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第四章 俺は由梨を囲う

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由梨は健吾と契約を結んだ。

いつ来るかわからない、愛のない相手とのセックス。
(私に務まるの?)

それから一ヶ月健吾は姿を見せなかった。

そして渡辺がやってきた。

「こちらが今月の手当てです」

「あのう、私何もしていません、西園寺さんはいらっしゃらなくて、ですから頂くわけにはいきません」

「若頭にも予定があります、この契約は約束ではありません、その点をご理解頂きたいのですが」

渡辺はアパートを後にした。

由梨は寂しいと感じていた。

健吾に甘えられないなんて思っていたが、自分の気持ちをぶつけて

甘えていた。

健吾が自分から離れるようにと酷い言葉をぶつけた。

決して本心ではなかった。

でもいざ、健吾と会えない日々が続くと寂しいと感じていた。

溢れる愛で包んでくれて、目一杯の愛ある言葉もくれた。

由梨は健吾の連絡先を教えてもらっていない。

渡辺のスマホに連絡する様に言われていた。
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