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第十七章 廉也の嫉妬
廉也の浮気疑惑
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「慎太郎さんとの契約で昨日の飛行機だと聞いていたので」
「ねえ、みゆさん、廉也の前でも、東城氏の事、名前呼びしてるの?」
「はい」
「それから、機嫌悪いんでしょ?」
みゆはゆかりに言われて、そうだったと思い出した。
「廉也はみゆさんが東城氏のこと名前呼びしたから、嫉妬したのよ」
「まさかそんな……」
「廉也は子供だからね、あっ、ごめんなさい、私も廉也って呼び捨ては奥様に対して失礼よね」
「いいえ、そんなことは……」
「みゆさんみたいに、あいつも大人ならいいんだけどね」
(確かに、私が慎太郎さんって言ったあとから、不機嫌になったんだ)
みゆは自分の言動に気をつけないとって感じていた。
その時、ゆかりが「あいつがいないんなら、検査に来たら?ついでに食事しましょうよ」
そう言ってくれて、みゆはお言葉に甘えようと会社に向かった。
廉也が昨日ではなく、今日の夕方の飛行機だと言う、ゆかりの言葉は忘れていた。
会社にタクシーで到着すると、近くのホテルから出てくる廉也を見かけた。
(廉也さん、どうして、昨日の飛行機じゃなかったの?)
廉也はみゆには気づかずに、タクシーに乗り込んで発進した。
そのあと、背の高いすらっとした美人がホテルから出てきた。
(嘘、まさかよね)
廉也とその女性との関係はなんの根拠もない。
でも、今日の出発なのに、昨日の夕方行ってくるとマンションを出ていった。
しかも、東城氏のことで、怒っていた、みゆへの嫉妬ではなく、浮気だったとしたら。
みゆは男性を信じることが出来ない気持ちが再発してしまった。
(それはそうだよね、私なんかより、すらっとした若い美人がいいよね)
あまりにも到着が遅いみゆを心配して、ゆかりがビルから出てきた。
タクシーを降りて、別のタクシーを見送っているみゆを見つけた。
「みゆさん、どうしたの?」
ゆかりに声をかけられて、我に返った。
「廉也さんが、あのホテルから出てきたんです、すらっとした若い美人と……」
出てきたのは別々だったのに、思い込みとは恐ろしいことだ。
ちょっと言葉たらずで意味がだいぶ違ってくる。
「えっ、知ってる人?」
「見たことがない人です、廉也さん、やっぱり……」
「やっぱりって、何か心あたりあるの?」
「昨日、ホテルに泊まるなんて言っていなかったのに……」
「ねえ、みゆさん、廉也の前でも、東城氏の事、名前呼びしてるの?」
「はい」
「それから、機嫌悪いんでしょ?」
みゆはゆかりに言われて、そうだったと思い出した。
「廉也はみゆさんが東城氏のこと名前呼びしたから、嫉妬したのよ」
「まさかそんな……」
「廉也は子供だからね、あっ、ごめんなさい、私も廉也って呼び捨ては奥様に対して失礼よね」
「いいえ、そんなことは……」
「みゆさんみたいに、あいつも大人ならいいんだけどね」
(確かに、私が慎太郎さんって言ったあとから、不機嫌になったんだ)
みゆは自分の言動に気をつけないとって感じていた。
その時、ゆかりが「あいつがいないんなら、検査に来たら?ついでに食事しましょうよ」
そう言ってくれて、みゆはお言葉に甘えようと会社に向かった。
廉也が昨日ではなく、今日の夕方の飛行機だと言う、ゆかりの言葉は忘れていた。
会社にタクシーで到着すると、近くのホテルから出てくる廉也を見かけた。
(廉也さん、どうして、昨日の飛行機じゃなかったの?)
廉也はみゆには気づかずに、タクシーに乗り込んで発進した。
そのあと、背の高いすらっとした美人がホテルから出てきた。
(嘘、まさかよね)
廉也とその女性との関係はなんの根拠もない。
でも、今日の出発なのに、昨日の夕方行ってくるとマンションを出ていった。
しかも、東城氏のことで、怒っていた、みゆへの嫉妬ではなく、浮気だったとしたら。
みゆは男性を信じることが出来ない気持ちが再発してしまった。
(それはそうだよね、私なんかより、すらっとした若い美人がいいよね)
あまりにも到着が遅いみゆを心配して、ゆかりがビルから出てきた。
タクシーを降りて、別のタクシーを見送っているみゆを見つけた。
「みゆさん、どうしたの?」
ゆかりに声をかけられて、我に返った。
「廉也さんが、あのホテルから出てきたんです、すらっとした若い美人と……」
出てきたのは別々だったのに、思い込みとは恐ろしいことだ。
ちょっと言葉たらずで意味がだいぶ違ってくる。
「えっ、知ってる人?」
「見たことがない人です、廉也さん、やっぱり……」
「やっぱりって、何か心あたりあるの?」
「昨日、ホテルに泊まるなんて言っていなかったのに……」
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