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嘘と作戦
私のメイドさん(リーリャside)
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そして、待ちに待った土曜日がやってきた。
約束の時間の10分前にあらかじめ伝えられていた住所に着くと、そこは喫茶店のような落ち着いた外観の建物だった。店先の扉には『準備中』のプレートが掛けられている。
「お邪魔します……」
扉を開けると、目の前に一人のメイドさんが現れた。
「おかえりなさいませ、お嬢様♡」
栗色のミディアムボブヘア、小動物のようにクリっとした瞳。この人を私は知っている。2学年の三大美少女の1人、皇茉由先輩だ。小柄で可愛いイメージとパステルカラーのメイド服がよく似合っている。
店内を見回すと、テーブルを拭いているもう一人のメイドさんがいた。白と黒、ロングのメイド服に身を包み、綺麗な黒髪が動くたびに揺れている。私に気づいたのか、彼女はパッと顔を上げた。
左目下の泣きぼくろと腰まで伸びた黒髪。もしかして噂に聞くキラ先輩……?
やーーーーっぱり! 2学年の三大美少女のうち、2人も揃ってるんだもん(推定)! あの動画のメイドさんは三大美少女の残り1人、超絶怒涛の美少女、一ノ瀬深恋先輩に決まってるっっっ!
「今日は特別営業ですので、お好きな席へどうぞ」
キラ先輩(推定)に声を掛けられて、ハッと我に返った。
店内は奥のスペースにステージが設置されていて、そこから少し離れて客席が用意されている。あの動画にはステージなんて映っていなかったけど、見えない位置にこんなものがあったなんて。もしかしたら、このステージで深恋先輩があんなことやこんなことを……いけない、危うくよだれが出るところだった。
ステージの目の前だけカウンター席になっていて、その真ん中に座る。背の高い席になっているのは、ステージに立つメイドさんと目線をより近づけるためなんだろう。
じきに深恋先輩の友達やクラスメイトがやってきて、席は埋まっていった。白く輝くライトがステージを照らしていて、ヒロインの登場を今か今かと待ちわびている。
腕時計を確認すると、約束の時間まであと3分を切った。ちょうど隣を通ったキラ先輩の袖口を引く。
「あの男の姿が見えませんが。まさか嘘を吐いたことが恥ずかしくなって逃げたんですか?」
その言葉にキラ先輩はふっと笑った。
「まさか。亮太は約束を破ったりしないよ」
余裕そうな様子に、あの男への信頼が見えて少しムッとした。
腕時計に再び目をやると、時間まで30秒を切っていた。秒針の動きを目で追って、次第に鼓動が速くなっていくのが分かる。あと10秒……さん、に、いち――
その時、パチンと照明が消えて店内が真っ暗になった。
「えっ……?」
私と同じように店内にはざわめきが広がる。そのざわめきの奥に、ヒールで跳ねるように走る特徴的な音が聞こえた。
この音、あの動画と同じ……深恋先輩だ!
音はこっちに近づいてきて、やがてピタッと止まった。そして、目の前のステージが一気に明るくなる。
眩しさに思わず目をつぶった。そして、ゆっくりと目を開く。
「誰……?」
そこには深恋先輩に似た、知らないメイドさんが立っていた。
ふわふわしたロングヘアーは深恋先輩と同じ。身長も同じくらいに見える。ただ、顔が全然違う。そこそこ可愛い顔をしているけど、その奥にクールなカッコよさが見てとれる。動画とは違う水色のロングメイド服を身にまとっていて、足の細さや太もものホクロは確認できないけれど。
この背格好で深恋先輩と同じ走り方なら、後ろ姿だけじゃ深恋先輩と見間違えるかもしれない。
「でも……」
声を出そうとしたその時、店内にポップな音楽が流れ始めた。最近はやっているガールズグループのダンス曲だ。
音に合わせて、彼女はしなやかに片手を上げた。そしてそれを皮切りに華麗なステップを踏む。一瞬で目を奪われてしまった。
ロングスカートを美しくなびかせながらステージを舞う。その曲が終わると、自然と大きな拍手が起こった。
確かに、彼女のパフォーマンスは素晴らしかった。だけど、
「あれ、俺達なにしにきたんだっけ?」
どこかからそんな声が上がる。深恋先輩のことを隅々まで知らない一般人には、このパフォーマンスの意図は伝わらないだろう。
「深恋先輩は運動神経はいいけど、リズム感が壊滅的なんですよ。まあ、そんなところも素敵なのですが」
私はステージ上の彼女に目を向けた。
「これで証明したつもりですか? 今日のために似た人を連れてきた可能性だって否定できないですよね。それとも、まだ証拠があるのですか?」
「ええ、もちろん」
初めて彼女の声を聞いた。少しハスキーな声だ。
「ウタちゃん!」
その時、隣に座っていた男子が声を上げた。
「ウタ、ちゃん……?」
その男子は周りの視線が集まっていることもお構いなく、ステージに立つ彼女のことを熱心に見つめていた。
