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戦いとは何か
13話 未来の詩
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情報収集は酒場に限る。エニスは近くの酒場に入った。
他の酒場とは違い落ち着いた感じのバーだった。珍しく女性のマスター。奥の席に座りミルクを注文した。
「おまたせ。ミルクを注文するところを見ると、何か用事で来たのね。あたしはモッケよ。要件は?」
話が早い。
「僕はエニス。西の祠にいるイールビという人の事が聞きたいんです」
「あー、近寄らない方がいいわよ。なんでも魔女に魂を売ったとか」
「魔女というのは…」
「魔女と言ったらムヒコーウェルしかいないじゃない。それもしょうがないのかもね。奥さんが盗賊に殺されてしまってまだ捕まってないらしいのよね。私も聞いた話だからホントかどうか知らないわよ」
エニスは金を多めに払いバーを出た。
魔女に魂を売るほどに憎んでいたのか。いい人なのか悪い人なのか。そのイールビが声を奪っている?なんのために。
「お兄さん」急に呼び止められた。ハープを持った少年だった。
「あ、ごめんなさい。僕、ゲブンと言います。歌を歌ってるんですけど、あなたを見ていたら詩が浮かんできたんです。一曲聞いていただけませんか」
エニスはなぜか聞かなければいけないような気がした。
「急いでいるので少しなら」
ゲブンはハープを抱え、弦を一本一本あやす様に弾き始めた。
西の果てに希望があるという
戦うには無力
託されたカケラ握りしめ
共鳴を羅針盤として
暗闇にもがいた
押し寄せる孤独
「力が欲しい」
触れる微かな光
手にした欠片抱きしめ
何処でも行ける
羽ばたけ空の果て
新しい世界を
綺麗な旋律だった。そして詩がなぜか心の中に残る。不思議な感覚だった。
「聞いてくれてありがとうございました」
「あ、いや、こちらこそ。その詩はいったい…」
「ああ、僕にもよく分からないんです。たまにあるんですよ、人を見てると詩が降りてくるんです」
胸が疼くような。なんとも言えない感覚がエニスに残った。
他の酒場とは違い落ち着いた感じのバーだった。珍しく女性のマスター。奥の席に座りミルクを注文した。
「おまたせ。ミルクを注文するところを見ると、何か用事で来たのね。あたしはモッケよ。要件は?」
話が早い。
「僕はエニス。西の祠にいるイールビという人の事が聞きたいんです」
「あー、近寄らない方がいいわよ。なんでも魔女に魂を売ったとか」
「魔女というのは…」
「魔女と言ったらムヒコーウェルしかいないじゃない。それもしょうがないのかもね。奥さんが盗賊に殺されてしまってまだ捕まってないらしいのよね。私も聞いた話だからホントかどうか知らないわよ」
エニスは金を多めに払いバーを出た。
魔女に魂を売るほどに憎んでいたのか。いい人なのか悪い人なのか。そのイールビが声を奪っている?なんのために。
「お兄さん」急に呼び止められた。ハープを持った少年だった。
「あ、ごめんなさい。僕、ゲブンと言います。歌を歌ってるんですけど、あなたを見ていたら詩が浮かんできたんです。一曲聞いていただけませんか」
エニスはなぜか聞かなければいけないような気がした。
「急いでいるので少しなら」
ゲブンはハープを抱え、弦を一本一本あやす様に弾き始めた。
西の果てに希望があるという
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「聞いてくれてありがとうございました」
「あ、いや、こちらこそ。その詩はいったい…」
「ああ、僕にもよく分からないんです。たまにあるんですよ、人を見てると詩が降りてくるんです」
胸が疼くような。なんとも言えない感覚がエニスに残った。
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