70 / 88
70 閑話『アンガスは、今……』 4
しおりを挟む
こうして、アリョーシャはパルトスの街に落ち着き、ときどき手土産を持って我が家に帰ってくるようになった。
ただ、危険な森の中を長い距離歩かせるのは、父親としてほおってはおけない。二回目からは、アリョーシャが薬草採取に森の中へ来るのに合わせて、俺が途中まで迎えに行くようにした。
アリョーシャは、オーガ程度なら数匹の群れでも瞬殺できる、と言っていたが、何が起きるか分からないのがこの〈魔の森〉だ。
それから、また六十年余りの月日が過ぎていった。
俺とアリョーシャの生活は、変わらないままだ。
俺は、二百三十六歳になった。まあ、生きてもあと五、六十年ほどだろう。だが、肉体的にはさほど衰えてはいない。若い頃のような無茶はできなくなったがな。
娘のアリョーシャは、百八十二歳だ。まあ、こちらも見かけはまだ三十前の若さを保っている。早く結婚して、孫の顔を見せろと、しつこく言っているのだが、やはり母親のことがあるのだろう。夫が、自分より早く死ぬことが分かっているので、なかなか決心がつかないようだ。
ところで、最近、どうも〈魔の森〉が騒がしい。魔物たちの動きが活発になって、上位の魔物の姿もちらほら見かけるようになってきた。
「うーん……歴史書で調べてみたんだけど、やっぱり、スタンビートが起こる前の様子に似ているのよね……」
娘が、分厚い歴史書や冒険者ギルドの資料などを抱えて我が家に帰ってきた夜、俺たちはハーブティを飲みながら話し合った。
「うむ、確かにこれに書かれている現象と同じだな。そうなると、真っ先に襲われるのはパルトスの街だな……」
俺は、娘が住む街の将来に不安を覚えた。
「ええ……ただ、スタンビートの原因が、魔物が増えすぎたことによる〝溢れ出し〟なら、そう心配はいらないと思うの。だいたい、溢れ出すのは、弱い魔物だからね。でも、原因が、もし、強大な魔物に追われて起こるとすれば、とても危険だわ」
「うむ。その強大な魔物は、例えば、ドラゴンのようなものか?」
「うん。地竜とか、ロックゴーレムくらいなら何とかなるんだけど、ヒュドラとかエンシャントドラゴンが出てきたら、街どころか、この国全体が滅びるでしょうね」
俺たちは顔を見合わせて、小さなため息を同時に吐いた。
とりあえず、俺が様子を探りながら、アリョーシャに情報を伝えることに話が決まった。
「父さん、無理はしないでね。いざとなったら、二人でこの国から脱出しましょう」
娘は、俺を心配してそう言ったが、優しい彼女のことだ、きっと、パルトスの街やこの国の人たちを守るために残るだろうと思った。
「ああ、心配するな、無理はしないよ」
俺は、愛する娘の頭を抱き寄せて、銀色の髪に優しく唇を押し当てた。
♢♢♢
次の日から、俺は森の中を計画的に移動しながら、魔物たちの動きを探り始めた。
だが、ある日の探索で、俺は思わぬ失敗をしてしまった。
その日、俺は森の西側、山脈に近い一帯を調査していた。やはりそこでも魔物が増えていた。
魔物が生まれるには、大量の魔素が必要だ。そして、最も大量の魔素が存在するのは地中である。
動物や植物の死骸は、朽ち果て魔素に帰っていく。その魔素は雨水とともに地中に浸みこみ、流れる地下水のようにこの星の大地の中を縦横に流れている。それが〈龍脈〉と呼ばれるものだ。
そして、この〈龍脈〉は、地表の割れ目などを通って、地上に溢れ出すことがある。これが〈魔素溜まり〉で、魔素が結晶化し巨大になると、それが〈コア〉となって、ダンジョンを創り出す。まあ、それには気が遠くなるような年月が必要だが……。
今回の魔物の大量発生も、おそらく山脈のどこかに大きな〈龍脈〉の吹き出し口ができたためであろう。すでにダンジョン化している可能性が高い。
魔物たちは南に向かって勢力圏を広げているように見えた。当然そこには、もともと縄張りを持っていた魔物たちがいる。必然的に魔物同士の争いが起きる。
その日も、俺は少し離れた木の上から、オーガの集団とオークの群れが、けたたましい声を発しながら殺し合いをしている様子を眺めていた。
自分たちで殺し合ってくれれば手間が省ける。数が少なくなったところで、残りの魔物を始末すればいい。そう考えて、のんびりと木の枝に座っていたのだが……。
