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第三章

16 筋肉

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「ま、この部屋ゲストルームがあるからそっちの2組はそこ使えよ。ベッドはセミダブルだから狭くはねーし」
「葵、勝手に決めなるな、スイが困るだろう?」
「その前にがたいのいい二人が縺れ合う・・・・・ああん、私の下が滾っちゃう~~~」
「「「うっさいわっ!!!」」」
菖蒲にクナイが集中しました。
ま、当然避けられるけどな。
「ま、ホテルの使い方がわからん以上仕方がねーな。殿下たちは俺のを使え。暫く寝てねんだろう?俺はこのソファで寝るから」
「「それは駄目だ!!」
と、さすが双子。言葉も息もぴったり!!
「一緒に寝よう、スイ?」
「君を抱きしめて寝たいんだ」
という二人に俺は、
「い・や・だ」
と突きつけてやりました!!!
「許さないと言っただろう?俺のベッドで欲情するのは構わねーけど、汚すなよ?面倒だからな」
「「っ!!??何でっ?!」」
「何でって・・・・・・」
「一緒に寝てくれないと眠れないっ!」
「知るかっ!」
「いい加減スイに触らせてくれ!」
「断る!」
「「・・・・・・そんなに嫌なのか?」」
「・・・・・・・・・・・・・・・今は嫌だ。その貧相な身体に抱かれるなんて」
「「はっ??」」
「お前ら、あの綺麗に引き締まった筋肉どこにやった?俺はあの逞しく分厚いのに抱かれるのがいんだよっ!そんな貧相な身体で満足できるかっ!」
「「っ!!!!!!」」
二人は慌てて自分の身体を見て、上着を脱いで、自分の脇腹を抓って、肉が落ちた皮を引っ張って・・・・・・・
「あ、私の筋肉どこにいった?」
「細マッチョですらないなんて・・・・・・」
ガーーーーンと沈み、そして、座り込み、悩み。
「なので、俺が直々に殿下、アルバート、エリアスを扱く!!アシュレイ兄弟が群を抜いて強くなる割には、お前ら4人とも全く進歩がないからな。厳しくいくから覚悟しろっ!」
「え、俺らもか?!」
「あったり前だ、バカヤロー!!!」
「4人とも筋肉が元に戻るまで、俺たちを抱かせないからなっ!!」
「「「「えええええええええええええええええっ!!!」」」」
二度目の怒号は、マンションごと揺れました!!!
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