異世界最強の俺 〜生まれ変わった俺が世界を変える〜

霜月優

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初バトル①

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「勝負だ!」

出口の直ぐそばで一人の人間が待ち伏せていた。

 俺は勝負と言う言葉と奴の声を聞いた瞬間に先程忘れていた、間の記憶を全て思い出した。
 あの時の俺はこいつに兄さんを馬鹿にされた。それに俺が腹が立ってキレたら勝負をすることになったこと、それに伴いまずは証明書ライセンスカードを取りに行く事になったことを。

 俺はあの時は正気を失ってた。

 しかし、今の俺は至って冷静だ。普段の俺は、一人の時だけは強気だけど、実際は人が怖くて、ペコペコしてるだけの人間だ。

 そんな俺がこんなデカい人間に怯えない訳がない。
「す、すいません」

「あ?お前さっきまで俺を見下す発言しておいて、逃げることなんかできねぇよ」

「すいません、すいません」
俺は謝り続ける事しかできなかった。

「じゃあ分かった。お前俺のクラン入って俺の部下として働くならさっきの発言は許してやる。」

「そっそれは出来ません。兄さんの同じクランに入るのは絶対なので」
 相手に怯えているが、兄さんへの憧れの信念だけは決して変えることは無く、ビビりながらも誘いは断っていた。

「兄さん兄さんってお前は何も出来ないのか、腰抜けが、せっかく"メインアタッカー"のこの俺が直々に勧誘したってのにこんなビビりじゃ、いくら魔力があっても使いもんになんないぜ」

 「お前は何も出来ない」その言葉を聞いて俺は過去のことを思い出す。
 約三年前、母さんが死んだ。それを俺は兄さんに八つ当たりをしてしまった。
 でもそんな俺の命を兄さんは救ってくれた。その時の俺はただモンスターに怯えるだけで足一歩も動かない情けない人間だった。
 このままで良いのか、兄さん見たいになりたいとだけ言って前に進まないままで!と思った俺は無意識に奴の方に歩いていた。そして奴の目の前で叫ぶ。

「オレは、」

「あ?」



「オレはこの世界の王となる男だあぁぁぁ」



 俺は意味の分からないこと叫んだ。しかし、その宣言に奴は少しビビっていた。
 それはただ俺がうるさくてビックリしただけかも知れない、でも今俺はこいつを一瞬でも動かすことができた。これは俺にとっての成長だった。

「うるせえ何意味の分からないことを言ってんだよ」

 今の状態の俺を奴には止める事が出来なかった、しかしこれは正気を失った訳じゃない、これは俺の存在証明であり、逃げたら、俺はこの世界にいる存在価値が失われてしまう、だからここは引くわけには行かなかった。

「今の俺をお前は止められねぇよ、俺はもうる準備は出来てる。」

「よし、良い度胸じゃねぇか!買ってやるよ!こっちに来い、強制転移テレポートだ」

 


 
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