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Ⅰ
ほら、ありがとうは?
しおりを挟む「それ、関係ないんだよなぁ」
敏感な状態のまま戻らなくなった前立腺をぐにぐにと揉まれる。
「やぁあああ゛っ♡♡ そこや゛だっ♡♡ やだっ♡!! あぁ゛あ゛っ!! もうむりっむりだってばぁ゛っ!!」
なりふり構わずに暴れてもすぐに複数の手に押さえつけられた。腰元を掴まれ、尻たぶを割り開かれて一切身動きできなくなった無防備な穴をじゅぽっじゅぽっと太い指に犯される。
「んんん゛ん゛ッ~~~~♡♡♡」
もうほんとうにでない。でないのに。過敏な肉壁を容赦なく扱かれて、意思とは無関係に性感が高まっていく。絢斗は強い焦燥感に駆られた。
「ほんとにも゛……っ、もう無理っ、イけな、い゛っ♡ 出ない、の、に゛、ィ゛……っ、いっ……く、いくっ、イくぅ゛……!!」
激しく痙攣する身体をガッチリと固められながら達する。溢れだす快感が陰茎の先まで強く疼かせるが、そこはひくひくと震えるだけで何も吐きださなかった。
「ぅ゛ううううっ~~~~♡♡!!」
「あはは。射精せずにイッてら」
「上手にドライでイけたな。これを覚えたら種切れに関係なく何度だってイけるからな」
「ひっ……ぁ゛、やっ、な、なんか、お゛かし……ッ」
またすぐに次のクラスメイトに絶頂にビクつく肉壁を掻き回される。絶頂の快感が落ちてこない。快感に震えつづけるそこに触れられるだけでバチンを視界が弾けた。
「ひッ──ィ゛、あぁああ゛あ゛っ♡♡ だめっだめ゛っ熱いぃ゛っっ♡♡ そこさわるのや゛だっ、やぁああ゛っ!!」
「よかったなぁ、絢斗」
目の前に立つ。友人が微笑みを落とす。
「こんなにきもちよくしてもらって」
「ほんとにな。これがもし他のクラスだったら、もっと手ひどく扱われたかもしれないのに」
「委員長にもおれたちにも感謝しなくちゃな。ほら、ありがとうは?」
絢斗の瞳から涙が零れ落ちていく。鼓膜を震わせる声を、言葉を、もうなに一つ理解したくなかった。
「んぁああ゛っ♡♡!!?」
「だめだな、やっぱり。満足するまでイかせてやんねーと素直になれねえみたい」
「まあいいじゃん。まだまだ時間はあるし。そう焦んなくても、そのうち勝手に素直になるだろ」
教卓を囲む同級生。後ろの人間の顔が見えないほどの人数に、絢斗の瞳からまた雫が溢れおちた。
「あぁあ゛あ゛あぁあ゛っ!! やぁあっイくっイくっ、いくぅ゛っ♡ ッ~~~ぃ゛、いッ、てる゛、のにぃ゛♡ っも、イけないっイけないぃい゛っ、やめてっ、やあぁあ゛あ゛アア゛ッ♡♡」
「ッ~~~♡♡ あ゛、あ゛っ……あり゛、がっ♡ ありがとぉ゛ございますぅ゛……っ♡♡ うぅう゛う゛うっいっ、言った!! 言ったのに、な゛ん゛でぇっああっ♡♡ ぁあぁああ゛あ゛あッ♡♡!!」
「はひゅっ……はひっ、はッ♡ もっ、むりっ、無理゛ッ♡ ほんとにもっ、へ、へんになる゛っ、おれへんになる゛っ……ッんぐっ、ぅう゛~~~♡♡ もういれないでっ、なっ、なか、けつやだ、いじんないでっ、いじんないでっあ゛っ、あぁあっまたくるっ、くるっ、くるくるくる゛ッ……ッッ゛~~~~~~~~♡♡!!!」
「んん゛っ────♡♡!!」
ぢゅぽんっと指が抜かれても、またすぐに次が入ってくる。また新鮮な刺激に叩き起こされる。もういやだと思っても、蕩けきった肉穴は擦りあげられるたびにひくんひくんと戦慄いて覚えこまされた快感を拾いあげる。
「ひぐっ、ひ……っ、たっ、たすけて……っ♡」
取り繕う余裕なんてもう残っていなかった。泣き濡れた表情で訴える。
「だれか、だれかっ、たすけ……あ゛ぁあっ♡♡」
どれだけ限界を訴えてもだれも聞いてくれない。だれも助けてくれない。だけど自力で抜けだすこともできず、与えられる刺激にただただ感じ入るしかできない。
「やぁ゛っ……♡♡ まっ、またいぐっ、ぅうう゛っ♡♡ いきたくないぃ゛……っ!」
「そんなにイヤなら少しは我慢しろよ」
「ほら。絢斗。我慢だって、がまん。できるか? ぐずぐずになった前立腺こねくりまわされても我慢できるか? ほら、ほらほら」
「んん゛ん゛──♡♡!!!」
「全然耐えれてねーじゃん。つーか黙ってイッただろ。おい」
「ひっ、ひっ、も゛、っ……もっ、もうゆびっ、指いれんのやだ、ぁっ……あ゛っ、あぁあ゛……!!」
「だいぶ広がってきたな」
三本の指もたやすく飲み込む。開ききったままビクビクと震える肉縁を別の指がなぞる。
「んんん゛っ……♡♡」
「最後だから。深くイこうな」
「やだっ、や゛ぁっ、あ……っ」
敏感になり果てた膨らみに触れられる。すり、すり、と優しく撫でられる。
「あっ、あっ、ぁっ……♡」
今までになくゆっくりと高められていく。蕩けるような快感に脳が満たされる。
「ふぅ……っ、ッ、んんっ……♡♡」
ずくずくと内側が疼きだす。きもちいい感覚が触れられている場所だけなく、全身を満たしていく。甘い刺激に勝手に尻がゆらゆらと揺れる。あまりに情けない動きに泣きたくなっても、もはや自分の意思では止められなかった。
「あっ……♡ あっ、あ、あ、い……くッ……!」
甘く深い絶頂に導かれる。快感を発露する細やかな痙攣が長く続き、それがおさまった頃に指が抜かれた。手足の拘束が解かれる。力の入らない体をそっと床に下ろされる。刺激を失ってもなお、おかしな熱は継続してからだを震わせて、全身が過敏になっていて苦しい。
けど……終わった。
これで終わりだ。明日のことなんてかんがえられない、とにかく帰りたい、はやく……はやく、帰りたかった。
「じゃあ次は誰からやる?」
両膝を掴まれて足を割り開かれる。
「え、あ」
「はー。まじでちんこずっっと痛かった」
絢斗の前に膝をついた生徒がジッパーを下げる。勃起したペニスを肉縁へと押し当てる。
「うそ、うそだ、うそっ……」
「おいおい。自分だけきもちよくなって終わりはないだろ?」
咄嗟に視線をさ迷わせて気が付いた。廊下に面した窓に人が集まっている。
「他のクラスのやつらも見にきてんなあ」
「たっ……助けて!! だれかっ!!」
決死の叫びに笑いが巻き起こった。
「煽んな煽んな」
「まじで入ってきたらどーすんだよ。むしろわざと?」
「おれほんとA組でよかった。こんなん指しゃぶって見てるだけとかさ」
──味方はいない。絢斗は手足を振り乱して暴れた。
「だから暴れんなって。もう一回縛っとくか」
「まだまだ元気ならよかった。反応ないのが一番つまんねーもんな」
手足を押さえつけられて縛られる。震える唇を指先になぞられる。振り落とされる笑みに瞳が潤んで視界がぼやけた。
「明日から大変だからな。今日は多少のわがままも許してやるよ」
好きに喚いて、抵抗していいよ。まるで寛容さを誇示するかのような台詞に噛みつこうとして、しかし押し入ってきた熱に絢斗の言葉は甘い悲鳴となって掻き消えた。
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