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9・・・お金が好きです!!
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〈署名確認、5名との同時契約が成立。〉
「ん、んん」
どうやら契約書は一枚でも複数の人間が署名しても契約成立できるみたいだな。
さーいよいよ決闘だ、まずは
(《身分証明》で確認して見る)
相手パーティーは5人組でリーダーはジョフで、そこに 斥候 剣士 盾 魔法使い となっている。
俺に絡んできたのはリーダーのジョフ、剣士のようだ。ひとりひとりのステータスは俺が勝っているが、正面から集団戦をやれば一人も倒せなかっただろう。いくらステータスは上がっても今の戦闘経験じゃまともに戦える訳が無い。
だから俺は、
〈スキル《正当署名》により5名との契約が成立しました〉
〈契約違反を確認徴収ポイントが加算されます〉
〈契約違反を確認徴収ポイントが加算されます〉
〈契約違反を確認徴収ポイントが加算されます〉
〈契約違反を確認徴収ポイントが加算されます〉
〈契約違反を確認徴収ポイントが加算されます〉・・・
なるほど《正当署名》を使った契約は一種類だけしかむすべない。だけど普通の契約との併用は可能なのか。
うん、殺意十分、殺す気満々。
さすが冒険者、奴隷化目的でも殺意を利用して相手への威圧として使ってくる。格下相手には有効な攻撃だ。
(やるな、まあおれにはそれが逆効果になるんだけどね。ん?一人足りない)
そんなことを確認していると 後ろの方から殺意が近づいてきていた
「もう、終わりだな!!」
俺の完全な死角から斥候役の男が短剣を突き刺そうと突っ込んでくる。
「声出したらバレバレだぞ?」
そして俺は後ろ向きで斥候の男の攻撃を交わし、徴収ポイントを使いHPを0にした。
徴収ポイントをHPだけに集中すれば、余裕で0に出来る。
そして斥候役は、地面に崩れ落ちた
「な、オイ何しやがった!!!」
「さーな、眠くなったんじゃないのか?」
「ふざけるな!!オイ全員で連携していくぞ武器を取れ!!。あいつは丸腰だ!!あのおかしな攻撃、させんじゃねぇぞ!!行け!」
そう言って盾が前、その後ろに剣士が隠れる形でせまってきた
まーあまり俺には意味がないな。俺は、盾 と 剣士 のHPを0にする
俺の目の前で2人が もつれ合うよに倒れた。
その時俺の目の前に真っ赤な炎の塊が迫ってきて、俺の顔面にぶつかった
「ガッア!!・・・・」
「や、やったか?」
そう言った直後、魔法使いは、意識を失った
「うん、それって死亡フラグっていうんだぞ。」
(さて今のが魔法か 初めて見たが。 スキルはなんとなく使えている気はするが魔法は一切使えないんだよな。やっぱ何か必要なのか?誰かに習うしかないのか?)
倒した奴の余った徴収ポイントで今度は防御力を徴収しほぼ無傷ですんだ。どうやら防御力は魔法にも有効のようだ。そんな事を考えていると俺に絡んできた張本人が
「な、一体何しやがった!てめぇふざけた真似してんじゃねぇぞ!!」
「うるさいな、早く来いよ後はお前だけだぞ?中断とみなしてまけにするぞ?」
「お、俺等に手ぇ出してこのギルドで生きていけると思ってんのか!!俺等はギルド長、直属のパーティーだぞ!!」
「・・・で?」
「な!ギルド長が黙っていな「ドサ!」
HPを0にした
「まだ生きているだろ?でもさ声出すのも辛いだろ?・・・今楽にしてやるよ」
そういって一人ひとり近づいて行って喉に手を置き全員の首の骨を折って行った。
「ふーこれだけ殺れば絡んでくる奴もいないだろう」
するとギルドの職員が駆け寄ってきて
「しょっ、勝者! ユウ!!」
そうして俺の初めての決闘が終わった。
〈勝者を確認、《強制徴収》により敗者の財産をすべて獲得〉
ごちそうさま
その後、銀狼の牙の全財産(金銭的な方の)を受け取るための手続きを行った
「全部、貨幣に換えてくれ、武器、装備は売却で!とりあえず金!!」
「は、はい! えーとパーティー[銀狼の牙]現在ギルドに1,200,000cの預け金があり装備品買い取り額、所持金を合わせますと。・・・・きりのいい数字で2,400,000cでいかがでしょうか?」
「OK!!」
(ギンカ、すまない待たせてしまったか?だがもう大丈夫だ二度と君を離さない。
そしてはじめましてだなキンカ!)
