上 下
167 / 184
第三十四章 葉月俺と結婚してくれ

富樫おの溢れる抱擁

しおりを挟む
葉月はこの時、気付いた、どれほど富樫を愛していたのかを……

(お願い、私を一人にしないで、どうして庇ったの?)

葉月は祈った。

(守さん、雅也さんを助けて)

富樫は生死を彷徨っていた。

「おい、富樫、何やってるんだ」

富樫に声をかけたのは西沢だった。

「西沢、と言う事は俺死んだのか」

「バカ、いくら葉月を助けるためと言っても、自分自身で盾になるなんて、ほんとにお前ってやつは」
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

気配消し令嬢の失敗

恋愛 / 完結 24h.ポイント:887pt お気に入り:6,098

極道恋事情

BL / 連載中 24h.ポイント:1,130pt お気に入り:777

悪役令息になんかなりません!僕は兄様と幸せになります!

BL / 連載中 24h.ポイント:3,819pt お気に入り:10,287

主神の祝福

BL / 完結 24h.ポイント:49pt お気に入り:251

目覚めたら公爵夫人でしたが夫に冷遇されているようです

恋愛 / 完結 24h.ポイント:582pt お気に入り:3,085

異世界でおまけの兄さん自立を目指す

BL / 連載中 24h.ポイント:15,507pt お気に入り:12,475

隻眼の騎士王の歪な溺愛に亡国の王女は囚われる

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:241pt お気に入り:374

処理中です...