34 / 48
6
作戦、決行
しおりを挟む
翌日、お昼休みにご飯を食べるときもリアナはいつも通りの様子だったけど、放課後になると「先に帰るね」と言ってすぐ帰ってしまった。
「あれ、リアナは一緒じゃないの?」
第二図書室に入ってきた私を見て、ルイスは言った。
「うん。昨日リアナから『しばらく図書室には行かない』って言われたの」
「え……一体どうして?」
「理由は言いたくないって」
ルイスは悲しそうに俯いた。
「そんなことがあったんだ……昨日はごめんね、図書室が使えないの伝え忘れてて。何かリアナを嫌な気持ちにさせちゃったかな」
「それは私も正直分からない。リアナとは今日も普通に話したけど、どうして図書室に来ないのかは教えてくれなかったんだ。この話を昨日たまたま会ったミーシャに話したんだけど」
「ミーシャさんに?」
「うん。そうしたらね、リアナは私達が付き合ったことで気を使って図書室に来なくなったんじゃないかって言われたの。私一人じゃそんなこと思いもしなかった。リアナがどんな理由を持っているんだとしても、私達がリアナを大切な友達でこれからも一緒にいたいって思っていることだけは、ちゃんと伝えたい。明日がリアナの誕生日だから、盛大にお祝いしてリアナに私達の気持ちを届けたいの!」
ルイスは優しく笑った。
「うん、いいと思う」
「ルイスはそう言ってくれると思ってたよ。それで明日のプレゼントなんだけど、リアナは何を喜んでくれるかなって考えた時、真っ先に浮かんだのが料理だったの」
「確かに、前に僕が食事会に招待した時もすごく喜んでくれたもんね。あの時は嬉しかったなぁ」
「そうだったよね。だから、ルイスがメイン料理を、私がデザートを用意しようと思うんだけど、どうかな?」
「いいね。今回も喜んでもらえるように気持ちを込めて作るよ」
「よし! じゃあ決戦は明日のお昼休み! それぞれ力を尽くそう!」
「おー!」
私達は拳を掲げた。
そして迎えた誕生日当日。午前の講義終了を知らせる鐘が鳴った。生徒たちは次々と席を立つ。私は椅子から立ち上がったリアナの体を両手でガバっと抱きしめた。
「確保ぉ!」
「え……?」
戸惑った様子のリアナを拘束したまま教室の出口に向かうと、そこには台車を手にしたルイスの姿があった。私はリアナをその台車の上に座らせた。
「えっと……エマ、ルイス……?」
困ったように私達を見上げるリアナ。
「それでは出発!」
私の掛け声でルイスが台車を押す。動き出した台車は危ないと思ったのか、それとも私達に付き合ってくれているのか、リアナが途中で降りてしまうことはなかった。
台車が止まったのはもちろん第二図書室の前。
「二人とも……これはいったい何?」
困惑した様子のリアナ。私は勢いよく図書室の扉を開けた。図書室の中は朝のうちに花やリボンで華やかに飾り付けをしてあって、テーブルの上には木製のバスケットが置かれている。
「さあ、入って」
私の言葉にリアナは立ち上がった。そして不思議そうに見回しながら図書室の中へ入って行く。
「ねえ、リアナ。そのバスケットを開けてみてよ」
「うん……」
ルイスの言葉に、リアナがバスケットの蓋を開ける。中には色どり鮮やかなサンドイッチやピクルスが入っていた。
「私からはこっちね」
そう言ってテーブルに花柄のついた四角い缶を置いた。蓋を開けて見せると、ジャムクッキーやマドレーヌ、フロランタンなどが並んでいる。
私はルイスに目配せをした。せーの……
「「リアナ、誕生日おめでとう!」」
私たちの言葉に、リアナは驚いたのと戸惑っているのが混ざったような表情をしていた。あれもしかして、何か間違えた……?
