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翼をください
24話 3年後
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「うおおぉあ!」
「いいぞ!エニス、その調子だ。そのままanythingを保持しろ」
エニスの胸元から光が消える。
「よーしここまでだ。今日はもう休め」
エニスは四つん這いになって息が荒れていた。
「はい、ありがとうございました」
仰向けになり呼吸を整えているとジースーが閉じ込められていたドアが開いた。ドアの影から頬が痩け髪も伸びきりボサボサのジースーが出てきた。エニスは近寄り声をかけた。
「ジースー!大丈夫か!何してたんだよ!ナカムトも何も言わないし。心配したんだぞ!」
「エニス…やっぱり僕は世界が違ったんだ…」
悲しい目で微笑んだ。
「はっきり分かったよ。僕の進む道が。行こう、みんなの元へ」
ナカムトが出てきた。
「その時が来たようだな。行って自分の道をその目で見てこい」
エニスは戸惑っていた。
「そんな突然…まだまだ僕はanythingを使えてないし…」
「いいんだ、ある程度使えればいい。大事なのは状況が整う事だ。状況が整えば全ては上手くいく。一番ダメなのは状況が整っているのに踏み出さないことだ。さあ、行け!」
「はい!ジースーはとりあえず身なりを整えよう。こんな格好じゃみんな気付かないぞ」
「そうだね、エニス」
「ナカムト、電子鳩を貸してくれないか」
「自由に使うといい」
鳩は飛び立った。
「さて、私はもう一眠りするか。千年も寝ていていきなり動いたからな、流石に疲れたぞ」
ナカムトはウトウトしながらベットに戻って行った。
待ってましたとばかりにノーラが迎える。
「お布団の用意は万全です!どうぞ!」
ウニョがやっととばかりに。
「御館様の寝るというのは生命活動を一時止めるということなの。ただ寝ていては老化するでしょ。でも生命活動を止めるということは老化しないの。そして生命活動を止めた御館様のお世話をするのが代々受け継がれている私達、『墓守』と呼ばれるものの運命なの。時期が来るまで御館様は眠るわ。今目覚めたのはその時の準備と言ったところかしら」
アオインは腕をまくる。
「さあ、これからが本番!忙しくなるわよ!」
エニスは床に着くナカムトに礼を言った。
「だいぶみんな慣れてきたようだにゃ」
チュラーは逆立ち一本指で腕立てをしていた。
「ヨツネコさんのお陰ですね!」
ヨツネコは手を振りながら。
「違うにゃ。みんなの思いの強さにゃ。それよりチュラー見せてみるにゃ」
「見せるって何をですか?」
「とぼけるにゃ、私は知ってるぞ。隠れて新技特訓してたにゃ!」
ポッツは振り返った。
「チュラー!抜け駆けしとったんか!」
「いやいや、抜け駆けというか魔法科学の授業で詠唱の仕組みやっただろ、俺の場合少し違うことに気付いたんだ
例えばこう…『炎香』」
チュラーが右手を前に出すと青白い炎が上がり人型になった。
ポッツは口が塞がらないようだ。
「チュラー、詠唱してへんがな!」
「そうなんだ、詠唱を飛ばして直接アクセスできることに気付いた。そして私の炎に人格を持たせることによって名前を呼べば現れる。そんな仕組みを作ったんだ。それがこの『炎香』」
ヨツネコは感心していた。
「こんなことできる人間がいたんだにゃ。これは魔族、魔退師の手法にゃ。詠唱の公式を作ることによって詠唱をすっ飛ばせるにゃ、自分でたどり着けるとは流石にゃ。お主何者にゃ…」
ヨツネコはじろりとチュラーを見る。チュラーは話をはぐらかした。
「ポッツ!お前も何かコソコソやってたろ。知ってるぞ」
「何もしてへんて、ほんまに!ただ剣から衝撃波が出せるようにやっただけやで!」
ポッツはニヤっと笑った。チュラーもつられてニヤリと笑った。
ヨツネコが解説する。
「ポッツは剣とは関係ないビブラートが凄くなったにゃ。そのビブラートと剣の共鳴で衝撃波が出せるようになったにゃ。訓練は関係なかったにゃ。」
ポッツは真顔になる。
「ヨツネコはん、わしの三年返してくれへんかな」
「何言ってるにゃ三年ここで色々やったから発見できたにゃ。何が役に立つ立たないとかそんなものは分からないにゃ。後、セイクはどうするにゃ」
休んでいたセイクはフッと笑い首を振る。
「ふふふふ、まあいいにゃ。これで準備は整ったにゃ」
「クルックー」とヨツネコの元に電子鳩が飛んできた。
「にゃにゃにゃ?手紙を読むにゃ。ダッタン城下町噴水にて待つ。エニス、ジースー」
チュラーとポッツは立ち上がる。
「とうとうこの時が来たんやな!」
「さーて、本番と行こうか!」
「いいぞ!エニス、その調子だ。そのままanythingを保持しろ」
エニスの胸元から光が消える。
「よーしここまでだ。今日はもう休め」
エニスは四つん這いになって息が荒れていた。
「はい、ありがとうございました」
仰向けになり呼吸を整えているとジースーが閉じ込められていたドアが開いた。ドアの影から頬が痩け髪も伸びきりボサボサのジースーが出てきた。エニスは近寄り声をかけた。
「ジースー!大丈夫か!何してたんだよ!ナカムトも何も言わないし。心配したんだぞ!」
「エニス…やっぱり僕は世界が違ったんだ…」
悲しい目で微笑んだ。
「はっきり分かったよ。僕の進む道が。行こう、みんなの元へ」
ナカムトが出てきた。
「その時が来たようだな。行って自分の道をその目で見てこい」
エニスは戸惑っていた。
「そんな突然…まだまだ僕はanythingを使えてないし…」
「いいんだ、ある程度使えればいい。大事なのは状況が整う事だ。状況が整えば全ては上手くいく。一番ダメなのは状況が整っているのに踏み出さないことだ。さあ、行け!」
「はい!ジースーはとりあえず身なりを整えよう。こんな格好じゃみんな気付かないぞ」
「そうだね、エニス」
「ナカムト、電子鳩を貸してくれないか」
「自由に使うといい」
鳩は飛び立った。
「さて、私はもう一眠りするか。千年も寝ていていきなり動いたからな、流石に疲れたぞ」
ナカムトはウトウトしながらベットに戻って行った。
待ってましたとばかりにノーラが迎える。
「お布団の用意は万全です!どうぞ!」
ウニョがやっととばかりに。
「御館様の寝るというのは生命活動を一時止めるということなの。ただ寝ていては老化するでしょ。でも生命活動を止めるということは老化しないの。そして生命活動を止めた御館様のお世話をするのが代々受け継がれている私達、『墓守』と呼ばれるものの運命なの。時期が来るまで御館様は眠るわ。今目覚めたのはその時の準備と言ったところかしら」
アオインは腕をまくる。
「さあ、これからが本番!忙しくなるわよ!」
エニスは床に着くナカムトに礼を言った。
「だいぶみんな慣れてきたようだにゃ」
チュラーは逆立ち一本指で腕立てをしていた。
「ヨツネコさんのお陰ですね!」
ヨツネコは手を振りながら。
「違うにゃ。みんなの思いの強さにゃ。それよりチュラー見せてみるにゃ」
「見せるって何をですか?」
「とぼけるにゃ、私は知ってるぞ。隠れて新技特訓してたにゃ!」
ポッツは振り返った。
「チュラー!抜け駆けしとったんか!」
「いやいや、抜け駆けというか魔法科学の授業で詠唱の仕組みやっただろ、俺の場合少し違うことに気付いたんだ
例えばこう…『炎香』」
チュラーが右手を前に出すと青白い炎が上がり人型になった。
ポッツは口が塞がらないようだ。
「チュラー、詠唱してへんがな!」
「そうなんだ、詠唱を飛ばして直接アクセスできることに気付いた。そして私の炎に人格を持たせることによって名前を呼べば現れる。そんな仕組みを作ったんだ。それがこの『炎香』」
ヨツネコは感心していた。
「こんなことできる人間がいたんだにゃ。これは魔族、魔退師の手法にゃ。詠唱の公式を作ることによって詠唱をすっ飛ばせるにゃ、自分でたどり着けるとは流石にゃ。お主何者にゃ…」
ヨツネコはじろりとチュラーを見る。チュラーは話をはぐらかした。
「ポッツ!お前も何かコソコソやってたろ。知ってるぞ」
「何もしてへんて、ほんまに!ただ剣から衝撃波が出せるようにやっただけやで!」
ポッツはニヤっと笑った。チュラーもつられてニヤリと笑った。
ヨツネコが解説する。
「ポッツは剣とは関係ないビブラートが凄くなったにゃ。そのビブラートと剣の共鳴で衝撃波が出せるようになったにゃ。訓練は関係なかったにゃ。」
ポッツは真顔になる。
「ヨツネコはん、わしの三年返してくれへんかな」
「何言ってるにゃ三年ここで色々やったから発見できたにゃ。何が役に立つ立たないとかそんなものは分からないにゃ。後、セイクはどうするにゃ」
休んでいたセイクはフッと笑い首を振る。
「ふふふふ、まあいいにゃ。これで準備は整ったにゃ」
「クルックー」とヨツネコの元に電子鳩が飛んできた。
「にゃにゃにゃ?手紙を読むにゃ。ダッタン城下町噴水にて待つ。エニス、ジースー」
チュラーとポッツは立ち上がる。
「とうとうこの時が来たんやな!」
「さーて、本番と行こうか!」
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