こちらに、サインをお願いします。(笑)

どくどく

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22・・・新たな仲間?

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クコの狩りが効率的になってから2日が経った。その間俺達は正規の舗装された道では無く、主に森の中で狩りをしながら進んでいた。
まあその理由は、ステータスとスキルのレベルアップの為だ。最初は村で宿に泊まりながら大きな街を目指して進む予定だったが、一度強い魔物を狩れるようになるとなかなか元の参道での狩りが物足りなくなってくる。村や町の近くはスライムやゴブリン、の低レベルモンスターしか出てこない。だが奥に進むと同じモンスターでもレベルが高くなったり上位種に進化していたりする。だから必然的に奥の方で狩りを続ける事になってしまった。クコもそれで不満はないようだ。

そして今、目の前でクコが戦っているのがホブゴブリンが6匹とソードゴブリン4匹、ゴブリンメイジ2匹、ゴブリンジェネラル一匹
の集団だ、ホブゴブリンはゴブリンの進化版。その後さらに持っているスキルによって特化型の種へと進化するようだ ちなみにステータスはこんな感じだ。



《身分証明》

ホブゴブリン

LV25
HP:500
MP:70
筋力:80
防御力:70
俊敏力:49
魔力:20
運:56

[スキル]

筋力強化LV2(20/50)総30
槍術LV3(90/150)総150
[魔法]
無し

《身分証明》

ソードゴブリン

LV45
HP:1000
MP:120
筋力:130
防御力:120
俊敏力:99
魔力:50
運:66

[魔法]
無し

[スキル]

筋力強化LV4(160/300)総370
剣術LV5(300/600)総810
見切りLV3(20/150)総80
気配察知LV2(30/50)総40


身分証明》

ゴブリンメイジ

LV25
HP:500
MP:1000
筋力:80
防御力:70
俊敏力:49
魔力:160
運:66

[魔法]
火魔法LV3(20/150)総80

[スキル]

魔力上昇LV4(160/300)総370
魔力操作LV5(300/600)総810
気配察知LV3(20/150)総80


ゴブリンジェネラル
LV50
HP:2700
MP:260
筋力:790
防御力:590
俊敏力:270
魔力:60
運:70
[魔法]
無魔法LV1(5/10)総5ポイント

[スキル]

剣術LV6(600/1200) 総1610ポイント
指揮LV4(200/300)総410
腕力上昇LV6(590/1200) 総1600ポイント
筋力強化LV5(550/600) 総1060ポイント
気力操作LV3(100/150) 総160ポイント
見切りLVLV7(10/2400)総2320
物理防御上昇LV2(40/50) 総50ポイン
危険察知 LV5(60/600) 総570

[固有技能]
念話

となっている、前までのクコなら即殺されていたが、今のクコは鑑定を使い相手のステータスを確認してから楽しげに相手を見据えて近づいて行った。

で今のクコのステータスはこれだ

《身分証明》
[職業]
 奴隷
LV 34
HP:28120
MP:12600
筋力:8200
防御力:7120
俊敏力:9800
魔力:1600
運:1200

[魔法]
無し

[スキル]

短剣術LV10(19990/20000)総39500
見切りLV7(0/600) 総4710ポイント
偽装LV5(0/600) 総510ポイント
隠密LV5(0/600) 総510ポイント
脚力上昇LV10(19990/20000)総39500
気配察知LV10(19990/20000)総39500
危険察知LV10(19990/20000)総39500
HP回復上昇LV5(0/600) 総510ポイント
気力操作LV7(0/600) 総4710ポイント

[固有技能]
譲渡


となっているステータスはクコが倒したモンスターの半分プラスされている。そしてスキルは全て俺が渡している・・・まあちょっと過保護な気もするが、別に大丈夫だろう。それにまだ固有技能までは行かないように調整してあるし、大丈夫、大丈夫。