「リア……」
声をかけようとしたとき、リアナの綺麗な瞳から一筋の雫が零れ落ちた。頬を伝うその雫を手の甲で拭ったリアナは、驚いたように目を丸くした。
「リアナ……?」
不安そうにルイスが言う。リアナは口を開いた。
「嬉しい時に涙が出るなんて知らなかった。友達に誕生日を祝ってもらうなんて生まれて初めて。すごく嬉しい……ちゃんと伝わってる、かな?」
「もちろんだよ! 喜んでもらえて、私も嬉しい」
私はリアナを抱きしめた。
「そっか、よかった……」
体を離して、リアナを真っ直ぐに見た。
「リアナ、私はリアナとルイスが大好きで、三人で過ごすこの時間が大好きだよ。そのことだけはちゃんと伝えたかったんだ」
「僕もリアナのことを大切な友達だと思っているよ。僕だって三人で過ごす時間が大好きなんだ」
「私も……二人のことは大切でかけがえのない友達だと思ってる。これから先も一緒にいたい」
リアナからその言葉を聞けてホッと胸をなでおろした。よかった、嫌われた訳じゃないんだ……
「リアナ、聞いてもいいかな。どうしてここには来ないって言ったの?」
ルイスの言葉にハッとする。そうだ、その理由をまだ聞いてなかった。
「理由を言えないことって聞いて心配だったんだよ。ねえ、エマ」
「うん! リアナが何を思っているのか聞かせてほしい」
どんな理由だったとしても必ず受け止める。リアナとはずっと友達でいたいから、覚悟はできた。
「ごめん、心配かけるつもりじゃなかったから話すね。二人の結婚式用にエマには髪飾り、ルイスにはネクタイを作ってたんだ」
「けけけ、結婚式!?」
思わず大きな声が出た。そんな私をリアナは不思議そうに見つめた。
「だって付き合うってことは結婚するってことでしょ。大したものは用意できないけど、少しでもお祝いしたくて」
「それを作ってくれてたから、図書室に行かないって言ったの?」
ルイスの問いにリアナは頷いた。
「だって、思いついたら早く作りたくなったから。完成するまでは秘密のつもりだった」
事の真相を聞いて、色々と言いたいことはあるけど、何だか肩の力が抜けた。
「はぁ……それで『理由は言いたくない』だったのね。私はリアナに嫌われたんじゃないかとか、危ない目に巻き込まれてるんじゃないかとか、私達に気を使ってるんじゃないかとか、色々考えてたけどそうじゃなくてよかった……」
「気を使う……? 髪飾りよりもブローチとかの方がよかった?」
リアナが首を傾げる。そうじゃない。そうじゃないんだけど、そんな風にちょっとズレてるけど優しくて可愛いリアナのことがやっぱり大好きだ。
「ううん。髪飾り、作ってくれてありがとう。完成したら見せてね。でも、放課後は今までみたいに三人で過ごせたら私は嬉しいな」
「うん、分かった。結婚式には間に合わせるから」
「け、結婚なんて私達まだ学生だし、ゆっくり作ってくれても大丈夫だからね?」
結婚って言葉を口にして少し鼓動が早くなる。もちろん私は一生をかけてルイスを幸せにしたいって思ってるけど、ルイスも私との未来を考えてくれてるのかな……
ふとルイスの方に目を向けると、視線に気づいたのか私に微笑む。言葉はなくても私の考えなんて見透かされてるみたいで、ドキドキしてしまった。
「さて、誤解も解けたところでリアナの誕生日会を始めようか」
ルイスがそう言って、私達は椅子についた。
ルイスの作ってくれたサンドイッチは、肉や魚を使ったよく分からないけどとにかく美味しいおかずが入っていて、あっという間に食べ終わってしまった。
「エマのお菓子に合う紅茶を入れてくるね」
そう言ってルイスが席を立つ。するとリアナは私の側へ椅子を寄せた。
「私、本当は今日、二人に会いたくなかったの」
「え……どうして?」
「エマもルイスも私にとっては大切な友達。でも、二人は恋人同士になって、私だけが置いて行かれるんじゃないかって思った。三人でいたら私だけ違う気がして。エマ達のこと、すごく嬉しいのにモヤモヤした感情が混ざって、二人の顔を見れなくなってた」
