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10 再び新大陸へ 1
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(あはは……はい、そういうことですね。すぐにお返ししたくなりましたよ。いや、でもこのカードは、いざという時の切り札になるからな。ありがたく頂いておきますよ)
サバンニ商会で、俺は、思いがけずこの国の大物二人の後ろ盾を得ることができた。
二人にいったん別れを告げ、商会を出た俺は、その足で今度は獣人たちからの情報を得るべく、再びルンダ大陸へと向かった。もちろん、スノウの力を借りてである。
先日、スノウに来てもらった山のふもとの森の出口のところで下ろしてもらい、徒歩でベローズ村を目指すことにしたのだ。
細い野道が続く草原と林の間をひたすら歩いて、海岸を目指す。そして、約三十分ほど進んだところで、前方右に焚火の炎と煙が見えてきた。
(お、久しぶりだな、ゴブリンさんたち。ひい、ふう、みい……五匹か。よし……)
俺は隠密のスキルを使いながら、ゆっくりとゴブリンたちに近づいていった。
二十メートルほどの距離に近づいたが、まだ奴らは気づかない。隠密のスキルは優秀だ。俺はストレージから愛用のメイスを取り出そうとして、やめた。ここは、素手と魔法でやってみることにしよう。
(いやあ、我ながら感慨深いね。こんな戦い方ができるようになるなんて。一年前は考えられなかったよ)
『マスターの能力であれば、驚くほどではありませんよ。でも、まあ、成長速度は確かに早いかもしれません』
俺は草の間から立ち上がって、ゴブリンたちの方へ歩き出す。
ッ!グギャッ、グギャギャギャ!
ようやく俺に気づいた小鬼たちは、慌てて武器を取りに走り出す。弓が一匹、槍が二匹、剣とこん棒が一匹ずつだ。
遠距離から弓攻撃、矢の経路を開けつつ、左右から四匹が包囲する形か。
(非常に合理的だね、ゴブリン君たち。ひょっとして、君たち頭がいいのかい?)
俺は心の中でそんなことをつぶやきながら、無属性防御魔法を発動し、続けて弓を構えた一匹に向けて、風魔法ウインドカッターを放った。
ズパンッ、と肉を切り裂く音とともに、弓を構えたまま一匹が青い血しぶきを上げて地面に倒れた。残りのゴブリンたちは、仲間の死に見向きもせず、ただ俺への殺意に突き動かされて襲い掛かってきた。
俺は身体強化を使って、彼らの大ぶりの攻撃をかわしながら、一匹ずつ集中して打撃や蹴りを加えていった。剣とこん棒の奴らはすぐに昏倒させることができたが、槍はなかなか面倒だった。
(くそ、間合いが遠すぎて、攻撃できねえ)
『ジャンプして一気に間合いを詰めながら、上からウインドカッターを!』
(おお、さすがはナビさん。だが、どれくらい跳べるか。中途半端だとそのまま串刺しだな)
俺は槍の攻撃から逃れて、いったん十メートルほど距離をとった。そして、勝ち誇ったように近づいてくる二匹のゴブリンたちに向かって、助走を始める。
やっ、と気合の声を上げて思い切り地面を蹴ると、俺の体はふわりと空中に舞い上がった。
それから地面に着地するまでの数秒間に、一匹に向かってウインドカッターを放ち、もう一匹の顔面に蹴りを見舞った。
(ふう…どうにか片付いたな。だが、まだまだ訓練が足りないな)
『戦い方は無限にありますからね。今の戦いでも、最初からボム系の魔法を使っていれば、簡単だったはずです』
俺は再び歩き出しながら、ナビに反論した。
(いや、でもさ、やっぱ勇者やヒーローみたいにカッコよくやっつけたいじゃないか)
『そんなものは、どこかのラノベに任せておけばいいです。戦いは勝つことが最優先。どんなにカッコ悪くても、卑怯でも、勝てばいいのです』
ナビさん、けっこうハードボイルドです。でも、まあ、確かにその通りだ。前世から数えて四十過ぎの、心はおっさんの俺が、今の外見に引っ張られてヒーローに憧れる少年を演じたところで滑稽なだけだ。
(そうだな…分かってはいるんだ。でも、少しだけ、俺の人生にも夢っていうか、ロマンっていうか、そんなものが欲しいんだよ。はあ……)
