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第七章 私を覚えていない彼
彼に惹かれた友梨ちゃん
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彼は友梨ちゃんが用意してくれていた椅子を見つけて、私を座らせてくれた。
「紹介しますね、一緒に働いている友梨ちゃんです」
「麻生です、あゆみをよろしく」
「あっ、は、はい」
友梨ちゃんは顔を真っ赤にして彼に見惚れていた。
それはそうだろう、友梨ちゃんは二十歳の女の子、彼をかっこいいと思っても不思議ではない。
「あゆみ、帰りは七時で大丈夫?」
「はい、よろしくお願いします」
彼は友梨ちゃんに一礼して、爽やかな笑顔を見せ、フラワーショップをあとにした。 「店長、誰ですか、彼ですか?」
「違う、違う、私を怪我させた張本人」
「かっこいいですね、店長羨まし~い、お姫様抱っこされて」
「友梨ちゃんたら・・・」
「仕事何をしているのですか?名前は?」
「仕事はホスト」
「えっホスト?」
「名前は麻生凌」
「源氏名ですか?」
「源氏名?」
そう言えば聞いたことないなあと記憶を辿った。
「麻生凌は本名で、源氏名は知らない」
「名刺貰えますかね?」
「言えば喜んでくれると思うよ」
「七時に迎えに来ますよね」
「あ、そうだね」
もう友梨ちゃんはそわそわ、ワクワクして仕事どころではない状態である。
閉店の時間になった。
「友梨ちゃん、もう片付けようか」
「はい」
片付けも終わり時間は七時を回っていた。
「遅いですね、麻生さん」
「そうだね、友梨ちゃん帰っても大丈夫よ」
「店長ひどいです」
「えっ?」
「私が麻生さんに逢いたいと思っているって知っていて、帰っていいだなんて・・・」
「ごめん、そう言うつもりじゃないけど」
「怪我させたお詫びにしては優し過ぎませんか」
「私ね、実はバツ一なの」
「えっそうなんですか」
「麻生さんの前で泣いちゃって、元旦那を忘れられないって、そうしたらホストは女の涙に弱いって同情してくれて」
「そう言う事でしたか、店長、元旦那さんのこと忘れられないのなら連絡取って見たらどうですか?店長綺麗だから今頃元旦那さん後悔しているかもしれないですよ」
「そうかな」
「そうですよ、きっと」
「紹介しますね、一緒に働いている友梨ちゃんです」
「麻生です、あゆみをよろしく」
「あっ、は、はい」
友梨ちゃんは顔を真っ赤にして彼に見惚れていた。
それはそうだろう、友梨ちゃんは二十歳の女の子、彼をかっこいいと思っても不思議ではない。
「あゆみ、帰りは七時で大丈夫?」
「はい、よろしくお願いします」
彼は友梨ちゃんに一礼して、爽やかな笑顔を見せ、フラワーショップをあとにした。 「店長、誰ですか、彼ですか?」
「違う、違う、私を怪我させた張本人」
「かっこいいですね、店長羨まし~い、お姫様抱っこされて」
「友梨ちゃんたら・・・」
「仕事何をしているのですか?名前は?」
「仕事はホスト」
「えっホスト?」
「名前は麻生凌」
「源氏名ですか?」
「源氏名?」
そう言えば聞いたことないなあと記憶を辿った。
「麻生凌は本名で、源氏名は知らない」
「名刺貰えますかね?」
「言えば喜んでくれると思うよ」
「七時に迎えに来ますよね」
「あ、そうだね」
もう友梨ちゃんはそわそわ、ワクワクして仕事どころではない状態である。
閉店の時間になった。
「友梨ちゃん、もう片付けようか」
「はい」
片付けも終わり時間は七時を回っていた。
「遅いですね、麻生さん」
「そうだね、友梨ちゃん帰っても大丈夫よ」
「店長ひどいです」
「えっ?」
「私が麻生さんに逢いたいと思っているって知っていて、帰っていいだなんて・・・」
「ごめん、そう言うつもりじゃないけど」
「怪我させたお詫びにしては優し過ぎませんか」
「私ね、実はバツ一なの」
「えっそうなんですか」
「麻生さんの前で泣いちゃって、元旦那を忘れられないって、そうしたらホストは女の涙に弱いって同情してくれて」
「そう言う事でしたか、店長、元旦那さんのこと忘れられないのなら連絡取って見たらどうですか?店長綺麗だから今頃元旦那さん後悔しているかもしれないですよ」
「そうかな」
「そうですよ、きっと」
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