「久しぶりだから自信なかったけど、やっぱりその声はウタちゃんだ。店に来ても、いつもいないって言われてたから。ずっとずっと、会いたかった!」
ウタ、と呼ばれた彼女は彼を見て微笑んだ。
「覚えていてくれてありがとうございます。また会えて嬉しいです♡」
そう言って投げキッスをした。
「はぐぅぅぅぅ……!」
投げられたものは無事(?)ヒットしたみたいだ。ウタは再び私に目を向ける。
「彼は仕込みだと思いますか?」
周りのざわめく声が耳に入った。
「高岸、お前通ってたのか……」
「こういう子がタイプだったのね」
隣の男子はやっと我に返ったのか、耳まで真っ赤にして俯いていた。
反論しない私の様子を見て、ウタが口を開く。
「そうだ、証拠を見せないといけないですよね。ええと……太もものホクロでも」
そう言ってロングのスカートを掴み、焦らすように少しずつ引き上げる。
「ウタちゃん、だ、だめぇ!」
隣の男子は引きつった声で叫んだ。きっとここまでの全てが計算のうちなんだろう。
はぁ……今回は私の負けだ。
「もう分かりました。私は深恋先輩とあなたを勘違いしたみたいです。お騒がせしてすみませんでした」
「分かってくれればそれでいいですよ。この件はこれで終わりです」
そう言って観衆にお辞儀をすると、ウタはステージを降りて店の奥へ行ってしまった。
店全体の照明が点き、周りはガタガタと席を立ち始める。
「まあ、なかなか面白かったな」
「俺は一ノ瀬がメイドじゃなくてがっかりだったけど」
そんな声が耳に入る。私は唇を噛んだ。
結局、深恋先輩はメイドカフェのメイドさんじゃなかった。あの動画を見つけた時はすごく嬉しかった。お客さんとしてなら正当な理由を持って会いに行くことが出来る。嬉しさのあまり、深恋先輩のクラスまで確かめに行ってしまった。
今の私はただ、深恋先輩を困らせただけの大バカだ。
「もう顔すら見せられないよ……」
「リ、リーリャちゃん!」
その声に慌てて振り向く。すると、客席の一番後ろに深恋先輩が立っていた。
風邪で学校を休んだと噂に聞いていた。マスクをつけて、髪を下ろしている姿はいつもより弱々しく見える。
「あ、あのね、リーリャちゃんとは今回が初めましてだったから、その、もしよかったら今度のお昼休み、一緒にご飯でも……」
「はい! もちろんです!」
食い気味に返事をしてしまって、恥ずかしさに顔を押さえた。そんな私に深恋先輩は優しく微笑んでくれた。
約束の時間の10分前にあらかじめ伝えられていた住所に着くと、そこは喫茶店のような落ち着いた外観の建物だった。店先の扉には『準備中』のプレートが掛けられている。
「お邪魔します……」
扉を開けると、目の前に一人のメイドさんが現れた。
「おかえりなさいませ、お嬢様♡」
栗色のミディアムボブヘア、小動物のようにクリっとした瞳。この人を私は知っている。2学年の三大美少女の1人、皇茉由先輩だ。小柄で可愛いイメージとパステルカラーのメイド服がよく似合っている。
店内を見回すと、テーブルを拭いているもう一人のメイドさんがいた。白と黒、ロングのメイド服に身を包み、綺麗な黒髪が動くたびに揺れている。私に気づいたのか、彼女はパッと顔を上げた。
左目下の泣きぼくろと腰まで伸びた黒髪。もしかして噂に聞くキラ先輩……?
やーーーーっぱり! 2学年の三大美少女のうち、2人も揃ってるんだもん(推定)! あの動画のメイドさんは三大美少女の残り1人、超絶怒涛の美少女、一ノ瀬深恋先輩に決まってるっっっ!
「今日は特別営業ですので、お好きな席へどうぞ」
キラ先輩(推定)に声を掛けられて、ハッと我に返った。
店内は奥のスペースにステージが設置されていて、そこから少し離れて客席が用意されている。あの動画にはステージなんて映っていなかったけど、見えない位置にこんなものがあったなんて。もしかしたら、このステージで深恋先輩があんなことやこんなことを……いけない、危うくよだれが出るところだった。
ステージの目の前だけカウンター席になっていて、その真ん中に座る。背の高い席になっているのは、ステージに立つメイドさんと目線をより近づけるためなんだろう。
じきに深恋先輩の友達やクラスメイトがやってきて、席は埋まっていった。白く輝くライトがステージを照らしていて、ヒロインの登場を今か今かと待ちわびている。
腕時計を確認すると、約束の時間まであと3分を切った。ちょうど隣を通ったキラ先輩の袖口を引く。
「あの男の姿が見えませんが。まさか嘘を吐いたことが恥ずかしくなって逃げたんですか?」
その言葉にキラ先輩はふっと笑った。
「まさか。亮太は約束を破ったりしないよ」
余裕そうな様子に、あの男への信頼が見えて少しムッとした。
腕時計に再び目をやると、時間まで30秒を切っていた。秒針の動きを目で追って、次第に鼓動が速くなっていくのが分かる。あと10秒……さん、に、いち――
その時、パチンと照明が消えて店内が真っ暗になった。
「えっ……?」
私と同じように店内にはざわめきが広がる。そのざわめきの奥に、ヒールで跳ねるように走る特徴的な音が聞こえた。
この音、あの動画と同じ……深恋先輩だ!
