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有能すぎる男
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王太子妃候補選定も最終段階に入り、既に全ての行程が終わっていた。王女たちも自由な時間が増え、残りの時間をアピールタイムに使う王女も居た。
『ルリネット王女、本日はどうされますか?』
…こいつはまた。
『ねえラインハルト、貴方はいつもそんなふうに笑顔を巻き散らかしているの?』
単刀直入に聞いてみた。
『巻き散らかすだなんて、言葉が悪いですね。これが私のデフォルトですが?』
さぞや社交界を賑やかしているのであろうイケメンぶり。
『貴方は準王族よね?この国の令嬢たちも放ってはおけないわね。争いの種ね。』
呆れた視線を跳ね返すように
『それは否定はいたしませんが、私の心を揺さぶる令嬢にはまだお会いしておりませんよ』
何だか寒気がしてきたルリネット。ブルブルと大袈裟に震えるとラインハルトは
『いけませんね。本日はお部屋でゆっくりなさって下さい』
いやいや、お前に震えているだけよ。
『王女、貴女をしっかりお守りしなければ、私はこのダリス大王国に居られなくなってしまう。』
訳のわからない事を言いながら、ルリネットにベッドに入るよう促す。
ええ~?暇すぎ…
『ルリネット王女、本日はどうされますか?』
…こいつはまた。
『ねえラインハルト、貴方はいつもそんなふうに笑顔を巻き散らかしているの?』
単刀直入に聞いてみた。
『巻き散らかすだなんて、言葉が悪いですね。これが私のデフォルトですが?』
さぞや社交界を賑やかしているのであろうイケメンぶり。
『貴方は準王族よね?この国の令嬢たちも放ってはおけないわね。争いの種ね。』
呆れた視線を跳ね返すように
『それは否定はいたしませんが、私の心を揺さぶる令嬢にはまだお会いしておりませんよ』
何だか寒気がしてきたルリネット。ブルブルと大袈裟に震えるとラインハルトは
『いけませんね。本日はお部屋でゆっくりなさって下さい』
いやいや、お前に震えているだけよ。
『王女、貴女をしっかりお守りしなければ、私はこのダリス大王国に居られなくなってしまう。』
訳のわからない事を言いながら、ルリネットにベッドに入るよう促す。
ええ~?暇すぎ…
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