金が好き だったらお金に 恋もする
悠、渾身の一句
その後Fクラスの掲示板を見ていた俺に
「すみません。ユウ様ギルド長がおよびですので、すぐにお越し下さい。」
と言われ二階にあるギルド長の部屋へと連れて行かれた
(うへっ、そーいばあいつらが何か言ってたな。めんどくさい事になりそうだな)
そして案内された部屋の扉を開けると、いきなり[鑑定]をかけられた
「ん?」
「ほー分かるか?、鑑定のスキルだ、あるていど鋭いものや対抗スキルを持っているものにはばれてしまう、はっはっはっは」
(へー鑑定を使うとばれるのか、注意・・・は必要ねえかな?俺が鑑定されても隠蔽(ステータスを隠す)や偽装(ステータスを書き換える)で隠してあるからな。)
それにしてもこいつが冒険者ギルドのギルド長なのだろうか?どう考えても冒険者をやっていた様には見えない。 腹はぜい肉で動きづらそうだし指には指輪がはめてあるが、太すぎてくいこんでいる。武器などが扱えるようには見えない。そんなヤツが俺に鑑定をしてきたのだ。うん、ムカつくなこいつ
俺の《身分証明》は[鑑定]とは違う、この世に俺だけの能力だ感知は出来ない 阻害も出来ない。
ということで
《身分証明》
ブラウン・デカルト
[職業]
鑑定士
LV44
HP:900
MP:1270
攻撃力:88
防御力:187
俊敏力:79
魔力:110
運:88
[魔法]
神聖魔法LV2(40/50) 総50ポイン
火魔法LV5(10/600) 総520ポイント
水魔法LV5(30/600) 総550ポイント
風魔法LV5(30/600) 総540ポイント
[スキル]
鑑定LV7(1500/2400)総3810ポイント
詠唱破棄LV5(500/600) 総1010ポイント
魔力感知LV6(590/1200) 総1600ポイント
MP回復上昇LV6(1000/1200) 総2110ポイント
作法LV5(450/600) 総960ポイント
魔力操作LV5(200/600) 総710ポイント
【固有技能】
鑑定の魔眼
レベルと魔法は、高いが鑑定メインの人間のようだな、魔眼とか持ってるし
多分コイツは冒険者の経験を経てギルド長を任せられた人間じゃないな。明らかに戦闘向きじゃないし。 頭文字デブだし。
「しかし君のステータスでなぜジョフのパーティーを倒せたのだ?なんでも手を触れずに相手を気絶させたとか聞いたが?」
デブ、こいつは余程自分の鑑定に自信があるのだろうか?勝手に鑑定して、ずけずけ聞いてくる態度。鑑定LV7は確かに上位だし鑑定の魔眼ってのも気になる。だが俺のスキル 偽装は今LV8まで上がっている、今のこいつには平均のステータスにしか見えてないはずだ。
「それは、これから始める冒険者としての秘密ということで」
「ふん!まーいい、だがなあのジョフは、未解決のままになっている依頼があったのだ。
よってお前にはこの依頼を達成するかキャンセル料を払ってもらう必要がある。これがその依頼書だ」
そういって俺に依頼の紙を投げ渡してきた、そこには
Cランク依頼
コウリ村
オーガの討伐
村へ行く途中の山道でオーガの目撃証言あり。
近くにオーガ、ゴブリン、オークの出現危険有り
依頼
オーガの討伐五体以上の討伐
五体以上の討伐部位、魔石、角、耳どちらかを持ってきてください。
報酬
オーガ討伐1体大銀貨5枚
となっていた
「キャンセル料は報酬の金額の倍の値段を払ってもらうつまりオーク5体分大銀貨25枚の倍
金貨5枚 5,000,000cだ。たしかお前は奴の全ての財産を受け継いだな?これも財産の一部だ。キャンセル料は払ってもらうぞ?!」
そういってデブは受諾の判が押された紙を俺に渡す。
「ふふふ、持っているか?持っていない場合は我々が立替えるが、その場合お前は借金返済の為奴隷商に売らなくてはならない。どうするかね?」
とニヤニヤと笑いながら聞いてきた多分コイツ、俺を奴隷にして俺の秘密と、部下を殺された憂さ晴らしでこんな事を言っているのだろう。なら