音はこっちに近づいてきて、やがてピタッと止まった。そして、目の前のステージが一気に明るくなる。
眩しさに思わず目をつぶった。そして、ゆっくりと目を開く。
「誰……?」
そこには深恋先輩に似た、知らないメイドさんが立っていた。
ふわふわしたロングヘアーは深恋先輩と同じ。身長も同じくらいに見える。ただ、顔が全然違う。そこそこ可愛い顔をしているけど、その奥にクールなカッコよさが見てとれる。動画とは違う水色のロングメイド服を身にまとっていて、足の細さや太もものホクロは確認できないけれど。
この背格好で深恋先輩と同じ走り方なら、後ろ姿だけじゃ深恋先輩と見間違えるかもしれない。
「でも……」
声を出そうとしたその時、店内にポップな音楽が流れ始めた。最近はやっているガールズグループのダンス曲だ。
音に合わせて、彼女はしなやかに片手を上げた。そしてそれを皮切りに華麗なステップを踏む。一瞬で目を奪われてしまった。
ロングスカートを美しくなびかせながらステージを舞う。その曲が終わると、自然と大きな拍手が起こった。
確かに、彼女のパフォーマンスは素晴らしかった。だけど、
「あれ、俺達なにしにきたんだっけ?」
どこかからそんな声が上がる。深恋先輩のことを隅々まで知らない一般人には、このパフォーマンスの意図は伝わらないだろう。
「深恋先輩は運動神経はいいけど、リズム感が壊滅的なんですよ。まあ、そんなところも素敵なのですが」
私はステージ上の彼女に目を向けた。
「これで証明したつもりですか? 今日のために似た人を連れてきた可能性だって否定できないですよね。それとも、まだ証拠があるのですか?」
「ええ、もちろん」
初めて彼女の声を聞いた。少しハスキーな声だ。
「ウタちゃん!」
その時、隣に座っていた男子が声を上げた。
「ウタ、ちゃん……?」
その男子は周りの視線が集まっていることもお構いなく、ステージに立つ彼女のことを熱心に見つめていた。
「久しぶりだから自信なかったけど、やっぱりその声はウタちゃんだ。店に来ても、いつもいないって言われてたから。ずっとずっと、会いたかった!」
ウタ、と呼ばれた彼女は彼を見て微笑んだ。
「覚えていてくれてありがとうございます。また会えて嬉しいです♡」
そう言って投げキッスをした。
「はぐぅぅぅぅ……!」
投げられたものは無事(?)ヒットしたみたいだ。ウタは再び私に目を向ける。
「彼は仕込みだと思いますか?」
周りのざわめく声が耳に入った。
「高岸、お前通ってたのか……」
「こういう子がタイプだったのね」
隣の男子はやっと我に返ったのか、耳まで真っ赤にして俯いていた。
反論しない私の様子を見て、ウタが口を開く。
「そうだ、証拠を見せないといけないですよね。ええと……太もものホクロでも」
そう言ってロングのスカートを掴み、焦らすように少しずつ引き上げる。
「ウタちゃん、だ、だめぇ!」
隣の男子は引きつった声で叫んだ。きっとここまでの全てが計算のうちなんだろう。
はぁ……今回は私の負けだ。
「もう分かりました。私は深恋先輩とあなたを勘違いしたみたいです。お騒がせしてすみませんでした」
「分かってくれればそれでいいですよ。この件はこれで終わりです」
そう言って観衆にお辞儀をすると、ウタはステージを降りて店の奥へ行ってしまった。
店全体の照明が点き、周りはガタガタと席を立ち始める。
「まあ、なかなか面白かったな」
「俺は一ノ瀬がメイドじゃなくてがっかりだったけど」
そんな声が耳に入る。私は唇を噛んだ。
結局、深恋先輩はメイドカフェのメイドさんじゃなかった。あの動画を見つけた時はすごく嬉しかった。お客さんとしてなら正当な理由を持って会いに行くことが出来る。嬉しさのあまり、深恋先輩のクラスまで確かめに行ってしまった。
今の私はただ、深恋先輩を困らせただけの大バカだ。
「もう顔すら見せられないよ……」
「リ、リーリャちゃん!」
その声に慌てて振り向く。すると、客席の一番後ろに深恋先輩が立っていた。
風邪で学校を休んだと噂に聞いていた。マスクをつけて、髪を下ろしている姿はいつもより弱々しく見える。
「あ、あのね、リーリャちゃんとは今回が初めましてだったから、その、もしよかったら今度のお昼休み、一緒にご飯でも……」
「はい! もちろんです!」
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