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私、一さん、近藤勇、土方歳三、桜さんで江戸に向かってる。目的は将軍様に会うため。近藤勇は前回のことが起きないように桜さんに作法を自身で教えていた。
「はぁはぁ……」
「大丈夫か?桜」
未来人が江戸まで歩くなんてキツいわよ。しかも足袋よ?スニーカーとかじゃないもの。
桜さんの体力を考えて茶屋があるとことで休憩をとった。
「麗奈ちゃんは何で平気なの?」
「私は特殊部隊の訓練を受けてますので」
雪山での行軍など過酷な訓練を行ってきた。だから平気なだけである。
「ごめんなさい。足を引っ張ってしまって」
「無理そうだったら俺が担いでやるから気にするな」
土方歳三と桜さんの仲は上手くいってるようで、ところどころ空気がピンク色になった。桜さんの体力がないのは貴方にも責任あるのよ?土方歳三。私たちの閨事を何だかんだ言っておきながら、この旅中、桜さんを抱いてるのだ。私も人のことは言えないけど、体力のない桜さんのことを考えれば控えるべきだと思う。まあ、してることをしてる私たちが言えたことではないので口出しはしないけどね。
1ヶ月半と普通より倍以上の時間をかけて江戸に来た。だけど、数日で正月になるため年明けて暫くしてからの謁見になる。
「麗奈ちゃん、公方様って恐ろしい方?」
「ううん。優しいよ?凛ちゃんの無作法さえ許したくらい器の大きい方よ」
近藤勇が毎日、作法について五月蝿く言ってるものだから桜さんが不安になったんだろう。
正月、初詣で皆で神社に行く。私は人生初の初詣だ。神社すら初めてのため色々と一さんに聞いた。神様に無礼があってはならないからな。
賽銭箱にお金を投げ入れてお祈りしてると意識だけが別の場所にきた。
「ここは?」
「我は神だ」
「神様」
「麗奈よ。すまない」
何で神様が謝るんだろう?
「そなたたちの未来を変えようしたが、無理であった」
どういうこと?
「麗奈の魂が結ばれてるのは斎藤一ではない。斎藤一は繋ぎ。その役目をもうすぐ終える」
え?待って。説明を詳しく。
その言葉を発することもなく現実へと戻ってきた。
「麗奈、どうした?」
「一さん」
私の目からは涙がこぼれる。あの言葉の意味を知ったら……。
それから私はスマフォで一さんのところを調べた。何で?
理由は書いてない。死んだ日しか書いてなかった。その日は謁見の日、謁見で何か起きるということだ。私は不安で一さんがいない時に将軍様に相談した。将軍様はそれならば謁見の日を変えてみようと提案してくれる。だけど、謁見を変えた日に一さんの死亡日が変わった。どうやっても謁見の日に一さんが死ぬ。謁見者の中に既に一さんの名前は記されてるから謁見しないということも出来ない。
「麗奈、どうした?」
「ううん。なんでもない」
「何でもないわけあるか……。俺の死だろ?」
「一さん!?」
「麗奈がおかしくなるなんて俺のことしかない。だから調べてみた」
なら何で普通でいられるの?私は声をあげて泣いた。
「麗奈、決して後追いはしてはダメだからな?」
私は首を振る。一さんがいない人生なんて考えられない。
「俺は麗奈を嫁に出来て幸せだ。世界一、幸福な男だ」
そんなこと言わないで。まだまだ幸せはあるよ?もっと楽しいことしたり、美味しいもの食べたり。
私は心を落ち着かせる間もなく謁見の日になった。私のあまりの憔悴ぶりにあの土方歳三さえ心配させてる。だけど、理由は言えなかった。そのことで土方歳三は気が付いたのだろう。スマフォで調べたのだろう。ある夜、やってきたかと思えば一さんと私を抱きしめた。
一さんの死は桜さんも知ったのか暗くなる。近藤勇だけ皆の気持ちが分からず、とりあえず無作法だけはないようにと言っていた。
謁見の日。
「直答を許す。麗奈よ。久しいな」
「はい」
謁見は恙無く進む。桜さんも無作法はない。このまま行けば無事に終わるはず。そう期待してたところ外が騒がしくなった。
「御台所!」
「御台所!」
その声は大きくなり遂に謁見の間まで来た。
「御台所よ。何事だ?何故、そなたがここにおる。大奥から出てきてるのだ?」
大奥に入ったら二度と出られないはず。それは御台所も一緒。
「麗奈とは誰じゃ?」
その御台所の言葉に視線が私に集まる。御台所が近寄ってきたので頭を下げた。
そして待ってると、ポタポタと生暖かい赤が落ちてくる。
私は恐る恐る顔を上げると一さんの腕の中に御台所がいた。よく見てみると御台所の何か掴んでる両手が一さんの胸にある。
「抜かないで!」
私の懇願は虚しくも届かず、御台所は抜いた。その瞬間、血が吹き出す。一さんの体が後ろ向きに倒れた。
「一さん!」
私は一さんに近寄り、刺された場所を押さえる。出血しないと。
「御台所を抑えよ!」
将軍様の言葉で御台所が取り押さえられる。そして将軍様も一さんのところにきた。
「城を血で穢した無礼、この命でお許しください」
「斎藤、何を言う。そなたが死ぬなんて許さぬぞ?余の命令だ。死ぬではない」
「どうやら、そのご命令には従えそうにもありません」
そんなこと言わないで。私は何も声に出せなかった。
「麗奈。やっとお前を守れた」
こんなの嬉しくないよ。こんな守られ方嫌だよ?
