AIアプリに射精管理される話

ミツミチ

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一日目

1-4

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 は?とおもうまもなく、またオナホが動き出す。
「っ、っ!? あっ、待って、っ───!!? さ、さっきより、なんかすごっ、」
『早くイキたそうでしたので、こちらで調整させて頂きました』
「あ゛っ!? 待って、まって、これ、やだやだやだっ、ッ、ッ、あ゛……♡!!?」
 すぐにでも射精してしまいそうだったのに、だせない。根元がリングに止められている。
「んっ、ッ、ぅ゛う~~~♡!!! だ、め、もぅ、嘘つきィ゛!! こんな、これじゃイケなぃ、あっやだ、っ、ッ゛~~~もっ、取れよぉ゛!!」
『射精はだめですよ? でも空イキはできるので』
 空イキってなに、と声枯れ枯れにさけぶと画面のなかの男が目を細めた。
『おやおや……ではぜひ、身をもってお知りください』
 オナホの動きが激しくなる。陸人はシーツをくしゃくしゃに握りしめて身悶えた。射精したい。イキたい。射精したいのにだせない。だせないのに、刺激は止まらなくって、だせないのに、絶頂が込みあがってくる。
「なんかくる、待って、待ってまっておねが、」
 このままイッたらやばい。危険信号がなる。待てと訴えても粒々がカリをしごいて、ひだが竿を撫でシコる。どんなに腰をふっても抜けない。逃げ場がない。
『怖いことはなにもありません。そのまま快楽を享受なさってください。そうしたら、一段階上の場所へいけますよ』
「やだっ、や、ぁああ゛♡ まって、ゃだッ、……イくの、こわ、イきた、ぃ、ッ、ッ、ッぁはっ、はっ……ん、んんんんぅ゛────♡♡!!!!」
 陸人は腰をぐんと逸らせて絶頂に達した。目の前がチカチカと点滅する。不自然な格好のまま激しく痙攣し、受け止めきれないほどの絶頂に射精した、とおもったのに、尿道からは先走りが溢れるだけだった。たしかにイッているのに、解放されない精液がぐるぐると疼きを生む。寸止めとは違う、もっと直接的で熱い疼きが、
「あ゛っなにこれ、なにこれ、ッ、────♡!!!」
『それが空イキです。射精を行う男性特有のイキかたですね。吐精を防いだ上で快感のキャパを超えた場合、もしくはアナルに慣れた方が得られる絶頂です。精液を止めることで何度も絶頂に達せられることから、一度味わえば病みつき。快楽に耐性にない間は苦しいかと思いますが、それも圧倒的な快感ゆえ。すぐにリクト様もお気に召していただけるかと』
 わけわからんが、クソみたいなことをされてるのだけわかった。
「イ゛ッ!? まて、また、まだうごいてっ……!」
 絶頂後の敏感な性器。射精をふさがれたことで更に疼きを増したペニスを咥えこんだオナホがまた性器をしゃぶり始める。
「やめっ、まじで、とめろ!! おまえ、これ、これっとめろよ……!」
『お前ではございません。アオです。リクト様』
「あ、あおっ、アオッ! なんでもいいから止めろ、一旦ストップ……!」
『申し訳ございません。そちらのオナホ、ご自分で動かされる場合はご自身での緩急の管理が可能となりますが、全自動モードへ突入し当日のデイリーミッション継続時間が設定されている場合、終わるまで動き続ける仕様となっております』
 じゃあ、なんだ、一時間このまま?
「や、やだ、あ゛ぁっ、あっ、こんなのむり、むりぃい゛……!!!」
 くちゅくちゅといやらしい音が耳まで犯す。無駄なことをわかってオナホを掴んで引き離そうとするが、その態度に腹が立ったみたいに先端を吸われて指先から力が抜ける。
「あ゛っあ゛───!!! まて、またイ゛く、イく、から、やめッ……!!!!」
 がくんと全身が跳ねる。
「い゛ッッッ………!!! あ、あ、い、った、イ゛、っだのにぃ……♡!!!」
