30 / 81
29. 魔獣化森合宿⑥ 〜ミリカside
しおりを挟む
合宿も終盤を迎え、ついに最終課題を残すのみとなった。
最終課題は『レベル5魔獣の討伐』である。
魔獣はその凶暴性を評価して10段階にレベリングしてあり、1階層にはレベル1~2、2階層にはレベル3~5、3階層にはレベル6以上の魔獣が生息している。
この課題では、2階層の最奥、3階層との境界付近にいるレベル5の魔獣をグループで力を合わせて討伐することが求められる。
レベル5は2階層では一番攻撃性の高い魔獣になるが、魔獣全体で見れば中程度、こちらが仕掛けなければ向こうから攻撃してくることはほとんどないくらいの魔獣であるため、課題としては然程危険なものではない。
そしてこれはミリカにとっては合宿最後の好感度アップイベントでもある。
◇
アレックスたちは課題をこなすために2階層の最深部、3階層との境界付近に向かう。
3階層との境には特殊な結界が張ってあり、3階層に棲む凶悪な魔獣は2階層には入って来られないようになっている。
また出入りが制限されているのは人も同じで、許可された人間以外は結界を通れないため、普通ならば間違っても生徒たちが3階層に迷い込むことはない。
───普通ならば。
アレックスたちが狩場に到着してしばらく経つが、なかなかお目当ての魔獣が見つからない。
そこで効率的に探すため、4人は手分けして付近を捜索し、魔獣を見つけたら戦場での連絡の際に用いられる〝信号〟魔法を使って他のメンバーに知らせることになった。
ミリカが1人になることをジャックは酷く心配したが、「私とジャック様は同じ学園の生徒です!守り守られる関係では嫌なのです」とミリカに言われ、自分の傲慢さを恥じると共にミリカの意志の強さに惚れ直した。
そんなこんなでミリカは1人で魔獣を捜索するわけだが、もちろん普通に物事が進むわけもない。
ミリカが行った先では、何故かたまたま3階層の結界に穴が空いており、ミリカは吸い込まれるように3階層へと足を踏み入れてしまうのであった。
3階層に入ってしまったことに気付かず辺りを捜索するミリカ。
そんなミリカの前に現れたのは、3階層に生息する魔獣の中でも大型の魔獣だった。
確か、レベルは9。
攻撃魔法が不得手なミリカには到底太刀打ちできない魔獣である。
ミリカは初めて目の当たりにする大型の魔獣に腰を抜かしてしまい、座り込んでガタガタと震える。
本当ならば〝信号〟魔法を放たなければならない。
だが身体が勝手に震えて言うことを聞いてくれない。
だって、ミリカは知らなかった。
───魔獣がこんなに恐ろしいなんて。
座り込むミリカに唯一できたこと、それは叫ぶことだった。
「……キ………キャァァァァァ!!!」
けたたましい叫び声はアレックスたちに十分届いたが、それは魔獣の気を惹くことにも繋がってしまう。
巨大な体躯に凶悪なツノとキバ。
〝鬼〟とも形容できそうなソレは狙いをミリカに定め、涎をダラダラと垂れ流しながら迫ってくる。
「い、いやっ!来ないでっ!!」
すっかり腰を抜かして立てなくなっているミリカは、地面を這いずりながら魔獣から逃れようと後退る。
その時、隠れるのにちょうど良い小さな茂みが目に入り、咄嗟にそこに隠れる。
巨大な魔獣からは小さなミリカの動きが見えづらいらしく、茂みに隠れたミリカを見失ったようだ。
とりあえず、すぐに魔獣に食べられる運命は回避した。
しかしいつまでもここに隠れていても、あの魔獣や他の魔獣に見つかるのも時間の問題だ。
(早くっ!早く助けに来なさいよっ!!)
ミリカは体を縮こめ、顔の前で指を組んで助けに来るであろうヒーローたちの登場を必死で祈る。
数分ののち、バァン!と大きな音がして「大丈夫か、ミリカ!?」と切羽詰まった声がかかる。
(やっと来たっ!遅いのよっ!!)