俺のちっぽけなため息をかき消すように、近くの大木から鳥たちが、けたたましい鳴き声を上げて飛び立っていった。
♢♢♢
その後、左手に水平線を見ながら十分ほど歩いていくと、前方に村が見えてきた。ベローズ村だ。今歩いている道がまっすぐに村の中央を抜け、その先に広場があって左右に伸びる道が交差している。けっこう大きな村だ。
俺はガーリフの街での経験を生かして、フード付きの防寒着を羽織ってから、再び歩き出した。
「こんにちは」
村の入り口の門の前まで行き、馬の獣人らしい門番に挨拶する。
「お、おう…お前さん、一人か?それとも親は後から来るのか?」
門番の村人らしい男は、俺の背後を見やりながら尋ねた。
「いいえ、一人です」
「そうか。で、ここにはどんな用で来たんだ?」
「はい、オルグさんという方に用があってきました」
俺の答えに、門番は少し驚いた表情になった。
「オルグ村長に?……分かった、通っていいぞ。村長の家は、ここをまっすぐ行って、中央広場を右に行った突き当りだ」
「ありがとうございます」
俺はフードの下から門番を見上げながら礼を言った。
この村は住人も多く、どの家もこぎれいで、かなり裕福な村のようだ。だが、こんな隔絶した孤立集落のような所で、どうして豊かな暮らしができるのだろうか。
そんな俺の疑問は、中央広場に出たところで解決した。左の方へ目をやると、その先には大きな港があり、何棟もの倉庫が立ち並んでいたのだ。つまり、ここは恐らく大陸の北と南をつなぐ海上輸送の中継基地なのだ。
この大陸は、中央部が険しい山岳地帯になっている(ラタンタ村はその中にある)。だから、南北の交易は陸路ではなく、海上輸送が中心なのだろう。
♢♢♢
「ふむ……なるほど、事情は分かった。船を出してやることも可能じゃ。だが……」
羊の獣人らしい、頭に曲がった角を持つオルグ村長は、一つ間をおいてから、俺に目を向けて続けた。
「……君の故郷の港に直接送り届けることは難しいのう。万が一、軍船や港の警備兵に見つかりでもしたら、国同士が関わる問題になるかもしれんのでな」
「はい、それは大丈夫です。港じゃないどこかの海岸に放り出してもらえれば、そこからは自分で歩いて帰ります」
俺の返答に村長は感心したようにうなり声をあげた。
「ううむ…人族の子どもは、皆、君のようにたくましいのか?大したものだ。分かった、船を手配しよう。ただ、乗り手を募るのに二、三日かかるかもしれぬ。それまでは、この村でゆっくり休んでおきなさい」
「ありがとうございます」
俺は深く頭を下げて礼を言ってから、さらに続けて村長に尋ねた。
「あの、村長さんは、戦争前に、この国からローダス王国に移住した獣人の人たちがいるのをご存じですか?」
村長は小さく頷いてから、少し悲し気な表情になった。
「ああ、知っておるよ。昔は、人族の国とも頻繁に交易をしておった。多くの獣人たちが、国をまたいで行き来し、いろいろな場所で働いておったのじゃよ。そのうちの何割かは、人族の国に住み着き、自分たちの村を作ったと聞いた。だが、あの戦争で、その多くは殺されたり、村を襲撃されたりして、命からがらこの国に逃げ帰ってきたのじゃ。この村にも、その生き残りは何人かおる」
「そうなんですね。実は、僕の知り合いに獣人の人たちがいるんです。彼らは、ブロスタという街の近くに小さな村を作って住んでいます」
「ほう……まだ、向こうに住んでいる者たちがいるとは、初めて聞いた」
「はい、それで、実はその人たちと、以前、ある計画を話し合ったことがあるんです」
オルグ村長は、突然現れた人族の少年が、予想もできない方向に話を進めていくので、少し戸惑った表情を浮かべた。
「ふむ、それは、わしが聞いた方がいい話かね?」
俺はしっかりと頷いた。
「はい、ぜひ、聞いていただきたい話です」
「ふむ、よかろう……茶を飲みながらゆっくり聞かせてもらおう」
村長はそう言うと、テーブルの上に置いてあったベルを数回振って鳴らした。
「はい、旦那様」
すぐにドアが開いて、黒いワンピースに白いエプロンを着けた若い女性が入ってきた。その姿に、《木漏れ日亭》のミーアさんを思い出した。
「お茶と菓子を頼むよ」
「はい、かしこまりました」
