特待「性」の日常

ミツミチ

文字の大きさ
11 / 12

さ、もう一回塗り直そっか

しおりを挟む



 昼休み。
 クラスメイトが雑談を交わしながら戻ってくる。
「あーやと、ただいま」
 弾んだ声が見下ろす。うなだれた頭。膝まで伝った唾液の糸。制服まで染みだしたカウパーを見つめながら、もう一度呼びかける。
「絢斗ってば。寝たふりすんなよ。起きてんだろ、ほら、はやく、おねがいしなくていいの?」
「は、……っせ」
「は?」
「はずせよ、これ……っ」
 後ろ手の縄をギチリと軋ませる。
「はやく、……ッも、じぶんでするから……っ」
「あーあー。拗ねちゃった」
 寂しかったみたい、と指をさされ睨みつけるが、首筋をくすぐる指先に一瞬で表情が崩れる。
「ひんっ!」
「さ、もう一回塗り直そっか」
「はっ、なっ、なんで……!」
「なんでって、まだまだ余裕そうだし」
 肩を掴まれて椅子に押しつけられる。
「──あっ、う、うそっ! ちがうからっ、さわってほしいからっ、おっ、おねがいっ」
「なんだよ、その取ってつけたような言い方」
「やっ、やだっ、なあ待って、おねがいっ、さわって……っ、ほんとにっ、な、なんでもするから……っ」
「なんでも? じゃーこれ塗りおわるまで声我慢してろよ」
 そんなのむりだ。
 絢斗の返事を聞く前に、筆が突起の上を滑った。
「…………っ!!」
 咄嗟に声を引き絞る。筆先は、はちきれんばかりに膨らんだ突起をぬちぬちと転がした。
「……ン゛っっぐ、ぅぅ゛ッ……♡!!」
「はは、そうそう、やればできるじゃん」
「さすがに授業中うるさすぎたからなー。やっぱり絢斗もちょっとは我慢は覚えるべきだって」
「……っ、ふ……ぅ゛ッ……!」
 筆先が、わずかにうごくだけで、背がビンと突っ張り、頭の中が白く染まる。痒いところを筆になぞられる刺激は、強烈な擽ったさと同時に鋭敏な快感を生んで、絢斗の理性を掻き乱した。
「んぅ゛、っっ……ぐぅ゛、……ッ♡♡!」
「あはは。顔まっか、あーつらいなぁ、つらいなぁ」
 いたわるように言いながら、その手は容赦がなかった。一筆ごとに当てる場所を変えながら、突起を弾くように左右に筆を往復させたり、乳頭に当てた筆先を素早く小刻みに動かしたりして、明らかに必要以上の時間をかけて媚薬を塗布していく。勝手に跳ねるからだを押さえつけられ、刺激を散らすこともできず、酸欠で顔が真っ赤になる。ふーっ゛、ふーっ゛、と鼻息を荒くして唇を噛みしめるが、今にもはち切れそうな悲鳴が喉仏をぶるぶると震わせていた。
「んぅ゛っ、……ぅ、うぅうう゛~~~ッ゛♡」
「どこかかゆいとこありませんかー?」
「ッ、ぅ゛、ぐ、……っふぅう……!!」
「あはは、いましゃべれないんだった」
 長い時間をかけて、ようやく筆がはなれていく。ほっと肩の力を抜きかけた瞬間、
「はい、じゃあもう片方なー」
 地獄のような時間は、更に十五分間続いた。
 今度こそ本当に解放されても、もはや悲鳴をあげる余力すら残っていなかった。汗に濡れた肌。ひゅーひゅーと漏れるか細い声。薬と筆になぶられた乳首は艶めかしく赤く、成熟した果実のようにふっくらと実っていた。
 最後だからと、媚薬の上から塗り重ねられた痒み剤が効いてくる。
「ふ、ぅ゛っ……かゆい、かゆい、ぃ……っ」
「あー痒いなぁ、よくがんばったなぁ」
 乱暴に頭を撫でられる。泣き濡れた瞳でその腕を見上げた。
「さわっ……て、もう、おねがい……っ」
「うんうん。でも直接触ると痒くなっちゃうから手袋つけるな」
 そういってクラスメイトが両手にゴム手袋をはめた。手首までぴっちりと引き伸ばされたそれは伸縮性があり、つるつるとして、指先に吸いつくように貼りついていた。
 その手の上にとろりと液体が垂らされる。
「っ、」
「安心しろよ。これはただのローションだから」
 近づく指先。早まる鼓動。期待に入り交じる恐怖。本能が鳴らす警告を無視して目蓋を閉じた瞬間、ゆびさきが乳首に触れ、
「……あ、」