ミリカは茂みから這い出ようとするが、ふとこのままヒーローたちに魔獣を倒してもらった方が良いんじゃないかと思いつく。
(私が出て行っても足手纏いになるだけだもの。彼らが魔獣を倒してから、顔を見せる方が良いわよね……?)
そう考えて、ミリカは戦闘が終わるまで茂みで隠れていることにした。
それから暫くが経ち、アレックスたちは魔獣の討伐に苦戦していた。
ゲームでは、ミリカを助けるためにあっという間に魔獣を倒していたのに。
ここで、ミリカはある重要なことを思い出す。
───オズワルドがいない………。
国内屈指の魔術師であるオズワルドの魔法は、この魔獣の討伐で欠かせないものだった。
オズワルドが魔獣の足を止め、ジャックとサイラスが魔獣の体力を減らしながら、アレックスがとどめを刺すのだ。
しかしその足止め役のオズワルドがいなければ、この闘いはどうなってしまうのか?
ミリカは転生して初めて、この世界は現実でありゲームのように簡単にはいかないことを実感した。
正しくは、頭ではここが現実であると理解していたが、初めて実感を伴ったのである。
そして改めて、少しのミスが命取りであることや下手をしたら命を失ってしまう可能性があると理解した。
(アレックスたちが死んじゃったらどうしよう………!)
目からは止めどなく涙が溢れる。
身体は勝手にガタガタと震え、己の意思で制御できない。
ミリカにできることは、茂みの中からアレックスたちの闘いを見守ることだけだった。
終わりの見えない闘いにアレックスたちの疲れが見え始めた時、突然、大木も揺れるぐらいの突風が起きて魔獣の足を止める。
その瞬間を見逃すことなく、ジャックが魔物の足を斬り付けて跪かせ、サイラスが目を斬り付けて視界を奪う。
そして最後に、アレックスが王家に伝わる宝剣『イマージェン』で魔獣の心臓をひと突きすると、魔獣は「グワァァァ」とくぐもった断末魔を上げ、周囲の木を薙ぎ倒しながらその場に倒れた。
「う………うわぁぁぁん!」
魔獣が倒されたと知って安心したミリカが、茂みの中で大声を上げて泣き出す。
「ミリカ……ここにいたのか。無事で良かった」
心配そうな表情のジャックが腰が抜けて立ち上がれないミリカを抱き上げる。
「他の魔獣が来る前に、早く2階層に戻ろう!結界の穴の件も報告しなくては」
アレックスの一声で、その場にいた者たちは急いで3階層を出た。
◇
ゲームでのミリカは、レベル9の魔獣に怯むことなくアレックスたちと共に立ち向かう。
闘いを終えた攻略対象者たちは、そのミリカの勇気に非常に感銘を受け、好感度を大きく上げるのだ。
攻撃魔法は不得手なので、後方から補助魔法でアレックスたちを助ければ良いだけだと簡単に考えていた。
しかし実際に凶悪な魔獣を目の当たりにすると、ミリカは少しも動けなかった。
合宿最後のイベントで、ミリカは攻略対象者たちの好感度を上げることができなかった。
最終課題は『レベル5魔獣の討伐』である。
魔獣はその凶暴性を評価して10段階にレベリングしてあり、1階層にはレベル1~2、2階層にはレベル3~5、3階層にはレベル6以上の魔獣が生息している。
この課題では、2階層の最奥、3階層との境界付近にいるレベル5の魔獣をグループで力を合わせて討伐することが求められる。
レベル5は2階層では一番攻撃性の高い魔獣になるが、魔獣全体で見れば中程度、こちらが仕掛けなければ向こうから攻撃してくることはほとんどないくらいの魔獣であるため、課題としては然程危険なものではない。
そしてこれはミリカにとっては合宿最後の好感度アップイベントでもある。
◇
アレックスたちは課題をこなすために2階層の最深部、3階層との境界付近に向かう。
3階層との境には特殊な結界が張ってあり、3階層に棲む凶悪な魔獣は2階層には入って来られないようになっている。
また出入りが制限されているのは人も同じで、許可された人間以外は結界を通れないため、普通ならば間違っても生徒たちが3階層に迷い込むことはない。