「分かりました。この依頼お受けいたします」
「な?!なにを言っていいる!?オーガの討伐依頼だぞ!本来であればCクラスのパーティーの依頼だレベル1のお前がたった一人で受けるというのか!」
(ん??今こいつ、なぜ俺がレベル1だと分かった?レベルは平均の20に偽装していたはずだが)
「ええ、お受けしますよ」
「まーいい、では受けてもらおうだが。今回の依頼は、Cクラスの依頼だ。だがお前はFクラス。よって達成しても報酬は渡すことはできがないがいいな?」
「……」
「なんだ?不満か?無理か?無理ならキャ「いえ、いいでしょう。」
契約者モード
「その代わり私ももただで行くのは嫌です。ですので貴方には私と契約を結んで欲しい」
「契約だと?」
「ええ簡単な契約です。私はこの依頼を受ける、失敗した場合は奴隷でもなんでもご自由に、成功した場合でも報酬は受け取りません。その代わり今後私に対する妨害工作を一切しない。という契約を結んでもらいます」
「わしが今後おまえの邪魔をしない?それで?もしわしが、これ破ったらどうなる?」
「契約違反にばそれ相応の物を徴収させていただきます」
「お前正気か?そんな紙きれに書いてあったとしてもわしが払うとはかぎらんだろ?」
「構いませんよ、それでも。・・・・それでは」
そして俺は書き終えた契約書を渡した
「こちらに、サインをお願いします(笑)」
契約書
以下の依頼、条件を引き受ける代わりに今後一切の妨害工作をしない。
契約違反時はその都度罰則
今回の依頼のみ有効
依頼内容
オーガの討伐五体以上の討伐
依頼失敗後
私の生殺与奪の権利を得る。
依頼達成後
報酬を請求しない
以上の条件
相手がそこにサインを終えると 俺はその契約書を持って部屋を出ていこうとした
そこでデブが
「ふん!こんな物を書いたからと言って何だと言うのだ。」
と、やはり納得がいかないといった感じだった。が、急に何かを思い出しニヤニヤし出した
「あ~そうそうその依頼は、期限が明日までなので急いだほうがいいぞ?」
と俺は出て行こうとドアを閉める直前に言われた。
(・・・これは少しずつ全ステータス徴収してそのまま介護生活決定・・・)
そうして俺は1階へと降りていく。
「この依頼をお願いします」
と受付に依頼書を渡した
「はい、この依頼ですね。え~この依頼は、引き継ぎですねギルド長より特別許可が下りていますね。・・・・えっ!!これは何かの間違いでは?」
「?何がですか?」
「本来Cクラスの依頼にオーガの討伐はありません。普通はオークです!!オーガはBクラス依頼です!しかも五体なんて、見つけるのも難しいですよ!報酬は相場より多いですが失敗するととんでもない事になりますよ」
(あいつ、どこまでうざったい真似をオークとオーガを書き換えやがったな)
「・・・まあ受けてしまったんで。とりあえず行ってみます」
「そ、そうですか?わかりました」
といって、依頼遂行中と書かれた紙を渡された
「完了しました。今回は依頼場所が離れて居るので討伐後この紙にコオリ村の村長の持っている受領印を押してもらってください。そしてこの受付の方に持ってくれば終了です。討伐部位も一緒に持ってきていただければ確実だと思います。受領印は討伐が証明されれば押してもらえます。」
「あーあのオーガの討伐部位ってどこですか?あとコウリ村へのいきかたって?」
「はい、殆どの魔物は心臓付近に魔石があります。それを持ってきていただければ大丈夫です。あとコウリ村へはここから城門をでて西の方角に5時間ほど行った場所になります」
「わかりました、それじゃすぐに出ようと思います」
「分かりました、本当に気をつけてくださいね」
「ええ、ありがとうございます」
そう言って俺は城門へと向かった
「ん、んん」
どうやら契約書は一枚でも複数の人間が署名しても契約成立できるみたいだな。
さーいよいよ決闘だ、まずは
