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第二十八章 葉月の偽りの気持ち
富樫の妄想②
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「それに前にも話しましたけど、餓鬼にとって母親は命ですから、母親が取られるって思うと、その相手は敵です」
「俺は理玖にとって敵か」
「はい、どうしても葉月さんを手に入れたいなら、餓鬼を味方にしないといけません」
「俺は母親の愛情を知らねえから、よくわからねえ」
富樫は天を仰いでいた。
それから富樫はおもちゃを買いあさった。
藤間は買い物に付き合ってくれた。
「会長、これなんかどうですか」
「よし、買おう」
「俺も会長の息子になりたいっす」
「ばか、お前は俺の息子も同然だろ」
「うれしいっす」
富樫はおもちゃをもって西沢のマンションへ向かった。
インターホンを押すと、葉月が応対してくれた。
「葉月、俺だ、今日は理玖のおもちゃを買ってきたんだが、開けてくれないか」
「申し訳ありません、富樫さん、お帰り下さい、そして二度とここにはこないでください」
インターホンが切れた。
(えっ、葉月どういうことだ、問題は理玖じゃなく、葉月か)
「俺は理玖にとって敵か」
「はい、どうしても葉月さんを手に入れたいなら、餓鬼を味方にしないといけません」
「俺は母親の愛情を知らねえから、よくわからねえ」
富樫は天を仰いでいた。
それから富樫はおもちゃを買いあさった。
藤間は買い物に付き合ってくれた。
「会長、これなんかどうですか」
「よし、買おう」
「俺も会長の息子になりたいっす」
「ばか、お前は俺の息子も同然だろ」
「うれしいっす」
富樫はおもちゃをもって西沢のマンションへ向かった。
インターホンを押すと、葉月が応対してくれた。
「葉月、俺だ、今日は理玖のおもちゃを買ってきたんだが、開けてくれないか」
「申し訳ありません、富樫さん、お帰り下さい、そして二度とここにはこないでください」
インターホンが切れた。
(えっ、葉月どういうことだ、問題は理玖じゃなく、葉月か)
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