そんなことを考えながらクコの戦闘を見物していた。
クコは相手に殺意が生じやすいように、相手に傷を付けてからいったん引き相手を挑発してから返り討ちにするという方法を取っている。
本来のクコなら相手に気付かれずに近寄り、気づかれる前に殺す。それがクコの目指すスタイルだ。と言うかその方が見た目に有っている。だけど、クコには殺意を関知しないとステータスは上がらないと話してあるので、自分は囮役でもなんでもすると言って進んでそんな戦い方をしている。

(ま、囮というか、今では自分で殺意を集めて自分で殲滅しているんだけどね。)

そして襲いかかってきた相手の首をまとめて一瞬で跳ね飛ばしていく、するとそこには首のない死体だけが残り血の花を咲かす。

(一体誰に似たんだか殺し方が残酷だ、まったく)

そして俺はクコの見学がてら狩ったゴブリンキングの頭を左手で持ち上げて《プール》に収納する。

「おーいクコもうそろそろテントの準備をするぞー」

「…あ、…ご主人様…待って…です」

と開けた場所を探し始めた。ちなみにクコが狩ったゴブリンは魔石以外はその場に放置して行く。

(ま、動物のえさにでもなってくれ。)

そんな狩りを続けていた時テントの準備をしていると、こっちに気付き近づいてくる一匹のスライムが居た。俺はいつものように《契約書制作》→《正当証明》→ぷにゅ、パキッ→《強制徴収》の流れで徴収する。すると急に目の前がブラックアウトした。そしてそのまま力がうまく入らずに膝を付いてしまう。

「なっ!グッ、なにが?」

すると

〈状態異常耐性がレベルMaxを確認ん[固有技能]状態異常無効に変化します〉
〈[固有技能]状態異常無効は既に取得をしています〉
〈【固有技能】過多、システム設定上の違反を確認。[状態異常耐性]をレベルとともに没収します〉
〈没収―――拒絶を確認〉

〈スキルシステム介入拒絶によりステータスを剥奪します。〉

〈ステータス剥奪拒絶、スキルシステム介入不可、干渉が不可になりました。〉
〈・・・・・スキルシステムへの不正介入を確認〉
〈ガッガが――――ア”!不#$ザ%ギ&介れ」ボ*;+>・・・・緊、急事態、の発生。スキルシステムの強制離脱に移行・・・失敗〉

〈強制分離に以降、対象者へのステータス、対象者の契約者への介入、分離個体への干渉・・・・不可、システムアウトします。〉

〈ブツッ〉

「!!…ご主人…大丈夫!!…です」

「あ、ああ、クコかいや、俺にも一体何が起きたのか……」

そして俺は、今の言葉を整理しようとした時

〈ましゅたー、まちたー、マチター〉

「なっ!」

〈契約書(悠)の解放条件が整いました。《????》が《電脳思考》へと解放されます。効果解放は今お持ちの財産を支払う必要があります。またこの効果は支払った分だけ効果のランクが変動します。支払いますか?〉

(一体何だ・・・それにこの質問は教室でされた質問じゃないか?・・・・それじゃ、そんなの答えは決まってる。)

〈意思を確認、・・・・・・・全ステータス全スキル契約書(悠)以外の全固有技能の支払いを確認〉
〈確認。人外のステータスを確認。人外のスキルを確認。・・・・・〉
〈ランクを設定します。下級上昇、中級上昇、上級上昇、王級上昇、帝王級上昇、覇王級上昇、
神話級。
〈ランク神話級能力《電脳思考》解放します。〉

そしてさっきまでの機械音の様な声ではなく。まるで人間の様な感情を持った声が聞こえてきた。

〈ちこうをしぇいちょうしゃせましゅ(思考を成長させます)〉
〈ましゅたー、まちたー、・・・・マスター、マスターお待たせしました。〉
〈思考の一定範囲の成長を確認、新たな能力としてステータスへ表示されました〉
〈《電脳思考》を解放後、新たな【固有技能】を習得しました。私が今後のマスターのステータスサポートをさせていただきます。〉

「もうパニックなんですけど!後ほど説明おk?」

そこで俺は気を失った。

〈お任せくださいマスター〉

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