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教会
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教会とは、王国、帝国どちらにも所属しない組織である。
彼ら彼女たちは、国の為に動くことななく、ただただ人・の為だけに働く。
貧しい人々や、虐げられている人、それは獣人、エルフ、精霊、妖精などの自我のある生物すべてを対象とする。
そんな協会の総本山。大きな城のような建物の一室に、ベットの上に縛り付けられている女性。
アンジュだった。
「いや!やめてよマザー!?」
「貴方は欲にまみれ過ぎました。故に聖女としての力が歪んでいます」
「そんなわけない!!ちゃんと回復魔法使えるもん!!だから私は大丈夫!!」
「その回復の代償を、回復した本人が支払う。そんな歪んだものは魔法ではありません。呪・い・です」
「え?」
「勇者様があれほど弱いのはあなたの呪いのせいなんですよアンジュ。勇者とはそもそも屈強な肉体を持ち、魔法適性にも優れ、さらに成長に限界はない。そのような天啓なのです。故に魔王に唯一勝てる職業とされているのです」
「そんなはずは・・・」
「まぁあの勇者の性根が腐っていたことも一つの要因ですが・・・とにかく、あなたには聖女たる素質を開花していただきます」
そう言ってマザーと呼ばれた女性はアンジュの頭に手を乗せる。
「貴方は人の痛みを知りなさい。苦しみを、憤りを感じてきなさい」
「ッ!?いやだ!?あれはもう!」
「これは貴方への試練なのです。眠りなさい」
マザーの手が光り・・・暴れていたアンジュはおとなしくなり、その目を閉じていく・・・。
そしてアンジュは眠り、悪・夢・の中へと落ちていった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「気持ちわるぃんだよ獣人風情が!?」
「うぅ・・・やめ・・て・・・」
気が付くとアンジュは小さな獣人になっていた。体はやせ細り、あちらこちらに青痣や切り傷がある。
そして現在、薄暗い路地裏で、大人の人に気晴らしのための暴力を受けていた。
アンジュはこれが夢だということは知っている。しかしあまりにもリアルなのだ。暴力を受けると痛いし、お腹が減って力も出ない。ただただ蹲って、この人達の気が済むのを待つしかない。
(なんで私が・・・ただ獣人ってだけでこんなに・・・人ってそんなに偉いの?)
この少女の内なる思いが、アンジュの耳に聞こえる。
「お前もつらいだろう?獣人なんかに生まれて。だからここで・・・殺してやるよ。俺に感謝しろよ?」
そう言って暴力を加えていた男は、思いっきり殴っていた獣人の少女の頭を踏み抜き・・・。
「いや・・・やめて!!ぎゃあぁぁぁぁ・・・・・あ・・・・」
その少女は無残にも殺される。
これは実際にこの世界で起きている事だ。マザーはその人達の怨念を晴らし、対価としてその記憶を自らの中に宿している。
しかしマザーは恨みでは動かない。慈愛の心をもって、人を救う。
教会の全ての人が知らない他人の為に動けるのは、こうした理不尽な暴力におびえている、又殺されていく人たちがいることに深く悲しみ、心から救いたいと思う人たちの集まりだからだ。
場面が切り替わり、気づけば首輪の付いた、片腕のない少女になっていた。
「おい!!何している。さっさと歩け!」
「ッ!は・・はい」
首輪に繋がった縄を乱暴に引っ張られ、よたよたと歩く。
前を歩く男が持つランプに照らされて、真っ暗な階段を下に降りていく。
(・・・・)