リアナは私の方を見た。
「でも今日、ここに来てよかった。今一緒に過ごして、心から楽しいって思えるから」
そう言ってリアナが微笑む。
「なに、僕には秘密の話?」
戻ってきたルイスがティーセットをテーブルに置いて言った。
「ううん。つまりね……」
私はリアナとルイスの手を握った。
「私達はこれから先もずーっと友達だよって話!」
三人で顔を見合わせて笑う。もしこれから先何があっても、想いを伝えあえば乗り越えられる。私達三人なら出来るって、そう思った。
「あれ、リアナは一緒じゃないの?」
第二図書室に入ってきた私を見て、ルイスは言った。
「うん。昨日リアナから『しばらく図書室には行かない』って言われたの」
「え……一体どうして?」
「理由は言いたくないって」
ルイスは悲しそうに俯いた。
「そんなことがあったんだ……昨日はごめんね、図書室が使えないの伝え忘れてて。何かリアナを嫌な気持ちにさせちゃったかな」
「それは私も正直分からない。リアナとは今日も普通に話したけど、どうして図書室に来ないのかは教えてくれなかったんだ。この話を昨日たまたま会ったミーシャに話したんだけど」
「ミーシャさんに?」
「うん。そうしたらね、リアナは私達が付き合ったことで気を使って図書室に来なくなったんじゃないかって言われたの。私一人じゃそんなこと思いもしなかった。リアナがどんな理由を持っているんだとしても、私達がリアナを大切な友達でこれからも一緒にいたいって思っていることだけは、ちゃんと伝えたい。明日がリアナの誕生日だから、盛大にお祝いしてリアナに私達の気持ちを届けたいの!」
ルイスは優しく笑った。
「うん、いいと思う」
「ルイスはそう言ってくれると思ってたよ。それで明日のプレゼントなんだけど、リアナは何を喜んでくれるかなって考えた時、真っ先に浮かんだのが料理だったの」
「確かに、前に僕が食事会に招待した時もすごく喜んでくれたもんね。あの時は嬉しかったなぁ」
「そうだったよね。だから、ルイスがメイン料理を、私がデザートを用意しようと思うんだけど、どうかな?」
「いいね。今回も喜んでもらえるように気持ちを込めて作るよ」
「よし! じゃあ決戦は明日のお昼休み! それぞれ力を尽くそう!」
「おー!」
私達は拳を掲げた。
そして迎えた誕生日当日。午前の講義終了を知らせる鐘が鳴った。生徒たちは次々と席を立つ。私は椅子から立ち上がったリアナの体を両手でガバっと抱きしめた。
「確保ぉ!」
「え……?」
戸惑った様子のリアナを拘束したまま教室の出口に向かうと、そこには台車を手にしたルイスの姿があった。私はリアナをその台車の上に座らせた。
「えっと……エマ、ルイス……?」
困ったように私達を見上げるリアナ。
「それでは出発!」
私の掛け声でルイスが台車を押す。動き出した台車は危ないと思ったのか、それとも私達に付き合ってくれているのか、リアナが途中で降りてしまうことはなかった。
台車が止まったのはもちろん第二図書室の前。
「二人とも……これはいったい何?」
困惑した様子のリアナ。私は勢いよく図書室の扉を開けた。図書室の中は朝のうちに花やリボンで華やかに飾り付けをしてあって、テーブルの上には木製のバスケットが置かれている。
「さあ、入って」
私の言葉にリアナは立ち上がった。そして不思議そうに見回しながら図書室の中へ入って行く。
「ねえ、リアナ。そのバスケットを開けてみてよ」
「うん……」
ルイスの言葉に、リアナがバスケットの蓋を開ける。中には色どり鮮やかなサンドイッチやピクルスが入っていた。
「私からはこっちね」
そう言ってテーブルに花柄のついた四角い缶を置いた。蓋を開けて見せると、ジャムクッキーやマドレーヌ、フロランタンなどが並んでいる。
私はルイスに目配せをした。せーの……
「「リアナ、誕生日おめでとう!」」
私たちの言葉に、リアナは驚いたのと戸惑っているのが混ざったような表情をしていた。あれもしかして、何か間違えた……?
