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勇者の修行パート
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「それでは勇者様。訓練を始める前に体を温めましょうか」
「はぁ?こんな状態でどうやって運動しろって言うつもりだ」
王都から少し外れたところにあるだだっ広い荒野。
そこには腰に縄をくくられた勇者が立っていた。
「とりあえず王都の外周を5周走る程でいいだろう。準備運動だしな」
「てめぇ冗談は程々にしろよ?どんだけ距離があると思ってんだ」
王都の外周はおおよそ80km程だ。フルマラソンを2回走る程度だといえばわかりやすいか。
「では行け」
「そんなの行くわけ・・・ぐぇ!」
勇者にくくられた縄の先は、馬に乗った騎士が持っており・・・その馬が走り出す。
「自分では走らないと引き摺られてボロボロになるぞ」
「ふざけんな!?無理に決まって・・・」
勇者の言葉を無視し、止まることなく走り続ける馬。
「ちょっと・・・はぁはぁ・・まッ!?」
疲れた足がもつれ、地面に倒れる勇者。
しかし・・・勇者が倒れてなお馬は止まらない。
「いだだだだだ!?おいどまれ!!どまってくれ!!!」
騎士は一切後ろを振り返ることなく馬を走らせる。
それどころか、途中で馬を加速させる騎士。
それに応じて地面に引きずられていた勇者は、地面をバウンドし、叩きつけられるようになる。
何度も何度も何度も何度も。
結局王都の外周を5周回り終わるまで、騎士と馬は一切止まることなかった。
「ふむ!そろそろ体もあったまってきたところで訓練を始めましょうか勇者様!」
「あっ・・・・がっ・・・」
騎士団長の前には人のようなぼろ布・・・・もとい勇者がいた。
四肢はおかしな方向に曲がり、顔は擦り切れて誰だかわからない。口からは絶え間なくだらだらと血が流れていた。
「おい!ポーションを」
「はっ!」
乱暴にポーションをぶっかけられ、口にもポーションの入っている瓶を突っ込まれる。
見る見るうちに元の姿に戻っていく勇者。
「次は基礎の筋力トレーニングですかな」
「もう・・・ゆるし・・て・・・」
勇者の声が聞こえないのか、騎士たちが勇者の両足を縄で縛りつける。
「よし!次は腕で走る特訓ですよ勇者様。腕が足のように強靭になれば強くなりますから」
勇者の足に括りつけられた縄の先を棒にグルグルと巻き・・・。
「ではあそこまで往復百回ダッシュ!」
「「「「はっ!」」」」
約50メートルほどの距離を、棒を担いで走り出す騎士。
もちろんその棒の先には勇者がくくりつけられており・・・。
「ひっ!?」
ズリッっと顎が地面にすれ、咄嗟に腕を突き出してそれを防ぎ・・・。
「無理無理無理無理!!」
腕で地面を押し出し、何とか走り出そうとするが、当然ついて行けず何度も顔を地面に打ち付け・・・。
「たるんどるぞ!もっとスピード上げろ!」
「「「「はっ!」」」」
グンッ!ッとスピードが上がり、勇者はついに力尽き・・・されるがままに引きずられていった。
その後腹筋強化と称し、鋼のハンマーでひたすら腹を殴られ、足の筋力強化と称し、おおよそ200キロほどある岩を寝そべった勇者の上に落とされ、それを足で支え・・・られず潰される。
一つの訓練が終わるたびにポーションを浴びせられ飲ませられ、体の傷はない。
しかし精神的な苦痛故に、勇者は意識を手放した・・・。
「お?起きられましたか勇者様。では続きと参りましょう!」
「へ?」
既に空からは太陽が消え、月が照らし出す夜の時間。目を覚ました勇者の前には優しそうな眼をした騎士団長。
「残るは素振り1000回です。これでようやく一日のメニューが終了しますな。しかし・・・時間がおしてます故これ以上眠る時間はなさそうですが」
「素振り1000回・・・それが終われば休めるんだな・・・」
「ええ」
少し安心する勇者。それくらいなら何とかできる。今までの拷問のような訓練に比べらたずいぶんましだ。
さっさと終わらせて、この場所から逃げよう。そう画策する勇者だったが・・・。
「正しいフォームで1000回です。一回でも間違えたら最初からになります。それだと勇者様にはぬるいでしょう。なので・・・一回間違えるたびに100回追加としましょうか」
「は?」
「それでは始めましょうか!」
剣の全てが鋼鉄製の剣が勇者に渡される。それは勇者では振ることはおろか、持ち上げることも苦労する様な重さの剣であった。
「む・・・むり・・・」
「では上段の構えから・・・始め!!」
フラフラと危なっかしく剣を振り上げ、地面に振り下ろす。
その様はまるで、子供が分不相応な鍬を持ち、地面を耕すようであった。
「む?ふざけているのですか勇者様?このままではいつまで経っても終わりません」
「こんな糞重いもん振れるかよ!?」
「でしたら筋力トレーニングが先でしたか。では先そちらを・・・」
「や・・やる!!だからあの拷問はやめてくれぇ・・・」
「でしたらてきぱきやってください!ほら構えて!」
その後ひたすら地面をえぐりながら剣を振る?勇者。