メイドさんが頭を下げて出ていくと、村長は座りなおして俺の方を見た。
「それで、どんな話かね?」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
読んでくださってありがとうございます。
少しでも面白いと思われたら、📣の応援よろしくお願いします。
皆様の応援が作者の書き続ける力となります。
サバンニ商会で、俺は、思いがけずこの国の大物二人の後ろ盾を得ることができた。
二人にいったん別れを告げ、商会を出た俺は、その足で今度は獣人たちからの情報を得るべく、再びルンダ大陸へと向かった。もちろん、スノウの力を借りてである。
先日、スノウに来てもらった山のふもとの森の出口のところで下ろしてもらい、徒歩でベローズ村を目指すことにしたのだ。
細い野道が続く草原と林の間をひたすら歩いて、海岸を目指す。そして、約三十分ほど進んだところで、前方右に焚火の炎と煙が見えてきた。
(お、久しぶりだな、ゴブリンさんたち。ひい、ふう、みい……五匹か。よし……)
俺は隠密のスキルを使いながら、ゆっくりとゴブリンたちに近づいていった。
二十メートルほどの距離に近づいたが、まだ奴らは気づかない。隠密のスキルは優秀だ。俺はストレージから愛用のメイスを取り出そうとして、やめた。ここは、素手と魔法でやってみることにしよう。
(いやあ、我ながら感慨深いね。こんな戦い方ができるようになるなんて。一年前は考えられなかったよ)
『マスターの能力であれば、驚くほどではありませんよ。でも、まあ、成長速度は確かに早いかもしれません』
俺は草の間から立ち上がって、ゴブリンたちの方へ歩き出す。
ッ!グギャッ、グギャギャギャ!
ようやく俺に気づいた小鬼たちは、慌てて武器を取りに走り出す。弓が一匹、槍が二匹、剣とこん棒が一匹ずつだ。
遠距離から弓攻撃、矢の経路を開けつつ、左右から四匹が包囲する形か。
(非常に合理的だね、ゴブリン君たち。ひょっとして、君たち頭がいいのかい?)
俺は心の中でそんなことをつぶやきながら、無属性防御魔法を発動し、続けて弓を構えた一匹に向けて、風魔法ウインドカッターを放った。
ズパンッ、と肉を切り裂く音とともに、弓を構えたまま一匹が青い血しぶきを上げて地面に倒れた。残りのゴブリンたちは、仲間の死に見向きもせず、ただ俺への殺意に突き動かされて襲い掛かってきた。
俺は身体強化を使って、彼らの大ぶりの攻撃をかわしながら、一匹ずつ集中して打撃や蹴りを加えていった。剣とこん棒の奴らはすぐに昏倒させることができたが、槍はなかなか面倒だった。
(くそ、間合いが遠すぎて、攻撃できねえ)
『ジャンプして一気に間合いを詰めながら、上からウインドカッターを!』
(おお、さすがはナビさん。だが、どれくらい跳べるか。中途半端だとそのまま串刺しだな)
俺は槍の攻撃から逃れて、いったん十メートルほど距離をとった。そして、勝ち誇ったように近づいてくる二匹のゴブリンたちに向かって、助走を始める。
やっ、と気合の声を上げて思い切り地面を蹴ると、俺の体はふわりと空中に舞い上がった。
それから地面に着地するまでの数秒間に、一匹に向かってウインドカッターを放ち、もう一匹の顔面に蹴りを見舞った。
(ふう…どうにか片付いたな。だが、まだまだ訓練が足りないな)
『戦い方は無限にありますからね。今の戦いでも、最初からボム系の魔法を使っていれば、簡単だったはずです』
俺は再び歩き出しながら、ナビに反論した。
(いや、でもさ、やっぱ勇者やヒーローみたいにカッコよくやっつけたいじゃないか)
『そんなものは、どこかのラノベに任せておけばいいです。戦いは勝つことが最優先。どんなにカッコ悪くても、卑怯でも、勝てばいいのです』
ナビさん、けっこうハードボイルドです。でも、まあ、確かにその通りだ。前世から数えて四十過ぎの、心はおっさんの俺が、今の外見に引っ張られてヒーローに憧れる少年を演じたところで滑稽なだけだ。
(そうだな…分かってはいるんだ。でも、少しだけ、俺の人生にも夢っていうか、ロマンっていうか、そんなものが欲しいんだよ。はあ……)
俺のちっぽけなため息をかき消すように、近くの大木から鳥たちが、けたたましい鳴き声を上げて飛び立っていった。