「リア……」
声をかけようとしたとき、リアナの綺麗な瞳から一筋の雫が零れ落ちた。頬を伝うその雫を手の甲で拭ったリアナは、驚いたように目を丸くした。
「リアナ……?」
不安そうにルイスが言う。リアナは口を開いた。
「嬉しい時に涙が出るなんて知らなかった。友達に誕生日を祝ってもらうなんて生まれて初めて。すごく嬉しい……ちゃんと伝わってる、かな?」
「もちろんだよ! 喜んでもらえて、私も嬉しい」
私はリアナを抱きしめた。
「そっか、よかった……」
体を離して、リアナを真っ直ぐに見た。
「リアナ、私はリアナとルイスが大好きで、三人で過ごすこの時間が大好きだよ。そのことだけはちゃんと伝えたかったんだ」
「僕もリアナのことを大切な友達だと思っているよ。僕だって三人で過ごす時間が大好きなんだ」
「私も……二人のことは大切でかけがえのない友達だと思ってる。これから先も一緒にいたい」
リアナからその言葉を聞けてホッと胸をなでおろした。よかった、嫌われた訳じゃないんだ……
「リアナ、聞いてもいいかな。どうしてここには来ないって言ったの?」
ルイスの言葉にハッとする。そうだ、その理由をまだ聞いてなかった。
「理由を言えないことって聞いて心配だったんだよ。ねえ、エマ」
「うん! リアナが何を思っているのか聞かせてほしい」
どんな理由だったとしても必ず受け止める。リアナとはずっと友達でいたいから、覚悟はできた。
「ごめん、心配かけるつもりじゃなかったから話すね。二人の結婚式用にエマには髪飾り、ルイスにはネクタイを作ってたんだ」
「けけけ、結婚式!?」
思わず大きな声が出た。そんな私をリアナは不思議そうに見つめた。
「だって付き合うってことは結婚するってことでしょ。大したものは用意できないけど、少しでもお祝いしたくて」
「それを作ってくれてたから、図書室に行かないって言ったの?」
ルイスの問いにリアナは頷いた。
「だって、思いついたら早く作りたくなったから。完成するまでは秘密のつもりだった」
事の真相を聞いて、色々と言いたいことはあるけど、何だか肩の力が抜けた。
「はぁ……それで『理由は言いたくない』だったのね。私はリアナに嫌われたんじゃないかとか、危ない目に巻き込まれてるんじゃないかとか、私達に気を使ってるんじゃないかとか、色々考えてたけどそうじゃなくてよかった……」
「気を使う……? 髪飾りよりもブローチとかの方がよかった?」
リアナが首を傾げる。そうじゃない。そうじゃないんだけど、そんな風にちょっとズレてるけど優しくて可愛いリアナのことがやっぱり大好きだ。
「ううん。髪飾り、作ってくれてありがとう。完成したら見せてね。でも、放課後は今までみたいに三人で過ごせたら私は嬉しいな」
「うん、分かった。結婚式には間に合わせるから」
「け、結婚なんて私達まだ学生だし、ゆっくり作ってくれても大丈夫だからね?」
結婚って言葉を口にして少し鼓動が早くなる。もちろん私は一生をかけてルイスを幸せにしたいって思ってるけど、ルイスも私との未来を考えてくれてるのかな……
ふとルイスの方に目を向けると、視線に気づいたのか私に微笑む。言葉はなくても私の考えなんて見透かされてるみたいで、ドキドキしてしまった。
「さて、誤解も解けたところでリアナの誕生日会を始めようか」
ルイスがそう言って、私達は椅子についた。
ルイスの作ってくれたサンドイッチは、肉や魚を使ったよく分からないけどとにかく美味しいおかずが入っていて、あっという間に食べ終わってしまった。
「エマのお菓子に合う紅茶を入れてくるね」
そう言ってルイスが席を立つ。するとリアナは私の側へ椅子を寄せた。
「私、本当は今日、二人に会いたくなかったの」
「え……どうして?」
「エマもルイスも私にとっては大切な友達。でも、二人は恋人同士になって、私だけが置いて行かれるんじゃないかって思った。三人でいたら私だけ違う気がして。エマ達のこと、すごく嬉しいのにモヤモヤした感情が混ざって、二人の顔を見れなくなってた」
リアナは私の方を見た。
「でも今日、ここに来てよかった。今一緒に過ごして、心から楽しいって思えるから」
そう言ってリアナが微笑む。
「なに、僕には秘密の話?」