───普通ならば。
アレックスたちが狩場に到着してしばらく経つが、なかなかお目当ての魔獣が見つからない。
そこで効率的に探すため、4人は手分けして付近を捜索し、魔獣を見つけたら戦場での連絡の際に用いられる〝信号〟魔法を使って他のメンバーに知らせることになった。
ミリカが1人になることをジャックは酷く心配したが、「私とジャック様は同じ学園の生徒です!守り守られる関係では嫌なのです」とミリカに言われ、自分の傲慢さを恥じると共にミリカの意志の強さに惚れ直した。
そんなこんなでミリカは1人で魔獣を捜索するわけだが、もちろん普通に物事が進むわけもない。
ミリカが行った先では、何故かたまたま3階層の結界に穴が空いており、ミリカは吸い込まれるように3階層へと足を踏み入れてしまうのであった。
3階層に入ってしまったことに気付かず辺りを捜索するミリカ。
そんなミリカの前に現れたのは、3階層に生息する魔獣の中でも大型の魔獣だった。
確か、レベルは9。
攻撃魔法が不得手なミリカには到底太刀打ちできない魔獣である。
ミリカは初めて目の当たりにする大型の魔獣に腰を抜かしてしまい、座り込んでガタガタと震える。
本当ならば〝信号〟魔法を放たなければならない。
だが身体が勝手に震えて言うことを聞いてくれない。
だって、ミリカは知らなかった。
───魔獣がこんなに恐ろしいなんて。
座り込むミリカに唯一できたこと、それは叫ぶことだった。
「……キ………キャァァァァァ!!!」
けたたましい叫び声はアレックスたちに十分届いたが、それは魔獣の気を惹くことにも繋がってしまう。
巨大な体躯に凶悪なツノとキバ。
〝鬼〟とも形容できそうなソレは狙いをミリカに定め、涎をダラダラと垂れ流しながら迫ってくる。
「い、いやっ!来ないでっ!!」
すっかり腰を抜かして立てなくなっているミリカは、地面を這いずりながら魔獣から逃れようと後退る。
その時、隠れるのにちょうど良い小さな茂みが目に入り、咄嗟にそこに隠れる。
巨大な魔獣からは小さなミリカの動きが見えづらいらしく、茂みに隠れたミリカを見失ったようだ。
とりあえず、すぐに魔獣に食べられる運命は回避した。
しかしいつまでもここに隠れていても、あの魔獣や他の魔獣に見つかるのも時間の問題だ。
(早くっ!早く助けに来なさいよっ!!)
ミリカは体を縮こめ、顔の前で指を組んで助けに来るであろうヒーローたちの登場を必死で祈る。
数分ののち、バァン!と大きな音がして「大丈夫か、ミリカ!?」と切羽詰まった声がかかる。
(やっと来たっ!遅いのよっ!!)
ミリカは茂みから這い出ようとするが、ふとこのままヒーローたちに魔獣を倒してもらった方が良いんじゃないかと思いつく。
(私が出て行っても足手纏いになるだけだもの。彼らが魔獣を倒してから、顔を見せる方が良いわよね……?)
そう考えて、ミリカは戦闘が終わるまで茂みで隠れていることにした。
それから暫くが経ち、アレックスたちは魔獣の討伐に苦戦していた。
ゲームでは、ミリカを助けるためにあっという間に魔獣を倒していたのに。
ここで、ミリカはある重要なことを思い出す。
───オズワルドがいない………。
国内屈指の魔術師であるオズワルドの魔法は、この魔獣の討伐で欠かせないものだった。
オズワルドが魔獣の足を止め、ジャックとサイラスが魔獣の体力を減らしながら、アレックスがとどめを刺すのだ。
しかしその足止め役のオズワルドがいなければ、この闘いはどうなってしまうのか?
ミリカは転生して初めて、この世界は現実でありゲームのように簡単にはいかないことを実感した。
正しくは、頭ではここが現実であると理解していたが、初めて実感を伴ったのである。
そして改めて、少しのミスが命取りであることや下手をしたら命を失ってしまう可能性があると理解した。
(アレックスたちが死んじゃったらどうしよう………!)