不意に、近くに大きな魔力を感じて、身構えた時にはすでに遅かった。
「ガアァァッ!」
密かに忍び寄っていたクリムゾンエイプが、鋭い牙をむきだして飛び掛かってきた。
木の枝の上だったので、俺は逃げ場がなく、とっさに左腕で防御しながら右手に魔力を集めた。
巨猿の牙が俺の左の二の腕に食い込んだ。激しい痛みをこらえながら、俺は、右手を思いきりそいつの胸に押し当て、ファイヤーアローを叩きこんだ。
「グギャアアアアァァッ……」
断末魔の悲鳴を上げながら、そいつは俺とともに地面に落下した。
俺はそいつの体を押しのけて、何とか立ち上がったが、左腕の激痛に加え、地面に落ちた時に背中を強く打っていたらしく、思わずよろけて倒れそうになった。
だが、今はそんな場合ではない。近くの木の上では、死んだ仲間のクリムゾンエイプ数匹がけたたましい威嚇の声を上げていたし、オーガやオークもその騒ぎを聞きつけてやって来るかもしれない。
俺は、必死に南を目指して逃げた。
♢♢♢
腕が痛む。おそらく骨まで達しているであろう傷は、すでに熱を持ち始め、このままでは化膿して敗血症を引き起こす可能性がある。
あいにく、その日はポーションも携帯していなかった。こんなところにも俺の油断が現れていた。何とか、パルトスの街の近くまで行って、アリョーシャが来てくれるのを期待しよう。確か、明日が落ち合う約束の日だったはずだ、それまで、何とか持てばいいが……。
熱と痛みにふらつきながら、ようやく森を抜けた時だった。
(っ!強い魔力だ。くそっ、こんな所にまで強力な魔物が出てきていたのか……)
俺は、警戒しながら、その魔力を放っている場所を木の陰から覗いた。
(ん?……あれは、人族か?しかも、まだ年端もいかない少年ではないか、まさか……)
俺は、その強大な魔力を放っている存在を見て驚愕しながら、用心深く近づいていった。
ところが、相手の方も俺に気づいていたのか、黒いメイスを構えながら、焚火の日を見つめていた。突然現れた男にも、動揺した様子はなく、俺の顔とケガをした左腕をちらりと見ただけだった。
俺は興味を惹かれて、試しに抑えていた魔力を半分ほど解放しながら、そいつと軽く言葉を交わした。
そいつは、相変わらず動じる様子も見せず、さらに驚いたことにこう言ったのだ。
「あんた、腕をケガしてるのか?治療だけならしてやってもいいぞ」
そして、そいつは焚火の火を強くすると、カバンの中から薬品の小瓶を取り出した。それは、自分で薬草を調合したものだと言った。
俺は、俺のことが怖くないのか、と尋ねた。すると、そいつは、
「なんで?あんたが、どこの誰なのか、俺は全く知らない。あんた、悪い奴なのか?」
と、とぼけたような口調で答えた。
面白い奴だ。
そいつのポーションは、驚くべき効能だった。
化膿しかかって、最悪切り落とさねばならないと覚悟していた腕の傷が、あっという間に治癒し、ふさがってしまった。
俺は、その少年のことを測りかねていた。俺の知る人族についての知識からは、あまりにもかけ離れている。まだ、抑えているであろう魔力量も規格外だった。敵になれば、これほど恐ろしい存在はいない。
しかし、少年はどこか人懐っこく、優しく、俺にパンとうまいスープまでごちそうしてくれた。
どうも調子が狂う。恐ろしい力を秘めながら、どこにでもいるような素朴な少年……。
それが、俺とその少年トーマとの初めての出会いだった。
ただ、危険な森の中を長い距離歩かせるのは、父親としてほおってはおけない。二回目からは、アリョーシャが薬草採取に森の中へ来るのに合わせて、俺が途中まで迎えに行くようにした。
アリョーシャは、オーガ程度なら数匹の群れでも瞬殺できる、と言っていたが、何が起きるか分からないのがこの〈魔の森〉だ。
それから、また六十年余りの月日が過ぎていった。
俺とアリョーシャの生活は、変わらないままだ。
俺は、二百三十六歳になった。まあ、生きてもあと五、六十年ほどだろう。だが、肉体的にはさほど衰えてはいない。若い頃のような無茶はできなくなったがな。