 そのままくにゅんっ♡と上から下へ撫で転がされた。
「あ゛ッッ───♡♡!?」
「うーわ、ぷりっぷりじゃん」
「──ひ、ぁ、あ、ま、あ゛っ、あ゛あ゛ッッ♡♡」
 にゅにゅくと素早く往復して突起を撫で転がされる。おもわず声を張りあげた。
「ま゛っ、まって!! まって、待っ゛て゛おねがい待って!!!」
 指がピタリと止まる。
「なんだよ、いいところで」
「ハッ、はっ、はっ………♡」
 ぱちぱちと目を白黒させる。
 求めていたはずの刺激は、神経がむきだしになったかのように敏感にさせられた突起には、あまりに強すぎた。今まで感じたことのない刺激に絢斗はすっかり竦んでしまった。ここから逃げだしたい。もう触れてほしくない。けれど放って置かれていると、また痒みと疼きがぶり返してきて、指先をせがむように胸元が揺れてしまう。
「ふっ、ぅ゛……♡」
「なに、絢斗、なあって」
「っ……お、おねがいだから、……っ、ひどく、しないで……」
「……は?」
 低い声に震えた瞬間、親指の腹に乳首をギュッと押し潰された。
「あ゛あ゛っ♡♡!!?」
「ひどいってなに? おれそんなことしてねーじゃん」
「な゛っ、ぁ♡ や、めッ゛、ちくびつぶさなっ、あぁ゛あああっ……!?」
 押し潰したまま、ぐりぐりと捏ねくられて、ガクンッと椅子ごと身体が揺れた。
「ん゛ッ、ぐ、ぅううぅ゛……っ♡♡」
「せっかくやさしくしてやってたのに、そんなん言われるのショックだなー」
「あ゛……っ、ごめ、ちが、ぁう゛っ♡!? あ゛ッ♡ だめっ、それやめ゛っ、ッッ────……!!」
 神経が密集した芯を潰されて、ほじくるように指先で捏ねられる。背もたれにぶつかるほど背を引くも、胸元をてのひらでわし掴むように固定され、突起をすり潰す親指の圧を丹念に味合わされる。
「うあ゛ぁっ、ア゛ぁあああッ♡♡」
「なあって、絢斗聞いてる?」
「ああっ♡ あ゛ッ♡♡ ッ……ご、めんない゛っごめんなさい……っ!!」
「いやごめんじゃなくてさ」
「さっ、さっきのがいいッ、さっきのがいいですっ♡ やっ、やさしくして、くださ、ッ、おねがっ、あ゛ッ─────!」
 ガクガクッと全身が震えると、ようやく強い圧迫から解放された。ひしゃげた乳首が、ふっくらと元の弾力を取り戻す。先端に押し当てられたままの指先におびえたが、今度はさきほどの三分の一ほどのつよさで、ゆっくりと突起を捏ねられる。
「く、ぅ゛……っ♡」
「なー。ほんと、やさしくしてやってんだから、あんまわけわかんないこと言うなよ」
「ぅ゛、んっ、ごめ、っ……♡ はっ、ぅぅん゛……っ♡」
 たっぷりとローションをまとった指が、くちゅくちゅと左右の突起を揉みこむ。それでも敏感な乳首にはつらいほどだったが、息もつけないほどの刺激に脅されたあとでは、狂おしい快感は甘さを引きつれて脳を蕩けさせていく。
「ひ、ぅううん……っ♡♡」
 つるつるの手袋に潤滑油が絡んだ摩擦のない刺激。不意ににゅるんとゆびが突起の上を滑ると、びくんっと腰が引けるほどの快感が駆け抜けた。
「ひゃ、ぁ゛んっ♡」
「はは、かわいー声」
「あ、ぅ……っ♡ あっ、あっ♡ あ、あついっ、熱いっ、ちくび、あつい゛……っ」
「うんうん、きもちいいなー」
「んんんぅう゛……っ♡♡」
 だめだ、いやだ、ちがう、だめ、いやだって、おもわなきゃいけないのに。マッサージめいた愛撫で痒みと疼きを慰めて、その奥の快感だけをあたえてくる指先に、じゅわじゅわと脳に恍惚が染みだしていく。
「あぅ゛、っく……っ♡ ん、もう……っ」
「こーら、せっかくきもちよくしてやってんのに快感逃がそうとすんなって」
「やぁ……っ!」
 本能的な焦りから背を丸めようとしたが、すぐに引き起こされる。真っ赤に濡れた乳首も、それを捏ねられて感じているところも、だらしなく呆けた顔もすべて、囲む目に晒される。
「やっ……みな、みるなっ、あ゛、あっ♡」
「だーめ。敏感乳首できもちよくなってるとこちゃんとみんなに見てもらおうなー」
「やぁっ、や、だ……っ♡」
