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モフモフヘブン
しおりを挟む「そんなことが・・・ムグムグ・・・あったので・・・んまんま・・すねー」
三杯目のあんみつという甘味を食べながらマリーが答える。
「んぐっ・・・ぷはー!!なかなかのお点前でしたね」
「お嬢ちゃんは今の話を聞いてもなんとも思わないのか?」
少し苛立ちつつそう言う獣人の男性。
「私もそれなりにつらい過去があるです。でも大事なのはこれからです。私が思うのは・・・レンを捨てるなんて見る目のない人たちだなーってくらいです」
「これからが大事・・・か。確かにな。良かったじゃねえかお兄ちゃん。こんな可愛らしいお嬢さんに気に入って貰えて」
『ああ。最高のパートナーだよ』
「何恥ずかしいこと書いてるですか!?食う物食ったら行くですよレン!宿を取らないとです!」
そう言って立ち上がるマリー。それに続いてレンと獣人の男性も立ち上がる。
「はぁ・・・目の前にモフモフ天国があるのに触れられないなんて・・・」
「我慢してくれよ?気軽に触っていい物じゃないからな?」
「わかってるで・・・す・・・なるほど。その手が・・・」
ニヤリと笑うマリーとレン。
「おいおい。悪い顔をするなよ・・・頼むから俺にお前たちを捕まえないといけないような事態になることは避けてくれよ」
「わかってるです!」
翌日、マリーとレンはとある銅のダンジョンに来ていた。
ダンジョンの入り口には屈強な獣人の男性たちが立っており、簡易的な小屋も建っていた。
「では行くです!!常時受注型クエストに!」
おー!とこぶしを握った手を天に突き上げるレン。
意気揚々と二人はダンジョンの中へと入っていった。
二人の目当ては先日食べた牛魔人だった。この魔物の肉はとても美味で重宝され、冒険者ギルドでは常にクエストが掲げられている。
一体当たり銀貨50枚。討伐者には指定部位をもらえる特権も与えられる食べても美味しく、クエストとしても美味しいものだった。
まあ軽く討伐できる腕があればの話だが・・・。
四足歩行で大きな角を頭に生やした真っ黒い魔物。
「モオォォォォ!!!」
敵対するや否や即座に猛スピードで突進してくる。
スパンッ!と小気味いい音と共に牛魔人の首が刎ねられる。
「あああああ!!駄目ですよレン!首を刎ねては・・・価値が下がるです!!首をちゃんと狙わないと!こんな感じに・・・」
サクッとマリーが牛魔人の突進を躱しざまにナイフを突き刺す。
そのまま壁に突進する牛魔人。刺さったナイフから大量の血がしたたり落ち・・・ドスンッと崩れ落ちる。
パチパチパチとレンは拍手をする。
レンはとてつもなく強いが、マリーもその辺の冒険者などよりも圧倒的に強い。牛魔人はBランク程度の魔物だが、マリーは難なく倒すことができる。
討伐しては、レンがずるずると牛魔人の死体を引きずって入り口にいる獣人に渡す。
彼らがここにいるのは牛魔人の処理と解体、買取を行うためだ。流石に一体100~200キロもある魔物を町まで持って帰るのは大変だからと冒険者ギルドが気を聞かせているのだ。
首が綺麗に切断されている魔物に少し驚くが、彼らのプロなので特に何かを追及したりはしない。
「なかなかいねぇですね・・・牛魔王・・・まあそんなすぐに見つかるとは思ってねぇですけど」
レンとマリーの目当ては牛魔人の上位種である牛魔王。その肉は極上品で、ひとたび食べると今まで喰っていた肉が腐っていたのかと錯覚するほど美味だとか。
ピクッっとレンが反応する。トントンとマリーの肩を叩き、とある方向を指さす。
「違う匂いがするです?うーん・・・レンの嗅覚に駆けてみるですかね」
レンの指さす方向に二人は進む。そこは広い洞窟の小さな横穴で、牛魔人は通れないような狭さだった。
その先は少し開けていて・・・。
「本当にいたですっ!」
グッと親指を立てるレン。
「これでモフモフ天国が・・・行くですよ!」
二人で狭い通路から飛び出る。
そこにいたのは二足歩行の大きな牛魔人だった。その手には大きなバトルアックスが握られており、こちらに気付くと大声をあげて咆哮する。
「理想の倒し方は、四肢の腱を斬り、首の動脈を斬って血抜きです!」
了解!と言わんばかりにレンが走り出す。
