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蘭
崩壊する関係
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馬を走らせ、陛下の宮にたどり着く。私に気が付いた護衛は降りるのを手伝ってくれた。
「皇太子様の馬でどうして」
「お願いです。陛下に取り次を!」
言葉を遮って言うと「陛下は御花園に行かれた」と護衛は答えた。
「そんな!」
御花園に行くなんて!!
「先程、お一人で行かれましたよ。」
「で、では清貴妃様は?!」
「清貴妃様は1刻前に帰られましたが」
1刻前ならば……
「陛下の身が危ないです!護衛を集めて御花園に向かってください!」
こうなれば、陛下より先に御花園につかなくてはならない。
「どういう…」
「いいから!お願いします!」
私はもう一度、馬に乗り、御花園に向かおうとすると賢貴妃様が馬に乗ってやってきた。
「やっと追いついたわ!」
護衛はぱくぱくとしながら私達を見比べている。
「事情が事情なの。とにかく、兵を集めなさい!陛下の命に関わるわよ!」
護衛はようやく事の重大さに気づいたようで
兵を集めに行った。
その頃御花園
「まさか貴方とはね」
「醜女の格好をしながら犯人さがしとは…流石、後宮の主人ですね。」
月明かりに照らされる清貴妃の顔はどこか綺麗だった。
「まぁ、色々あって計画は変わってしまったけどもね。」
本当は優妃と賢貴妃を冷宮から一緒にでる予定だったが彼女達は足が速い。30になったおばさんの足では追いつかなかった。優妃がでていってやっと冷宮の門にたどり着いたと思えば(あそこは無駄に広い)賢貴妃にふっとばされ、馬を強奪する賢貴妃を見送る形となった。10代ってあんなに足が速いの?!と思っていると狩の帰りである誠皇子に発見され、御花園まで連れてきてもらった。流石息子!特殊メイクをしていても「母上!どうなさったのですか!」と言ってくれたおかげである。
「とりあえず、お化粧剥がすね」
べりっと嫌な音はしたが視界は良好になった。よく見える。
「忌々しい、琥珀色」
清貴妃はそういうと空を見上げる。
「何故、第二皇子が天を握るのかがわからないわ。」
やれやれとした口調だった。
「…何故、陛下を憎むの?それに、静妃の子を…」
「理由?決まってるわよ。だって私の子は第二皇子の子じゃないもの。」
陛下の子じゃない?どういう事?
「貴方達があの子の父親を殺したのよ!私の夫を!」
理解が追いつかない状態だが清貴妃は続ける。
「皇太子様の息子、周寧様は身を隠しながら生きていたのよ。私は山奥で彼に出会った。身分が低い私は虐げられてた。そんな私を受け入れて下さった!身分は関係ないと!でも私は出世する道具として父親に売られたわ。後宮に上がる頃には身籠っていたから、陛下に近づき陛下との子となるように仕向けたわ!この子が無事ならいいと。そのために一生懸命、生きてきたのに!」
清貴妃は泣きじゃくりながら
「周寧様の噂を聞いた陛下は従者に探らせて殺してしまったのよ!理由は単純。危険分子を残さないため。この日から私は復讐心だけを募らせた。私が死罪となれば一族を道連れにできる!!」
つまり、妃嬪の子を殺せば死罪となり、父親に復讐できるということか。そのために静妃を狙ったのか。
「なら、私でもよかったはずよ?!」
あの子に罪はない。なのに
「記憶のない人を痛ぶっても価値はないわ」
そのせいで静妃が狙われたのにはショックだった。
「皇后にはわからない。全てを手に入れた貴方には。あのお方はとても優しかったのに…どうして殺されなくてはならなかったの?」
そういうとナイフのようなもの(形が変形している)を向けられた。
「…私は周寧様のもとへ行く覚悟はできてるの。そのために子どもを先に見送ったわ。陛下の実子は残したけれど。私、アンナコドモイラナイ。」
その言葉にカチンときてしまった。あんな子どもいらない?母親の言葉ではない。
「いいわよ。貴方の相手してあげるわ。」
柳星さんがどんな思いで子殺しをしたか。皇后が今生きている理由を考えたらふつふつと怒りが込み上げてきた。
「相手?貴方ができるの?」
「さぁ?どうかしらね?少なくとも…ね」
運動神経がいいと言おうとしたが階段から落ちたことがよぎってしまった。
「皇后、貴方は記憶を失ってから随分と変わってしまった。特に言動は…私の知っている皇后じゃない」
「そりゃあ、違う世界の住人ですから」とは言えなかったので「そう思うのは貴方が今、復讐に囚われてるからでは?」とそれっぽい理由を言ってみた。
「復讐心なくして私の人生は成り立っていない!」
そういって切りかかってきた。あ、やばい
完全に油に火を注いでしまった。なんとか避けたが、袖が切れてしまった。あれ、これまずいやつでは?