この記憶を持つ少女は、すでに心を閉じていた。そうすることでこの後起こるであろう悲惨な出来事を感じないで済むから・・・。
連れられたのは見るもおぞましい器具がずらっと並べられた部屋。
無理やりベットに寝かされ、手足を拘束される。
「欠陥品でも中身は人だからな。いい実験体になる」
そう言うと男はニタリと笑い・・・。
「いや・・・いや・・・やめて・・・い・・・ぎゃあああぁぁぁぁぁああああああああああああああ!!!」
その後もアンジュは地獄のような体験をする。
「はぁはぁ」
アンジュは全身汗だくで目を覚ます。
「おや?もう起きたのですか」
「はぁはぁ・・・やっと朝?この試練は一夜だけのはず・・・」
「心が耐えられなくなったら目を覚まします。そして今は貴方が眠ってからまだ30分程度しか経っておりません」
「え・・・そんな!?夢の中ではもう10日は・・・」
「濃厚な体験は時間を圧縮しますからね・・・流石に難易度が高すぎましたか、もう少しだけ緩めるとしましょう」
「え・・・もうやだぁ・・・アル・・・助けてよ・・・」
「あの何にも理解せず貴方をこの場所から誘拐した勇者様ですか・・・まあ助けを求めるのは自由です。本・当・に・あ・な・た・の・為・を・思・っ・て・い・た・人・は他にいるというのに・・・」
「そんな人・いない!私にはアルだけがっ!」
「眠りなさい。そして・・・一度真実を見てくるのです」
「しんじ・・・つ?なによ・・・それ・・・」
再びアンジュは悪夢の中へと意識を落としていく・・・。
その際マザーは、優しい笑顔でアンジュを見ていた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「ここは・・・」
懐かしい光景。ここは私がかつて小さい頃住んでいた村だ。
毎日生きるのが大変で、皆助け合って生きていた。
時間は夜。大雨のなか、この子供は走っていた。そして着いた先で見たその光景は・・・。
魔物に生きたまま喰われている男女二人の冒険者。
「これって・・・レンの両親・・・」
(お父さん・・・・お母さん!!!うわあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!)
「っ!?」
流れ込んでくる感情は、気が狂いそうになるほどの悲しみ。そして・・・。
(コロス・・・絶対にお前はコロス・・・何があっても・・・絶対に!!)
己の身を焼き尽くすかのような激しい憎しみだった。
場面が切り替わる。
「村の近くにある・・・森?」
魔の森ほどではないにしても、かなり危険な所だ。村に襲ってくる魔物はすべてここから現れる。
Aランクの冒険者でさえ入らない様な森に、子供が一人フラフラと歩いていた。
分不相応な大きな剣と、装飾がなされた短剣を腰に差し、虚ろな目で歩いていた。
(コロス・・・ここにいるのは全部敵、コロセコロセ・・・)
既に体はボロボロだ。体中がズキズキと痛む。ただただ仇を討ちたいという想いだけで、彼は前に進んでいた。
「・・・」
アンジュは黙ってこの少年の行く先を見ていた。共有する痛みなど忘れ、ただその出来事を心に刻むためだけに・・・。
(っ!?―――――おま・・えは・・・!おまえがああああああああああああああああ!!!!!!)
目の前に現れたのは白く大きな狼。バチバチと体の端々から電撃を纏っていた。
「ッ!?」
その魔物はあまりにも強大だった。もしこれがアンジュの体であったなら、一目散に逃走を図るだろう。
聖鎧を取りに行ったあのダンジョンの魔物が、まるで子供のように思えるほどに・・・。
(うわああああああああああああああ!!)