もちろん達成回数はただの一回すら成されず・・・翌日の朝からまた基礎訓練をさせられるのだった。
「はぁ?こんな状態でどうやって運動しろって言うつもりだ」
王都から少し外れたところにあるだだっ広い荒野。
そこには腰に縄をくくられた勇者が立っていた。
「とりあえず王都の外周を5周走る程でいいだろう。準備運動だしな」
「てめぇ冗談は程々にしろよ?どんだけ距離があると思ってんだ」
王都の外周はおおよそ80km程だ。フルマラソンを2回走る程度だといえばわかりやすいか。
「では行け」
「そんなの行くわけ・・・ぐぇ!」
勇者にくくられた縄の先は、馬に乗った騎士が持っており・・・その馬が走り出す。
「自分では走らないと引き摺られてボロボロになるぞ」
「ふざけんな!?無理に決まって・・・」
勇者の言葉を無視し、止まることなく走り続ける馬。
「ちょっと・・・はぁはぁ・・まッ!?」
疲れた足がもつれ、地面に倒れる勇者。
しかし・・・勇者が倒れてなお馬は止まらない。
「いだだだだだ!?おいどまれ!!どまってくれ!!!」
騎士は一切後ろを振り返ることなく馬を走らせる。
それどころか、途中で馬を加速させる騎士。
それに応じて地面に引きずられていた勇者は、地面をバウンドし、叩きつけられるようになる。
何度も何度も何度も何度も。
結局王都の外周を5周回り終わるまで、騎士と馬は一切止まることなかった。
「ふむ!そろそろ体もあったまってきたところで訓練を始めましょうか勇者様!」
「あっ・・・・がっ・・・」
騎士団長の前には人のようなぼろ布・・・・もとい勇者がいた。
四肢はおかしな方向に曲がり、顔は擦り切れて誰だかわからない。口からは絶え間なくだらだらと血が流れていた。
「おい!ポーションを」
「はっ!」
乱暴にポーションをぶっかけられ、口にもポーションの入っている瓶を突っ込まれる。
見る見るうちに元の姿に戻っていく勇者。
「次は基礎の筋力トレーニングですかな」
「もう・・・ゆるし・・て・・・」
勇者の声が聞こえないのか、騎士たちが勇者の両足を縄で縛りつける。
「よし!次は腕で走る特訓ですよ勇者様。腕が足のように強靭になれば強くなりますから」
勇者の足に括りつけられた縄の先を棒にグルグルと巻き・・・。
「ではあそこまで往復百回ダッシュ!」
「「「「はっ!」」」」
約50メートルほどの距離を、棒を担いで走り出す騎士。
もちろんその棒の先には勇者がくくりつけられており・・・。
「ひっ!?」
ズリッっと顎が地面にすれ、咄嗟に腕を突き出してそれを防ぎ・・・。
「無理無理無理無理!!」
腕で地面を押し出し、何とか走り出そうとするが、当然ついて行けず何度も顔を地面に打ち付け・・・。
「たるんどるぞ!もっとスピード上げろ!」
「「「「はっ!」」」」
グンッ!ッとスピードが上がり、勇者はついに力尽き・・・されるがままに引きずられていった。
その後腹筋強化と称し、鋼のハンマーでひたすら腹を殴られ、足の筋力強化と称し、おおよそ200キロほどある岩を寝そべった勇者の上に落とされ、それを足で支え・・・られず潰される。
一つの訓練が終わるたびにポーションを浴びせられ飲ませられ、体の傷はない。
しかし精神的な苦痛故に、勇者は意識を手放した・・・。
「お?起きられましたか勇者様。では続きと参りましょう!」
「へ?」
既に空からは太陽が消え、月が照らし出す夜の時間。目を覚ました勇者の前には優しそうな眼をした騎士団長。
「残るは素振り1000回です。これでようやく一日のメニューが終了しますな。しかし・・・時間がおしてます故これ以上眠る時間はなさそうですが」
「素振り1000回・・・それが終われば休めるんだな・・・」
「ええ」
少し安心する勇者。それくらいなら何とかできる。今までの拷問のような訓練に比べらたずいぶんましだ。
さっさと終わらせて、この場所から逃げよう。そう画策する勇者だったが・・・。
「正しいフォームで1000回です。一回でも間違えたら最初からになります。それだと勇者様にはぬるいでしょう。なので・・・一回間違えるたびに100回追加としましょうか」
「は?」
「それでは始めましょうか!」
剣の全てが鋼鉄製の剣が勇者に渡される。それは勇者では振ることはおろか、持ち上げることも苦労する様な重さの剣であった。
「む・・・むり・・・」
「では上段の構えから・・・始め!!」
フラフラと危なっかしく剣を振り上げ、地面に振り下ろす。
その様はまるで、子供が分不相応な鍬を持ち、地面を耕すようであった。
「む?ふざけているのですか勇者様?このままではいつまで経っても終わりません」
「こんな糞重いもん振れるかよ!?」
「でしたら筋力トレーニングが先でしたか。では先そちらを・・・」
「や・・やる!!だからあの拷問はやめてくれぇ・・・」
「でしたらてきぱきやってください!ほら構えて!」
その後ひたすら地面をえぐりながら剣を振る?勇者。
もちろん達成回数はただの一回すら成されず・・・翌日の朝からまた基礎訓練をさせられるのだった。
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