娘のアリョーシャは、百八十二歳だ。まあ、こちらも見かけはまだ三十前の若さを保っている。早く結婚して、孫の顔を見せろと、しつこく言っているのだが、やはり母親のことがあるのだろう。夫が、自分より早く死ぬことが分かっているので、なかなか決心がつかないようだ。
ところで、最近、どうも〈魔の森〉が騒がしい。魔物たちの動きが活発になって、上位の魔物の姿もちらほら見かけるようになってきた。
「うーん……歴史書で調べてみたんだけど、やっぱり、スタンビートが起こる前の様子に似ているのよね……」
娘が、分厚い歴史書や冒険者ギルドの資料などを抱えて我が家に帰ってきた夜、俺たちはハーブティを飲みながら話し合った。
「うむ、確かにこれに書かれている現象と同じだな。そうなると、真っ先に襲われるのはパルトスの街だな……」
俺は、娘が住む街の将来に不安を覚えた。
「ええ……ただ、スタンビートの原因が、魔物が増えすぎたことによる〝溢れ出し〟なら、そう心配はいらないと思うの。だいたい、溢れ出すのは、弱い魔物だからね。でも、原因が、もし、強大な魔物に追われて起こるとすれば、とても危険だわ」
「うむ。その強大な魔物は、例えば、ドラゴンのようなものか?」
「うん。地竜とか、ロックゴーレムくらいなら何とかなるんだけど、ヒュドラとかエンシャントドラゴンが出てきたら、街どころか、この国全体が滅びるでしょうね」
俺たちは顔を見合わせて、小さなため息を同時に吐いた。
とりあえず、俺が様子を探りながら、アリョーシャに情報を伝えることに話が決まった。
「父さん、無理はしないでね。いざとなったら、二人でこの国から脱出しましょう」
娘は、俺を心配してそう言ったが、優しい彼女のことだ、きっと、パルトスの街やこの国の人たちを守るために残るだろうと思った。
「ああ、心配するな、無理はしないよ」
俺は、愛する娘の頭を抱き寄せて、銀色の髪に優しく唇を押し当てた。
♢♢♢
次の日から、俺は森の中を計画的に移動しながら、魔物たちの動きを探り始めた。
だが、ある日の探索で、俺は思わぬ失敗をしてしまった。
その日、俺は森の西側、山脈に近い一帯を調査していた。やはりそこでも魔物が増えていた。
魔物が生まれるには、大量の魔素が必要だ。そして、最も大量の魔素が存在するのは地中である。
動物や植物の死骸は、朽ち果て魔素に帰っていく。その魔素は雨水とともに地中に浸みこみ、流れる地下水のようにこの星の大地の中を縦横に流れている。それが〈龍脈〉と呼ばれるものだ。
そして、この〈龍脈〉は、地表の割れ目などを通って、地上に溢れ出すことがある。これが〈魔素溜まり〉で、魔素が結晶化し巨大になると、それが〈コア〉となって、ダンジョンを創り出す。まあ、それには気が遠くなるような年月が必要だが……。
今回の魔物の大量発生も、おそらく山脈のどこかに大きな〈龍脈〉の吹き出し口ができたためであろう。すでにダンジョン化している可能性が高い。
魔物たちは南に向かって勢力圏を広げているように見えた。当然そこには、もともと縄張りを持っていた魔物たちがいる。必然的に魔物同士の争いが起きる。
その日も、俺は少し離れた木の上から、オーガの集団とオークの群れが、けたたましい声を発しながら殺し合いをしている様子を眺めていた。
自分たちで殺し合ってくれれば手間が省ける。数が少なくなったところで、残りの魔物を始末すればいい。そう考えて、のんびりと木の枝に座っていたのだが……。
不意に、近くに大きな魔力を感じて、身構えた時にはすでに遅かった。
「ガアァァッ!」
密かに忍び寄っていたクリムゾンエイプが、鋭い牙をむきだして飛び掛かってきた。
木の枝の上だったので、俺は逃げ場がなく、とっさに左腕で防御しながら右手に魔力を集めた。
巨猿の牙が俺の左の二の腕に食い込んだ。激しい痛みをこらえながら、俺は、右手を思いきりそいつの胸に押し当て、ファイヤーアローを叩きこんだ。
「グギャアアアアァァッ……」
断末魔の悲鳴を上げながら、そいつは俺とともに地面に落下した。
俺はそいつの体を押しのけて、何とか立ち上がったが、左腕の激痛に加え、地面に落ちた時に背中を強く打っていたらしく、思わずよろけて倒れそうになった。
だが、今はそんな場合ではない。近くの木の上では、死んだ仲間のクリムゾンエイプ数匹がけたたましい威嚇の声を上げていたし、オーガやオークもその騒ぎを聞きつけてやって来るかもしれない。
