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そして出逢いは繰り返す
20話 クパ
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「ふぁぁぁ」とプルリがよろけるのをポッツがキャッチする。
「どうしたんやるプルリ」
ジースーの顔が険しくなる。
「強くなってるね、チュラー」
「ああ、気をつけた方がいいかもな」
「おいちょっとなんやあれ?」とポッツが指さす方を見ると、ずんぐりむっくりの灰色の躯体が見えた。鼻が長い。
プルリが反応する。
「あれはパクらよ、あたちのともらちら。パクー」
呼んだプルリに向かってパクは走ってくる。嫌な予感がした。
「飛べ!」とチュラーは叫ぶ。各々飛び退った中にパクは突撃した。
ポッツはプルリを抱えながら。
「ホンマに友達なんか?襲ってきよるで!
「なんかおかしいのら、言葉が通じないのらよ」
見るとパクはリファーの背中に鼻を押し当てていた。ジースーは反応する。
「リファー危ない!」
ジースーが体当たりするもパクはビクともしない。
「何んも使えないんじゃ勝てる気がしないよ!プルリ、なんかいい方法ない?」
「うーん、三分かなー。結界で調子が悪いのらよ。本気出せば一時間位は力を使えるよにできるのらよ」
「三分で片ずける!頼む!」
「わかったのらー」
プルリはよろけながら地面に落書きを始めた。何を書いているのか分からない。
「いくらよー!クルクルクルクルクルリンパ!!」
砂埃が巻き上がりプルリを中心に空間が広がる。ジースーは力が戻ってくるのがわかった。
「ありがとうプルリ!ジースー行きまーす!」
ジースーは悪魔化しパクに向かう。それをチュラーとポッツは援護する。
「チュラウムウォーター!」「ソードウェイイイイイイブ!うらぁぁぁぁぁぁぁぁあ」
三つ巴の光がパクに衝突しパクを吹き飛ばした。
「やった!」
三人から力が消える。プルリがよろよろと起き上がりながら。
「言うの忘れてたのら。パクはつがいでいるのら…」
「なんだと!」
見るともう一匹のパクがムーフーを吸い尽くしていた。チュラーは叫ぶ。
「ムーフー!!!待ってろぉぉぉおおおおお」
『あたしなんていらない…』
「ムーフー!違うぞ!それは違う!お前はパクに操られてるだけだ!お前は世界一大事な妹なんだ!!!!うおおおおぉ」
チュラーの胸から光が発しチュラーを包み込む。プルリは首を傾げた。
「おかしいのら。わたちの力はもう消えてるのら」
チュラーから無詠唱の炎が放たれパクを焼き尽くした。チュラーの光が消え肩で息をした。ジースーはチュラーに駆け寄る。
「チュラー大丈夫?それにしてもプルリの力が消えたのになんで魔法が使えたの?」
「自分でもわからん…何か胸が熱くなって…」
プルリは「おかちいなー」と言いながら。
「anythingは想いの力らからありえないことも無いのかもしれないら」
結界が消えプルリも具合が良くなったみたいだった。
「パクは元々こんなに好戦的じゃないら。何か変な力が取り込んでるのら」
ジースーはプルリの頭を撫でながら。
「でも、ありがとうな、プルリ。プルリはすごい力が使えるんだね」
「すごくもないらよ。あたちは世界らから」
ポッツは目を細める。
「またけったいな事言っとるで」
ジースーは笑いながら。
「まあまあ、いいじゃないの。そのおかげで助かったんだから」
『にぃにの声が聞こえたの、虚無を打てって…』
「ちょっと待ってや!マカル?わしなんも言ってへんで…パクはチュラーが…」
チュラーが起き上がる。
「おかしいな。何かがおかしい。プルリは何かわかる?」
「うーん、世界が違うからズレも生じるのかもしれないら」
チュラーは考える。
「ズレ…か…」
「どうしたんやるプルリ」
ジースーの顔が険しくなる。
「強くなってるね、チュラー」
「ああ、気をつけた方がいいかもな」
「おいちょっとなんやあれ?」とポッツが指さす方を見ると、ずんぐりむっくりの灰色の躯体が見えた。鼻が長い。
プルリが反応する。
「あれはパクらよ、あたちのともらちら。パクー」
呼んだプルリに向かってパクは走ってくる。嫌な予感がした。
「飛べ!」とチュラーは叫ぶ。各々飛び退った中にパクは突撃した。
ポッツはプルリを抱えながら。
「ホンマに友達なんか?襲ってきよるで!
「なんかおかしいのら、言葉が通じないのらよ」
見るとパクはリファーの背中に鼻を押し当てていた。ジースーは反応する。
「リファー危ない!」
ジースーが体当たりするもパクはビクともしない。
「何んも使えないんじゃ勝てる気がしないよ!プルリ、なんかいい方法ない?」
「うーん、三分かなー。結界で調子が悪いのらよ。本気出せば一時間位は力を使えるよにできるのらよ」
「三分で片ずける!頼む!」
「わかったのらー」
プルリはよろけながら地面に落書きを始めた。何を書いているのか分からない。
「いくらよー!クルクルクルクルクルリンパ!!」
砂埃が巻き上がりプルリを中心に空間が広がる。ジースーは力が戻ってくるのがわかった。
「ありがとうプルリ!ジースー行きまーす!」
ジースーは悪魔化しパクに向かう。それをチュラーとポッツは援護する。
「チュラウムウォーター!」「ソードウェイイイイイイブ!うらぁぁぁぁぁぁぁぁあ」
三つ巴の光がパクに衝突しパクを吹き飛ばした。
「やった!」
三人から力が消える。プルリがよろよろと起き上がりながら。
「言うの忘れてたのら。パクはつがいでいるのら…」
「なんだと!」
見るともう一匹のパクがムーフーを吸い尽くしていた。チュラーは叫ぶ。
「ムーフー!!!待ってろぉぉぉおおおおお」
『あたしなんていらない…』
「ムーフー!違うぞ!それは違う!お前はパクに操られてるだけだ!お前は世界一大事な妹なんだ!!!!うおおおおぉ」
チュラーの胸から光が発しチュラーを包み込む。プルリは首を傾げた。
「おかしいのら。わたちの力はもう消えてるのら」
チュラーから無詠唱の炎が放たれパクを焼き尽くした。チュラーの光が消え肩で息をした。ジースーはチュラーに駆け寄る。
「チュラー大丈夫?それにしてもプルリの力が消えたのになんで魔法が使えたの?」
「自分でもわからん…何か胸が熱くなって…」
プルリは「おかちいなー」と言いながら。
「anythingは想いの力らからありえないことも無いのかもしれないら」
結界が消えプルリも具合が良くなったみたいだった。
「パクは元々こんなに好戦的じゃないら。何か変な力が取り込んでるのら」
ジースーはプルリの頭を撫でながら。
「でも、ありがとうな、プルリ。プルリはすごい力が使えるんだね」
「すごくもないらよ。あたちは世界らから」
ポッツは目を細める。
「またけったいな事言っとるで」
ジースーは笑いながら。
「まあまあ、いいじゃないの。そのおかげで助かったんだから」
『にぃにの声が聞こえたの、虚無を打てって…』
「ちょっと待ってや!マカル?わしなんも言ってへんで…パクはチュラーが…」
チュラーが起き上がる。
「おかしいな。何かがおかしい。プルリは何かわかる?」
「うーん、世界が違うからズレも生じるのかもしれないら」
チュラーは考える。
「ズレ…か…」
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