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旅立ちとはまさに出会いである
14話 力の王
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ヨッシューの話にチュラーはハッとする。
「聞いた事があるぞ。兄弟の王位争いがあったと。おとぎ話か何かだと思っていたがほんとの話だったんだな」
ポッツは首を傾げる。
「しっかしなんで幽閉までせなかんかったんや」
ジースーは呻き声に反応する。
「凄い力を感じるよね。ほら、鳥肌が……ん?伏せて!何か飛んでくる!」
何かが弧を描いて飛んできて窓らへんで爆発した。
ポッツは頭を抱えながら感心する。
「ええ腕やな!」
ヨッシューが窓に回転しながら入っていくのを見てジースーは思い出した。
「あっ!あの人街で見た大道芸人だよ!ねえ、チュラー」
「そう言えばそうだな。あの身のこなし。こんな所で繋がるとは不思議なものだ」
「お遊びはここまでだ」
「ナツァーキも様になっとるのぉ。しかも登場の仕方かっこええしな!」
チュラーは衛兵が向かう先でイーモズまでターゲットにされているのが分かった。
「まずいな…というかナツァーキは分かっているはずだが…」
ポッツはナツァーキに食ってかかるも声は届かなかった。
「ほんまどういうつもりやねん!マカルも『草!』言うてる場合ちゃうで!」
メクの呻き声が発せられるとオーニズの足元にスーッと影が走る。
ジースーは上を見上げた。
「ドラゴンだ!」
ドラゴンは衛兵を踏みつけ、また口に咥え衛兵を飲み込む。
「なんでや?衛兵は避けようと思えば避けれるはずや」
チュラーは衛兵がドラゴンを見ていないのに気づく。
「見えてないんだよ。あのドラゴンはこっちの世界なんだ。だがこっちの世界のドラゴンが向こうの世界に影響を及ぼしているんだ」
「なんちゅう力や!攻撃が見えへんかったら何ともならんで」
「幽閉されるのも納得がいくな。どうした?プルリ」
「あたち、知ってるのらあいつ…虐めてくるんら…」
「え?知っとるんかい!なんなんや、あいつは」
衛兵が逃げ惑う中イーモズ達は抜け出したのが見えた。
ジースーが森へ駆ける。
「着いていこう!」
「せやな!」
森を走ると洞窟にたどり着いた。
中ではマカルが虚無を出し、メクの仮面を取っていた。
ジースーは何かを感じた。
「この力……」
「どうしたんや?」
「いや、なんでもないよ」
「そうか、ほんならええけど」
チュラーは腰を下ろし、メクの話にうなづいた。
「そういう事か。anythingの導き…か…」
気がつくとポッツは壁に寄りかかり、プルリもポッツに寄りかかって寝ていた。
「俺たちも寝るとしようか」
「聞いた事があるぞ。兄弟の王位争いがあったと。おとぎ話か何かだと思っていたがほんとの話だったんだな」
ポッツは首を傾げる。
「しっかしなんで幽閉までせなかんかったんや」
ジースーは呻き声に反応する。
「凄い力を感じるよね。ほら、鳥肌が……ん?伏せて!何か飛んでくる!」
何かが弧を描いて飛んできて窓らへんで爆発した。
ポッツは頭を抱えながら感心する。
「ええ腕やな!」
ヨッシューが窓に回転しながら入っていくのを見てジースーは思い出した。
「あっ!あの人街で見た大道芸人だよ!ねえ、チュラー」
「そう言えばそうだな。あの身のこなし。こんな所で繋がるとは不思議なものだ」
「お遊びはここまでだ」
「ナツァーキも様になっとるのぉ。しかも登場の仕方かっこええしな!」
チュラーは衛兵が向かう先でイーモズまでターゲットにされているのが分かった。
「まずいな…というかナツァーキは分かっているはずだが…」
ポッツはナツァーキに食ってかかるも声は届かなかった。
「ほんまどういうつもりやねん!マカルも『草!』言うてる場合ちゃうで!」
メクの呻き声が発せられるとオーニズの足元にスーッと影が走る。
ジースーは上を見上げた。
「ドラゴンだ!」
ドラゴンは衛兵を踏みつけ、また口に咥え衛兵を飲み込む。
「なんでや?衛兵は避けようと思えば避けれるはずや」
チュラーは衛兵がドラゴンを見ていないのに気づく。
「見えてないんだよ。あのドラゴンはこっちの世界なんだ。だがこっちの世界のドラゴンが向こうの世界に影響を及ぼしているんだ」
「なんちゅう力や!攻撃が見えへんかったら何ともならんで」
「幽閉されるのも納得がいくな。どうした?プルリ」
「あたち、知ってるのらあいつ…虐めてくるんら…」
「え?知っとるんかい!なんなんや、あいつは」
衛兵が逃げ惑う中イーモズ達は抜け出したのが見えた。
ジースーが森へ駆ける。
「着いていこう!」
「せやな!」
森を走ると洞窟にたどり着いた。
中ではマカルが虚無を出し、メクの仮面を取っていた。
ジースーは何かを感じた。
「この力……」
「どうしたんや?」
「いや、なんでもないよ」
「そうか、ほんならええけど」
チュラーは腰を下ろし、メクの話にうなづいた。
「そういう事か。anythingの導き…か…」
気がつくとポッツは壁に寄りかかり、プルリもポッツに寄りかかって寝ていた。
「俺たちも寝るとしようか」
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