(《身分証明》で確認して見る)
相手パーティーは5人組でリーダーはジョフで、そこに 斥候 剣士 盾 魔法使い となっている。
俺に絡んできたのはリーダーのジョフ、剣士のようだ。ひとりひとりのステータスは俺が勝っているが、正面から集団戦をやれば一人も倒せなかっただろう。いくらステータスは上がっても今の戦闘経験じゃまともに戦える訳が無い。
だから俺は、
〈スキル《正当署名》により5名との契約が成立しました〉
〈契約違反を確認徴収ポイントが加算されます〉
〈契約違反を確認徴収ポイントが加算されます〉
〈契約違反を確認徴収ポイントが加算されます〉
〈契約違反を確認徴収ポイントが加算されます〉
〈契約違反を確認徴収ポイントが加算されます〉・・・
なるほど《正当署名》を使った契約は一種類だけしかむすべない。だけど普通の契約との併用は可能なのか。
うん、殺意十分、殺す気満々。
さすが冒険者、奴隷化目的でも殺意を利用して相手への威圧として使ってくる。格下相手には有効な攻撃だ。
(やるな、まあおれにはそれが逆効果になるんだけどね。ん?一人足りない)
そんなことを確認していると 後ろの方から殺意が近づいてきていた
「もう、終わりだな!!」
俺の完全な死角から斥候役の男が短剣を突き刺そうと突っ込んでくる。
「声出したらバレバレだぞ?」
そして俺は後ろ向きで斥候の男の攻撃を交わし、徴収ポイントを使いHPを0にした。
徴収ポイントをHPだけに集中すれば、余裕で0に出来る。
そして斥候役は、地面に崩れ落ちた
「な、オイ何しやがった!!!」
「さーな、眠くなったんじゃないのか?」
「ふざけるな!!オイ全員で連携していくぞ武器を取れ!!。あいつは丸腰だ!!あのおかしな攻撃、させんじゃねぇぞ!!行け!」
そう言って盾が前、その後ろに剣士が隠れる形でせまってきた
まーあまり俺には意味がないな。俺は、盾 と 剣士 のHPを0にする
俺の目の前で2人が もつれ合うよに倒れた。
その時俺の目の前に真っ赤な炎の塊が迫ってきて、俺の顔面にぶつかった
「ガッア!!・・・・」
「や、やったか?」
そう言った直後、魔法使いは、意識を失った
「うん、それって死亡フラグっていうんだぞ。」
(さて今のが魔法か 初めて見たが。 スキルはなんとなく使えている気はするが魔法は一切使えないんだよな。やっぱ何か必要なのか?誰かに習うしかないのか?)
倒した奴の余った徴収ポイントで今度は防御力を徴収しほぼ無傷ですんだ。どうやら防御力は魔法にも有効のようだ。そんな事を考えていると俺に絡んできた張本人が
「な、一体何しやがった!てめぇふざけた真似してんじゃねぇぞ!!」
「うるさいな、早く来いよ後はお前だけだぞ?中断とみなしてまけにするぞ?」
「お、俺等に手ぇ出してこのギルドで生きていけると思ってんのか!!俺等はギルド長、直属のパーティーだぞ!!」
「・・・で?」
「な!ギルド長が黙っていな「ドサ!」
HPを0にした
「まだ生きているだろ?でもさ声出すのも辛いだろ?・・・今楽にしてやるよ」
そういって一人ひとり近づいて行って喉に手を置き全員の首の骨を折って行った。
「ふーこれだけ殺れば絡んでくる奴もいないだろう」
するとギルドの職員が駆け寄ってきて
「しょっ、勝者! ユウ!!」
そうして俺の初めての決闘が終わった。
〈勝者を確認、《強制徴収》により敗者の財産をすべて獲得〉
ごちそうさま
その後、銀狼の牙の全財産(金銭的な方の)を受け取るための手続きを行った
「全部、貨幣に換えてくれ、武器、装備は売却で!とりあえず金!!」
「は、はい! えーとパーティー[銀狼の牙]現在ギルドに1,200,000cの預け金があり装備品買い取り額、所持金を合わせますと。・・・・きりのいい数字で2,400,000cでいかがでしょうか?」
「OK!!」
(ギンカ、すまない待たせてしまったか?だがもう大丈夫だ二度と君を離さない。
そしてはじめましてだなキンカ!)