「私は周寧様から暗殺術を学んだの。これは暗器と呼ばれるものよ」
あ、暗殺術?!それは聞いてない!やばいって!いくら運動神経よくたって無理な話しだった。体制を立て直す前に清貴妃は攻めてきた。
「一からばちかよ!!」
暗器が振り下ろされるぎりぎりでヘッドロックを決め込んだ。相手には予想外だったのだろう。ふらふらと後退り、頭を押さえている。その間に立ち上がったが膝がガクガクと震えた。そりゃあ、怖いもん。
「こんな戦術を隠し持っていたとは」
戦術に入るかは謎だが石頭に感謝した。
「でも、それだけのようね」
はい、その通りです。よくできました!と心の中で叫んでいると、いきなり視界が揺れた。気がつけば清貴妃が馬乗りになっている。
「皇后、貴方の命をいただくわ」
そういって振り下ろされる小刀。もし、死んだらもとの世界に戻れるのだろうか?と思いながら彼女の腕を掴み必死に抵抗した。しかし、抵抗虚しく小刀は私の喉元を貫こうと迫ってしまった。
「死ぬがいい!」
このままグサリと行くのだろうか?と冷静に考えながら目を閉じる。しかし、いつまで経っても痛みはなく、体は軽くなっていた。
「?」
恐る恐る目を開けると数メートル先に清貴妃は吹っ飛ばされており、丸い石のようなものが転がっている。
「皇后様!ご無事ですか?!」
声がする方向を見れば賢貴妃が「間一髪だったわ!」と叫んでいた。
「皇太子様の馬でどうして」
「お願いです。陛下に取り次を!」
言葉を遮って言うと「陛下は御花園に行かれた」と護衛は答えた。
「そんな!」
御花園に行くなんて!!
「先程、お一人で行かれましたよ。」
「で、では清貴妃様は?!」
「清貴妃様は1刻前に帰られましたが」
1刻前ならば……
「陛下の身が危ないです!護衛を集めて御花園に向かってください!」
こうなれば、陛下より先に御花園につかなくてはならない。
「どういう…」
「いいから!お願いします!」
私はもう一度、馬に乗り、御花園に向かおうとすると賢貴妃様が馬に乗ってやってきた。
「やっと追いついたわ!」
護衛はぱくぱくとしながら私達を見比べている。
「事情が事情なの。とにかく、兵を集めなさい!陛下の命に関わるわよ!」
護衛はようやく事の重大さに気づいたようで
兵を集めに行った。
その頃御花園
「まさか貴方とはね」
「醜女の格好をしながら犯人さがしとは…流石、後宮の主人ですね。」
月明かりに照らされる清貴妃の顔はどこか綺麗だった。
「まぁ、色々あって計画は変わってしまったけどもね。」
本当は優妃と賢貴妃を冷宮から一緒にでる予定だったが彼女達は足が速い。30になったおばさんの足では追いつかなかった。優妃がでていってやっと冷宮の門にたどり着いたと思えば(あそこは無駄に広い)賢貴妃にふっとばされ、馬を強奪する賢貴妃を見送る形となった。10代ってあんなに足が速いの?!と思っていると狩の帰りである誠皇子に発見され、御花園まで連れてきてもらった。流石息子!特殊メイクをしていても「母上!どうなさったのですか!」と言ってくれたおかげである。
「とりあえず、お化粧剥がすね」
べりっと嫌な音はしたが視界は良好になった。よく見える。
「忌々しい、琥珀色」
清貴妃はそういうと空を見上げる。
「何故、第二皇子が天を握るのかがわからないわ。」
やれやれとした口調だった。
「…何故、陛下を憎むの?それに、静妃の子を…」
「理由?決まってるわよ。だって私の子は第二皇子の子じゃないもの。」
陛下の子じゃない?どういう事?