俺は、必死に南を目指して逃げた。
♢♢♢
腕が痛む。おそらく骨まで達しているであろう傷は、すでに熱を持ち始め、このままでは化膿して敗血症を引き起こす可能性がある。
あいにく、その日はポーションも携帯していなかった。こんなところにも俺の油断が現れていた。何とか、パルトスの街の近くまで行って、アリョーシャが来てくれるのを期待しよう。確か、明日が落ち合う約束の日だったはずだ、それまで、何とか持てばいいが……。
熱と痛みにふらつきながら、ようやく森を抜けた時だった。
(っ!強い魔力だ。くそっ、こんな所にまで強力な魔物が出てきていたのか……)
俺は、警戒しながら、その魔力を放っている場所を木の陰から覗いた。
(ん?……あれは、人族か?しかも、まだ年端もいかない少年ではないか、まさか……)
俺は、その強大な魔力を放っている存在を見て驚愕しながら、用心深く近づいていった。
ところが、相手の方も俺に気づいていたのか、黒いメイスを構えながら、焚火の日を見つめていた。突然現れた男にも、動揺した様子はなく、俺の顔とケガをした左腕をちらりと見ただけだった。
俺は興味を惹かれて、試しに抑えていた魔力を半分ほど解放しながら、そいつと軽く言葉を交わした。
そいつは、相変わらず動じる様子も見せず、さらに驚いたことにこう言ったのだ。
「あんた、腕をケガしてるのか?治療だけならしてやってもいいぞ」
そして、そいつは焚火の火を強くすると、カバンの中から薬品の小瓶を取り出した。それは、自分で薬草を調合したものだと言った。
俺は、俺のことが怖くないのか、と尋ねた。すると、そいつは、
「なんで?あんたが、どこの誰なのか、俺は全く知らない。あんた、悪い奴なのか?」
と、とぼけたような口調で答えた。
面白い奴だ。
そいつのポーションは、驚くべき効能だった。
化膿しかかって、最悪切り落とさねばならないと覚悟していた腕の傷が、あっという間に治癒し、ふさがってしまった。
俺は、その少年のことを測りかねていた。俺の知る人族についての知識からは、あまりにもかけ離れている。まだ、抑えているであろう魔力量も規格外だった。敵になれば、これほど恐ろしい存在はいない。
しかし、少年はどこか人懐っこく、優しく、俺にパンとうまいスープまでごちそうしてくれた。
どうも調子が狂う。恐ろしい力を秘めながら、どこにでもいるような素朴な少年……。
それが、俺とその少年トーマとの初めての出会いだった。
30
あなたにおすすめの小説
【完結】魔法大戦 〜失われた古代魔法で無双する!〜
加瀬 一葉
ファンタジー
王立魔法学校。高等部に編入してきた冴えない生徒ラフィト。エリートが集うこの学校で、辺境出身のラフィトは落ちこぼれの劣等生なのだが……。
実は彼は、失われたはずの古代魔法を操る一族の末裔。魔族の脅威が増す時代に、ラフィトは人類を救うことができるのか?
過去と現在が交錯する、魔法ファンタジー。
魔力ゼロの英雄の娘と魔族の秘密
藤原遊
ファンタジー
魔法が支配する世界で、魔力を持たない少女アリア・マーウェラ。彼女は、かつて街を守るために命を落とした英雄的冒険者の両親を持ちながら、その体質ゆえに魔法を使えず、魔道具すら扱えない。しかし、彼女は圧倒的な身体能力と戦闘センスを武器に、ギルドでソロ冒険者として活動していた。街の人々やギルド仲間からは「英雄の娘」として大切にされつつも、「魔力を捨てて進化した次世代型脳筋剣士」と妙な評価を受けている。
そんなある日、アリアは山中で倒れていた謎の魔法使いイアンを助ける。彼は並外れた魔法の才能を持ちながら、孤独な影を背負っていた。やがて二人は冒険の中で信頼を深め、街を脅かす魔王復活を阻止するため、「カギ」を探す旅に出る。
しかしイアンには秘密があった。彼は魔族と人間の混血であり、魔王軍四天王の血を引いていたのだ。その事実が明らかになったとき、アリアは「どんな過去があっても、イアンはイアンだよ」と笑顔で受け入れる。
過去に囚われたイアンと、前を向いて進むアリア。二人の絆が、世界を揺るがす冒険の行方を決める――。シリアスとギャグが織り交ざる、剣と魔法の冒険譚!
