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スベンティ・ゲルギルの獄門
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地下の追走劇は突然終わりをむかえ、マロフィノは今、私の腕の中で震えている。
鑑定スキル【解析】
【 名前 】 アカオニ
【 レベル 】 98
【 HP 】 2025/5600
【 OP 】 18/188
延々と続く地下洞窟で、体育館ほどはある広い空間に出た。対面には、まるで凱旋門を思わせるような巨大な門。マロフィノは一直線に門に向かって走っていったが、このアカオニを認識するやいなや、Uターン。私の腕に飛び込んできて、今にいたる。
マロフィノはどうやら鬼族がトラウマになってしまったようだ。
「なぜだ?なぜキサマがここにいる。ヴィザル様、ヴィザル様はどうした!?」
ドスの聞いた低音のしゃがれ声が響く。安易な推測だが、マロフィノはこの門の向こうからヴィザル達に連れ出されたようだ。
「グィィィ、グィィィ」
普通ならウーとか、グルル、なんだろうが、マロフィノは震えながらも独自の威嚇をしている。
「ヴィザルは俺が倒した」
私が取り出した魔石を見ると、アカオニは驚きながらも悔しさをにじませた表情をした。
「ここでの戦闘のダメージがなければ……ヴィザル様は絶対に敗れはしなかった!!」
この空間には戦闘の痕跡は見られない。ここ、というのはつまり門の奥に【何か】がいる、もしくは、いたということか。そして、それはヴィザルやこの鬼を苦戦させるほどの強さ。さらに、マロフィノに深い関係があるということだ。
「悪いが、そこをどいてくれないか?俺達はその奥に用があるんだ」
「引けぬ!ヴィザル様の命により何人たりともここは通さぬ。その獣を置いて去れ!」
「マロフィノは渡さない。絶対に」
「ならば。殺す!」
ヒビの入った両刃斧を私に向け構えた。ヴィザルよりは小柄ではあるがそれでも体長は約3m。身につけた鎧はボロボロで【何か】との激闘をものがたる。
モンスターと言えど命がある、殺したくはない。だけど、奪う気ならば、殺す気でくるならば、手加減はしない。【死】を経験した私は、蘇った時からその覚悟を決めていた。
「ちょっと離れていてくれ」
マロフィノをそっと降ろし、距離をとらせる。うまく岩場に隠れた。賢い良い子だ。
このままマロフィノを連れて逃走しても良かった、だがこの門の先に何があるのか、という私の好奇心がそれを許さない。私は気になったこと、やりたいと思ったことは今すぐに行動に移さないと気がすまないタチなのだ。そのせいで何度怒られたことか……。そして何より、モンスターに襲われながらひたむきに、ここまで走った彼の行動を思うと、撤退したところでまた戻ってくる羽目になるだろう。
「アカオニ!お前死ぬぞ。いいのか?」
「キサマなどにやられるものか!それに我は武人。死など恐れぬ」
ああそうですか。警告はしたからな。
メニュー画面を起動、装備お気に入り1
右手:赤ミスリルの剣
左手:赤ミスリルの短剣
頭:ニューメタルキャップ
体:バトルフォースジャケット
腕:バトルフォースグローブ
足:ティンバーバイソンブーツ
オロチ装備よりは火力が劣るが耐久力、起動性に優れた一番扱いなれた装備に換装する。
「魔王様と同じ【換装魔法#__かんそうまほう__#】だと!?キサマ一体何者だ」
アカオニの驚き具合からして、この世界の住人はアイテムボックスを知らないらしい。そして、どうやらサンタは魔法で装備を換装している、ということにしているようだ。
「教えたら引いてくれるか?」
アカオニは両刃斧を大きく振りかぶり
「まだ言うか!覚悟がないならば刃を取るな!!」
叫びながら突進で間合いを詰めてくる。ヴィザル同様、鬼族の戦闘は一撃入魂スタイルようだ。身を持って知っている、なまはんかな攻撃ではこの突進は止まらない。
私は大きく息を吸った。
片手剣スキル【飛剣】。衝撃波はアカオニをとらえたが、鎧のヒビがひとつ増えただけだ。剣を振り切った私めがけ振り落とされた両刃斧を、片手剣スキル【刃流し】赤ミスリルの剣で受けそのまま飛び上がりながら地面に落とす。
地面はバキッメキッと爆音を立てながら両刃斧に割られ、砕石を巻き上げる。その一つが私とアカオニの目線の間に割って入った瞬間、赤ミスリルの短剣をアカオニの喉元に突き刺し短剣を抜く動作と連動し地面と水平に回転しながらアカオニの背中を剣で斬りつける。
「グッ、ゴバッ」
苦痛の声が響く。が、私の着地と同時に右手で両刃斧を水平に振ってくる。ヘッドスライディング気味に斧の軌道の下に潜り込み片手剣スキル【断破】アカオニの右手の指が何本かはねとび、支えを失った両刃斧は回転しながら洞窟の壁へと突き刺さる。