金が好き だったらお金に 恋もする
悠、渾身の一句
その後Fクラスの掲示板を見ていた俺に
「すみません。ユウ様ギルド長がおよびですので、すぐにお越し下さい。」
と言われ二階にあるギルド長の部屋へと連れて行かれた
(うへっ、そーいばあいつらが何か言ってたな。めんどくさい事になりそうだな)
そして案内された部屋の扉を開けると、いきなり[鑑定]をかけられた
「ん?」
「ほー分かるか?、鑑定のスキルだ、あるていど鋭いものや対抗スキルを持っているものにはばれてしまう、はっはっはっは」
(へー鑑定を使うとばれるのか、注意・・・は必要ねえかな?俺が鑑定されても隠蔽(ステータスを隠す)や偽装(ステータスを書き換える)で隠してあるからな。)
それにしてもこいつが冒険者ギルドのギルド長なのだろうか?どう考えても冒険者をやっていた様には見えない。 腹はぜい肉で動きづらそうだし指には指輪がはめてあるが、太すぎてくいこんでいる。武器などが扱えるようには見えない。そんなヤツが俺に鑑定をしてきたのだ。うん、ムカつくなこいつ
俺の《身分証明》は[鑑定]とは違う、この世に俺だけの能力だ感知は出来ない 阻害も出来ない。
ということで
《身分証明》
ブラウン・デカルト
[職業]
鑑定士
LV44
HP:900
MP:1270
攻撃力:88
防御力:187
俊敏力:79
魔力:110
運:88
[魔法]
神聖魔法LV2(40/50) 総50ポイン
火魔法LV5(10/600) 総520ポイント
水魔法LV5(30/600) 総550ポイント
風魔法LV5(30/600) 総540ポイント
[スキル]
鑑定LV7(1500/2400)総3810ポイント
詠唱破棄LV5(500/600) 総1010ポイント
魔力感知LV6(590/1200) 総1600ポイント
MP回復上昇LV6(1000/1200) 総2110ポイント
作法LV5(450/600) 総960ポイント
魔力操作LV5(200/600) 総710ポイント
【固有技能】
鑑定の魔眼
レベルと魔法は、高いが鑑定メインの人間のようだな、魔眼とか持ってるし
多分コイツは冒険者の経験を経てギルド長を任せられた人間じゃないな。明らかに戦闘向きじゃないし。 頭文字デブだし。
「しかし君のステータスでなぜジョフのパーティーを倒せたのだ?なんでも手を触れずに相手を気絶させたとか聞いたが?」
デブ、こいつは余程自分の鑑定に自信があるのだろうか?勝手に鑑定して、ずけずけ聞いてくる態度。鑑定LV7は確かに上位だし鑑定の魔眼ってのも気になる。だが俺のスキル 偽装は今LV8まで上がっている、今のこいつには平均のステータスにしか見えてないはずだ。
「それは、これから始める冒険者としての秘密ということで」
「ふん!まーいい、だがなあのジョフは、未解決のままになっている依頼があったのだ。
よってお前にはこの依頼を達成するかキャンセル料を払ってもらう必要がある。これがその依頼書だ」
そういって俺に依頼の紙を投げ渡してきた、そこには
Cランク依頼
コウリ村
オーガの討伐
村へ行く途中の山道でオーガの目撃証言あり。
近くにオーガ、ゴブリン、オークの出現危険有り
依頼
オーガの討伐五体以上の討伐
五体以上の討伐部位、魔石、角、耳どちらかを持ってきてください。
報酬
オーガ討伐1体大銀貨5枚
となっていた
「キャンセル料は報酬の金額の倍の値段を払ってもらうつまりオーク5体分大銀貨25枚の倍
金貨5枚 5,000,000cだ。たしかお前は奴の全ての財産を受け継いだな?これも財産の一部だ。キャンセル料は払ってもらうぞ?!」
そういってデブは受諾の判が押された紙を俺に渡す。
「ふふふ、持っているか?持っていない場合は我々が立替えるが、その場合お前は借金返済の為奴隷商に売らなくてはならない。どうするかね?」
とニヤニヤと笑いながら聞いてきた多分コイツ、俺を奴隷にして俺の秘密と、部下を殺された憂さ晴らしでこんな事を言っているのだろう。なら
「分かりました。この依頼お受けいたします」
「な?!なにを言っていいる!?オーガの討伐依頼だぞ!本来であればCクラスのパーティーの依頼だレベル1のお前がたった一人で受けるというのか!」
(ん??今こいつ、なぜ俺がレベル1だと分かった?レベルは平均の20に偽装していたはずだが)
「ええ、お受けしますよ」
「まーいい、では受けてもらおうだが。今回の依頼は、Cクラスの依頼だ。だがお前はFクラス。よって達成しても報酬は渡すことはできがないがいいな?」
「……」
「なんだ?不満か?無理か?無理ならキャ「いえ、いいでしょう。」
契約者モード
「その代わり私ももただで行くのは嫌です。ですので貴方には私と契約を結んで欲しい」
「契約だと?」
「ええ簡単な契約です。私はこの依頼を受ける、失敗した場合は奴隷でもなんでもご自由に、成功した場合でも報酬は受け取りません。その代わり今後私に対する妨害工作を一切しない。という契約を結んでもらいます」
「わしが今後おまえの邪魔をしない?それで?もしわしが、これ破ったらどうなる?」
「契約違反にばそれ相応の物を徴収させていただきます」
「お前正気か?そんな紙きれに書いてあったとしてもわしが払うとはかぎらんだろ?」
「構いませんよ、それでも。・・・・それでは」
そして俺は書き終えた契約書を渡した
「こちらに、サインをお願いします(笑)」
契約書
以下の依頼、条件を引き受ける代わりに今後一切の妨害工作をしない。
契約違反時はその都度罰則
今回の依頼のみ有効
依頼内容
オーガの討伐五体以上の討伐
依頼失敗後
私の生殺与奪の権利を得る。
依頼達成後
報酬を請求しない
以上の条件
相手がそこにサインを終えると 俺はその契約書を持って部屋を出ていこうとした
そこでデブが
「ふん!こんな物を書いたからと言って何だと言うのだ。」
と、やはり納得がいかないといった感じだった。が、急に何かを思い出しニヤニヤし出した
「あ~そうそうその依頼は、期限が明日までなので急いだほうがいいぞ?」
と俺は出て行こうとドアを閉める直前に言われた。
(・・・これは少しずつ全ステータス徴収してそのまま介護生活決定・・・)
そうして俺は1階へと降りていく。
「この依頼をお願いします」
と受付に依頼書を渡した
「はい、この依頼ですね。え~この依頼は、引き継ぎですねギルド長より特別許可が下りていますね。・・・・えっ!!これは何かの間違いでは?」
「?何がですか?」
「本来Cクラスの依頼にオーガの討伐はありません。普通はオークです!!オーガはBクラス依頼です!しかも五体なんて、見つけるのも難しいですよ!報酬は相場より多いですが失敗するととんでもない事になりますよ」
(あいつ、どこまでうざったい真似をオークとオーガを書き換えやがったな)
「・・・まあ受けてしまったんで。とりあえず行ってみます」
「そ、そうですか?わかりました」
といって、依頼遂行中と書かれた紙を渡された
「完了しました。今回は依頼場所が離れて居るので討伐後この紙にコオリ村の村長の持っている受領印を押してもらってください。そしてこの受付の方に持ってくれば終了です。討伐部位も一緒に持ってきていただければ確実だと思います。受領印は討伐が証明されれば押してもらえます。」
「あーあのオーガの討伐部位ってどこですか?あとコウリ村へのいきかたって?」
「はい、殆どの魔物は心臓付近に魔石があります。それを持ってきていただければ大丈夫です。あとコウリ村へはここから城門をでて西の方角に5時間ほど行った場所になります」
「わかりました、それじゃすぐに出ようと思います」
「分かりました、本当に気をつけてくださいね」
「ええ、ありがとうございます」
そう言って俺は城門へと向かった
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父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
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