目からは止めどなく涙が溢れる。
身体は勝手にガタガタと震え、己の意思で制御できない。
ミリカにできることは、茂みの中からアレックスたちの闘いを見守ることだけだった。
終わりの見えない闘いにアレックスたちの疲れが見え始めた時、突然、大木も揺れるぐらいの突風が起きて魔獣の足を止める。
その瞬間を見逃すことなく、ジャックが魔物の足を斬り付けて跪かせ、サイラスが目を斬り付けて視界を奪う。
そして最後に、アレックスが王家に伝わる宝剣『イマージェン』で魔獣の心臓をひと突きすると、魔獣は「グワァァァ」とくぐもった断末魔を上げ、周囲の木を薙ぎ倒しながらその場に倒れた。
「う………うわぁぁぁん!」
魔獣が倒されたと知って安心したミリカが、茂みの中で大声を上げて泣き出す。
「ミリカ……ここにいたのか。無事で良かった」
心配そうな表情のジャックが腰が抜けて立ち上がれないミリカを抱き上げる。
「他の魔獣が来る前に、早く2階層に戻ろう!結界の穴の件も報告しなくては」
アレックスの一声で、その場にいた者たちは急いで3階層を出た。
◇
ゲームでのミリカは、レベル9の魔獣に怯むことなくアレックスたちと共に立ち向かう。
闘いを終えた攻略対象者たちは、そのミリカの勇気に非常に感銘を受け、好感度を大きく上げるのだ。
攻撃魔法は不得手なので、後方から補助魔法でアレックスたちを助ければ良いだけだと簡単に考えていた。
しかし実際に凶悪な魔獣を目の当たりにすると、ミリカは少しも動けなかった。
合宿最後のイベントで、ミリカは攻略対象者たちの好感度を上げることができなかった。
20
あなたにおすすめの小説
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
その破滅エンド、ボツにします!~転生ヒロインはやり直し令嬢をハッピーエンドにしたい~
福留しゅん
恋愛
自分がシナリオを書いた乙女ゲームの世界に転生したメインヒロインはゲーム開始直後に前世を思い出す。一方の悪役令嬢は何度も断罪と破滅を繰り返しては人生をやり直していた。そうして創造主の知識を持つヒロインと強くてニューゲームな悪役令嬢の奇妙な交友が始まる――。
※小説家になろう様にも投稿しています。
乙女ゲームに転生したので、推しの悲恋EDを回避します〜愛され令嬢は逆ハーはお断りです!
神城葵
恋愛
気づいたら、やり込んだ乙女ゲームのサブキャラに転生していました。
体調不良を治そうとしてくれた神様の手違いだそうです。迷惑です。
でも、スチル一枚のサブキャラのまま終わりたくないので、最萌えだった神竜王を攻略させていただきます。
※ヒロインは親友に溺愛されます。GLではないですが、お嫌いな方はご注意下さい。
※完結しました。ありがとうございました!
※改題しましたが、改稿はしていません。誤字は気づいたら直します。
表紙イラストはのの様に依頼しました。
❲完結❳乙女ゲームの世界に憑依しました! ~死ぬ運命の悪女はゲーム開始前から逆ハールートに突入しました~
四つ葉菫
恋愛
橘花蓮は、乙女ゲーム『煌めきのレイマリート学園物語』の悪役令嬢カレン・ドロノアに憑依してしまった。カレン・ドロノアは他のライバル令嬢を操って、ヒロインを貶める悪役中の悪役!
「婚約者のイリアスから殺されないように頑張ってるだけなのに、なんでみんな、次々と告白してくるのよ!?」
これはそんな頭を抱えるカレンの学園物語。
おまけに他のライバル令嬢から命を狙われる始末ときた。
ヒロインはどこいった!?
私、無事、学園を卒業できるの?!