「貴方達があの子の父親を殺したのよ!私の夫を!」
理解が追いつかない状態だが清貴妃は続ける。
「皇太子様の息子、周寧様は身を隠しながら生きていたのよ。私は山奥で彼に出会った。身分が低い私は虐げられてた。そんな私を受け入れて下さった!身分は関係ないと!でも私は出世する道具として父親に売られたわ。後宮に上がる頃には身籠っていたから、陛下に近づき陛下との子となるように仕向けたわ!この子が無事ならいいと。そのために一生懸命、生きてきたのに!」
清貴妃は泣きじゃくりながら
「周寧様の噂を聞いた陛下は従者に探らせて殺してしまったのよ!理由は単純。危険分子を残さないため。この日から私は復讐心だけを募らせた。私が死罪となれば一族を道連れにできる!!」
つまり、妃嬪の子を殺せば死罪となり、父親に復讐できるということか。そのために静妃を狙ったのか。
「なら、私でもよかったはずよ?!」
あの子に罪はない。なのに
「記憶のない人を痛ぶっても価値はないわ」
そのせいで静妃が狙われたのにはショックだった。
「皇后にはわからない。全てを手に入れた貴方には。あのお方はとても優しかったのに…どうして殺されなくてはならなかったの?」
そういうとナイフのようなもの(形が変形している)を向けられた。
「…私は周寧様のもとへ行く覚悟はできてるの。そのために子どもを先に見送ったわ。陛下の実子は残したけれど。私、アンナコドモイラナイ。」
その言葉にカチンときてしまった。あんな子どもいらない?母親の言葉ではない。
「いいわよ。貴方の相手してあげるわ。」
柳星さんがどんな思いで子殺しをしたか。皇后が今生きている理由を考えたらふつふつと怒りが込み上げてきた。
「相手?貴方ができるの?」
「さぁ?どうかしらね?少なくとも…ね」
運動神経がいいと言おうとしたが階段から落ちたことがよぎってしまった。
「皇后、貴方は記憶を失ってから随分と変わってしまった。特に言動は…私の知っている皇后じゃない」
「そりゃあ、違う世界の住人ですから」とは言えなかったので「そう思うのは貴方が今、復讐に囚われてるからでは?」とそれっぽい理由を言ってみた。
「復讐心なくして私の人生は成り立っていない!」
そういって切りかかってきた。あ、やばい
完全に油に火を注いでしまった。なんとか避けたが、袖が切れてしまった。あれ、これまずいやつでは?
「私は周寧様から暗殺術を学んだの。これは暗器と呼ばれるものよ」
あ、暗殺術?!それは聞いてない!やばいって!いくら運動神経よくたって無理な話しだった。体制を立て直す前に清貴妃は攻めてきた。
「一からばちかよ!!」
暗器が振り下ろされるぎりぎりでヘッドロックを決め込んだ。相手には予想外だったのだろう。ふらふらと後退り、頭を押さえている。その間に立ち上がったが膝がガクガクと震えた。そりゃあ、怖いもん。
「こんな戦術を隠し持っていたとは」
戦術に入るかは謎だが石頭に感謝した。
「でも、それだけのようね」
はい、その通りです。よくできました!と心の中で叫んでいると、いきなり視界が揺れた。気がつけば清貴妃が馬乗りになっている。
「皇后、貴方の命をいただくわ」
そういって振り下ろされる小刀。もし、死んだらもとの世界に戻れるのだろうか?と思いながら彼女の腕を掴み必死に抵抗した。しかし、抵抗虚しく小刀は私の喉元を貫こうと迫ってしまった。
「死ぬがいい!」
このままグサリと行くのだろうか?と冷静に考えながら目を閉じる。しかし、いつまで経っても痛みはなく、体は軽くなっていた。
「?」
恐る恐る目を開けると数メートル先に清貴妃は吹っ飛ばされており、丸い石のようなものが転がっている。
「皇后様!ご無事ですか?!」
声がする方向を見れば賢貴妃が「間一髪だったわ!」と叫んでいた。
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