彼は剣を握り、目の前の敵に突っ込む――――。
瞬間彼の体は光に包まれ・・・。
「いやあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!?」
体中が焼かれる感覚。表面だけではなく、体の芯まで炎に焙られるような感覚。
ほんの数瞬の攻撃が、彼の体を焼き切り、彼は倒れる。
魔物は興味を失ったかのように振り返り、どこかへと消えていく。
(くそっ・・・まだ・・・おれは・・・しねない・・・・)
彼は持っていたカバンから濃い緑色の液体の入った瓶を、何とか取り出したが・・・力が入らず地面に落ちて割れる。
彼は躊躇することなく、地面にしみこんでいくポーションを必死で啜った。
(動く・・・体が動けば・・・コロせる・・・)
何とか死を回避した彼は、フラフラと立ち上がり、また歩き出す。
「こん・・・なの・・・ありえ・・・ない」
こんな目に合うくらいなら、さっさと死んだほうがまし。そうアンジュは思うが、彼はそうは思わない。
きっとあの魔物を殺すまで・・・彼は動き続けるのだろう。
「もう・・・もうやめてよレン・・・」
そう呟くアンジュの声と共に・・・場面が切り替わった。
彼ら彼女たちは、国の為に動くことななく、ただただ人・の為だけに働く。
貧しい人々や、虐げられている人、それは獣人、エルフ、精霊、妖精などの自我のある生物すべてを対象とする。
そんな協会の総本山。大きな城のような建物の一室に、ベットの上に縛り付けられている女性。
アンジュだった。
「いや!やめてよマザー!?」
「貴方は欲にまみれ過ぎました。故に聖女としての力が歪んでいます」
「そんなわけない!!ちゃんと回復魔法使えるもん!!だから私は大丈夫!!」
「その回復の代償を、回復した本人が支払う。そんな歪んだものは魔法ではありません。呪・い・です」
「え?」
「勇者様があれほど弱いのはあなたの呪いのせいなんですよアンジュ。勇者とはそもそも屈強な肉体を持ち、魔法適性にも優れ、さらに成長に限界はない。そのような天啓なのです。故に魔王に唯一勝てる職業とされているのです」
「そんなはずは・・・」
「まぁあの勇者の性根が腐っていたことも一つの要因ですが・・・とにかく、あなたには聖女たる素質を開花していただきます」
そう言ってマザーと呼ばれた女性はアンジュの頭に手を乗せる。
「貴方は人の痛みを知りなさい。苦しみを、憤りを感じてきなさい」
「ッ!?いやだ!?あれはもう!」
「これは貴方への試練なのです。眠りなさい」
マザーの手が光り・・・暴れていたアンジュはおとなしくなり、その目を閉じていく・・・。
そしてアンジュは眠り、悪・夢・の中へと落ちていった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「気持ちわるぃんだよ獣人風情が!?」
「うぅ・・・やめ・・て・・・」
気が付くとアンジュは小さな獣人になっていた。体はやせ細り、あちらこちらに青痣や切り傷がある。
そして現在、薄暗い路地裏で、大人の人に気晴らしのための暴力を受けていた。
アンジュはこれが夢だということは知っている。しかしあまりにもリアルなのだ。暴力を受けると痛いし、お腹が減って力も出ない。ただただ蹲って、この人達の気が済むのを待つしかない。
(なんで私が・・・ただ獣人ってだけでこんなに・・・人ってそんなに偉いの?)
この少女の内なる思いが、アンジュの耳に聞こえる。
「お前もつらいだろう?獣人なんかに生まれて。だからここで・・・殺してやるよ。俺に感謝しろよ?」
そう言って暴力を加えていた男は、思いっきり殴っていた獣人の少女の頭を踏み抜き・・・。
「いや・・・やめて!!ぎゃあぁぁぁぁ・・・・・あ・・・・」
その少女は無残にも殺される。
これは実際にこの世界で起きている事だ。マザーはその人達の怨念を晴らし、対価としてその記憶を自らの中に宿している。
しかしマザーは恨みでは動かない。慈愛の心をもって、人を救う。
教会の全ての人が知らない他人の為に動けるのは、こうした理不尽な暴力におびえている、又殺されていく人たちがいることに深く悲しみ、心から救いたいと思う人たちの集まりだからだ。
場面が切り替わり、気づけば首輪の付いた、片腕のない少女になっていた。
「おい!!何している。さっさと歩け!」
「ッ!は・・はい」
首輪に繋がった縄を乱暴に引っ張られ、よたよたと歩く。
前を歩く男が持つランプに照らされて、真っ暗な階段を下に降りていく。
(・・・・)
この記憶を持つ少女は、すでに心を閉じていた。そうすることでこの後起こるであろう悲惨な出来事を感じないで済むから・・・。
