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むひ

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旅立ちとは何か

体が覚えてる

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 出発した一行は草原を歩く。ガヤガヤ本当に仲のいいギルドだ。
草むらが揺れた。モチャが前に出る。
「この辺は最近モンスターが出るんだ。気をつけて」
草むらから大きなネズミが出てきた。
「ギャーっ!ねーずーみー!」
ピヨーンがハーチの影に隠れた。ハーチはやれやれという顔をしながら。
「全く。そんなに驚かなくても…って私を盾にするな!」
そんなやり取りをストールは横で笑っている。意外に一番冷静なのかもしれない。
モチャが剣を構える。
「やるよ!エニスも戦えるかい」
「た、多分…」
僕は戦ったことがあるのか?扱えるのか?
大ネズミは襲いかかった。
その瞬間だった。みんなの胸のあたりがポゥッと光った。
「うわ!何これ!」
ハビモズは各々慌てた。やっぱり一番最初に冷静になったのはストールだった。
「こんなの初めてだよ。なんだろう。この温かい感じ」
身体が動いた。考えるより早く身体が動いた。
牙を半身でかわし、横一線いだ。大ネズミはズーンと音を立てて倒れた。
ピヨーンの目が丸くなる。
「すげー!というかさっきの光は何だったんだ」
モチャは倒れた大ネズミから牙を切り取った。
「エニス凄いね。今のは何だったの?」
分からない。
「いや、分からない、これは、…勝手に…」
モチャはリュックに牙を入れた。
「あ、この牙売れるんだよね。お金も稼がないと武器も買えないから。またキンコちんの武器屋行きたいんだよね」
そうか、武器を買うのもお金がいる。それを快く貸してくれるハビモズに頭が上がらない。
ピヨーンが突然ぴょんぴょん飛び跳ねた。
「キンコちんのとこ行きたい!今から行こうよ!」
街に戻ろうとするピヨーンの襟をハーチが掴んだ。
「今からナーナ国に行くの!」
はーい、と項垂れたピヨーンを後ろから「ほら、行くよ」と背中を押すストール。
なんだろう。危険なところに居る気がしない。このギルドならどこまででも行けそうな気がする。
「見えた!ナーナ国だ」
モチャが駆け出す。モチャに続いてみんな「わー」と駆け出した。
置いてかれる。
「ちょ、ちょと待ってよー」
エニスは全力で走った。
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