前転し間合いを取ってすぐさま追撃をしよう体勢を整えたが。
アカオニは膝をつき指のない右手の手首を左手で支えるように顔近づけ呻き声をあげている。
「ヴィザルはそんな情けねぇ声あげなかったぞ!!」
そのまま捨て置いて行けば良かったのになぜかそう言わずにはいられなかった。
「ヴィ……ジェ……ざま……」
アカオニはゆっくり立ち上がり壁に刺さった斧を取り、構える。その表情にはいっさいの苦痛も慢心もない。
「ヒュー……コー……バー」
「タタラ」
なんとなく名前を聞かれた気がした。逆手で剣をもち両腕をクロスさせ剣を腰に当て私も構えた。
二人の距離は6m。ピリピリとした空気が張り詰める中アカオニが先に動いた。それを確認すると同時に片手剣スキル秘境【首刈り】二刀の高速抜刀がアカオニの首を飛ばす。
片手剣スキル【断破】。同じく片手剣スキル【居合】を同時に行う二刀流専用スキル。構えからどうしても軌道が上にいってしまうためこの名がついた(のだろう)。効果はご覧の通りである。
少々悪い後味を噛み締めながら、煙を上げ砂になるアカオニから背を向けマロフィノの所に行こうとした。
「武人の誇りを守っていただき感謝申し上げます」
ハッと振り返るとアカオニの笑った顔が砂になって煙と消えた。また正八面体の黒い宝石が光る。
「また、魔石」
ゲーム時【空の魔石】というアイテムはモンスターが稀にドロップしたことがある、私も10個ほど所有している。しかしこの世界で手に入れた魔石をアイテムボックスで確認すると。【戦鬼ヴィザルの魔石】【アカオニの魔石】となっている、効果は???。いったいどう使うのか……。
「フィンッ!」
早く開けろ言わんばかりに、小さい獣がこちらを見ながら門の前でスタンバイしている。門に小走りで向かいながら鑑定スキル【識別】をした。
【スベンティ・ゲルギルの獄門】
トラップなし、鍵はかけられていないようだ。
獄門ってことは、牢獄の門?スベンティ・ゲルギルというのはこの洞窟ことか?それとも地名?牢獄の名前?いや製作者とか管理者の名前と言うことも。
首を右、左っと傾げながら考えていると。
「フィンッ!!」
怒ったトーンで吠えられた。すみません以後気をつけます。私は、高さ6mはある石造りの重厚な門扉をゆっくり押し開ける。
タタラ(Lv18)スキルメイカー
HP:1800/1800 OP:552/880
攻撃力:1815
守備力:1129
魔力:1001
素早さ:1519
技術:929
運:110
鑑定スキル【解析】
【 名前 】 アカオニ
【 レベル 】 98
【 HP 】 2025/5600
【 OP 】 18/188
延々と続く地下洞窟で、体育館ほどはある広い空間に出た。対面には、まるで凱旋門を思わせるような巨大な門。マロフィノは一直線に門に向かって走っていったが、このアカオニを認識するやいなや、Uターン。私の腕に飛び込んできて、今にいたる。
マロフィノはどうやら鬼族がトラウマになってしまったようだ。
「なぜだ?なぜキサマがここにいる。ヴィザル様、ヴィザル様はどうした!?」
ドスの聞いた低音のしゃがれ声が響く。安易な推測だが、マロフィノはこの門の向こうからヴィザル達に連れ出されたようだ。
「グィィィ、グィィィ」
普通ならウーとか、グルル、なんだろうが、マロフィノは震えながらも独自の威嚇をしている。
「ヴィザルは俺が倒した」
私が取り出した魔石を見ると、アカオニは驚きながらも悔しさをにじませた表情をした。
「ここでの戦闘のダメージがなければ……ヴィザル様は絶対に敗れはしなかった!!」
この空間には戦闘の痕跡は見られない。ここ、というのはつまり門の奥に【何か】がいる、もしくは、いたということか。そして、それはヴィザルやこの鬼を苦戦させるほどの強さ。さらに、マロフィノに深い関係があるということだ。
「悪いが、そこをどいてくれないか?俺達はその奥に用があるんだ」
「引けぬ!ヴィザル様の命により何人たりともここは通さぬ。その獣を置いて去れ!」
「マロフィノは渡さない。絶対に」
「ならば。殺す!」
ヒビの入った両刃斧を私に向け構えた。ヴィザルよりは小柄ではあるがそれでも体長は約3m。身につけた鎧はボロボロで【何か】との激闘をものがたる。
モンスターと言えど命がある、殺したくはない。だけど、奪う気ならば、殺す気でくるならば、手加減はしない。【死】を経験した私は、蘇った時からその覚悟を決めていた。
「ちょっと離れていてくれ」
マロフィノをそっと降ろし、距離をとらせる。うまく岩場に隠れた。賢い良い子だ。
このままマロフィノを連れて逃走しても良かった、だがこの門の先に何があるのか、という私の好奇心がそれを許さない。私は気になったこと、やりたいと思ったことは今すぐに行動に移さないと気がすまないタチなのだ。そのせいで何度怒られたことか……。そして何より、モンスターに襲われながらひたむきに、ここまで走った彼の行動を思うと、撤退したところでまた戻ってくる羽目になるだろう。
