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そして出逢いは繰り返す
19話 パク
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マカルがはたと立ち止る。
「で、どこ行けばいいの?」
「確かに」とムーフーも頷く。リファーは広場を指さし。
「とりあえず二人が黒い霧に襲われた場所に行ってみましょ。何か手がかりがあるかもしれないわ」
「そうね」とマカル、ムーフーも歩き出した。
広場に着くと聞き込みを始めた。ムーフーが先陣を切る。
「すいません。ここで一年前男の子と女の子が黒い霧に包まれたって言う話知りませんか?」
買い物帰りだった40歳くらいの女性は首を傾げた。
「知らないわねぇ。私は生まれてこの方ここに住んですけどそんな話聞いたことないわ」
マカル、リファー、ユランも聞き込みを終えたようだった。
「みんなどうだった?」
マカルが首を振る。
「全然だめだったよ。おかしいよね誰も知らないなんて事ある?黒い霧なんて目立つはずなんだけどな。噂にもならないなんておかしいよね」
リファーは考え込むも分からず、ウンウンと唸っていた。
ユランが「あ、そう言えば」と何かを思い出す。
「魔獣にパクって言うのがいるんだけどそれじゃないかなって思うんだよね。そのパクは人の記憶、それも絶望を餌にするって聞いたことあるんだ。何か関係ないかな?」
「記憶ねぇ…」リファーは何かを感じたようだった。
「何?今の…」
三人が訝しげにリファーを見る。
「どうしたの?」
「うん、変な感じがするの?何かが私を通り過ぎて行ったような…ちょっと!ムーフーどうしたの?」
見るとムーフーの顔が青ざめ、ブツブツ何かを呟いていた。
「どうせあたしなんて…いなくたっていいんだ…お荷物だし、誰も私のことなんて見てない…」
「ちょっとムーフー何言ってるの!しっかりして!誰もそんな事思ってないから!ねぇ!」
「あたしなんて魔法も使えない、突撃するしか能がないの。だからいらないの」
マカルが泣き出した。
「ムーフーがおかしくなっちゃった…大丈夫だよ。誰もそんなこと思ってないんだよ」
ムーフーは叫ぶ。
「思ってるよ!言わないだけでみんな思ってるでしょ!もう嫌!みんな嫌い!うっ!」
ユランがムーフーに当身を入れ気絶させた。
「しばらく寝かせておいた方がいい」
リファーはそばに行って頭を撫でる。
「どうしちゃったのムーフー。そんなことないんだよ。ムーフーは大切な仲間なの。少なくとも私たちには必要なの」
マカルは何かに反応する。
「ちょっとリファーどいて!!!虚無!!」
リファーは後方に飛んだ。
「マカル何するのよ!」
「違うの!にぃにの声が聞こえたの!虚無を撃てって」
「ポッツにぃの声?でも何で…」
「分からないの、突然聞こえたの」
「う…うん…」とムーフーが目を覚ます。
「あれ?あたし何で寝てるの?マカル何で泣いてるのよ」
「ムーフーぅぅぅああああああああぁぁぁ!大丈夫だよ!ムーフーは大事な仲間だよおおおおおおおおおおおお」
「ちょっと何なのマカルそんなにくっつかないで」
「だってだってムーフーがおかしくなっちゃって…」
「おかしくなった?全然分からないんだけど」
リファーも「よかった」と涙をこぼす。
「自分なんていらないって言ってた。全然そんな事ないのに。ほんとに何が起こったのよ」
ユランも少し考え込む。
「僕らの知らないとこで何が起きてるのかな」
ここの時、ムーフーの中に何かが植え付けられたのを誰も知らなかった。
「で、どこ行けばいいの?」
「確かに」とムーフーも頷く。リファーは広場を指さし。
「とりあえず二人が黒い霧に襲われた場所に行ってみましょ。何か手がかりがあるかもしれないわ」
「そうね」とマカル、ムーフーも歩き出した。
広場に着くと聞き込みを始めた。ムーフーが先陣を切る。
「すいません。ここで一年前男の子と女の子が黒い霧に包まれたって言う話知りませんか?」
買い物帰りだった40歳くらいの女性は首を傾げた。
「知らないわねぇ。私は生まれてこの方ここに住んですけどそんな話聞いたことないわ」
マカル、リファー、ユランも聞き込みを終えたようだった。
「みんなどうだった?」
マカルが首を振る。
「全然だめだったよ。おかしいよね誰も知らないなんて事ある?黒い霧なんて目立つはずなんだけどな。噂にもならないなんておかしいよね」
リファーは考え込むも分からず、ウンウンと唸っていた。
ユランが「あ、そう言えば」と何かを思い出す。
「魔獣にパクって言うのがいるんだけどそれじゃないかなって思うんだよね。そのパクは人の記憶、それも絶望を餌にするって聞いたことあるんだ。何か関係ないかな?」
「記憶ねぇ…」リファーは何かを感じたようだった。
「何?今の…」
三人が訝しげにリファーを見る。
「どうしたの?」
「うん、変な感じがするの?何かが私を通り過ぎて行ったような…ちょっと!ムーフーどうしたの?」
見るとムーフーの顔が青ざめ、ブツブツ何かを呟いていた。
「どうせあたしなんて…いなくたっていいんだ…お荷物だし、誰も私のことなんて見てない…」
「ちょっとムーフー何言ってるの!しっかりして!誰もそんな事思ってないから!ねぇ!」
「あたしなんて魔法も使えない、突撃するしか能がないの。だからいらないの」
マカルが泣き出した。
「ムーフーがおかしくなっちゃった…大丈夫だよ。誰もそんなこと思ってないんだよ」
ムーフーは叫ぶ。
「思ってるよ!言わないだけでみんな思ってるでしょ!もう嫌!みんな嫌い!うっ!」
ユランがムーフーに当身を入れ気絶させた。
「しばらく寝かせておいた方がいい」
リファーはそばに行って頭を撫でる。
「どうしちゃったのムーフー。そんなことないんだよ。ムーフーは大切な仲間なの。少なくとも私たちには必要なの」
マカルは何かに反応する。
「ちょっとリファーどいて!!!虚無!!」
リファーは後方に飛んだ。
「マカル何するのよ!」
「違うの!にぃにの声が聞こえたの!虚無を撃てって」
「ポッツにぃの声?でも何で…」
「分からないの、突然聞こえたの」
「う…うん…」とムーフーが目を覚ます。
「あれ?あたし何で寝てるの?マカル何で泣いてるのよ」
「ムーフーぅぅぅああああああああぁぁぁ!大丈夫だよ!ムーフーは大事な仲間だよおおおおおおおおおおおお」
「ちょっと何なのマカルそんなにくっつかないで」
「だってだってムーフーがおかしくなっちゃって…」
「おかしくなった?全然分からないんだけど」
リファーも「よかった」と涙をこぼす。
「自分なんていらないって言ってた。全然そんな事ないのに。ほんとに何が起こったのよ」
ユランも少し考え込む。
「僕らの知らないとこで何が起きてるのかな」
ここの時、ムーフーの中に何かが植え付けられたのを誰も知らなかった。
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