「やだじゃないだろ? 絢斗、ほら、きもちいいは?」
「んん~~~っ♡」
 にちにちにちにちとしつこく乳首を捏ねられる。息があがっていく。
「ああっ、あぁああ……っ♡♡」
「ほら、ずっとこうしてほしかったんだろ? こんなふうに弄ってほしくて泣いてたんだろ?」
「あ、ち、ちがっ、ぁあっ♡」
「ちがわねーじゃん。ぐずぐずに泣いて触ってーってねだってたじゃん」
「だっ、だって、かゆくて……っ、」
「うんうん。そうだよなあ。かゆかったよなあ、つらかったよなあ」
「もう大丈夫だからな。もう痒いまま放置したりしないし、ひとりにもしないから。安心してきもちよくなっていいからな」
「よかったなあ、絢斗。こんなにかまってもらえて。みんないるからもう寂しくないだろ。がんばったぶんきもちよくなろうな」
「や゛っ、やっ、やっ、やぁ……っ゛♡」
 甘言めいた囁き。鼓膜に吹きこまれる声を遠ざけたいのに、耳をふさぐこともできない。潤滑油が足される。指のすべりが更によくなって、刺激を散らせないよう固定された胸の上でひたすら肉粒に甘い快感を練りこまれる。ぐちゅぐちゅくちゅくちゅと撫で回され、こねられ、カリカリと爪にくすぐられ、あたまのてっぺんまで熱いものがこみ上げてくる。
「ああっ、あっ、きもちぃ……っ!」
 押し出されるように絢斗は叫んだ。
「どこが? どこがきもちいいんだよ」
「んんぅ゛……っ♡」
「あーやーと」
「ちっ……ちく、び、ちくびっ、きもち、ぃ゛っ♡」
 ビクンッと腰が震える。勃起して、限界まで張りつめた雄芯には見向きもされず、ひたすら胸元の愛撫だけで快感を高められる。
「あぁあっ♡ ぁあ゛っ♡ お、おかしい……っ♡ こんなきもちいいの、ッ♡ お゛かしいから……っ、ゆび、とめて、いっかいとまって……っ!」
「はは、なんだそれ。かわいー」
 きゅう、と親指と中指に突起を摘ままれた瞬間、ガクンと背中が大きくバウンドした。
「ッッ────♡♡!!?」
「うーわ、奥までこりっこりじゃん。こんななるまで放置されてかわいそうに。このコリがほぐれるまでしっかり揉みほぐしてやるからな」
「んゃ゛ッッ♡♡」
 ぎゅうぎゅうと両側から優しい圧迫で潰される。バチバチと弾けるような衝撃に絢斗はがたがたと足を揺らした。
「だめっ♡ だめだめだめだめ゛……っ!!」
「だめ? きもちよくない?」 
「きっ、きもちよすぎてっ、だめ゛……♡!」
「あは、ならいいじゃん。おれも絢斗のむちむちの乳首揉むのきもちいーよ」
「あ゛っっ、ア゛……!!」
 乳首を挟まれたまま捻られて、鋭い快感が駆け抜ける。
「んん゛~~~~っっ♡♡」
 後ろ手の手指が折れ曲がったまま、ビクビクと震える。疼きの溜まった中心をゆびさきにつぶされるたび、なにかが漏れだしそうな性感が溢れてくる。
「あぁあっ♡ あああ゛あ~~~っ♡」
「絢斗どう? そろそろイけそう?」
「んぎゅ、ぅうっ♡ はっ、はなしてっ、もうだめっ、ちくびっ、もうだめ゛っ♡」
「そうじゃなくて、イけそうかって?」
「わ、かんない゛、わ、かんなっぁあ゛ッ♡」
 ぎゅっぎゅっと左右を同じタイミングで指圧され、嬌声が迸る。もう何度も絶頂めいた快感に襲われているのに、達してはいなかった。そのせいで奥でドクドクと脈打つ疼きも、苦しいほどの快感も、解放されないまま蓄積されていくばかりで苦しかった。下着の中がぬるぬるできもちわるい。そこをすってもらえたら、すぐにでもイけるのに。
「あう、うぅ゛う……っ♡」
「なんだろ。敏感すぎてイけないとか?」
「ひぐっ!」
 突起をピンとはじかれる。あまりに鋭敏な感覚は、昇りつめる感覚とは別のところにあるような気がした。
「逃げてるだけだろ。ほら集中」
 背後から両手で視界を塞がれる。突如訪れた暗闇に絢斗は小さく悲鳴を上げた。
「ひっ……やだっ、いや、やっ、や……っ♡」
「ほら絢斗、きもちいいのにだけ集中して」
「やっ、やだ、やだ……っ、まって、ぁ゛……!!」
