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第一章
10.闘い
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山頂付近の水が湧き出ている箇所に付くと、そこにはローブを纏った男二人が作業をしていた。俺たちはその現場を発見したが決定打となる行為を行うまでは辛抱強く茂みに隠れる。
『おい、どういうことだ?水が綺麗な色になっている!』
『王が呪いを入れた水銀だぞ!浄化できるもんではなかったはず!』
『ああ、わかっている。だが、あの王は本当に質が悪い。水を浄化するための聖女召喚に資金がいるからと言って民衆から税金をふんだくるために、水を汚染させるなんてな!自分たちの水だけ確保して、すんげ~~素晴らしいほどの悪人だ!』
『違いない。俺たちは金を貰えるから文句言えないけどな』
そこで、一人の男が筒から何かを水に垂らそうとしているので、俺はそれを燃やした。
「っ!!!何者だ!」
「何者も何も、テメーらの敵だ。馬鹿たれ。お前らには聞くことがたんまりとあるようだな~~~」
「ふん!こっちは二人だ!俺たちに勝てるわ・・・・うぎゃーーーーーーーーっ!!!」
自分の捻れた腕を見て、悲鳴を上げ地面にのたうち回る男。
それを冷たい目で見下す、俺様。
「で、言い分はあるのか?ま、拘束して帝国で話を聞くけどな」
「て、帝国!?てめ、帝国騎士かっ!?」
「違う。てか、五月蠅いな。お、お前のその紋章見たことあるな?」
「「っ!!!!」」
そして、俺の後ろからアルバートが
「バーミリアの紋章だ。ほ~~お前らの国が関わっていたのか、ここの森の水源に?」
「っ!!!おま、お前っ!第三騎士団団長、アルバート・シュタインかっ!」
「ご明察。俺はフィルハート帝国、帝国宮廷騎士団第三騎士団長アルバート・シュタインで間違いない。お前たちを国同士の取り決めを無視し、各国に多大な損失を与えた罪人として捕える!」
「じょ、冗談じゃねー!俺たちは王に頼まれて!ひぎゅうああああああああっ!」
俺は逃げようとする男たちの足にクナイを刺し、その場から動けないようにした。
「抜いたら失血死するかもな?ま、俺はどっちでもいいんだけど?つか、お前らの国が俺を敵に回したんだから、覚悟はしておけよ」
二人の意識を刈り取り、ぐるぐると頑丈な蔦で拘束をする。
「スイのその武器は何だ?見たことないのだが」
「ああ、これはクナイと言って、忍び道具なんだよ。つか、忍びってわかってる?」
「いや、わからんが、お前のさっきの雰囲気で理解した。『暗殺者』だな?」
「ははは、半分正解かな?忍びは「情報をもたらすのが一番」。それを邪魔するモノがいるならば殺しても厭わない。あとは、護衛任務とかもあるな」
「納得した。雰囲気が俺たちと話している時とかなり違って恐ろしかったからな」
「ま~俺みたいになれとは言わないけど、アルバートはもっと強くなれる。だって、俺から技を盗もうとしていただろう?」
「気付いていたか。あわよくばな。だが、無理だった」
「簡単に盗まれるような真似はしないさ!ほら、さっさと殿下たちの所に戻るぞ!」
俺も一人担ぐっていうのに、「今回俺は何もしていないからな」と言って、アルバートが二人の足を引きずって連れて行った。
で、起きていた殿下たちに事情を説明し、ゴミや何やらを片付けて、帝国の殿下の部屋であろう場所に転移したのだった。
「私はこの者たちを兵に渡してきます。そして、その後王妃様に事情を説明し、ジルフォード殿下のお部屋にお連れいたします」
「ああ、レイフォード頼むよ。アルバートは事情を陛下や兄君たちに説明を。スイは私と共にジルフォードの部屋で準備を」
「「「はっ!!!」」」
そして、各々の闘いの舞台に散っていく。
『おい、どういうことだ?水が綺麗な色になっている!』
『王が呪いを入れた水銀だぞ!浄化できるもんではなかったはず!』
『ああ、わかっている。だが、あの王は本当に質が悪い。水を浄化するための聖女召喚に資金がいるからと言って民衆から税金をふんだくるために、水を汚染させるなんてな!自分たちの水だけ確保して、すんげ~~素晴らしいほどの悪人だ!』
『違いない。俺たちは金を貰えるから文句言えないけどな』
そこで、一人の男が筒から何かを水に垂らそうとしているので、俺はそれを燃やした。
「っ!!!何者だ!」
「何者も何も、テメーらの敵だ。馬鹿たれ。お前らには聞くことがたんまりとあるようだな~~~」
「ふん!こっちは二人だ!俺たちに勝てるわ・・・・うぎゃーーーーーーーーっ!!!」
自分の捻れた腕を見て、悲鳴を上げ地面にのたうち回る男。
それを冷たい目で見下す、俺様。
「で、言い分はあるのか?ま、拘束して帝国で話を聞くけどな」
「て、帝国!?てめ、帝国騎士かっ!?」
「違う。てか、五月蠅いな。お、お前のその紋章見たことあるな?」
「「っ!!!!」」
そして、俺の後ろからアルバートが
「バーミリアの紋章だ。ほ~~お前らの国が関わっていたのか、ここの森の水源に?」
「っ!!!おま、お前っ!第三騎士団団長、アルバート・シュタインかっ!」
「ご明察。俺はフィルハート帝国、帝国宮廷騎士団第三騎士団長アルバート・シュタインで間違いない。お前たちを国同士の取り決めを無視し、各国に多大な損失を与えた罪人として捕える!」
「じょ、冗談じゃねー!俺たちは王に頼まれて!ひぎゅうああああああああっ!」
俺は逃げようとする男たちの足にクナイを刺し、その場から動けないようにした。
「抜いたら失血死するかもな?ま、俺はどっちでもいいんだけど?つか、お前らの国が俺を敵に回したんだから、覚悟はしておけよ」
二人の意識を刈り取り、ぐるぐると頑丈な蔦で拘束をする。
「スイのその武器は何だ?見たことないのだが」
「ああ、これはクナイと言って、忍び道具なんだよ。つか、忍びってわかってる?」
「いや、わからんが、お前のさっきの雰囲気で理解した。『暗殺者』だな?」
「ははは、半分正解かな?忍びは「情報をもたらすのが一番」。それを邪魔するモノがいるならば殺しても厭わない。あとは、護衛任務とかもあるな」
「納得した。雰囲気が俺たちと話している時とかなり違って恐ろしかったからな」
「ま~俺みたいになれとは言わないけど、アルバートはもっと強くなれる。だって、俺から技を盗もうとしていただろう?」
「気付いていたか。あわよくばな。だが、無理だった」
「簡単に盗まれるような真似はしないさ!ほら、さっさと殿下たちの所に戻るぞ!」
俺も一人担ぐっていうのに、「今回俺は何もしていないからな」と言って、アルバートが二人の足を引きずって連れて行った。
で、起きていた殿下たちに事情を説明し、ゴミや何やらを片付けて、帝国の殿下の部屋であろう場所に転移したのだった。
「私はこの者たちを兵に渡してきます。そして、その後王妃様に事情を説明し、ジルフォード殿下のお部屋にお連れいたします」
「ああ、レイフォード頼むよ。アルバートは事情を陛下や兄君たちに説明を。スイは私と共にジルフォードの部屋で準備を」
「「「はっ!!!」」」
そして、各々の闘いの舞台に散っていく。
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