「麗奈に会えたことこの世の幸せである」
一さん。私も一さんに会えて幸せだよ?でもね、ここでいなくなっちゃったら私は幸せじゃないからね?
「公方様」
「何だ」
「……麗奈を頼みます」
「……斎藤」
「麗奈の泣ける場所となってください」
それが最期の望みだと一さんは言った。
「後のことは余に任せろ」
「ありがとう存じます」
一さんはそう言うと静かに息を引き取った。今まで何人も殺してきた。だから、分かる。もう生きてないのだと。
「江戸城を血で汚してしまった大罪、どんな罰でもお受け致します!」
近藤勇は一さんの死より保身に走った。
「此度のこと、罪は御台所にある。斎藤一に罪はなし。亡骸は丁重に扱い、無法者から余を守った功績を称えよ」
江戸城で刃物を抜く。それは将軍様に抜いたも同じこととなった。
斎藤一が死んだ。
心では余は斎藤を友であると思っていた。身分の差はあれど斎藤の見識は深く、よき相談相手でもあった。
「麗奈は江戸城に留めおく」
「公方様!?」
「余は斎藤から麗奈を託された。それをまっとうする」
近藤たちを返して、麗奈の傍にいく。斎藤の遺体はもうない。だけど、そこから一歩も麗奈は動かなかった。
「麗奈」
「私が一さんを殺したのです。だって一さんは71歳まで生きる人だったのです。私さえ来なければ、私と婚姻しなければ一さんは生きてられたはずです」
「麗奈よ。それは違う。斎藤は短い間でしか生きてられなかったが、その人生は幸しかなかった」
麗奈は首を横に振る。自責の念が消えないのだろう。余は麗奈の体を抱き締めた。麗奈は泣いてない。麗奈の泣く場所は斎藤のところ。その斎藤はもういない。ならば余がその場所となろう。
「麗奈」
何度もその名を優しく宝物のように呼ぶ。背を撫で髪を撫で、全身で泣いて良いのだと伝えた。徐々に麗奈の口から唸る声がする。
「泣くのだ。麗奈」
余のその言葉を皮切りに麗奈は大声で泣いた。余は麗奈にもっと泣くのだと言い続ける。
「ありがとうございます、公方様」
立ち上がろうとする麗奈の腕を引き、腕の中に戻す。
「帰さぬ」
もう何処にも誰にも渡さぬ。そう告げれば麗奈は驚いた顔をした。
「だけど、私は公方様に相応しくありません。身分は勿論のこと、人妻でしたし」
「身分のことはどうにでもなる。人妻だったこともどうにかする」
それだけではないと麗奈は言う。そこから麗奈が未来で何をして来たか聞かされた。
「今までよう頑張ってきた。これからはその荷は余に預けよ。余が共に背負っていこうぞ」
「公方様……」
でも、まだ気持ちは斎藤にあるからと麗奈は言う。
「斎藤のことは忘れなくて良い。余も忘れぬ。その上で余の想いを受け入れて欲しいのだ」
そう言って麗奈に口付けした。その瞬間、今まで味わったことのない幸福感やら達成感、それだけではない。言葉に表せない感覚がする。更に深く舌を絡め合えば、麗奈の体がビクビクと跳ねた。
「……うそ」
その後、麗奈は初詣に行った時にあった不思議な現象を話した。
神も酷なことをする。
あのような立派な志を持った者を繋ぎにするとは。だけど、麗奈が相手ではそのような者ではなければ務まらなかったということでもあるな。
斎藤の葬式は盛大に行った。
京から急いで新撰組の幹部たちも来ている。
「麗奈君!」
近藤が腕を振り下ろそうとしてたので、その腕を止めた。
「公方様」
「何を致す?」
「夫を亡くしても平然としてるのは……」
麗奈が泣く場所は決まってる。
「目に見えるものだけを見ていては底が知れるな」
この中で一番悲しんでるのは麗奈だ。それが分からないとは。あの日から毎晩、麗奈は余の腕の中で泣いてる。
「はぁはぁ……」
「大丈夫か?桜」
未来人が江戸まで歩くなんてキツいわよ。しかも足袋よ?スニーカーとかじゃないもの。
桜さんの体力を考えて茶屋があるとことで休憩をとった。
「麗奈ちゃんは何で平気なの?」
「私は特殊部隊の訓練を受けてますので」
雪山での行軍など過酷な訓練を行ってきた。だから平気なだけである。
「ごめんなさい。足を引っ張ってしまって」
「無理そうだったら俺が担いでやるから気にするな」
