ある少女の日記

ササラギ

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2018年7月28日

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2018年7月28日 土曜日 雨
もう本当はずっと、私が生きてちゃいけないことなんてわかってた。私は紗耶香お姉ちゃんを病気にして、お母さんにストレスを与えて、親戚中に不幸を招いて、諸悪の根源だからこの世界にはいらない存在なんだって、この世界には都合の悪い存在なんだって、ずっと前からわかってた。それでも友達と会えなくなるのが嫌だとか、後悔するかもしれないとか、死ぬときに苦しむのが怖いとか、そんな理由で自分勝手に生きてきた。だけど私が生きているせいで誰かに迷惑をかけていること、私の死を望む声が聞こえてくること、私がいなくなったあとのみんなの幸せが想像できること、それによって死ななくちゃって焦燥感に襲われる。その焦燥感はほんの小さなことで一気に加速して、すぐにおさまってしまう。その加速だって、限界までの加速じゃないから行動に移すこともできずただ苦しいだけ。限界ギリギリの苦しみを味わって突破しきれず落ち着いての繰り返し。そうやって落ち着く度に、なんでさっき死ななかったんだろう?何を怖気づいていたんだろう?せっかくのチャンスだったのに。勢いに任せられたのに。なんで生きてるんだろう?いつまで生きてるんだろう?死ななきゃ、死ななきゃ死ななきゃってまた焦燥感に襲われる。最近では友達と会う度に死にたくなる。私はもともと劣等感でできていて、友達のどんな話もどんな行動も私にはできないものばかりで、できない私はその友達にとって邪魔な存在で、腹立たしい存在で、ああここにいては迷惑だ、ああ早く死ななきゃ、そうやってまた加速していく。私は遥みたいに親孝行な娘じゃないし、夏希みたいに人を愛する力もないし、菜々みたいになんでも受け入れられる人間じゃないし、唯みたいに世界を美しいと思えない。みんなは辛いことがあったら辛いって言えるし、寂しいと思ったら甘えられるし、自分の気持ちは素直に打ち明けられる。私は辛い時に辛いって言える強さもないし、寂しい時に甘えられる勇気もないし、自分の気持ちを素直に打ち明けられるほど人を信じられない。みんなは私を信じて話してくれるし頼ってくれる。だけど私にはそれを返せるだけの力がなくて、恩知らずだなって思う。そんなことを続けて、いつか誰も側にいてくれなくなると怖がってるのに、その恐怖心を取り除こうと努力することはしない。そんな人間が今日も図々しく生きてて、誰もお前が生きることなんて望んでないよって、言い聞かせても死なない自分が本当に気持ち悪いんだ。
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