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8・・・冒険者ギルド(テンプレハウス?)
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冒険者ギルドそこは、朝にも拘らず、人が多く建物は銀行の窓口のような受付がいくつも並んでいた。
(おおーなんか 受付の格好(皆、そろいの制服)と冒険者の格好(武器に鎧装備)に差がありすぎて違和感がありすぎるな。)
「すいませーん登録をしたいんですけど」
「はい、登録ですね登録には銀貨一枚を払ってもらいギルドカード登録をしてもらいます、よろしいですか?」
「え・・・と銀貨1枚ですね」
そう言って俺は、袋にあった最後の銀貨をつかみ渡そうとした
(さよならサイゴノ ギンカお前を手放す俺を許してくれ、こういう場で俺は「お金かかるんですかじゃあ、また来ます」とか「お金に余裕ないんですが何とかなりません?」とか「コマかいのあります」とか言えないんだ、スマン。いつか必ず取り戻すから。)
まるで恋人と交す最後の言葉のように銀貨に思いを伝える。
――――――
完全に受付の人にひかれた。
(声には出していないが、銀貨に熱い視線を送る男。うん、ないな)
結構きれいなお姉さんにジト目で見られてしまった。
ここは猫の獣人かエルフがいてほしかったなーと、逃避妄想全開でジト目を回避
「はい、確かにお預かりいたします。ではこちらに血を1滴流してください」
そう言って大きめの板を取り出し真ん中の丸いガラスに血を垂らすよう言われた。
「これは鑑定の魔道具であなたの名前、年齢、所属が表示される身分証明書になります無くさないでくださいね。あ、ちなみに再発行は金貨1枚いただきますので」
なぜか最後のセリフだけジト目で言われた。
「はい、わかりました」
「ではこちらがギルドカードになります本人以外が触れても表示されませんので安心してください」
名前 ユウ・タカイシ
年齢 16
所属 無し、パーティー 無し
クラス F
と表示された
説明によると。依頼を受けて成功すると報酬がもらえる、失敗すると罰金を支払う。他にも依頼とは別に魔石、食料、薬、武器防具などの加工に使える部位の買い取りも行っているようだ。
そしてカードに書いてある所属はいくつかのパーティーの集合体、パーティーは大体6人以下で依頼をうけるチーム。そしてクラスはFクラスからSクラスまで存在し、クラスにあった依頼しか受けられない。そしてクラスは、依頼をこなし進級試験を受ける事で上がっていく。
指名依頼や緊急依頼などの義務依頼が発生する場合がある。
これを破るとランクダウンやギルド追放になることがある、ということらしい。
「以上です。詳しいことは依頼をこなしていくうちに分かっていくと思います。ここで聞いておきたい質問はありますか?」
「いえ、ないです」
(まず早く金が欲しい、とりあえず依頼受ければ金になるんだろ)
「それではこれからがんばってくださいね。」
そう言って登録手続きが終わった
(さて早速初依頼、初収入と行きますか!)
と思い、依頼の張り出されているD~Fの掲示板に行こうとすると前の道をふさがれる。
「おいおいマジかよ、ほんとにこいつ登録したのかよ!!!ダハハハハ
おいガキ!俺らのパーティーに入れてやるぜ!?何でも教えてやるよありがたく思えよ?ダハハハハ」
と隣の受付にいた5人組の男の一人が、話しかけてきた
(うわー出たー、テンプレ、テンプレ 鍛冶屋のドワーフ、猫耳受付は外してこのテンプレはあるのか。はぁ)
そして俺は
「いえ結構です!では」
と俺は、俺はまわれ右で出口へと向かった。
だが肩を捕まれ呼び止められる。
「おいおい待てまて、俺らはCクラスのパーティー「銀狼の牙」だ。わかるだろ?てめーに拒否なんかねーんだよ。Fクラスがここで自由にできる訳がねぇだろ。さっさと来い!」
そう言って強引に引っ張られる。
「あ゛?、 自由に出来ない?俺の自由に口出しするのか。ふざけるなよ?」
と肩に乗った腕を掴み引き剥がす。
「何が銀狼の牙だ、そんな黄ばみきった負け犬の牙なんかに俺が入る訳がないだろうが!?」
と男は俺に掴まれた腕を振りほどき、顔を真っ赤にして
「なっ、テメー! 喧嘩売ってんのか?そんじゃ決闘だな!お前のその自由とやらを賭けて決闘しろ!」
と五人の男たちはニヤニヤと笑いだした
「まさか、ここで逃げないよなぁ?」「俺達に教えてもらわなくても決闘のルールわ分かっているんだろ?」「いせいがいいのは口だけじゃないんだろ?」「自信あるんだろ?ここで自由に過ごすんだからよォ」「まあ、その自由を賭けてもらうんだがな」
「「「「「ガハハハハハハ」」」」」
そう言って周りの男達は勝手に奥の扉ほうに向かっていった。
そして目の前の男が
「これは冒険者ギルド立会の決闘だ絶対に逃げられねーからな覚悟しろよ!」
(フフ、ちょうどいい。こういう馬鹿は、徹底的に利用してやるよ。俺の自由は高くつくぞ?
ご利用は計画的に♪♪ フッフッフン)
契約者モーード
「ええいいですよ、その決闘お受けしましょう。ですが私からも条件がありますがね・・・。」
(説明しよう
契約者モードとは、契約をする際に相手より有利に契約を遂行するために、冷静に物事を考え慎重に進める事が出来るようになるモードなのだ。・・・・・多分)
「ふん!安心しろ俺とお前の一対一でやってやるそれにお前は殺さねーよ。一生俺の奴隷になってもらうからな、ダハハハハハ」
「ええ構いません。それに決闘は一対一ではなくあなた方全員でかかってきてください。ただ契約書を書いていただきますが。どうでしょうか?」
「あ?・・・・俺たち全員と決闘だと?ふざけてるのか?負ければ一生奴隷だぞいいのか?――アァ!!」
「はい、あなた方が勝ったら私はなんでも言うことをお聞きしますよ。ですがこちらが勝ったら場合貴方達の今持っている財産を全ていただきます。これでいかがです?・・・それともまさか怖じ気づきましたか?」
「上等だ!!お前らもいいな!」 「「「「オウ!」」」」
「これはこれは、ありがとうございます」
そう言って俺は契約書を作り、さっき言った契約内容を記入していった。
「では、こちらが契約書になります、ご確認を」
そう言って契約書を渡した
契約書
1)、どちらか一方が、戦闘の中断、逃亡、そして死亡は敗北とみなす。
2)、相手の戦力を削った場合にもその都度、妥当な財産を得る事が出来る。
3)、勝敗決定後、勝者は敗者の生殺与奪、自身を含めた現在所持している財産を自由にできる。
以上3項
たったこれだけ
「おい、待て!この戦力を削った分ってどういう意味だ?」
(馬鹿のくせにしっかり読むのか・・・あ、まだ馬鹿だと決まってないので、見た目THE馬鹿のくせに)
「えーそちらは保険のようなもです。あなた方5人を相手にするんです、もしかりに引き分けになった場合、一人でも倒して置けばその方の財産が手に入るという事にしたいわけです。 ですが安心してください。 こちらが負ければ 私は奴隷です」
「ダハハハハ引き分けだと?あるはずねーだろうがだがこの現在所持している財産を全ての財産に変えやがれ。そうすればサインしてやるぜ!」
とニヤニヤ笑いながら俺を見る。
「ええ構いませんよ。全財産に書き変えましょう。」
「よし!オイ、お前らも早くサインして始めるぞ!!!」
(はい、ここで見た目だけではなく中身も馬鹿確定しました!!)
「こちらにサインを、お願いします(笑)」
そして決闘が始まった!
(おおーなんか 受付の格好(皆、そろいの制服)と冒険者の格好(武器に鎧装備)に差がありすぎて違和感がありすぎるな。)
「すいませーん登録をしたいんですけど」
「はい、登録ですね登録には銀貨一枚を払ってもらいギルドカード登録をしてもらいます、よろしいですか?」
「え・・・と銀貨1枚ですね」
そう言って俺は、袋にあった最後の銀貨をつかみ渡そうとした
(さよならサイゴノ ギンカお前を手放す俺を許してくれ、こういう場で俺は「お金かかるんですかじゃあ、また来ます」とか「お金に余裕ないんですが何とかなりません?」とか「コマかいのあります」とか言えないんだ、スマン。いつか必ず取り戻すから。)
まるで恋人と交す最後の言葉のように銀貨に思いを伝える。
――――――
完全に受付の人にひかれた。
(声には出していないが、銀貨に熱い視線を送る男。うん、ないな)
結構きれいなお姉さんにジト目で見られてしまった。
ここは猫の獣人かエルフがいてほしかったなーと、逃避妄想全開でジト目を回避
「はい、確かにお預かりいたします。ではこちらに血を1滴流してください」
そう言って大きめの板を取り出し真ん中の丸いガラスに血を垂らすよう言われた。
「これは鑑定の魔道具であなたの名前、年齢、所属が表示される身分証明書になります無くさないでくださいね。あ、ちなみに再発行は金貨1枚いただきますので」
なぜか最後のセリフだけジト目で言われた。
「はい、わかりました」
「ではこちらがギルドカードになります本人以外が触れても表示されませんので安心してください」
名前 ユウ・タカイシ
年齢 16
所属 無し、パーティー 無し
クラス F
と表示された
説明によると。依頼を受けて成功すると報酬がもらえる、失敗すると罰金を支払う。他にも依頼とは別に魔石、食料、薬、武器防具などの加工に使える部位の買い取りも行っているようだ。
そしてカードに書いてある所属はいくつかのパーティーの集合体、パーティーは大体6人以下で依頼をうけるチーム。そしてクラスはFクラスからSクラスまで存在し、クラスにあった依頼しか受けられない。そしてクラスは、依頼をこなし進級試験を受ける事で上がっていく。
指名依頼や緊急依頼などの義務依頼が発生する場合がある。
これを破るとランクダウンやギルド追放になることがある、ということらしい。
「以上です。詳しいことは依頼をこなしていくうちに分かっていくと思います。ここで聞いておきたい質問はありますか?」
「いえ、ないです」
(まず早く金が欲しい、とりあえず依頼受ければ金になるんだろ)
「それではこれからがんばってくださいね。」
そう言って登録手続きが終わった
(さて早速初依頼、初収入と行きますか!)