土方歳三と桜さんの仲は上手くいってるようで、ところどころ空気がピンク色になった。桜さんの体力がないのは貴方にも責任あるのよ?土方歳三。私たちの閨事を何だかんだ言っておきながら、この旅中、桜さんを抱いてるのだ。私も人のことは言えないけど、体力のない桜さんのことを考えれば控えるべきだと思う。まあ、してることをしてる私たちが言えたことではないので口出しはしないけどね。
1ヶ月半と普通より倍以上の時間をかけて江戸に来た。だけど、数日で正月になるため年明けて暫くしてからの謁見になる。
「麗奈ちゃん、公方様って恐ろしい方?」
「ううん。優しいよ?凛ちゃんの無作法さえ許したくらい器の大きい方よ」
近藤勇が毎日、作法について五月蝿く言ってるものだから桜さんが不安になったんだろう。
正月、初詣で皆で神社に行く。私は人生初の初詣だ。神社すら初めてのため色々と一さんに聞いた。神様に無礼があってはならないからな。
賽銭箱にお金を投げ入れてお祈りしてると意識だけが別の場所にきた。
「ここは?」
「我は神だ」
「神様」
「麗奈よ。すまない」
何で神様が謝るんだろう?
「そなたたちの未来を変えようしたが、無理であった」
どういうこと?
「麗奈の魂が結ばれてるのは斎藤一ではない。斎藤一は繋ぎ。その役目をもうすぐ終える」
え?待って。説明を詳しく。
その言葉を発することもなく現実へと戻ってきた。
「麗奈、どうした?」
「一さん」
私の目からは涙がこぼれる。あの言葉の意味を知ったら……。
それから私はスマフォで一さんのところを調べた。何で?
理由は書いてない。死んだ日しか書いてなかった。その日は謁見の日、謁見で何か起きるということだ。私は不安で一さんがいない時に将軍様に相談した。将軍様はそれならば謁見の日を変えてみようと提案してくれる。だけど、謁見を変えた日に一さんの死亡日が変わった。どうやっても謁見の日に一さんが死ぬ。謁見者の中に既に一さんの名前は記されてるから謁見しないということも出来ない。
「麗奈、どうした?」
「ううん。なんでもない」
「何でもないわけあるか……。俺の死だろ?」
「一さん!?」
「麗奈がおかしくなるなんて俺のことしかない。だから調べてみた」
なら何で普通でいられるの?私は声をあげて泣いた。
「麗奈、決して後追いはしてはダメだからな?」
私は首を振る。一さんがいない人生なんて考えられない。
「俺は麗奈を嫁に出来て幸せだ。世界一、幸福な男だ」
そんなこと言わないで。まだまだ幸せはあるよ?もっと楽しいことしたり、美味しいもの食べたり。
私は心を落ち着かせる間もなく謁見の日になった。私のあまりの憔悴ぶりにあの土方歳三さえ心配させてる。だけど、理由は言えなかった。そのことで土方歳三は気が付いたのだろう。スマフォで調べたのだろう。ある夜、やってきたかと思えば一さんと私を抱きしめた。
一さんの死は桜さんも知ったのか暗くなる。近藤勇だけ皆の気持ちが分からず、とりあえず無作法だけはないようにと言っていた。
謁見の日。
「直答を許す。麗奈よ。久しいな」
「はい」
謁見は恙無く進む。桜さんも無作法はない。このまま行けば無事に終わるはず。そう期待してたところ外が騒がしくなった。
「御台所!」
「御台所!」
その声は大きくなり遂に謁見の間まで来た。
「御台所よ。何事だ?何故、そなたがここにおる。大奥から出てきてるのだ?」
大奥に入ったら二度と出られないはず。それは御台所も一緒。
「麗奈とは誰じゃ?」
その御台所の言葉に視線が私に集まる。御台所が近寄ってきたので頭を下げた。
そして待ってると、ポタポタと生暖かい赤が落ちてくる。
私は恐る恐る顔を上げると一さんの腕の中に御台所がいた。よく見てみると御台所の何か掴んでる両手が一さんの胸にある。
「抜かないで!」
私の懇願は虚しくも届かず、御台所は抜いた。その瞬間、血が吹き出す。一さんの体が後ろ向きに倒れた。
「一さん!」
私は一さんに近寄り、刺された場所を押さえる。出血しないと。
「御台所を抑えよ!」
将軍様の言葉で御台所が取り押さえられる。そして将軍様も一さんのところにきた。
「城を血で穢した無礼、この命でお許しください」
「斎藤、何を言う。そなたが死ぬなんて許さぬぞ?余の命令だ。死ぬではない」
「どうやら、そのご命令には従えそうにもありません」
そんなこと言わないで。私は何も声に出せなかった。
「麗奈。やっとお前を守れた」
こんなの嬉しくないよ。こんな守られ方嫌だよ?