「じゅるり・・・行くですよ!私の為にその命を捧げるです!!」
マリーはよだれを拭いて突っ込む。
目にも止まらぬ速さのマリーと、超技巧のレンの前に、B+クラスの魔物であるはずの牛魔王は成す術もなく・・・。
戦闘時間は十数分。首からだらだらと血を流す牛魔王は、ついに地面へと倒れてしまった。
「牛魔王!?かかか・・・買い取るよ?金貨10枚でどう?!」
「んー・・・出来れは多めに肉が欲しいです。こことこことここです」
「うう・・・さすがにおいしいところは知ってるんだね。わかった。それじゃあそれを抜いて金貨5枚でどうだい?」
「売ったです!」
「まいど!それじゃあ解体してくるよ」
獣人の男性二人がかりで牛魔王を小屋に運んでいく。この小屋は牛魔人を解体するための施設だったのだ。
「それで?レンはちゃんと料理できるんです?焼いただけでも美味しいですが、それだけでモフモフさせてもらえるとは・・・」
ドンッと胸を叩くレン。任せろ!と言わんばかりだ。
「信用してるですよ!」
その後大きな葉に包まれた肉を受け取り、帰り道を歩くレンとマリー。
マリーはゴクリッと何回も生唾を飲み込み、レンはその様子を見て苦笑いをする。
途中露店でレンが少し買い物をし、宿に戻った。
宿の亭主に厨房を貸してもらい、レンは調理に取り掛かる。
「何を作るですか?」
レンは大鍋とフライパンを取り出し、肉を切り分けていく。
「シチューと炙り肉?なんかパッとしないですね。せっかくの肉を台無しにしないですよね?」
レンは手際よく食材の下処理を進めていく。
「私も何か手伝えることあります?・・・ない?おとなしく待ってろ?ひどいです!」
困った顔をしたレンは、机の上にあった芋を指さす。
「ほうほう付け合わせに使う芋ですか。皮むきくらい楽勝です!」
意気揚々と机の上にあった芋をまな板の上に乗せるマリー。
ダンッダンッダンッダンッダンッダンッ!とナイフがまな板を叩く音がする。
そこには直方体になった芋が堂々と鎮座していた。
「へ?もったいない?レンが皮を剥けと言ったんじゃねぇですか?」
レンはマリーの隣に立ち、芋を1つとって皮を剥き始める。
シュルシュルシュルとナイフにそって芋をくるくると回し、皮だけを剥いて行く。
「おおー!すごいです!」
一個だけ剥き終わるとレンはマリーに任せたと言わんばかりにマリーの頭をポンポンと叩く。
「任せるです!」
マリーはゆっくりと芋の皮を剥いて行く。その間にレンは調理を進めていく。
まだ勇者達の物だった頃に、レンが無理やり覚えさせられた技術の一つが料理だった。
ふっと自嘲気味に笑い、レンは目の前の食材に集中していった。
「ほう?これがそのシチューと炙り肉ですか・・・」
目の前には黒っぽいシチューと紐に縛られている肉の塊。
「ではさっそく・・・試食です!」
そう言うと思っていたレンは、肉を薄く切り分け、シチューをよそってマリーの前に置く。
「なんですかこの肉!?まるで宝石のように輝いて・・・」
マリーは迷った挙句、シチューから手を付けることにしたようで・・・。
無言でひたすら食べ、あっという間に平らげてしまい・・・。
「うーん。ちょっとわかりませんね?もう少し食べないと・・・」
そう言うと思っていたレンはスッとお代わりをマリーの前に置く。
「くるしゅうないです」
目を輝かせてまた食べ始めるマリー。レンはあと2杯は食べるかなーとおかわりの準備を始めるのだった。
村のある一角に、異様な露店が出ていた。
『シチュー一杯3もふもふ。炙り肉一皿2もふもふ』と大きく書かれた看板が目立つ。
大人の獣人達は怪訝な目でその看板を見てスルーしていく。
「なかなかモフモフ・・・もといお客さん来ないですねー・・・こんなにおいしいのに・・・」
炙り肉をもそもそと食べながらだらけているマリー。
「待ってれば来るです?・・・はぁーモフモフしたいです・・・」
「お姉ちゃん!もふもふってなに?」
声をかけてきたのは幼い男の子の獣人だった。
「耳を一階触るのがいちもふもふです。三回触らせてくれたらシチューが一杯食べれるですよー」
「本当!?・・・んー・・・いいよ!シチュー頂戴!」
「毎度ありです!!ではさっそく・・・」
マリーは恐る恐る男の子の耳に触れる。
フワッとした毛並みに柔らかい耳の感触。
「ふわーー!・・・はい!シチューです!」
「ありがとー!」
