよくないね~。自分でもあんまり説得力ないと思うけど、利害のためにいやいや結婚したとかいうわけじゃないんだよ。少なくとも私はこの世界で彼方ちゃんと住んでる方が幸せになれる確率は高いし、彼方ちゃんも幸せになった方がいいとは思ってるんだ。ただしキルマシーン以外の方向で」
そのときズシンという音が響いた。耳から聞こえてきたのではない。地面を通じて、身体に衝撃が直接伝わってきたのだ。
この村の平穏を破壊する明確な脅威が訪れる。
「また来たか」
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