恋愛と命の危険にハラハラドキドキするカレンをお楽しみください。
乙女ゲームの世界がもとなので、恋愛が軸になってます。ストーリー性より恋愛重視です! バトル一部あります。ついでに魔法も最後にちょっと出てきます。
裏の副題は「当て馬(♂)にも愛を!!」です。
2023年2月11日バレンタイン特別企画番外編アップしました。
2024年3月21日番外編アップしました。
***************
この小説はハーレム系です。
ゲームの世界に入り込んだように楽しく読んでもらえたら幸いです。
お好きな攻略対象者を見つけてください(^^)
*****************
悪役令嬢としての役割、立派に努めて見せましょう〜目指すは断罪からの亡命の新しいルート開発です〜
水月華
恋愛
レティシア・ド・リュシリューは婚約者と言い争いをしている時に、前世の記憶を思い出す。
そして自分のいる世界が、大好きだった乙女ゲームの“イーリスの祝福”の悪役令嬢役であると気がつく。
母親は早くに亡くし、父親には母親が亡くなったのはレティシアのせいだと恨まれ、兄には自分より優秀である為に嫉妬され憎まれている。
家族から冷遇されているため、ほとんどの使用人からも冷遇されている。
そんな境遇だからこそ、愛情を渇望していた。
淑女教育にマナーに、必死で努力したことで第一王子の婚約者に選ばれるが、お互いに中々歩み寄れずにすれ違ってしまう。
そんな不遇な少女に転生した。
レティシアは、悪役令嬢である自分もヒロインも大好きだ。だからこそ、ヒロインが本当に好きな人と結ばれる様に、悪役令嬢として立ち回ることを決意する。
目指すは断罪後に亡命し、新たな人生をスタートさせること。
前世の記憶が戻った事で、家族のクズっぷりを再認識する。ならば一緒に破滅させて復讐しようとレティシアには2つの目標が出来る。
上手く計画に沿って悪役令嬢を演じているはずが、本人が気が付かないところで計画がバレ、逆にヒロインと婚約者を含めた攻略対象者達に外堀を埋められる⁉︎
更に家族が改心して、望んでいない和解もさせられそうになるレティシアだが、果たして彼女は幸せになれるのか⁉︎
【完結】【35万pt感謝】転生したらお飾りにもならない王妃のようなので自由にやらせていただきます
宇水涼麻
恋愛
王妃レイジーナは出産を期に入れ替わった。現世の知識と前世の記憶を持ったレイジーナは王子を産む道具である現状の脱却に奮闘する。
さらには息子に殺される運命から逃れられるのか。
中世ヨーロッパ風異世界転生。
【完結】転生者のお姉様は自分を悪役令嬢と言い張るのですが…どう考えても悪役は私です
白キツネ
恋愛
主人公、アリシアにとって、母とたまに帰ってくる父の三人での生活は裕福ではないが、それだけで十分なほど幸せに感じていた。
が、ある日、父が帰ってきた時の一言に、それに対する母の反応に、アリシアは自分が大好きだった両親が別人に見えてしまう。
父に連れられた家は市民が暮らすような家ではなく、貴族の屋敷であり、そこにはアリシアと同年代ぐらいの少女がこちらをずっと見ていた。
その少女は転生者であり、この世界での自分がどうなってしまうのかを話される。自分の名前を当てられたことで、その話を信じるが、その内容はとてもひどいものだった。
お姉様…それは私の方が悪役なのでは…
私はお姉様の敵にはなりません。私がお姉様に全てをお返しします!
お姉様!もう少し自分のことを大切にしてください!
お姉様!今ですか!?
お姉様!そういうことはもっと早く言ってください!
賢いのに少し空気が読めない姉と、翻弄されながらも姉を守ろうとする妹の物語
カクヨムにも掲載しております。
婚約者を奪い返そうとしたらいきなり溺愛されました
宵闇 月
恋愛
異世界に転生したらスマホゲームの悪役令嬢でした。
しかも前世の推し且つ今世の婚約者は既にヒロインに攻略された後でした。
断罪まであと一年と少し。
だったら断罪回避より今から全力で奪い返してみせますわ。
と意気込んだはいいけど
あれ?
婚約者様の様子がおかしいのだけど…
※ 4/26
内容とタイトルが合ってないない気がするのでタイトル変更しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる