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どくどく

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5・・・初仕事(徴収)は、全自動でした

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翌朝、昨日は文字どうり、最低のステータスで城から追い出された。その追い出した相手、そして僕が初めて契約を結んだ相手 その相手がこいつだ。


《身分証明》

ハーゲン・マレー

[職業]
鑑定士

LV:34
HP:520
MP:850
攻撃力:58
防御力:54
俊敏力:40
魔力:100
運:64

[魔法]
神聖魔法LV2(10/50) 総20ポイント
火魔法LV2(40/50) 総50ポイント

[スキル]
鑑定LV8(290/4800) 総5000ポイント
作法LV5(55/600) 総565ポイント
看破LV5(550/600) 総1060ポイント
偽装LV7(1500/2400)総3810ポイント
隠蔽LV7(1400/2400)総3810ポイント
[固有技能]
無し

徴収可能ポイント 1523ポイント

ステータスは、こうなっている。 昨日のハーゲルのステータスの説明によるとこの世界では、魔法とスキルにはレベルが存在しているらしく。

(スキル所持者の中で)
1~2 入門クラス

3~4 中級者クラス

5~6 上位者クラス

7~8 熟練者クラス

9~10国級者クラス

となっている。そしてどうやらスキルには10レベルの上があるらしいのだが。それは国でも秘匿事項にされているとのことだ。
そしてスキルには、生まれつき習得限界があり、いくら訓練しても才能のないスキルは習得できないしレベルも上限までしか上がらない。
固有技能と職業には基本レベルは無く。習得には、種族や先天的に習得している物、加護、特殊な条件行動によって獲得できるそうだがまだ詳しくは分かっていない事も多いらしい。
そして、女神の加護職「異世界の~」には、習得限界を突破させる効果があるそうだ。


という説明を受けていた。


そして僕の固有技能【契約書(悠)】は、僕専用スキルで他人に習得されることは無いのだろう。

【契約書(悠)】の能力は《身分証明》《契約書制作》《強制徴収》
《正当署名》《プール》  

そして今回のステータスは、僕の《身分証明》を使って契約書に表示されている。
普通、自分のステータス確認や[鑑定]のスキル 、ステータス表示の魔道具などでは
スキルの経験値や総ポイント数、徴収ポイントなどは表示されない。
そしてこのポイントは《契約書制作》を元に《強制徴収》で徴収可能なポイントを表示している。

ちなみいに相手のスキル説明はどうやら[鑑定]でも《身分証明》でも見る事が出来なかった。
自分が持っているスキルのみ説明が書かれているようだ。



「いやーにしても結構ポイントが溜まっているな。」

そうなぜ、ハーゲン・マレーに徴収ポイントが溜まっているのか。・・それはもちろん、契約違反の罰則によるものだ。
ハーゲン・マレーと交わした契約は、[僕が街中で暴露しない、 その対価として僕の命に関わるようなことは絶対にしない]となっている。
そう、僕が死ぬような、死ぬかもしれない事をしないと契約を交わしたのだ!

考えてみてほしい僕のステータスは0だ、赤ん坊以下の数値だ。
それを知っていながら街中に一人で放置し、城(安全地帯)には帰れないようにされた。
これは明らかな契約違反[契約違反の際はその都度それに見合った物を徴収いたします]この項目に該当するわけだ。
そしてこれは偶然だが、スラムの近くやそこにつながる道を歩いていると徴収ポイントの数値が跳ね上がったのだ。つまり命の危機の度合いによって[その都度]徴収額の加算速度が変わる、危険なところにいるだけで徴収額がどんどん溜まっていく

「さーこれからどんだけたまるのかな!」

そう言って昨日買った服の中からボロ服を選び、着てスラム街を目指して宿を出て行った

―――――

そして僕は、周りを確認しながらスラム街だろう場所をを歩いていた。

契約書の徴収ポイントを見ていると歩くたびに目に見えて溜まっていく。

(でもここってそれだけ死にやすいって事なんだよな)

そうして僕は周りの殺意に注意しながら歩いていた。

(んー?確かここらへんだと思うんだけど?)

そんな事を考えていると。

「おいガキ、動くなよ」

いきなり僕は後ろから肩を押えられ首にナイフを押しつけられてしまった。

振り向こうとしたが力の差か体は全然動かない。
「なっ!? 」

「しゃべるんじゃね!!  傷がついたら高く売れねぇからなぁ へッヘッヘ」

(う、動けない、しかも声もだせない)
これがステータスの差なのか経験の差なのか、僕は戦うことも逃げることも助けを呼ぶ事さえも
一切できなかった。
(やっぱり、スラムで人さらいはあたり前だったか、・・・でもこれは計画どうりのはず。落ち着け、こいつを僕の糧にするんだ。)

そして
〈殺意を確認、殺人行動を確認《正当署名》を実行します〉
〈現在、実行可能な契約は一つしかありません〉
〈スキル《正当署名》により契約成立しました〉
〈契約違反を確認徴収ポイントが加算されます〉
〈契約違反を確認徴収ポイントが加算されます〉
〈契約違反を確認徴収ポイントが加算されます〉
〈契約違反を確認徴収ポイントが加算されます〉
〈契約違反を確認徴収ポイントが加算されます〉……

そう《正当署名》。

つまり一度《契約書制作》で契約書を複製し手元に出し。その契約書に《正当署名》で殺意確認後、署名させ契約成立させた。
いま複製できる契約書はハーゲンマレーと交わした契約だけなので、命にかかわる事わしない。という契約を結んだ事になる。
ということはこいつは契約を交わした直後に、それを自分の手で違反した、いや現在も違反し続けているのだ。すると時間がたてばたつほど 徴収ポイントが上がる。

(もっとも本人には一切身に覚えのない契約何だけど。殺そうと思って行動した時点でこんな事されても文句は無いよね?) 
そして

〈徴収ポイントが、支払い可能額を超えました強制徴収へ移行しますよろしいですか。〉

(YES!!)


すると急に男は糸が切れた人形のように倒れてしまった。多分全財産をすべて僕に徴収されたからだろう。
そして僕は、もう一度 《正当署名》 を発動させた

〈殺意を確認、ですが殺人行動は認められません。よって《正当署名》発動できません。〉

(フフフ・・・成功だ。正当署名の殺人行動の基準は把握しないといけないが、概ね思い道理だ。)

つまりもうこの人にはもう僕を殺す行動はできないということだ。そして僕はそのまま動けない男を残して宿へ戻って行った。

《身分証明》

ユウ・タカイシ
[職業]
無し(異端の契約士)
LV 1

HP:900
MP:400
攻撃力:70
防御力:84
俊敏力:105
魔力:40
運:31

[魔法]
無し

[スキル]
短剣術 LV4(67/300) 総277ポイント
隠密LV3(103/150) 総163ポイント
[固有技能]
契約書(悠)

称号
(異端の契約士)


「アハハハハハ」

ここからは、スキル説明のみ

[短剣術]武術系スキル 短剣武器での戦闘のみ戦闘能力の向上。ただしレベル依存。

[隠密]技能系スキル 気配を消す事ができる。探知系スキルに対抗出来る。ただしレベル依存
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