連れられたのは見るもおぞましい器具がずらっと並べられた部屋。
無理やりベットに寝かされ、手足を拘束される。
「欠陥品でも中身は人だからな。いい実験体になる」
そう言うと男はニタリと笑い・・・。
「いや・・・いや・・・やめて・・・い・・・ぎゃあああぁぁぁぁぁああああああああああああああ!!!」
その後もアンジュは地獄のような体験をする。
「はぁはぁ」
アンジュは全身汗だくで目を覚ます。
「おや?もう起きたのですか」
「はぁはぁ・・・やっと朝?この試練は一夜だけのはず・・・」
「心が耐えられなくなったら目を覚まします。そして今は貴方が眠ってからまだ30分程度しか経っておりません」
「え・・・そんな!?夢の中ではもう10日は・・・」
「濃厚な体験は時間を圧縮しますからね・・・流石に難易度が高すぎましたか、もう少しだけ緩めるとしましょう」
「え・・・もうやだぁ・・・アル・・・助けてよ・・・」
「あの何にも理解せず貴方をこの場所から誘拐した勇者様ですか・・・まあ助けを求めるのは自由です。本・当・に・あ・な・た・の・為・を・思・っ・て・い・た・人・は他にいるというのに・・・」
「そんな人・いない!私にはアルだけがっ!」
「眠りなさい。そして・・・一度真実を見てくるのです」
「しんじ・・・つ?なによ・・・それ・・・」
再びアンジュは悪夢の中へと意識を落としていく・・・。
その際マザーは、優しい笑顔でアンジュを見ていた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「ここは・・・」
懐かしい光景。ここは私がかつて小さい頃住んでいた村だ。
毎日生きるのが大変で、皆助け合って生きていた。
時間は夜。大雨のなか、この子供は走っていた。そして着いた先で見たその光景は・・・。
魔物に生きたまま喰われている男女二人の冒険者。
「これって・・・レンの両親・・・」
(お父さん・・・・お母さん!!!うわあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!)
「っ!?」
流れ込んでくる感情は、気が狂いそうになるほどの悲しみ。そして・・・。
(コロス・・・絶対にお前はコロス・・・何があっても・・・絶対に!!)
己の身を焼き尽くすかのような激しい憎しみだった。
場面が切り替わる。
「村の近くにある・・・森?」
魔の森ほどではないにしても、かなり危険な所だ。村に襲ってくる魔物はすべてここから現れる。
Aランクの冒険者でさえ入らない様な森に、子供が一人フラフラと歩いていた。
分不相応な大きな剣と、装飾がなされた短剣を腰に差し、虚ろな目で歩いていた。
(コロス・・・ここにいるのは全部敵、コロセコロセ・・・)
既に体はボロボロだ。体中がズキズキと痛む。ただただ仇を討ちたいという想いだけで、彼は前に進んでいた。
「・・・」
アンジュは黙ってこの少年の行く先を見ていた。共有する痛みなど忘れ、ただその出来事を心に刻むためだけに・・・。
(っ!?―――――おま・・えは・・・!おまえがああああああああああああああああ!!!!!!)
目の前に現れたのは白く大きな狼。バチバチと体の端々から電撃を纏っていた。
「ッ!?」
その魔物はあまりにも強大だった。もしこれがアンジュの体であったなら、一目散に逃走を図るだろう。
聖鎧を取りに行ったあのダンジョンの魔物が、まるで子供のように思えるほどに・・・。
(うわああああああああああああああ!!)
彼は剣を握り、目の前の敵に突っ込む――――。
瞬間彼の体は光に包まれ・・・。
「いやあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!?」
体中が焼かれる感覚。表面だけではなく、体の芯まで炎に焙られるような感覚。
ほんの数瞬の攻撃が、彼の体を焼き切り、彼は倒れる。
魔物は興味を失ったかのように振り返り、どこかへと消えていく。
(くそっ・・・まだ・・・おれは・・・しねない・・・・)
彼は持っていたカバンから濃い緑色の液体の入った瓶を、何とか取り出したが・・・力が入らず地面に落ちて割れる。
彼は躊躇することなく、地面にしみこんでいくポーションを必死で啜った。
(動く・・・体が動けば・・・コロせる・・・)
何とか死を回避した彼は、フラフラと立ち上がり、また歩き出す。
「こん・・・なの・・・ありえ・・・ない」
こんな目に合うくらいなら、さっさと死んだほうがまし。そうアンジュは思うが、彼はそうは思わない。
きっとあの魔物を殺すまで・・・彼は動き続けるのだろう。
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