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TOP3の洗礼
しおりを挟む3人が試合を見れる場所に着いた時にはもう戦闘も始まっていて、戦況もアルゴが不利な状況だった。
「もう始まってる………」
「アルゴの方は初めて見るが、もう一人は俺も知ってる。奴はクローシス隊員TOP3のクリス・ステラ、、属性は火、風、雷の三属性を持っている。属性攻撃で相手を近づけさせない早期決着の戦闘を得意としている。」
魔力がここまであるとキリヤには参考にすらならない。
キリヤの戦闘パターンは敵の攻撃を避けたりカバーをしてもらったりして、スキルで強力な一撃で仕留めるタイプ。
クリスとは相反する存在だった。
「俺と戦闘スタイルが違う様な気がするんですが、、」
「お前は何を見ているんだ、お前あの攻撃をアルゴさんの方がどう対処するのかを見るんだよ。」
俺の疑問にアルバードが直ぐに解決する。
そうか常にどう対処するかもこの世界においては重要な事だ。それを教えるために、、
「く、クリスお前、、、」
「どうしたどうした。もう終わりかよ。良かったな他のやつに見られてなくて、こんな試合見られたら俺なら恥ずかしくて、いてられなくなっちゃうかもな!!」
何か二人は会話をしている様に見えるが、モニター越しでは何も聞こえない。しかし、クリスがアルゴを挑発している様に見える。
「さあどうする。このままだとアルゴさんの方が負けるが、何か策があるのだろう。まだ顔が死んではいない。」
「俺はお前に勝つ!!その為に使えるモンは全部使う。最終奥義 獄震災」
アルゴは得意技の擬態を使い体を小さくし、全身の魔力密度を極限にまで引き上げる。そして、地面を拳で思いっきり、叩きつける。
すると、地盤がバラバラになり宙に浮く。それを魔法で上手く操って、操作して、岩の魔術で大きい一撃を与える。と考えているだろう。
「イメージも悪く無い。センスもある。けど若いな、戦闘の経験が若い。」
少しフィルはこの試合が気になってきた所で、ちょっとトイレと言って、外に出る。
「こんな所で?どうしてですか、今、良いとこですよ?」
「ああそうだと思う。けど俺は腹が痛いから、仕方ない。自然現象には俺でも勝てないから。」
フィルが、部屋を出た直ぐに戦況が一変する。
「何でこんな良い所を見なかったんだろう。」
「勝負が決まったからだろ。」
アルバードが変なことを言っている。もう勝負が決まった?そんな訳がない。逆にここから、一番盛り上がる所だろうに。
アルゴはクリスを倒した。そしてアルゴは右手を強く握りしめ、全身で喜びを表現する。
「よっしゃゃあああ!!!」
と勘違いしていた。実際にはクリスは倒れていなかった。傷を負ってはいるものの致命的な箇所だけは上手く回避している。
「いつ俺がお前に倒されたんだ?お前、弱くなったか?」
「何?」
その刹那、勝負は一瞬だった。
アルゴがもう一度獄震災を繰り出そうとするが、一度使ってしまったこともあり、上手く地面が崩壊しない。
さらにクリスは持ち前の複数属性を駆使し、アルゴを圧倒する。
「お前は強い、、だが、戦闘経験が足りてない。まずは俺の能力を把握してから……そこからだ、自分の持ち味で戦闘して良いのは」
「くっ、、、くそっ!」
クリスの勝利で勝負が終わる。
それと同時にフィルも帰ってくる。
「どうだ?何か掴めることはあったか?」
「自分とはまたレベルが違い過ぎてどこを参考にすれば良いか…最後まで分かりませんでした、、、」
「そうか………初めは仕方ないか、、俺も最初から何でも出来た訳じゃ無いから、直ぐにはわからなくても良いが、そのままだと一瞬だぞ、人生」
「は、はい!!」
後から分かったのだが、アルゴさんの方もランクは英雄であり、あの二人の戦いを近くで見ることが出来たのは実際、良い経験だったのかと思う。
そして、キリヤはどんな所に足を踏み入れてしまったのかと言うことが分かった。
しかし、このレベルまで行かないと自分は何も成し遂げることが出来ないまま死んでしまう。
そんな恐怖と不安が増えたまま部屋を出ようとする。
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