 なにも見えなくなったことで、いやでも触れているところに感覚が集中してしまう。くにくにと指先を擦り合わせるように突起を捏ねられてる。ぞくぞくとした快感が背筋をせりあがってくる。
「ああぁ゛っあっ、ぁあっ♡」
 示しあわせたようにクラスメイトたちが口を閉ざす。にちにちと突起が捏ねくられる音と、自分のばかみたいな喘ぎ声しか聞こえなくなる。じんと脳が痺れる。凝り固まった神経をほぐすように丹念に揉みこまれて、発散されない熱が寄り集まっていく。ぎゅっぎゅと潰されるたびに、増幅して、膨れ上がって──
「あっ──あ゛ぁ゛あっっ!!!」
 まったく意図しないタイミングで、限界を迎えた。肉粒の奥で熱い快感が爆ぜる。その暴発は一度ではおさまらず、溜まりにたまったものを吐きだすかのように何度も繰り返し爆ぜて脳内を白く塗りつぶした。絶頂の衝撃に全身の筋が激しく痙攣する。押さえつけられた肩が痛んだが、それを凌駕する勢いでなだれこんでくる快感に脳が焼かれる。
「あ゛、……ひ、ィ゛、ッッ゛……♡♡」
 ちくびは指の間に潰されたまま。そのせいで、ドクドクと底から沸きだす熱がいっこうに解放されず、内側に何度も駆け巡り絶頂の快感を長引かせた。たっぷりと時間をかけて、ようやく指がはなれていく。
「は……、ぁ……っ♡」
 目元を覆っていた手も外される。まぶしい。くらくらする。全身の筋が緩んでいく。すぐにまた、突起にじんじんとした疼きが戻ってきたが、もう触ってほしくはなかった。もう二度と味わいたくないとおもうような絶頂だった。
 予鈴が鳴る。昼休み終了五分前。
「上手にイけたな、絢斗」
 ぽん、ぽん、と頭を叩かれる。
 ……おわった、やっと。結局、ぜんぶ彼らの望み通りだった。もう満足しただろう。
「まだ痒いだろ? 授業中はこれつけてような」
 霞んだ視界で、目の前に垂らされた形状を理解するのに時間がかかった。
 透明のシリコンカップ。その小さく窄んだ口がどこのためのものなのか、わからないほど初心にはなれなかった。
「ま……、それ……、ッ」
 吸引器を乳首にはめられて、ギュウッと空気を抜かれた。肉粒が根本から吸いあげられて密閉される。それだけじゃない。吸引器の内側には、びっしりとシリコンブラシが生え揃っていた。やわらかいが芯のあるブラシの先端が、全方位から突起に食いこんでいる。
「はッ、……あ……っ」
 困惑と、怯えに染まる表情に、クラスメイトは手の中のものをくるりと手遊んだ。
「よし。じゃあこれで五限目な」
 カチリと音がした。




しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

完成した犬は新たな地獄が待つ飼育部屋へと連れ戻される

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される

マンスーン
BL
​王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。 泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。

R指定

ヤミイ
BL
ハードです。

鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる

結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。 冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。 憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。 誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。 鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

処理中です...