♢♢♢
その後、左手に水平線を見ながら十分ほど歩いていくと、前方に村が見えてきた。ベローズ村だ。今歩いている道がまっすぐに村の中央を抜け、その先に広場があって左右に伸びる道が交差している。けっこう大きな村だ。
俺はガーリフの街での経験を生かして、フード付きの防寒着を羽織ってから、再び歩き出した。
「こんにちは」
村の入り口の門の前まで行き、馬の獣人らしい門番に挨拶する。
「お、おう…お前さん、一人か?それとも親は後から来るのか?」
門番の村人らしい男は、俺の背後を見やりながら尋ねた。
「いいえ、一人です」
「そうか。で、ここにはどんな用で来たんだ?」
「はい、オルグさんという方に用があってきました」
俺の答えに、門番は少し驚いた表情になった。
「オルグ村長に?……分かった、通っていいぞ。村長の家は、ここをまっすぐ行って、中央広場を右に行った突き当りだ」
「ありがとうございます」
俺はフードの下から門番を見上げながら礼を言った。
この村は住人も多く、どの家もこぎれいで、かなり裕福な村のようだ。だが、こんな隔絶した孤立集落のような所で、どうして豊かな暮らしができるのだろうか。
そんな俺の疑問は、中央広場に出たところで解決した。左の方へ目をやると、その先には大きな港があり、何棟もの倉庫が立ち並んでいたのだ。つまり、ここは恐らく大陸の北と南をつなぐ海上輸送の中継基地なのだ。
この大陸は、中央部が険しい山岳地帯になっている(ラタンタ村はその中にある)。だから、南北の交易は陸路ではなく、海上輸送が中心なのだろう。
♢♢♢
「ふむ……なるほど、事情は分かった。船を出してやることも可能じゃ。だが……」
羊の獣人らしい、頭に曲がった角を持つオルグ村長は、一つ間をおいてから、俺に目を向けて続けた。
「……君の故郷の港に直接送り届けることは難しいのう。万が一、軍船や港の警備兵に見つかりでもしたら、国同士が関わる問題になるかもしれんのでな」
「はい、それは大丈夫です。港じゃないどこかの海岸に放り出してもらえれば、そこからは自分で歩いて帰ります」
俺の返答に村長は感心したようにうなり声をあげた。
「ううむ…人族の子どもは、皆、君のようにたくましいのか?大したものだ。分かった、船を手配しよう。ただ、乗り手を募るのに二、三日かかるかもしれぬ。それまでは、この村でゆっくり休んでおきなさい」
「ありがとうございます」
俺は深く頭を下げて礼を言ってから、さらに続けて村長に尋ねた。
「あの、村長さんは、戦争前に、この国からローダス王国に移住した獣人の人たちがいるのをご存じですか?」
村長は小さく頷いてから、少し悲し気な表情になった。
「ああ、知っておるよ。昔は、人族の国とも頻繁に交易をしておった。多くの獣人たちが、国をまたいで行き来し、いろいろな場所で働いておったのじゃよ。そのうちの何割かは、人族の国に住み着き、自分たちの村を作ったと聞いた。だが、あの戦争で、その多くは殺されたり、村を襲撃されたりして、命からがらこの国に逃げ帰ってきたのじゃ。この村にも、その生き残りは何人かおる」
「そうなんですね。実は、僕の知り合いに獣人の人たちがいるんです。彼らは、ブロスタという街の近くに小さな村を作って住んでいます」
「ほう……まだ、向こうに住んでいる者たちがいるとは、初めて聞いた」
「はい、それで、実はその人たちと、以前、ある計画を話し合ったことがあるんです」
オルグ村長は、突然現れた人族の少年が、予想もできない方向に話を進めていくので、少し戸惑った表情を浮かべた。
「ふむ、それは、わしが聞いた方がいい話かね?」
俺はしっかりと頷いた。
「はい、ぜひ、聞いていただきたい話です」
「ふむ、よかろう……茶を飲みながらゆっくり聞かせてもらおう」
村長はそう言うと、テーブルの上に置いてあったベルを数回振って鳴らした。
「はい、旦那様」
すぐにドアが開いて、黒いワンピースに白いエプロンを着けた若い女性が入ってきた。その姿に、《木漏れ日亭》のミーアさんを思い出した。
「お茶と菓子を頼むよ」
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