戻ってきたルイスがティーセットをテーブルに置いて言った。
「ううん。つまりね……」
私はリアナとルイスの手を握った。
「私達はこれから先もずーっと友達だよって話!」
三人で顔を見合わせて笑う。もしこれから先何があっても、想いを伝えあえば乗り越えられる。私達三人なら出来るって、そう思った。
1
あなたにおすすめの小説
モブなのに、転生した乙女ゲームの攻略対象に追いかけられてしまったので全力で拒否します
みゅー
恋愛
乙女ゲームに、転生してしまった瑛子は自分の前世を思い出し、前世で培った処世術をフル活用しながら過ごしているうちに何故か、全く興味のない攻略対象に好かれてしまい、全力で逃げようとするが……
余談ですが、小説家になろうの方で題名が既に国語力無さすぎて読むきにもなれない、教師相手だと淫行と言う意見あり。
皆さんも、作者の国語力のなさや教師と生徒カップル無理な人はプラウザバック宜しくです。
作者に国語力ないのは周知の事実ですので、指摘なくても大丈夫です✨
あと『追われてしまった』と言う言葉がおかしいとの指摘も既にいただいております。
やらかしちゃったと言うニュアンスで使用していますので、ご了承下さいませ。
この説明書いていて、海外の商品は訴えられるから、説明書が長くなるって話を思いだしました。
痩せすぎ貧乳令嬢の侍女になりましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます
ちゃんゆ
恋愛
男爵家の三女に産まれた私。衝撃的な出来事などもなく、頭を打ったわけでもなく、池で溺れて死にかけたわけでもない。ごくごく自然に前世の記憶があった。
そして前世の私は…
ゴットハンドと呼ばれるほどのエステティシャンだった。
とあるお屋敷へ呼ばれて行くと、そこには細い細い風に飛ばされそうなお嬢様がいた。
お嬢様の悩みは…。。。
さぁ、お嬢様。
私のゴッドハンドで世界を変えますよ?
**********************
転生侍女シリーズ第三弾。
『おデブな悪役令嬢の侍女に転生しましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます』
『醜いと蔑まれている令嬢の侍女になりましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます』
の続編です。
続編ですが、これだけでも楽しんでいただけます。
前作も読んでいただけるともっと嬉しいです!
醜いと蔑まれている令嬢の侍女になりましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます
ちゃんゆ
恋愛
男爵家の三女に産まれた私。衝撃的な出来事などもなく、頭を打ったわけでもなく、池で溺れて死にかけたわけでもない。ごくごく自然に前世の記憶があった。
そして前世の私は…
ゴットハンドと呼ばれるほどのエステティシャンだった。
とある侯爵家で出会った令嬢は、まるで前世のとあるホラー映画に出てくる貞◯のような風貌だった。
髪で顔を全て隠し、ゆらりと立つ姿は…
悲鳴を上げないと、逆に失礼では?というほどのホラーっぷり。
そしてこの髪の奥のお顔は…。。。
さぁ、お嬢様。
私のゴットハンドで世界を変えますよ?
**********************
『おデブな悪役令嬢の侍女に転生しましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます』の続編です。
続編ですが、これだけでも楽しんでいただけます。
前作も読んでいただけるともっと嬉しいです!
転生侍女シリーズ第二弾です。
短編全4話で、投稿予約済みです。
よろしくお願いします。
【完結】ヒロインに転生しましたが、モブのイケオジが好きなので、悪役令嬢の婚約破棄を回避させたつもりが、やっぱり婚約破棄されている。
樹結理(きゆり)
恋愛
「アイリーン、貴女との婚約は破棄させてもらう」
大勢が集まるパーティの場で、この国の第一王子セルディ殿下がそう宣言した。
はぁぁあ!? なんでどうしてそうなった!!