 陸人の顔が真っ赤に染まる。ぎゅ、と目をつむるとぼろぼろと涙がこぼれた。
『ああ、すてきな表情ですね。カメラに残しましょうか』
 残しておきましょう、とパシャリとなった音を気に掛ける余裕もなく、陸人は逃げ場のないベッドの上で身を縮こまらせて快楽に耐える。
『いやらしい悶え方。きもちよさそうですね』
「きもちくないっ、こんなの、こんなの……!」
『それはいけませんね。最高の快感のご提供が弊サービスのミッションです。申し訳ございません。これもリクト様のスポットを理解できていないわたくしどもの不手際……。別の刺激にシフトしましょう』
 竿を上下にシゴく動きはゆっくりになる。一方で亀頭を包む部分にたくさんの縦ヒダが作られて、それがそのままぎゅるぎゅる横回転しだした。
「ひっっッ、ァ゛~~~~!!!?」
「ヒダよりも粒がいいですか?」
「あ゛ぁああっ、あっあっあっあっ♡!!」
「吸盤責めなんてのはどうでしょう」
「ア゛───♡!!! しぬ゛ッ、しぬしぬだめ、だめらめらって、も、だめ先っぽ、先っぽやめ」
『はい。リクト様は先っぽがお好きなんですね』
「イ゛くッ、イくいくいく……!! ッ~~~~♡♡♡!!!」
 絶頂した瞬間動きを逆回転にされて、敏感すぎる亀頭をさらにいたぶるようにイジめぬく。
「ひぐぅ~~~~~ん゛ッ♡!!!」
 シーツを蹴り上げた足がすべり、ピンと伸びたまま痙攣を繰り返す。
「ま゛、って、たのむ、休憩、休憩させて、ッ、ッ、あぁあ゛とめろ゛、ってぇ!!」
『ご説明を聞いてくださいませんでしたか? 全自動モードへ突入し当日のデイリーミッション継続時間が設定されている場合、終わるまで動き続ける仕様となっております』
「うる、っせ、むりなんだよ、もう無理ッ、むり、むりって、ば、ぁ、あ、アッ、あ、あ゛~~~~♡♡!!」
 どんなに身をよじっても快感から逃げられない。またイく。イくのに、イッたのに。おわらない。おかしくなる。おかしくなる。もういやだ。竿もカリ首も亀頭もぜんぶいやだ。ぜんぶもう限界だって、これ以上はむりだって、言ってるのに。
「クソAI……ッ!!!!」
『アオでございます、リクト様』
「あ゛っ♡ だめ待ってそれやだ♡ やだっ! んんんぅううう゛……!!!」
『アオですよ、ア、オ』
「ッ~~~~~ア、あお、アオっ! わかったから、わかった、も、きもちから」
『ふふ、知ってますよ。波形は正直ですからね。どうぞもっと弊サービスが与える快感を味わってください』
 またイく。もう何回イッたのかわからない。絶頂して、きつい直後責めをくらって、またイくまでのスパンがだんだん短くなって、イッてるのかイキ続けてるのかわからなくなってくる。
『リクト様。ほら見てみてください。もう十秒も絶頂ラインに達し続けています。これは非常にいい調子です! これをもっと伸ばせるようがんばりましょうね』
「もいらない、いらないッッ、きもちいのやだぁ……!!!」
 ぎゅう、と太腿で挟み込んでも無慈悲なおもちゃは止まらず、悶える本人の限界なんて知らないふりでペニスの奉仕に徹する。竿をひだでねっとりとシゴかれる。裏筋とカリを粒々でもみくちゃにこすられて、亀頭を舌みたいなざらざらで舐め回される。もみくちゃで、もうわけわかんなくってしまいたのに、強制発情と射精抑制でできあがった体はひとつひとつの刺激を丁寧に拾い上げていちいち反応する。脳の、大事なところが快楽で焼きつけられる。
「おかしくなる、ぅ゛、も、いっぱいイッた、たくさんイッたから゛、ッッ……♡!」
『回数ではございません。時間制ですね』
 じゃああと何分だ、と喘ぎまじりに陸人が叫ぶ。
『あと四十九分です。課金による延長も可能です。せっかくなのでされますか?』
「するか!!!!! む、り、そんないっぱい、い゛っ、あっあっあっあ゛っ♡ も、や゛っ、っ、やだぁあ───♡♡♡!!!」

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