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世界のルール
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俺は数分前の記憶が飛んだかのように、完全にあいつの事を忘れていた。
「俺は再計測も計測不可で、今は基礎能力を測定しに来ている」
くらいは記憶にあるが、その間の出来事を全く思い出せない。
そんなことは気にせず、先に待っていてくれた受付の人が、案内をしながら計測の内容を説明してくれた。
「まず、基礎能力は筋力、機動力、技術、体力、防御力、知力の6つを数値化したものになります。まずは6つの基礎能力によってランクが決まります。」
「ほえー」
「何でランクなんて決める必要あるんですか?」
俺らは敵同士ではなくて世界を救う仲間なのに、ランクづけなんかする必要なんてないと感じていた。
「ここではランクが全てです。強くない人達だけで高難易度のミッションに挑むとしたら、全滅してしまうでしょう、だから強さを可視化しておく事で、より安全に人員を減らさず、効率よく仕事をするためにランクづけをするのです。」
「へぇー」
最初の方のミッションの話とかはよく分かんなかったけど、安全の為につけてるなら特に俺なんかが気にすることないという事は理解できた。
「まぁ弱い人に無駄に高い金を払わないようにするためでもあるんですけどね ボソッ」
「えっ」
「いえいえ独り言ですよ」
とニッコリしながらこっちを見る顔は少しばかり怖かった。
「着きましたよこのポータルに入ってください。あとは自動でステータスを計ってくれるので、」
俺は案内の人に言われるがままにポータルに入った。
「ステータス解析中、ステータス解析中、30秒お待ち下さい────────。」
今度はしっかり30秒程で計測完了しポータルが開いた。
ポータルを出たら、さっきいた案内の人が見当たらなくなっていた。騙されたのか俺は?
しかし、計測はされてるっぽいし何かの手違いがあったのか?
俺は少しその場で待っていると、案内の人が近くの部屋から出て来た。
「計測お疲れ様でした。これがあなたのステータスとなります。」
と言って、ポケットからカードを取り出した。
カードをPCに差し込むとさっき言われた6つのステータスが数値化されていた。
「凄いですね。全体的に非常に高水準です。このステータスなら是非本部の一員になって頂けると嬉しいです。」
「すいません入るクランはもう決めてまして、」
とあっさりと断った。
そしたらそれ以降は前とは俺への態度が少し悪くなった気がした。
「えーと、少し高いですが、こちらのチップを買っていただけるとPCが無くても、常に自分のステータスを確認出来て便利ですが、買いますか?」
さっきのカードの所に所持金0Gとしっかり書いてあったのにも関わらず、聞いてくる。
「いや、今それを買うお金がないので、買えません。すいません。」
「わかりました、じゃあもうこれで終わりなので、もう大丈夫ですよ、お帰りはあちらからです。」
と指差しで案内をしてきた。
「あっ、わ、分かりました。あっありがとうございました。」
先程とは全く違う対応で俺は、急に怖くなって、口がうまく回らず、さっさと帰ろうと早歩きで出口に向かって行った。
しかし、出口には一人の男が立っていた。
「終わったか、じゃあ俺と勝負をしろ!」
───ステータス紹介───
フィル=フリート
魔力 ERROR
筋力 64
機動力 71
技術 90
体力 50
防御力 55
知力 100
───────────
知力とは戦闘IQを示しています。敵の攻撃をしっかりと見極めることや状況把握に長けてる人が高い数値になる傾向がある。
「俺は再計測も計測不可で、今は基礎能力を測定しに来ている」
くらいは記憶にあるが、その間の出来事を全く思い出せない。
そんなことは気にせず、先に待っていてくれた受付の人が、案内をしながら計測の内容を説明してくれた。
「まず、基礎能力は筋力、機動力、技術、体力、防御力、知力の6つを数値化したものになります。まずは6つの基礎能力によってランクが決まります。」
「ほえー」
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俺らは敵同士ではなくて世界を救う仲間なのに、ランクづけなんかする必要なんてないと感じていた。
「ここではランクが全てです。強くない人達だけで高難易度のミッションに挑むとしたら、全滅してしまうでしょう、だから強さを可視化しておく事で、より安全に人員を減らさず、効率よく仕事をするためにランクづけをするのです。」
「へぇー」
最初の方のミッションの話とかはよく分かんなかったけど、安全の為につけてるなら特に俺なんかが気にすることないという事は理解できた。
「まぁ弱い人に無駄に高い金を払わないようにするためでもあるんですけどね ボソッ」
「えっ」
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とニッコリしながらこっちを見る顔は少しばかり怖かった。
「着きましたよこのポータルに入ってください。あとは自動でステータスを計ってくれるので、」
俺は案内の人に言われるがままにポータルに入った。
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今度はしっかり30秒程で計測完了しポータルが開いた。
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しかし、計測はされてるっぽいし何かの手違いがあったのか?
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「計測お疲れ様でした。これがあなたのステータスとなります。」
と言って、ポケットからカードを取り出した。
カードをPCに差し込むとさっき言われた6つのステータスが数値化されていた。
「凄いですね。全体的に非常に高水準です。このステータスなら是非本部の一員になって頂けると嬉しいです。」
「すいません入るクランはもう決めてまして、」
とあっさりと断った。
そしたらそれ以降は前とは俺への態度が少し悪くなった気がした。
「えーと、少し高いですが、こちらのチップを買っていただけるとPCが無くても、常に自分のステータスを確認出来て便利ですが、買いますか?」
さっきのカードの所に所持金0Gとしっかり書いてあったのにも関わらず、聞いてくる。
「いや、今それを買うお金がないので、買えません。すいません。」
「わかりました、じゃあもうこれで終わりなので、もう大丈夫ですよ、お帰りはあちらからです。」
と指差しで案内をしてきた。
「あっ、わ、分かりました。あっありがとうございました。」
先程とは全く違う対応で俺は、急に怖くなって、口がうまく回らず、さっさと帰ろうと早歩きで出口に向かって行った。
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