私の必死の努力を返してー!!
乙女ゲーム『ラベルシアの乙女』の世界に転生してしまった日本人のアラサー女子。
気付けば物語が始まる学園への入学式の日。
私ってヒロインなの!?攻略対象のイケメンたちに囲まれる日々。でも!私が好きなのは攻略対象たちじゃないのよー!!
私が好きなのは攻略対象でもなんでもない、物語にたった二回しか出てこないイケオジ!
所謂モブと言っても過言ではないほど、関わることが少ないイケオジ。
でもでも!せっかくこの世界に転生出来たのなら何度も見たイケメンたちよりも、レアなイケオジを!!
攻略対象たちや悪役令嬢と友好的な関係を築きつつ、悪役令嬢の婚約破棄を回避しつつ、イケオジを狙う十六歳、侯爵令嬢!
必死に悪役令嬢の婚約破棄イベントを回避してきたつもりが、なんでどうしてそうなった!!
やっぱり婚約破棄されてるじゃないのー!!
必死に努力したのは無駄足だったのか!?ヒロインは一体誰と結ばれるのか……。
※この物語は作者の世界観から成り立っております。正式な貴族社会をお望みの方はご遠慮ください。
※この作品は小説家になろう、カクヨムで完結済み。
シナリオ通り追放されて早死にしましたが幸せでした
黒姫
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢に転生しました。神様によると、婚約者の王太子に断罪されて極北の修道院に幽閉され、30歳を前にして死んでしまう設定は変えられないそうです。さて、それでも幸せになるにはどうしたら良いでしょうか?(2/16 完結。カテゴリーを恋愛に変更しました。)
前世ブラックOLの私が転生したら悪役令嬢でした
タマ マコト
ファンタジー
過労で倒れたブラック企業勤めのOLは、目を覚ますと公爵令嬢アーデルハイトとして転生していた。しかも立場は“断罪予定の悪役令嬢”。だが彼女は恋愛や王子の愛を選ばず、社交界を「市場」と見抜く。王家の財政が危ういことを察知し、家の莫大な資産と金融知識を武器に“期限付き融資”という刃を突きつける。理想主義の王太子と衝突しながらも、彼女は決意する――破滅を回避するためではない。国家の金脈を握り、国そのものを立て直すために。悪役令嬢の経済戦争が、静かに幕を開ける。
我儘令嬢なんて無理だったので小心者令嬢になったらみんなに甘やかされました。
たぬきち25番
恋愛
「ここはどこですか?私はだれですか?」目を覚ましたら全く知らない場所にいました。
しかも以前の私は、かなり我儘令嬢だったそうです。
そんなマイナスからのスタートですが、文句はいえません。
ずっと冷たかった周りの目が、なんだか最近優しい気がします。
というか、甘やかされてません?
これって、どういうことでしょう?
※後日談は激甘です。
激甘が苦手な方は後日談以外をお楽しみ下さい。
※小説家になろう様にも公開させて頂いております。
ただあちらは、マルチエンディングではございませんので、その関係でこちらとは、内容が大幅に異なります。ご了承下さい。
タイトルも違います。タイトル:異世界、訳アリ令嬢の恋の行方は?!~あの時、もしあなたを選ばなければ~
一家処刑?!まっぴらごめんですわ!!~悪役令嬢(予定)の娘といじわる(予定)な継母と馬鹿(現在進行形)な夫
むぎてん
ファンタジー
夫が隠し子のチェルシーを引き取った日。「お花畑のチェルシー」という前世で読んだ小説の中に転生していると気付いた妻マーサ。 この物語、主人公のチェルシーは悪役令嬢だ。 最後は華麗な「ざまあ」の末に一家全員の処刑で幕を閉じるバッドエンド‥‥‥なんて、まっぴら御免ですわ!絶対に阻止して幸せになって見せましょう!! 悪役令嬢(予定)の娘と、意地悪(予定)な継母と、馬鹿(現在進行形)な夫。3人の登場人物がそれぞれの愛の形、家族の形を確認し幸せになるお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる