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第二十七章 それぞれの生活、そして冨樫と葉月の再会

富樫と葉月21

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葉月は止めることが出来なかった。

(守さん、やっぱりこうなりましたね、あなたは理玖が生まれたとき、極道の道を進ませたいと言ってましたね、理玖はその意志を貫いて、でも五歳で組長ってどうなんですか)

当然未成年のため、後見人は葉月になった。

次の日、葉月は富樫の病室へ向かった。

「富樫さん、具合はいかがですか」

「ああ、葉月の顔をみたらもう退院出来そうだ」

「駄目ですよ、先生の指示を聞かないといけません」

富樫は葉月の心配そうな表情が気になった。

「葉月、大丈夫か」

「えっ」

「何か心配ごとか」

葉月はビックリした。

富樫さんにはすべて見透かされていると思った。

「理玖が西沢組組長に就任しました、後見人は私です」

急展開に富樫は驚いた。

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