と思い、依頼の張り出されているD~Fの掲示板に行こうとすると前の道をふさがれる。
「おいおいマジかよ、ほんとにこいつ登録したのかよ!!!ダハハハハ
おいガキ!俺らのパーティーに入れてやるぜ!?何でも教えてやるよありがたく思えよ?ダハハハハ」
と隣の受付にいた5人組の男の一人が、話しかけてきた
(うわー出たー、テンプレ、テンプレ 鍛冶屋のドワーフ、猫耳受付は外してこのテンプレはあるのか。はぁ)
そして俺は
「いえ結構です!では」
と俺は、俺はまわれ右で出口へと向かった。
だが肩を捕まれ呼び止められる。
「おいおい待てまて、俺らはCクラスのパーティー「銀狼の牙」だ。わかるだろ?てめーに拒否なんかねーんだよ。Fクラスがここで自由にできる訳がねぇだろ。さっさと来い!」
そう言って強引に引っ張られる。
「あ゛?、 自由に出来ない?俺の自由に口出しするのか。ふざけるなよ?」
と肩に乗った腕を掴み引き剥がす。
「何が銀狼の牙だ、そんな黄ばみきった負け犬の牙なんかに俺が入る訳がないだろうが!?」
と男は俺に掴まれた腕を振りほどき、顔を真っ赤にして
「なっ、テメー! 喧嘩売ってんのか?そんじゃ決闘だな!お前のその自由とやらを賭けて決闘しろ!」
と五人の男たちはニヤニヤと笑いだした
「まさか、ここで逃げないよなぁ?」「俺達に教えてもらわなくても決闘のルールわ分かっているんだろ?」「いせいがいいのは口だけじゃないんだろ?」「自信あるんだろ?ここで自由に過ごすんだからよォ」「まあ、その自由を賭けてもらうんだがな」
「「「「「ガハハハハハハ」」」」」
そう言って周りの男達は勝手に奥の扉ほうに向かっていった。
そして目の前の男が
「これは冒険者ギルド立会の決闘だ絶対に逃げられねーからな覚悟しろよ!」
(フフ、ちょうどいい。こういう馬鹿は、徹底的に利用してやるよ。俺の自由は高くつくぞ?
ご利用は計画的に♪♪ フッフッフン)
契約者モーード
「ええいいですよ、その決闘お受けしましょう。ですが私からも条件がありますがね・・・。」
(説明しよう
契約者モードとは、契約をする際に相手より有利に契約を遂行するために、冷静に物事を考え慎重に進める事が出来るようになるモードなのだ。・・・・・多分)
「ふん!安心しろ俺とお前の一対一でやってやるそれにお前は殺さねーよ。一生俺の奴隷になってもらうからな、ダハハハハハ」
「ええ構いません。それに決闘は一対一ではなくあなた方全員でかかってきてください。ただ契約書を書いていただきますが。どうでしょうか?」
「あ?・・・・俺たち全員と決闘だと?ふざけてるのか?負ければ一生奴隷だぞいいのか?――アァ!!」
「はい、あなた方が勝ったら私はなんでも言うことをお聞きしますよ。ですがこちらが勝ったら場合貴方達の今持っている財産を全ていただきます。これでいかがです?・・・それともまさか怖じ気づきましたか?」
「上等だ!!お前らもいいな!」 「「「「オウ!」」」」
「これはこれは、ありがとうございます」
そう言って俺は契約書を作り、さっき言った契約内容を記入していった。
「では、こちらが契約書になります、ご確認を」
そう言って契約書を渡した
契約書
1)、どちらか一方が、戦闘の中断、逃亡、そして死亡は敗北とみなす。
2)、相手の戦力を削った場合にもその都度、妥当な財産を得る事が出来る。
3)、勝敗決定後、勝者は敗者の生殺与奪、自身を含めた現在所持している財産を自由にできる。
以上3項
たったこれだけ
「おい、待て!この戦力を削った分ってどういう意味だ?」
(馬鹿のくせにしっかり読むのか・・・あ、まだ馬鹿だと決まってないので、見た目THE馬鹿のくせに)
「えーそちらは保険のようなもです。あなた方5人を相手にするんです、もしかりに引き分けになった場合、一人でも倒して置けばその方の財産が手に入るという事にしたいわけです。 ですが安心してください。 こちらが負ければ 私は奴隷です」
「ダハハハハ引き分けだと?あるはずねーだろうがだがこの現在所持している財産を全ての財産に変えやがれ。そうすればサインしてやるぜ!」
とニヤニヤ笑いながら俺を見る。
「ええ構いませんよ。全財産に書き変えましょう。」
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