うへへっと満足気なマリー。レンはその様子を見てうれしそうに笑う。
「うめーーー!なんだこれ!友達も呼んできていい?!」
「もちろんですよ!」
そう言うや否や獣人の男の子はどこかに走り去っていき・・・。
「そうか・・・天国はこんな身近にあったんですね・・・」
レンとマリーの出した露店に行列ができていた。ほとんどは幼い男の子や女の子だった。
並んでいる獣人の子たちの耳をひたすらモフモフするマリーと、給仕するレン。
トロンとした目をしつつよだれを垂らすマリーを、微笑みながら見るレン。
「ねぇねぇお兄さん」
声をかけられ、下を見ると狐の耳を生やした小さな女の子が、レンの服の裾を引っ張っていた。
喋りかけたくても喋れないレン。それにマリーは現在店の外に出てモフモフヘブンを堪能中で・・・。
仕方なく椅子に座り、いつものように木の板を出す。
『どうしたの?』
「ん?お兄さん声でないの?」
『うん』
狐耳の女の子はレンの膝の上に座り、頭をレンの胸に預ける。
「お兄さん。私お肉食べたいから・・・もふもふしていいよ?」
そう言って後頭部をレンの胸にぐりぐりと押し当てる。
『料金の徴収役はマリーに任せてるから』
「お兄さんに支払ってもいいんだよね?」
レンは顎に手を当てマリーを見る。マリーは一人ひとり丁寧に、堪能するようにモフモフしていた。
このままだと早く食べたい子が泣いちゃうかな?
レンはそう思い、膝の上に座る女の子の頭をポンポンと撫でる。
そして炙り肉を一皿渡す。
「え?お兄さん私の耳触ってないよ?」
『大事な所なんだろ?俺みたいな男に触らせない方がいい』
レンはスッっと女の子の脇に手を入れ、自分の上から優しく下す。
「別に私は・・・お兄さんだったらいいのに・・・」
女の子は頬を膨らませながらお肉を頬張る。女の子は目を見開き、バクバクとお肉を食べて・・・。
「ハッ!?私は一体何を・・・」
マリーは意識を取り戻す。既に空は赤くなって夕暮れ時だ。
いつの間にかお客様はいなくなって、エアーモフモフをしていた手を引っ込める。
「もう料理無くなったですかね?戻るです」
行列を追ってひたすらモフモフしていたら、いつの間にか結構離れた場所にいたマリー。
露店の場所に向かって歩き・・・。
「なっ!?」
露店には、レンとレンにベッタリとくっつく獣人の女の子が数名いて・・・。
椅子に座ったレンの膝の上で丸まっている子、レンの首に後ろから抱き着いて頬を擦りつけている子、腕に抱き着いて頭を擦り付けている子に、自分のしっぽを持ってもじもじと顔を赤らめている子。
レンはぐったりした顔をしており・・・。
「おにーちゃん!なでなで!」
「あの・・その・・・お兄さんになら・・・尻尾触らせてあげても・・・」
「ここ落ち着く・・・」
「クンクンッ・・・お兄、いいにおいする」
「レン!!なにうらやまけしから・・・じゃなくって!レンは私のです!」
開いている腕にマリーは抱き着き、レンを引っ張る。
「なにおねーちゃん?お兄さんのなに?」
「私はレンのパーティー仲間です!」
「ふぅーん・・・じゃあ私はお兄さんの恋人」
「は!?」
「あ・・あたしはお嫁さんが・・・」
「じゃあわたしはあいじーん」
「一緒に居られるなら何でもいいかもー」
「なななな!?」
目を見開き驚き、慌て始めるマリー。
「子供のおままごと・・ですか?私にはそうは思えないのですが・・・」
レンの視線をやるとレンはため息をついて周りの獣人の女の子たちを引きはがす。
『そろそろ家に帰らないと親御さんが心配するよ』
「「「「はーい」」」」
レンの言葉を素直に聞く女の子たち。
「またねー!」
と手を振って走り去っていく女の子たちに手を振り返すレン。
マリーはレンの手をギュッと握る。
「だだ・・・ダメですよレン!他の女の子とイチャイチャするのはっ!」
レンは笑ってマリーの頭をそっと撫でる。
「・・・だったらいいんですが・・・」
既に露店の後片付けは終わっており、レンとマリーは手を繋いで宿へと歩き始めた。
「見つけた・・・レン・・・」
振り向いた二人の視線の先には、ボロボロのフード付きのローブを纏った少女。
「・・・また女ですかレン・・・」
ボソッとマリーが静かに呟いた。
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