「アカオニ!お前死ぬぞ。いいのか?」
「キサマなどにやられるものか!それに我は武人。死など恐れぬ」
ああそうですか。警告はしたからな。
メニュー画面を起動、装備お気に入り1
右手:赤ミスリルの剣
左手:赤ミスリルの短剣
頭:ニューメタルキャップ
体:バトルフォースジャケット
腕:バトルフォースグローブ
足:ティンバーバイソンブーツ
オロチ装備よりは火力が劣るが耐久力、起動性に優れた一番扱いなれた装備に換装する。
「魔王様と同じ【換装魔法#__かんそうまほう__#】だと!?キサマ一体何者だ」
アカオニの驚き具合からして、この世界の住人はアイテムボックスを知らないらしい。そして、どうやらサンタは魔法で装備を換装している、ということにしているようだ。
「教えたら引いてくれるか?」
アカオニは両刃斧を大きく振りかぶり
「まだ言うか!覚悟がないならば刃を取るな!!」
叫びながら突進で間合いを詰めてくる。ヴィザル同様、鬼族の戦闘は一撃入魂スタイルようだ。身を持って知っている、なまはんかな攻撃ではこの突進は止まらない。
私は大きく息を吸った。
片手剣スキル【飛剣】。衝撃波はアカオニをとらえたが、鎧のヒビがひとつ増えただけだ。剣を振り切った私めがけ振り落とされた両刃斧を、片手剣スキル【刃流し】赤ミスリルの剣で受けそのまま飛び上がりながら地面に落とす。
地面はバキッメキッと爆音を立てながら両刃斧に割られ、砕石を巻き上げる。その一つが私とアカオニの目線の間に割って入った瞬間、赤ミスリルの短剣をアカオニの喉元に突き刺し短剣を抜く動作と連動し地面と水平に回転しながらアカオニの背中を剣で斬りつける。
「グッ、ゴバッ」
苦痛の声が響く。が、私の着地と同時に右手で両刃斧を水平に振ってくる。ヘッドスライディング気味に斧の軌道の下に潜り込み片手剣スキル【断破】アカオニの右手の指が何本かはねとび、支えを失った両刃斧は回転しながら洞窟の壁へと突き刺さる。
前転し間合いを取ってすぐさま追撃をしよう体勢を整えたが。
アカオニは膝をつき指のない右手の手首を左手で支えるように顔近づけ呻き声をあげている。
「ヴィザルはそんな情けねぇ声あげなかったぞ!!」
そのまま捨て置いて行けば良かったのになぜかそう言わずにはいられなかった。
「ヴィ……ジェ……ざま……」
アカオニはゆっくり立ち上がり壁に刺さった斧を取り、構える。その表情にはいっさいの苦痛も慢心もない。
「ヒュー……コー……バー」
「タタラ」
なんとなく名前を聞かれた気がした。逆手で剣をもち両腕をクロスさせ剣を腰に当て私も構えた。
二人の距離は6m。ピリピリとした空気が張り詰める中アカオニが先に動いた。それを確認すると同時に片手剣スキル秘境【首刈り】二刀の高速抜刀がアカオニの首を飛ばす。
片手剣スキル【断破】。同じく片手剣スキル【居合】を同時に行う二刀流専用スキル。構えからどうしても軌道が上にいってしまうためこの名がついた(のだろう)。効果はご覧の通りである。
少々悪い後味を噛み締めながら、煙を上げ砂になるアカオニから背を向けマロフィノの所に行こうとした。
「武人の誇りを守っていただき感謝申し上げます」
ハッと振り返るとアカオニの笑った顔が砂になって煙と消えた。また正八面体の黒い宝石が光る。
「また、魔石」
ゲーム時【空の魔石】というアイテムはモンスターが稀にドロップしたことがある、私も10個ほど所有している。しかしこの世界で手に入れた魔石をアイテムボックスで確認すると。【戦鬼ヴィザルの魔石】【アカオニの魔石】となっている、効果は???。いったいどう使うのか……。
「フィンッ!」
早く開けろ言わんばかりに、小さい獣がこちらを見ながら門の前でスタンバイしている。門に小走りで向かいながら鑑定スキル【識別】をした。
【スベンティ・ゲルギルの獄門】
トラップなし、鍵はかけられていないようだ。
獄門ってことは、牢獄の門?スベンティ・ゲルギルというのはこの洞窟ことか?それとも地名?牢獄の名前?いや製作者とか管理者の名前と言うことも。
首を右、左っと傾げながら考えていると。
「フィンッ!!」
怒ったトーンで吠えられた。すみません以後気をつけます。私は、高さ6mはある石造りの重厚な門扉をゆっくり押し開ける。
タタラ(Lv18)スキルメイカー
HP:1800/1800 OP:552/880
攻撃力:1815
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魔力:1001
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