「麗奈に会えたことこの世の幸せである」
一さん。私も一さんに会えて幸せだよ?でもね、ここでいなくなっちゃったら私は幸せじゃないからね?
「公方様」
「何だ」
「……麗奈を頼みます」
「……斎藤」
「麗奈の泣ける場所となってください」
それが最期の望みだと一さんは言った。
「後のことは余に任せろ」
「ありがとう存じます」
一さんはそう言うと静かに息を引き取った。今まで何人も殺してきた。だから、分かる。もう生きてないのだと。
「江戸城を血で汚してしまった大罪、どんな罰でもお受け致します!」
近藤勇は一さんの死より保身に走った。
「此度のこと、罪は御台所にある。斎藤一に罪はなし。亡骸は丁重に扱い、無法者から余を守った功績を称えよ」
江戸城で刃物を抜く。それは将軍様に抜いたも同じこととなった。
斎藤一が死んだ。
心では余は斎藤を友であると思っていた。身分の差はあれど斎藤の見識は深く、よき相談相手でもあった。
「麗奈は江戸城に留めおく」
「公方様!?」
「余は斎藤から麗奈を託された。それをまっとうする」
近藤たちを返して、麗奈の傍にいく。斎藤の遺体はもうない。だけど、そこから一歩も麗奈は動かなかった。
「麗奈」
「私が一さんを殺したのです。だって一さんは71歳まで生きる人だったのです。私さえ来なければ、私と婚姻しなければ一さんは生きてられたはずです」
「麗奈よ。それは違う。斎藤は短い間でしか生きてられなかったが、その人生は幸しかなかった」
麗奈は首を横に振る。自責の念が消えないのだろう。余は麗奈の体を抱き締めた。麗奈は泣いてない。麗奈の泣く場所は斎藤のところ。その斎藤はもういない。ならば余がその場所となろう。
「麗奈」
何度もその名を優しく宝物のように呼ぶ。背を撫で髪を撫で、全身で泣いて良いのだと伝えた。徐々に麗奈の口から唸る声がする。
「泣くのだ。麗奈」
余のその言葉を皮切りに麗奈は大声で泣いた。余は麗奈にもっと泣くのだと言い続ける。
「ありがとうございます、公方様」
立ち上がろうとする麗奈の腕を引き、腕の中に戻す。
「帰さぬ」
もう何処にも誰にも渡さぬ。そう告げれば麗奈は驚いた顔をした。
「だけど、私は公方様に相応しくありません。身分は勿論のこと、人妻でしたし」
「身分のことはどうにでもなる。人妻だったこともどうにかする」
それだけではないと麗奈は言う。そこから麗奈が未来で何をして来たか聞かされた。
「今までよう頑張ってきた。これからはその荷は余に預けよ。余が共に背負っていこうぞ」
「公方様……」
でも、まだ気持ちは斎藤にあるからと麗奈は言う。
「斎藤のことは忘れなくて良い。余も忘れぬ。その上で余の想いを受け入れて欲しいのだ」
そう言って麗奈に口付けした。その瞬間、今まで味わったことのない幸福感やら達成感、それだけではない。言葉に表せない感覚がする。更に深く舌を絡め合えば、麗奈の体がビクビクと跳ねた。
「……うそ」
その後、麗奈は初詣に行った時にあった不思議な現象を話した。
神も酷なことをする。
あのような立派な志を持った者を繋ぎにするとは。だけど、麗奈が相手ではそのような者ではなければ務まらなかったということでもあるな。
斎藤の葬式は盛大に行った。
京から急いで新撰組の幹部たちも来ている。
「麗奈君!」
近藤が腕を振り下ろそうとしてたので、その腕を止めた。
「公方様」
「何を致す?」
「夫を亡くしても平然としてるのは……」
麗奈が泣く場所は決まってる。
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