落ちこぼれの【無属性】魔術師、実は属性そのものを定義する「概念魔法」の創始者だった
風船色
ファンタジー
「魔法とは才能(血筋)ではなく、記述されるべき論理(ロジック)である」
王立魔導学院で「万年最下位」の烙印を押された少年、アリスティア・レイロード。属性至上主義のこの世界で、火すら出せない彼は「無属性のゴミ」と蔑まれ、ついに卒業試験で不合格となり国外追放を言い渡される。
しかし、彼を嘲笑う者たちは知らなかった。アリスティアが、既存の属性魔法など比較にならないほど高次の真理――世界の現象を数式として捉え、前提条件から書き換える『概念魔法(コンセプト・マジック)』の使い手であることを。
追放の道中、彼は石ころに「硬度:無限」の概念を付与し、デコピン一つで武装集団を粉砕。呪われた最果ての森を「快適な居住空間」へと再定義し、封印されていた銀嶺竜の少女・ルナを助手にして、悠々自適な研究生活をスタートさせる。
一方、彼を捨てた王国は、属性魔法が通用しない未知の兵器を操る帝国の侵攻に直面していた。「助けてくれ」と膝をつくかつての同級生や国王たちに対し、アリスティアは冷淡に告げる。
「君たちの誇りは、僕の昼寝より価値があるのか?」
これは、感情に流されない徹底した合理主義者が、己の知的好奇心のために世界の理を再構築していく、痛快な魔導ファンタジー。
魔道具頼みの異世界でモブ転生したのだがチート魔法がハンパない!~できればスローライフを楽しみたいんだけど周りがほっといてくれません!~
トモモト ヨシユキ
ファンタジー
10才の誕生日に女神に与えられた本。
それは、最強の魔道具だった。
魔道具頼みの異世界で『魔法』を武器に成り上がっていく!
すべては、憧れのスローライフのために!
エブリスタにも掲載しています。
死んだはずの貴族、内政スキルでひっくり返す〜辺境村から始める復讐譚〜
のらねこ吟醸
ファンタジー
帝国の粛清で家族を失い、“死んだことにされた”名門貴族の青年は、
偽りの名を与えられ、最果ての辺境村へと送り込まれた。
水も農具も未来もない、限界集落で彼が手にしたのは――
古代遺跡の力と、“俺にだけ見える内政スキル”。
村を立て直し、仲間と絆を築きながら、
やがて帝国の陰謀に迫り、家を滅ぼした仇と対峙する。
辺境から始まる、ちょっぴりほのぼの(?)な村興しと、
静かに進む策略と復讐の物語。
ひっそり静かに生きていきたい 神様に同情されて異世界へ。頼みの綱はアイテムボックス
於田縫紀
ファンタジー
雨宿りで立ち寄った神社の神様に境遇を同情され、私は異世界へと転移。
場所は山の中で周囲に村等の気配はない。あるのは木と草と崖、土と空気だけ。でもこれでいい。私は他人が怖いから。
田舎娘、追放後に開いた小さな薬草店が国家レベルで大騒ぎになるほど大繁盛
タマ マコト
ファンタジー
【大好評につき21〜40話執筆決定!!】
田舎娘ミントは、王都の名門ローズ家で地味な使用人薬師として働いていたが、令嬢ローズマリーの嫉妬により濡れ衣を着せられ、理不尽に追放されてしまう。雨の中ひとり王都を去ったミントは、亡き祖母が残した田舎の小屋に戻り、そこで薬草店を開くことを決意。森で倒れていた謎の青年サフランを救ったことで、彼女の薬の“異常な効き目”が静かに広まりはじめ、村の小さな店《グリーンノート》へ、変化の風が吹き込み始める――。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる