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最終決戦
37話 魔女と悪魔
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「皆ごめん、僕は皆と世界が違うんだ。黙っててごめん、隠しててごめん…でも、もう黙って見ていられない」
ジースーは「ぐおおおおおお!」と唸り声を上げムヒコーウェルへ向かっていった。ジースーの体当たりを受けたムヒコーウェルは後ろの岩まで吹き飛ばされた。
「行けるぞ!」チピが傷をかばいながら立ち上がる。
ジースーはさらに攻撃を重ね、ムヒコーウェルを追い詰めた。しかし、後ろを振り向くと味方の方に突進する。
「みんな避けろ!」チュラーがよろよろと立ち上がる。
「あいつ、意識が…見境が無くなってる」
ポッツはチュラーを見た。チュラーは立ち上がり。
「分かってる!ジースー!こっちを見ろ!」
チュラーは懐から十字架を象った短剣を出した。短剣は光を放ち、ジースーは唸り声を上げ苦しんだ。
「知ってたさ。お前が悪魔だって。俺とポッツは悪魔になったお前を殺す為に傍にいたんだ…」
ポッツは涙を流す。
「ジースー、すまんかったな…隠してたのはわしらや…」
「でもな…もう、お前を殺すことなんてできない。だって俺ら兄弟なんだ!」
「せやで!三人でオーニズや!ムヒコーウェルを倒せるのはお前しかおらん。それでわしらが死んでも構わん。それがわしらの罪滅ぼしや…みんなは逃げてくれ!あとはわしらで何とかするさかい!」
「そんなことできるかよ…」チピは呟く。
「そんなかっこいいことお前らにさせるかよ!俺も残って見届ける。ここで逃げたらなんのために今までやってきたかわからないじゃないか!」
「俺も残る」「私も残ります」皆口々に叫んだ。
チュラーはフッと笑うと短剣を岩に叩きつけ壊した。
「オーニズの絆は血よりも濃い!ジースー!思う存分暴れて来い!俺らのことは気にするな!」
ジースーは短剣が壊れたにも関わらず苦しんだ。そして血の涙を流すと瞳の色がブルーに変化した。
ジースーは「フシュー」と一息着くとムヒコーウェルを見定めジャイマーを呼んだ。ジャイマーは唸り声を上げると頭が三つに分裂した。
ムヒコーウェルはよろよろと立ち上がる。
「ケルベロスまで連れてきたのかい。ふん!お前の父親を振った腹いせかしら」
ムヒコーウェルはトンと地面を蹴ると凄い速さでジースーに迫り鶴丸を振り下ろす。ジースーも負けじと白羽で取り力勝負となった。ジャイマーがムヒコーウェルの足元に噛み付く。
「この犬め!あたしに忠誠を誓ってたくせして!」ムヒコーウェルはジャイマーを蹴り飛ばす。
その隙を逃さなかった。ジースーは刀をいなし、体制が崩れたムヒコーウェルを地面に叩きつけた。間髪入れず指弾をムヒコーウェルへ撃ち込む。砂埃を上げ辺りは静まった。
ナカムトは震えた。
「凄い…これが悪魔と魔女の戦い…」
「やったのか?」セイクが踏み出す。
砂埃の中から一線鶴丸が飛び出しジースーの肩に刺さった。
ムヒコーウェルは砂を払うと。
「詰めが甘いわね坊や…あんたの親父と一緒。あたしが弱いとこ見せるとすぐ気を抜く…可愛いわ」
鶴丸を抜き取るとジースーの血を舐めた。
「興奮してきちゃったぁ!」
「まずい」チュラーは咄嗟に号令を出す。
「一斉攻撃だ!ジースーから気をそらせろ!」
「撃てー!」と魔法部隊が砲撃する。
「てあー!」「そりゃ!」各自思い思いに攻撃を浴びせたがムヒコーウェルはものともせずジースーに襲いかかる。
ジースーは片腕を庇いながらの戦闘で思うように体勢を立て直せない。迫り来る鶴丸を片手で避けるも傷は増えていった。フッとジースーの目から光が消え倒れた。
「ジースー!!」チュラーとポッツは駆け寄る。エニスは胸に手を当て祈った。
「みんなに力を…」
チュラー、ポッツの胸に光が灯る。
「炎香!」「ソードウェイブ!」さっきよりも特大の攻撃。ムヒコーウェルは攻撃を受け後ずさりする。
「チュラー、ポッツに続け!」と攻撃を重ねた。
「アイス・ロマンス!」「雷剣!」「グルルルル!」
特大の攻撃を受け続けたムヒコーウェルはよろめいた。
ジースーは「ぐおおおおおお!」と唸り声を上げムヒコーウェルへ向かっていった。ジースーの体当たりを受けたムヒコーウェルは後ろの岩まで吹き飛ばされた。
「行けるぞ!」チピが傷をかばいながら立ち上がる。
ジースーはさらに攻撃を重ね、ムヒコーウェルを追い詰めた。しかし、後ろを振り向くと味方の方に突進する。
「みんな避けろ!」チュラーがよろよろと立ち上がる。
「あいつ、意識が…見境が無くなってる」
ポッツはチュラーを見た。チュラーは立ち上がり。
「分かってる!ジースー!こっちを見ろ!」
チュラーは懐から十字架を象った短剣を出した。短剣は光を放ち、ジースーは唸り声を上げ苦しんだ。
「知ってたさ。お前が悪魔だって。俺とポッツは悪魔になったお前を殺す為に傍にいたんだ…」
ポッツは涙を流す。
「ジースー、すまんかったな…隠してたのはわしらや…」
「でもな…もう、お前を殺すことなんてできない。だって俺ら兄弟なんだ!」
「せやで!三人でオーニズや!ムヒコーウェルを倒せるのはお前しかおらん。それでわしらが死んでも構わん。それがわしらの罪滅ぼしや…みんなは逃げてくれ!あとはわしらで何とかするさかい!」
「そんなことできるかよ…」チピは呟く。
「そんなかっこいいことお前らにさせるかよ!俺も残って見届ける。ここで逃げたらなんのために今までやってきたかわからないじゃないか!」
「俺も残る」「私も残ります」皆口々に叫んだ。
チュラーはフッと笑うと短剣を岩に叩きつけ壊した。
「オーニズの絆は血よりも濃い!ジースー!思う存分暴れて来い!俺らのことは気にするな!」
ジースーは短剣が壊れたにも関わらず苦しんだ。そして血の涙を流すと瞳の色がブルーに変化した。
ジースーは「フシュー」と一息着くとムヒコーウェルを見定めジャイマーを呼んだ。ジャイマーは唸り声を上げると頭が三つに分裂した。
ムヒコーウェルはよろよろと立ち上がる。
「ケルベロスまで連れてきたのかい。ふん!お前の父親を振った腹いせかしら」
ムヒコーウェルはトンと地面を蹴ると凄い速さでジースーに迫り鶴丸を振り下ろす。ジースーも負けじと白羽で取り力勝負となった。ジャイマーがムヒコーウェルの足元に噛み付く。
「この犬め!あたしに忠誠を誓ってたくせして!」ムヒコーウェルはジャイマーを蹴り飛ばす。
その隙を逃さなかった。ジースーは刀をいなし、体制が崩れたムヒコーウェルを地面に叩きつけた。間髪入れず指弾をムヒコーウェルへ撃ち込む。砂埃を上げ辺りは静まった。
ナカムトは震えた。
「凄い…これが悪魔と魔女の戦い…」
「やったのか?」セイクが踏み出す。
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ムヒコーウェルは砂を払うと。
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鶴丸を抜き取るとジースーの血を舐めた。
「興奮してきちゃったぁ!」
「まずい」チュラーは咄嗟に号令を出す。
「一斉攻撃だ!ジースーから気をそらせろ!」
「撃てー!」と魔法部隊が砲撃する。
「てあー!」「そりゃ!」各自思い思いに攻撃を浴びせたがムヒコーウェルはものともせずジースーに襲いかかる。
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「ジースー!!」チュラーとポッツは駆け寄る。エニスは胸に手を当て祈った。
「みんなに力を…」
チュラー、ポッツの胸に光が灯る。
「炎香!」「ソードウェイブ!」さっきよりも特大の攻撃。ムヒコーウェルは攻撃を受け後ずさりする。
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